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2020.06.14

【短感】練習試合:浦和 1-2 町田(30分×4) ~ デン、行こう!

・昨日町田との練習試合が30分×4の形式で行われました。練習試合にも関わらず大原ではなくわざわざ埼スタで開催したのは、3週間後に迫ったJ1再開へ向けて「新型コロナ感染対応ガイドライン」に沿った運営に関するシミュレーションという趣旨を兼ね備えていたようです。また試合の模様を浦和の公式YouTubeチャンネルで生配信しただけでなく、「投げ銭システム」の試行という収益源を積極的に開拓する動きも見られました。

・浦和はコロナ禍を受けて6/4に全体練習を再開したばかり。従って内容はあまり期待できないだろうと思いながら観戦していましたが、内容は予想以上に芳しくなく、総じて開幕時からの積み上げがないどころか大幅に後退した印象を強く受けました。全体練習再開後もゲーム形式での練習はほとんどやってないようなのでシステム的に機能しないのは仕方ないのかもしれませんが、選手個々人のコンディションも全然整っていないのには驚かされました。

・総じて選手を入れ替える毎に内容はマシになる感じでしたが、町田も途中から大きく選手を入れ替えており、その辺は選手層の差がちょっとあったかも。

・再開までまだ3週間あるので、内容がどんなにしょっぱくても現時点で過度に悲観すべきではないと思いますが、神奈川県いや東京都の町田もコロナ禍を受けて練習を再開できたタイミングは浦和と大差がなかったであろうのに、チームの出来に大差がついているのは非常に不思議でした。また交錯して傷むのは浦和の選手ばかりだったのも気になりました。J2開幕は2週間後なので、町田のほうが心身共に急仕上げなのだと言ってしまえばそれまでですが。

・とはいえ、こうして愛するチームの雄姿をネット配信とはいえ目の前にすることが出来、そしてそのパフォーマンスに一喜一憂できる日常がちょっとずつ帰ってきたことだけでも今は良しをすべきなのでしょう。ネット配信を実現して頂いた関係者各位、また練習試合のスペシャルスポンサーになって頂いたDHL様には厚く御礼申し上げます。

・以下、雑感をつらつらと。なお柏木・青木・ファブリシオ・武富はなぜか出番なし。

(1本目)

---レオ--興梠---
マル--------関根
---阿部--長澤---
山中-槙野--岩波-橋岡
-----西川-----

・攻守とも全くお話にならず。動きの質・量で町田に完敗し、戦術の練度を云々する以前のレベル。ボールがほとんど前に進まず、たまにFWへボールが渡っても何もできずにすぐにロスト。

・個人レベルでは特に興梠の出来が酷かった。中断期間中は売れ残ったローストチキンをやむなくひたすら食べていたかもしれない(たぶん違う)。

・また町田も同じ4-4-2でコンパクトな守備陣を敷いていることもあって、マルティノスはサイドで2人の守備者を前に長考に沈んだ挙句に独力突破を図ろうとして案の定ボールロストという場面が目立ちました。「マルティノスはスペースのある状態でお使いください」という、仕様通りと言えば仕様通りですが。

・失点場面は橋岡がパスカットされてカウンターを食らい、町田左サイドからファーでフリーの選手へクロス→シュートはなんとかブロックしたものの、こぼれ玉を真ん中からミドルレンジでぶち込まれるという既視感ありありなもの。この練習試合では仙台戦&湘南戦でクロス攻撃に脆さを見せた浦和の守備がどこまで修正されているかが見ものでしたが、何の変わりもありませんでした(つД`)

・山中が早い時間帯に傷み、再度傷んだ時点で荻原と交代。

(2本目)

---レオ--杉本---
マル--------関根
---阿部--長澤---
荻原-岩波--デン-橋岡
-----西川-----

・1本目大ブレーキだった興梠に代えて杉本を入れ、槙野に代えてデンを入れたことで、デンからSHへ展開→レオナルド、あるいは深い位置からいきなり縦ポン→レオナルドという攻撃パターンが見え出した分、一本目よりはマシ。しかし、それでも得点機らしい得点機は一回あっただけかな?

・浦和でのCBデンのプレーを見るのはこれが初めてでしたが、フィードはかなり期待できそうで、この試合の数少ない収穫だと思いました。フィードは岩波も秀でていますが、岩波は明らかに一対一に難点があるだけに、デンは右CBでは案外岩波をすぐに抜いてしまうかもしれません。

・失点はCKから。相変わらずゾーンで守っていますが、現状ただ立っているだけで守備にも何にもなっておらず、ほぼどフリーでズドン。ただの「無責任システム」にしか見えないというこれまた既視感ありありなシロモノでした。

(3本目)

---杉本--伊藤---
汰木--------武田
---柴戸--エヴェ---
荻原-鈴木--デン-岩武
-----福島-----

・ボランチにエヴェルトンが入ったことでボランチ経由でちゃんとボールが前に進むようになりました。というか、長澤&阿部と言う実戦ではまずあり得ないっぽいボランチコンビでスタートしたのか謎すぎ。

・また左SHがマルティノスからある程度対面の相手を剥がせる汰木に代わったことでその後ろの荻原もやりやすくなったのか、ようやくサイドから厚みのある攻撃が仕掛けられるようになりました。しかし、今後はレオナルドがいないので、形を作ってもフィニッシャーがおらず、またまた無得点。2980円の投げ銭不発・・・

・FKは専ら武田に任せているようで、一度見せ場も。

(4本目)

---武藤--伊藤---
汰木--------武田
---柴戸--エヴェ---
宇賀神-鈴木-マウ-岩武
-----彩艶-----

・武藤の投入が最後になったのは一応故障明けだからかな? 4本目は浦和の攻勢が一段と活発になり、武藤に3度決定機があってそのうちの一つを決めるものの反撃もそこまで。得点場面は武田CKの跳ね返りを再度武田が放り込んで武藤ボレー一閃という派手な形。コロナ禍で苦しむ「がってん寿司」を救う一発!!

・途中で岩武と宇賀神を入れ替え。宇賀神は左SBとしては3番手っぽい位置づけになってしまったようですが、右SBは橋岡も岩武もパッとしなかったので、宇賀神は右SBで活路を見出すほうがいいのかもしれません。

 

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