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2020.08.24

【DAZN観戦記】20年第12節:浦和 1-2 神戸 ~ きっと君は来ない(季節外れ)

・イニエスタは3年連続で埼スタには来ませんでしたが、そのせいか良くも悪くもドタバタした試合展開になりました。

《スタメン》

・浦和は前節から宇賀神→山中、エヴェルトン→柴戸の2枚入れ替えのみ。中3日での連闘を強いられた宇賀神は完全休養となり、岩武が名古屋戦以来のベンチ入り。

・神戸は前節負傷により前半だけで交代を余儀なくされたイニエスタとフェルマーレンが欠場しただけでなく、これまでリーグ戦全試合スタメンだった酒井&山口や、ほぼ鉄板スタメンだった飯倉&大崎もベンチスタート。前節からの連闘はなんとサンペールのみ!! 

・神戸はACLの関係で浦和戦の後に中2日で川崎戦が控えており、さらに再来週も週央にルヴァン杯があるという超過密日程なので、連戦の中で相対的に力が落ちる浦和相手に大胆なターンオーバーを試みたのでしょう。

《試合展開》

・浦和は神戸相手に前から追っても無駄だと割り切ったのか、あるいは単に体力的に難しいのか、前節と違ってほとんど前からプレッシャーはかけず。しかし、神戸は神戸でいつもメンバーが大幅に違うせいか、序盤はどちらかといえば浦和がボールを持つという意外な展開に。いや、浦和はボールを持つというより明らかに「持たされている」展開。

・立ち上がりは何事もないままかと思われましたが、15分神戸が最初の決定機をいきなり決めて先制。サンペールが左サイドでフリーに初瀬へ大きく展開。初瀬が縦に仕掛けて対面の長澤を振りきり、低くて速いクロスを供給。中央で藤本がデンと一緒に潰れ、ファーに小川が詰めるという判りやすい「浦和殺し」の形。

・18分には深い位置から安井スルーパス→佐々木に決定機があり、これを決められていたら柏戦&名古屋戦のような大敗コースだったかもしれませんが、ここは西川ががっちりキャッチ。22分にもカウンターを食らって左サイドから古橋のクロスがファーの小川に通ってヒヤリ。

・しかし、そこから西川のロングフィード一発で関根に決定機を作ったのが契機となって、浦和がようやく反撃開始。25分槙野縦パス→最前線で武藤フリック→レオナルドに決定機(前川が足でセーブ)。

・そして33分武藤FKのこぼれ玉をデンがミドルレンジからボレーシュートを叩きこんでなんとか同点に。ドライブがかった弾丸シュートはポストを叩いてのゴールでしたが、コースも良ければスピードも凄まじくてGK前川は一歩も動けず。デンはゴールパフォーマンス代わりにほぼ伸身のバク宙まで披露。

・36分には古橋が左サイドへ展開→初瀬がファーへクロス→逆サイドの西から再度クロス→中で佐々木ヘッドという判りやすすぎる「浦和殺し」の形を作るものの、体勢が良くなかった佐々木のヘッドは力なく枠外へ。

・38分にはGK前川から初瀬へのパスを長澤がカットする場面もあれば、その直後に調子こいだ前ハメを悉く交わされて大ピンチを迎えるドタバタも。

・後半立ち上がりも浦和やや劣勢の戦局は変わらず。51分バイタルエリアでフリーでボールを受けた古橋のシュートがポストを叩き、53分神戸のカウンター=藤本の古橋への縦パスに対して西川が果敢に飛び出すも、古橋と交錯してイエローカード。そこからの初瀬FKは西川が辛うじてセーブ。

・劣勢の浦和が57分と早めの時間帯に長澤→汰木、武藤→興梠、青木→エヴェルトンと一気に3選手を入れ替えたのは至極当然。ところがこれに対して神戸もすぐさま藤本→ドウグラス、サンペール→大崎、佐々木→山口を3人入れ替えただけでなく、なぜかフォーメーションを3バック(3-4-2-1?)に変えたのが傍目には謎。またサンペールは連闘なので早めに下げざるを得なかったのかもしれませんが、サンペールが下がって攻撃を核を失ったようにも見受けられ、浦和には幸いしました。

