浜屋@西新井 ~ 濃厚和風中華そば
東武伊勢崎線西新井駅西口近く。再開発と思しき大型商業施設が並ぶ一角と駅との間にある雑然としたエリアの中にあって、よそ者にはかなり判り難いのが難ですが、地元にしっかり根付いているようで先客2、後客7と11時半の開店後まもなく満席となり、退店時外待ち2となかなかの繁盛ぶり。約3年ぶりの再訪。
店内の券売機ボタン先頭は「つけそば」ですが、その下の「濃厚和風中華そば(800円)」を注文。さらに「ランチセット(ミニチャーシュー丼)」が100円と格安なので付けてみました。
メニューは他に「あっさり和風中華そば」「濃厚みそ中華そば」「汁なし中華そば」、さらに前回往訪時にはなかった「濃厚しお中華そば」など。他客の注文は「つけそば」が多い模様。
店内はL字型カウンター8席のみ。店左半分が製麺所になっているため、外観からすれば意外に小さい店です。卓上には一味、胡椒、酢。店は店主と入りたてっぽいアシスタントのダブルオヤジ体制で切り盛り。
深め、かつ熱々の丼で登場。ぱっと見は「またお前か」的な濃厚動物魚介系のスープ(店内のウンチクによれば「化学調味料に頼らず、鶏がら、豚骨、日高昆布、しいたけ、四種類の節を使用し、さらに瀬戸内海産と北九州産の煮干を使い」とのこと。)で、動物系が支配的ですが見た目と違ってくどさは一切感じられず、塩分控えめを謳っていることもあってか、非常に味わいやすい出来。とろみはわずかで、魚粉も縁にうっすら付く程度でザラザラ感はほとんどなし。
前回試食時は「エビ辛し」と呼ばれるエビを使った自家製の辛味香辛料を入れてみましたが、かなり辛くて味が劇的に変わってしまい、しかもせっかくの軽めの味わいを殺してしまったような気がしました。
自家製の麺はやや平ためのストレート麺で、つるつる&心持ちもっちりとしたうどんに近い食感。これはこれでスープに合いますが、「つけそば」がこれと同じ麺ならちょっと弱いかも。量は160g。
具は薄くて大き目のチャーシュー、細メンマ、刻みネギ、海苔。前回往訪時より100円も値上がりした割には具はちょっとしょぼいかと。
ミニチャーシュー丼はご飯がパサつき加減でがっかり。これなら30円増しで中盛(200g)にするのが正解でした。
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