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2020.09.21

【DAZN観戦記】20年第17節:浦和 0-3 川崎 ~ リーグ戦前半終了で得るところなんてあったのだろうか???

・前半は大善戦でしたが、後半のやられっぷり&何も出来なさは正視に耐えず、結局なんで0-3で済んだのかさっぱり判らない惨状でした。

《スタメン》

・浦和は興梠→レオナルド、武藤→柏木、青木→柴戸、岩武→山中と前節から4人入れ替え。前節ベンチ外だった橋岡が今節もベンチ外になった(故障でなければいいのですが・・・)のと、およそボールが握れそうにない相手なのに柏木をスタメン起用したのがとにかくビッグサプライズでした。柏木がいきなりスタメン入りしたので、青木がベンチ外に。

・川崎はダミアン→小林、旗手→家長、田中→大島、車屋→登里、山村→谷口と5人入れ替え。途中から出てきてアホほど点を取る驚異の大卒新人三笘は意外にもベンチ外。

《試合展開》

・浦和の試合の入りは上々で、ドン引きどころかアグレッシブな姿勢で4分関根縦パスカットからのショートカウンターや、右サイドから左へ大きく展開してからの山中クロスで良い形を作りましたがいずれもシュートには至らず。

・そして10分も経たないうちに川崎にボールを支配され、浦和は自陣で耐える戦前予想通りの展開に。それでも浦和は広島戦のように5バックどころか4-5-1にすらならず、4-4-1-1のような恰好で川﨑のパス回しになんとか耐えていました。下手に食いつかず、かといって間合いを開けすぎず、相互に連携を保ち、ブロックを維持しながら守ろうとする姿勢が見られたのはこの試合の「良かった探し」に挙げて良いでしょう。

・もっとも序盤は川崎がサイドチェンジを多用せず、浦和守備ブロックを揺さぶってからの「浦和殺し」の形をあまり作ってこないので助かっているような気もしましたが。

・しかし、37分なぜかバイタルエリアがぽっかり空いて脇坂に自由を与えたのが命取りに。そこから右サイドへ展開され、家長にもタメをつくる余裕を与えすぎて、家長浮き球パスから山根が仕上げて先制。

・この場面なんでバイタルエリアがぽっかり空いたのか不思議でしたが、前に出た柏木が大島にあっさり交わされて浦和右サイドへ展開された際に柴戸とエヴェルトンが二人とも右サイドの穴を埋めに行ったからでした。ところが当の柏木は全力で戻るどころかなぜか散歩しているのでバイタルエリアに大穴が開いたまま。

・散歩といえば関根も同罪。その散歩のおかげで脇坂も家長も山根もフリー。両SHがさぼってたらそりゃ4-4-1-1の守備ブロックもへったくれもありません。C大阪にはピンチの時にサクサク帰陣しない選手なんて皆無だったでしょうに。手強い相手にはわずかなサボリが命取りになることを強く印象づけられた一幕でした。

・41分にも守田からバイタルエリアでフリーの小林に縦パスを入れられ、小林が右サイドの家長へ展開。家長→後方から走りこんで来た山根シュートというも似たような形で決定機を与えてしまいました(西川セーブ)。ここも関根の挙動が不審で、全く山根を見てないような。

・浦和は杉本をターゲットにロングボールを多用してシンプルなカウンターで反撃を試みていましたが、決定機になったのは15分関根→レオナルドの一回こっきり。カウンターを試みようにもなんだかんだと川崎守備陣にスローダウンを強いられ、いったんボールを持たされてしまうと今の浦和ではどうにもなりませんでした。

・先制されたとはいえ内容は戦前予想よりははるかにマシ。大善戦と評しても全く差し支えなく、負けているのに妙な安堵感がTwitterのタイムライン上に漂いまくっていましたが、残念ながら後半は惨めな現実を嫌というほど見せつけられる羽目に。

・50分齋藤→守田→脇坂→家長と右から左へ簡単に繋がれ、家長のファーへのクロスこそなんとか岩波が弾き返しましたが、こぼれ玉を拾った齋藤に簡単にファーへのクロスを許してしまい、クロスの先では槙野が小林を見失って小林楽々ヘッド。もう既視感ありあり、ありすぎる「浦和殺し」を食らって2点目を取られてしまいました。

・その直後には自陣でのボールロストから齋藤が超々どフリーでシュートを撃たれる場面も。なんでそのシュートが枠にすら飛ばないのか不思議過ぎるくらいの絶体絶命すぎる大ピンチでした。

・大槻監督は53分に杉本→興梠、関根→マルティノスと早めに選手を代えましたが、早々と2失点目を喫した精神的ダメージが大きいのか浦和は早くも足が止まり気味になり、川崎のパス回しに対して詰めるに詰められなくなって、61分には家長クロス→守田ヘッドの大ピンチ!(西川辛うじてセーブ) マルティノスが全然守備しないので仕方なく柴戸が家長に対峙し、気の毒なことに股抜きされてしまうってもう守備ブロックにも何にもなっていない大惨事。

・後半の浦和の守備はもう「気持ちと運」でしかなく、柴戸が42.195km走ることを前提としているようにしか見えないのに、その肝心の気持ちがない選手がピッチに立っていてはどうにもなりませんでした。

・72分には浦和は柏木→武藤、エヴェルトン→長澤、川崎は脇坂→旗手、小林→ダミアンと共に選手を入れ替えましたが、川崎圧倒的に優勢という戦況は全く変わらず。浦和は川崎のプレッシングを受けて常に遅攻を強いられてどうにもならず。前節謎の活躍を見せたマルティノスはコネコネ癖が完全に悪いほうに出て攻撃の阻害要因にしかなりませんでした。