・63分には「前川黛也ビッグショー」の第2幕=バックパスを受けたGK前川が正面の大崎に出そうとしたパスをレオナルドにカットされる一幕がありましたが、大崎が執拗にレオナルドに絡んでシュートを撃たせず、後方から走りこんだエヴェルトンのシュートはブロックされて枠外。

・GKの不安定さゆえか、67分には浦和の前ハメも嵌まって高い位置でのボール奪回からレオナルド→興梠に決定機(わずかに枠外)。そして71分西川のロングフィード一発で裏抜けに成功した興梠は前に出てきた前川を交わせず、こぼれ玉を拾った汰木のシュートはゴールカバーに入った菊池がクリア。終わってみれば、3選手交代からの10分間に作った決定機を決められなかったのが敗因に。

・劣勢だった神戸は82分CKのこぼれ玉を山口が叩き込んで勝ち越し。デンに当たってコースが変わってしまうという浦和には不運なものでしたが、そのCKは浦和右サイドをダンクレー→西→ダンクレーのクロスを中央でドウグラスがヘッドという「浦和殺し」からのものでした。

・浦和は最後に関根に代えて杉本を投入。90分にはデンのパスカットから柴戸→エヴェルトンがアーク付近から際どいシュートを放つ場面があったので全くのノーチャンスではなかったものの、概してなぜか杉本への放り込みというか単なるパワープレーに転じてしまい、そこからは全く決定機は作れずに試合終了。

・神戸のCB陣はいずれも高さがあり、浦和に高さがあるのは杉本だけなのでパワープレーが奏功する可能性は限りなく低かったでしょうに。地上戦のほうがまだ分があったと思いますが、怪我明けとは言え杉本よりは点が取れる興梠を前線から遠さげたのがなんとも不可解。決定機は逃しまくるわ、最後は自爆ボタンを押すわと、もやもや感が強く残る形で試合終了。


《総評》

・10人もスタメンを入れ替えてアウェーで勝ち点3を手にしたのですから、試合後のフィンク監督が満面に笑みをたたえているのは至極当然でしょう。フィンケ監督は昨年のノエスタでの一戦で「浦和は安パイ」という認識を強めたのかもしれませんが、浦和は相手にとことん舐められた上に負けるという最悪の結果になってしまいました。

・もっともシュート数13対16、CK9対5というスタッツ通り、試合内容までボコボコにされたわけではありません。それどころか、GK前川の2度の大失態に象徴されるように「あれを決めないと!!」という悔やまれてならない場面はむしろ浦和のほうに多かっただけに、浦和は「勝てた試合を落とした」という印象を強く持った方が多いかもしれません。大槻監督が「後半に先に1つ取りたかったですね。それが後々に響いたと思っています。」と語っているのも正直なところでしょう。

・ただ神戸はラッキーパンチ一発で勝ったわけでもなんでもなく、神戸は15分最初の決定機でいきなり先制点を奪ったところから後半立ち上がりにかけて決定機を量産。特に左SB初瀬が浦和右サイドを蹂躙してクロス攻撃=「浦和殺し」の形を作るという、再現性ありまくりの攻撃を仕掛けていましたから、こちらも追加点を取ってもうちょっと楽な試合が出来たのに、という感想を持った方が少なくないかもしれません。従って「浦和は勝てた試合を落としたともいえ、負けるべくして負けたともいえる微妙な試合だった」というのがより正鵠を得ているかと。

・この試合で意外だったのは前半神戸がボール支配に拘らず、浦和がボールを持たされる展開になったこと。神戸は「大幅にメンバーを入れ替えても出来る限り普段通りのサッカーをやる」方向ではなく、「現有メンバーで出来ること、相手の嫌がることをやる」方向を選んだようで、前半はこれが見事に嵌まりました。普段通りのサッカーなんて出来なくても「浦和殺し」の形さえ繰り返し出来れば間違いなく点は取れると割り切ったかのように。

