【ネット短感】20年第2節:新潟L 2-3 浦和L ~ ゆずほ、スーペルゴラッソ炸裂で逆転勝ち!!
(スタメン)
・浦和のスタメンは前節負傷退場した右SB清家に代わって高橋はなが入っただけで、他は前節同様。
(前半)
・浦和の試合の入りが非常に悪く、動きの質&量とも新潟に圧倒され、きついプレッシャーを受けてろくにビルドアップ出来ず、当然ながらパスミスも多い。
・また守備でも厳しく行けずに、4分浦和左サイドから守備の人数はいるのにゴールライン際であれよあれよという間に上尾野辺に単騎突破されたのを契機に早々と失点。
・さらに10分縦ポンで上野の裏を突かれる大ピンチがあり、11分にはボックス内で余裕をもってタメを作られ、ボックス内に突入してきた瀧澤折り返しを千野に押し込まれて失点。
・浦和は15分過ぎからようやくボールをしっかり繋いで新潟を押し込み出し、高い位置でのボール奪回もできるようになったが、やはり決定機を作るところまでは至らず。クロス攻撃の形も出来ないし、ミドルシュートも撃てず。
・それでも28分上野CK→菅澤ヘッドのこぼれ玉を自らが押し込んで反撃開始。38分にも猶本FK→菅澤ヘッドの惜しい場面あり。
(後半)
・森監督はHTに猶本→塩越、上野→安藤と早くも2枚替えを敢行し、佐々木を左SBに配転。
・プレースキッカーを2枚とも替えてしまい、塩越がキッカーになってセットプレーでの得点の可能性は激減したかのように思われたが、新潟は序盤飛ばし過ぎてか明らかにプレッシャーが緩くなって、浦和はクロス攻撃がようやく形になり始める。
・そしてクロス攻撃が64分に結実。スローインから水谷がどフリーでクロス→菅澤ヘッドはいったんGK平尾がセーブしたものの、こぼれ玉を菅澤が押し込んで同点。
・その後は一方的な浦和ペース。浦和はシュートこそ撃てていないものの、運動量で新潟を圧倒するようになってセカンドボールを悉く拾うだけではく、高い位置でのボールを奪回して新潟の反撃の芽を摘むと同時に分厚い攻めを仕掛けられるようになり、それがさらに新潟の体力を削ぐ好循環に。
・あとはフィニッシュだけが問題だったが、83分途中から水谷とポジションを変えて左SHに転じていた塩越が、左サイドから反転&2人交わしてボックス手前から放ったループ気味のシュートが見事GKを越えてファーサイドに突き刺さる!! ゆずほはボールのつなぎ役としてはそこそこ機能していたものの、前目の選手としては如何せん怖さがないのが難点だったが、このシュートはお見事!!
・欲を言えば86分はな縦ポンを受けて裏抜けに成功した菅澤GKとの一対一は決めてほしかったが、ここは平尾が好セーブ。しかし、森監督は2選手を代えて運動量を補充しながら楽々逃げ切り勝ちに成功。
(感想)
・終わってみれば新潟は序盤運動量の質&量で浦和を圧倒し、かつその良い時間帯に2点を先制したけれども、後半早々と電池切れになって逆転負け。まぁ浦和が日テレやI神戸と対戦した際にありがちな試合展開そのものでした。
・浦和は試合の入りこそ最悪でしたが、2点ビハインドになっても自分のやりたいこと、やろうとしていることを変えずにそのまま押し通した結果が逆転勝ちに繋がったわけで、選手達の自信に繋がると思います。得点パターンもセットプレー、狙い通りのクロス攻撃、そしてミドルシュートと多彩でしたし。
・ただ戦術兵器清家の欠場の影響はかなりあったと思います。右SBに清家ほどスピードがあるわけではないはなを起用した意味がよく判らず。単に高い位置にいるはなの裏を突かれがちなだけに終わってしまったような気がしました。実際40分には縦ポンではなの裏を突かれて大ピンチもあり、結局高い位置にいるはなはほとんど決定機に絡めずじまい。
・また前節に続いて猶本を早い時間帯に下げてしまうのはコンディションの問題なのかな? 前節ほど出来は良くありませんでしたが、悪いとも言えない出来だったのにハーフタイムでの交代は意外でした。でも代わりに投入した塩越が試合を決定づける大仕事をしてのけたので結果オーライ。選手交代はどちらかといえば上野に代えて佐々木を左SBに据えたほうが効果絶大でしたけど。
-----菅澤-----
水谷---猶本--佐々木
---栗島--柴田---
上野--南--長船-はな
-----池田-----
(得点)
4分 児野(新潟)
11分 千野(新潟)
28分 菅澤
64分 菅澤
83分 塩越
(交代)
HT 猶本→塩越
HT 上野→安藤(佐々木が左SB、安藤が右SHへ)
87分 菅澤→遠藤(はながCFへ、遠藤が右SBへ)
88分 栗島→長嶋
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