萬龍@新御茶ノ水 ~ もやしそば
千代田線新御茶ノ水駅を出てニコライ堂のある坂の途中。駿河台3丁目交差点の南すぐ。先客ゼロ、後客5。
外観通りラーメン専門店ではなく、「町中華」を意識した何かといった感じの店です。当然券売機はなく、メニュー先頭も中華系の定食類でしたが、麺類の中から「もやしそば(800円+税=880円)」を注文。後払い。メニューは税別表示で、税込み表示が多いラーメン屋のノリに慣れると会計時に衝撃を受けます。
なお店のお勧めは「ワンタンもやしそば」。「もやしそば」と「ワンタンそば」が最もシンプルなメニューで、なぜかただの「ラーメン」は見当たらず。
店内は横長L字型カウンター11席と4人卓×3、2人卓×3。広くもない店に目一杯詰め込んだようなレイアウトですが、時節柄カウンターは1席置きに使用、かつ席間に仕切り板と設けていました。卓上には酢、醤油、ラー油、ブラックペッパー。炒め物から来る油煙がカウンター席まで流れ込んでくるのがちょっと鬱。
「もやしそば」と銘打っているものの、炒め物はもやし以外にニラが案外目立ち、他にニンジン、タマネギ、ひき肉とそのまんま野菜炒め定食に転用できそうなくらい具沢山。ナルトもちょっと添えてラーメンらしさを演出しています。「もやしそば」というより「スタミナラーメン」といったほうが実態に近いかも。
スープは一応鶏ベースなのかもしれませんが、良くも悪くも町中華にありがちな、めっちゃ化学調味料に頼ってそうな、端的にいえばコクに深みがないラーメンスープ。また炒め物で油まみれなのはともかく、かなりしょっぱくて飲み進む気になれず。焦がしネギがちょっともったいない。
麺は意外にもやや太目の縮れ入り。口当たりこそつるっとしていますが、密度が高そうな噛み応えがしっかりした麺でした。
ハズレではないのですが、この界隈にラーメン屋は他にいくらでもあるので、なんとか定食を頼んだほうが無難だと思います。
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