・浦和はボールを持たされる羽目になるとどうにもこうにも手詰まり感が漂いがち。しかも悪いことにこの日は中盤にこういう試合展開には不向きな青木・柴戸・長澤が揃い踏み。

・しかも守っては大槻監督が「内容としては、前半にもう少し質を出さなければいけませんでした。守備のところでの甘さ、ディフェンスのところでクロスを上げられるとか、そういうことが見られました」と嘆く通り何度も右サイドをやられてしまいました。

・橋岡が疲労困憊なのか動きが非常に悪かったのも一因でしょうが、それ以前にサイドへ配球するサンペールを自由にやらせがちなのが前半浦和苦戦の主因だったように感じました。サンペールを放置するとボコボコにやられるって昨年のアウェーゲームで痛感したはずなのに、そこがあまり改善されているようには見えなかったのがこの試合最大のがっかりかも。

・クロス攻撃にとことん弱いのは相変わらず。またこの試合のは少々アンラッキーな側面があったとはいえ、2試合続けてCKから似たような形で失点したとなると看過も出来ず、案外これは「新浦和殺し」なのかも。

・もっともこの試合はいきなり先制されたにも関わらず、柏戦や名古屋戦のように立て続けに失点して試合が壊れてしまう展開にはならなかったところは進歩と評価できます。また縦に速いカウンターで何度も決定機を作ったところは今年の取り組みが継続&強化されていると超前向きに考えても良いでしょう。

・悪いところに目を向ければトコトン悪いけれども、良いところも少なからずあった。そういう意味でも何とも微妙な試合でした。

《選手評等》

・途中投入の興梠&汰木を含めて前目の選手は決定機逸が多すぎて印象悪し。守っても繰り返し同じような形でやられているので守備陣も高評価は出来ず。やっぱ超超超超スーペルゴラッソのデンに敢闘賞が良いところでしょうか。

・ベテラン宇賀神に3連闘は酷すぎるので山中が久しぶりにスタメンに復帰しましたが、どこからどう見ても名古屋戦大敗の一因となってスタメンを外されたのがよほど堪えたのか、この試合は終始安全運転気味。その結果左サイドから決定機を作られることはあまりありませんでしたが、攻撃の基点にもなれず。それどころか得意のFKでも精彩を欠いたところを見ると、メンタル的に結構やられているのかも。

・CHは柴戸・青木・エヴェルトンの3人をローテーションさせながら連戦をこなしていますが、先述のように青木&柴戸のセットだとボールを持たされる展開になるとパス出しといい、自ら持ち運ぶ力といい、明らかに攻撃力不足。是非ともエヴェルトンの下位互換機が欲しいところですが、柏木はこのポジションでは全く使い物にならない状態なのかなぁ??

・同じくSHも関根・汰木・長澤の3人で回していますが、長澤が入るとボールを持たされる展開に弱く、長澤がいないと前に出てボールを奪う力が落ちるという、これまた相手との噛み合わせ次第で良かったり悪かったり。そもそも替えがいないに等しい右SBよりはマシですが、中盤も選手層が厚いようで全然厚くないんだよなぁ、これが(´・ω・`)ショボーン

・全く見覚えがない佐々木はともかく、小川がいつの間にか坊主頭にしていて、前線で非常に見分けづらいのには参りました。

・顔と足元不如意がめっちゃ遺伝するGK前川・・・


---レオナルド-武藤---
関根--------長澤
---青木--柴戸---
山中-槙野--デン-橋岡
-----西川-----

(得点)
33分 デン

(交代)
57分 長澤→汰木
57分 武藤→興梠
57分 青木→エヴェルトン
85分 橋岡→岩武
86分 関根→杉本


古橋---藤本---小川
--安井---佐々木--
-----サンペール----
初瀬-菊池--ダンクレ--西
-----飯倉-----

(得点)
15分 小川
82分 山口

(交代)
57分 藤本→ドウグラス
57分 佐々木→山口
57分 サンペール→大﨑
75分 初瀬→酒井(足が攣った?)
75分 古橋→小田

 

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