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2020.08.12

荻原拓也選手、アルビレックス新潟へ期限付き移籍

・本日、荻原拓也選手のアルビレックス新潟への期限付き移籍が公表されました。移籍期間は来年1月31日まで。

・荻原は2018年浦和ユースから昇格。ルーキーイヤーこそルヴァン杯での活躍が認められてリーグ戦でも8試合も出場機会を得ましたが、昨年はルヴァン杯早期敗退も祟って出番は半減。今年はルヴァン杯の試合数自体が減り、かつ「U-21先発ルール」がなくなってしまったこともあってリーグ戦1試合、ルヴァン杯2試合の出場に留まりました。

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・基本フォーメーションが4-4-2に変わった今年、大槻監督がそもそも荻原を本来どこで使おうとしていたのかが気になります。DF登録ですし、ルヴァン杯では2試合とも山中に代わって左SBで出場しているので、左SBとして考えていた向きも少なくないようです。

・左SBは現状山中をほぼフルで無理使いしている状態で、控え宇賀神すら出番は僅少。一応槙野を左SBに転用できなくもないのですが、非常に層が薄いのは明らかなので、大槻監督が荻原を左SBとしてカウントしていたのなら今回のレンタル移籍は不可解な気もします。

・しかし、荻原の左SBでの出場時間は共に極めて短く、逆に30分程度のまとまった出場時間をもらったリーグ戦(清水戦)では汰木に代わって左SHで出場していることを考えれば、私個人としては大槻監督は左SHとしての起用を主に考えていたと推測します。どう見ても荻原のプレースタイルはドリブル突破&思い切りのいいシュート等攻撃面に特徴があり、前目に置いてナンボと思えてなりませんし。守らせたら山中よりヤバそうですし(苦笑)。

・ところが残念ながら左SHは汰木と関根、さらに現在故障中のマルティノスがスタメンないしベンチの座を争っている状態。柏戦ではファブリシオが左SHで(適任かどうかはともかく)スタメン出場している有り様でしたから、荻原がここで出番を探るのは難しそうです。また左SBとしても大槻監督が「山中と心中」という腹積もりなら荻原の出番はやはり極めて限られたものになるでしょう。その「山中と心中」路線が破綻しかかっているのはともかくとして。

・清水戦では大いに見せ場を作りはしましたが、より良い位置、良い状態の選手が見えずに「俺が俺が」で監督や他の選手に悪印象を与えたようにも見受けられました。もともと空回り気味というか、競馬で言う「かかり気味」な選手なのに、出番が少ないので焦ってさらに高速空回りしたのかもしれません。従って、レンタル移籍先で経験を積み、荻原に必要な落ち着き・冷静さを養うのは悪い選択ではないと思います。荻原の持ち味を適材適所というか、本人が落ち着いて適当なタイミングで存分に発揮できればJ2では何の問題もないと思います。

・今の新潟の基本フォーメーションは浦和と同じ4-4-2。左SHには現在絶賛売り出し中の本間がいるので、新潟は荻原を左SBで考えているのかもしれませんし、単に連戦に備えて本間の控え扱いなのかもしれません。また単に本間が近々新潟を去る話が水面下で進んでいるのかもしれません。いずれにせよDAZNでその活躍ぶりを観戦するのを楽しみにしています。

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