鶏ちゃん焼きチキンカツ定食@かつや
「かつや」が2020年8月17日から発売中の「鶏ちゃん焼きチキンカツ定食(税別690円)」を試食。「鶏ちゃん焼きチキンカツ丼(税別590円)」も併売されていますが、丼だけだといかにもくどそうなのでキャベツや豚汁が付いた定食のほうにしました。なお「鶏ちゃん」は「けいちゃん」と読みます。
かつやは今年から「かつやがアレンジするご当地グルメ企画」、具体的には「『あの場所でしか食べられない味』を再現するのではなく、『もしもかつやで食べるなら』を表現したメニュー」を売り出すことにしたようです。5月にその第一弾として青森県十和田市の名物である「十和田バラ焼き」をアレンジした「牛バラ焼きチキンカツ」を出したばかりで、今回の「鶏ちゃん焼きチキンカツ」はその第2弾。
「鶏ちゃん焼きチキンカツ」は、岐阜の郷土料理である「鶏ちゃん焼き」を「もしもかつやで食べるなら」こうだ!というメニューに仕上げたもので、「味噌、醤油、にんにくベースのたれに鶏から揚げとキャベツを合わせ焼いた鶏ちゃん焼きとチキンカツを合い盛りにした、暑い夏にピッタリなスタミナ満点のメニューです。」というのが「かつや」のウリ文句。
にんにく臭なり、その味わいなりは食後の営みに支障を来すほとではありませんが、味噌&醤油主体のタレが滅茶苦茶濃くて難儀。濃い味好きの中京地方の郷土料理をアレンジしたからなのかもしれませんが、あまりの濃さにヘキヘキして、途中からタレに浸かった鶏から揚げをタレから引き揚げてキャベツの上に乗せて余分なタレを落としました。
リアル鶏ちゃんだともっとキャベツや玉ねぎといった野菜類が多い上に、そもそも鶏肉は下味が付いているくらいで唐揚げじゃないからなぁ・・・どう考えてもかつや流のアレンジが悪いほうに転んでいます。
鶏ちゃんの味が濃すぎるのでそれだけでご飯がガンガン進んでしまい、チキンカツは全体のボリューム的にも、ご飯とのバランスを取る上でもどう見ても蛇足。ところかタレに浸かっていないチキンカツは鶏ちゃんと比べると当然ながら薄味なので、ある意味千切りキャベツ共々箸休めとして機能(苦笑)。
千切りキャベツは余ったタレで食べるだけだとさすがに飽きるので、別添のマヨネーズで時々味を変えながらフィニッシュ。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という格言が思い出されてならない一杯でした。
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