・結局得意のカウンターが嵌まっての決定機らしい決定機は90分にカウンターで一度あっただけ(最後に投入された岩武シュートは枠外)。破れかぶれで人数をかけてのカウンターだったので迫力はありましたが、

・逆に90+2分、前がかりになったところでカウンターを食らい、守田ロングフィード→右サイドの家長がファーへクロス→途中投入の宮代ヘッドこそなんとか西川が防ぐも、こぼれ玉をダミアンに詰められてジ・エンド。

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《総評》

・前節札幌戦同様、今節も凄まじいスタッツがゾロゾロ。DAZNのスタッツだとシュート数8対23、ボール支配率42対58、ファウル16対7。浦和のボール支配率が低いのでパス数が大幅に少ないのは仕方ないのですが、相手のプレッシャーが厳しくてパス成功率も大幅に低いというのが泣けます。スタッツだけ見ればもうカテゴリーが違う相手と試合をやっているようなもの。なお浦和の枠内シュートが5本もあったとは信じ難いのですが、シュートブロックされたのをお情けでカウントしてくれたのかも?

・しかも今の浦和が酷いのは守備からチーム作り、しっかり守ってからのカウンターをメインコンセプトにしてチームを作っているはずなのに全然守れていないこと。9月に入っての4試合全てで複数失点。しかもうち3試合が3失点。ミシャや今の横浜Mみたいな「殴り合い上等」のチームづくりを志向していてこれならまだ納得がゆく(今の清水がそんな感じ?)のですが、やろうとしていることと試合内容が全くマッチしていないのがなんとも腹立たしい。

・その結果リーグ戦をちょうど半分消化して、トップハーフの中で燦然と輝く得失点差△7!! 上位チームにはほとんど勝てないどころか大量失点で負け、下位チームに辛勝を繰り返した結果がこれです。これではチーム目標だった得失点差プラス二けたどころかマイナス二けたのほうがはるかに現実味だと言わざるを得ません。

・ボールを持たされると敵陣攻略の手立てがまるで無いのは今はそういう仕様なので仕方ないと諦めも尽きますが、しっかり守ってカウンターのつもりなのに相手が強いとそもそも良い形でボール取れないのでカウンターの形も大して作れないのはなんとも辛い。

・浦和はミシャ以降の監督人事&選手補強が全て行きあたりばったりだったので、ミシャ式に慣れた古い地層の上にばらばらのコンセプトでかき集められた選手が堆積しているという致命的な弱点を抱えています。そしてミシャ式に慣れた古参兵は概して「マンツーマンで、あとは気持ちだ!!」なのでゾーンディフェンスとの相性があまり良くない。

・そんな軟弱地盤でゾーン守備を志向するなら、誰が監督になっても苦労するとは思います。でも毎度毎度同じようなやられ方を繰り返し、その欠陥を補って余りあるだけでのプラス面なんてまるで見いだせない現状を踏まえると、チーム作りの苦楽を共にする相手は大槻監督とは思えないんだよなぁ、残念ながら。チームづくりの過程では目先の勝ち点積み上げなんてあまり気にせず、経験は豊富だが基本的に今のやり方に向いてない選手なんて使わずに、経験は浅いけれども可能性はある選手を積極的に起用するという訳でもありませんし。

・でも、名古屋のように監督の志向に合わせてガラっと選手を入れ替える大技なんて、入場料収入激減で補強どころか高額ベテラン選手の放出が必至と思われる浦和にはもはや夢物語。まだまだ辛い日々が続きそうです。


《選手評等》

・浦和はちまちまビルドアップなんて芸当は出来ないので、前半は西川がぽーーーーんと蹴って杉本に当ててからの攻撃が一番可能性がありました。シュートこそ撃てませんでしたが、そこでの杉本の存在感は絶大。今の興梠の出来だと杉本が優先的に起用されるのは納得。

・この試合最大の謎は柏木のスタメン起用。柏木なりに頑張ってはいましたが、鳥栖戦同様守備面でのマイナス寄与がでかすぎてスタメン起用では勘定が合わないという気が。穿った見方をすれば、次節清水にもボール回される試合展開になるだろうから長澤を温存して、川崎戦は半ば以上捨て試合のつもりで柏木を起用したよな気がしてなりません。でもそれなら武田に経験を積ませるほうがまだマシじゃないかと。

・そして交代を告げられた柏木はわざわざ川崎ベンチまで出かけて、全く同じタイミングでベンチに下がった小林と談笑。試合後なら全然構わないと思いますが、どう考えても2点ビハインドでベンチにいる選手が取るべき行動ではない、いや絶対に取ってはいけない行動でしょうに。2点ビハインドどころか絶望的な戦況を受けて柏木の心が完全に折れているどころか、そもそも心が浦和から離れているのでしょう、たぶん。

・なんで鬼木監督がスキーウェア(?)を着てベンチ入りしているのか最後まで謎でした。昔、夏場でもベンチコートを着ていたリカルド・ロドリゲス監督@徳島をリスペクトしたのかなぁ?


--レオナルド--杉本---
関根--------柏木
--エヴェルトン--柴戸---
山中-槙野--岩波-デン
-----西川-----

(交代)
53分 関根→マルティノス
53分 杉本→興梠
72分 柏木→武藤(武藤が左SH、マルティノスが右SHへ)
72分 エヴェルトン→長澤
82分 トーマス・デン→岩武(足が攣っただけ?)

齋藤---小林---家長
--大島----脇坂--
-----守田-----
登里-谷口-ジェジェ-山根
-----ソンリョン-----

(得点)
37分 山根
50分 小林
90+2分 ダミアン

(交代)
45分 大島→田中(故障による交代)
72分 脇坂→旗手
72分 小林→ダミアン
89分 登里→車屋
89分 齋藤→宮代

 

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