豚角煮丼@なか卯
「なか卯」が2020年9月3日より期間限定で販売中の「豚角煮丼(690円)」を試食。なか卯が「ごはんがすすむなか卯の『豚角煮丼』が、装いも新たに帰ってきました!」と謳っている通り、豚角煮丼は今年2月に発売されたばかりですが、マイナーチェンジを施した上での再登場です。なか卯は牛丼がレギュラーメニューで、さらに親子丼など鶏肉を使った丼ものにも定評がありますが、豚肉メインの丼は珍しいかも。
「とろうま豚角煮と味付け卵を同時に味わえる欲張り丼で、残暑を乗り切るスタミナ満点メニューです。 やわらかくとろけるような歯触りの豚角煮丼に、濃厚で黄身もおいしい味付け卵を添えました。3時間以上じっくりと丁寧に煮込んだ豚角煮は、箸で簡単に切れるほどやわらかく、口の中で旨みがとろけ出す味わいは、まさに"とろうま"。 タレがよく絡んだ豚角煮と味付け卵のコク深い味わいを口いっぱいにお楽しみいただけます。」というのがなか卯のウリ文句。ウリ文句にはありませんが、前回同様からしが付いて来ます。
前回あった刻み海苔と小松菜ナムルを味付け卵に変えたのが、マイナーチェンジの要点かな? 前回試食時に「小松菜ナムルはわずかひと切れ乗っているだけなので、わざわざウリ文句に入れるのもどうかと」思われる存在だったので、これを止めたのは当然すぎるくらい。どこかの残念なサッカーチームと違ってなか卯はちゃんと問題点を把握し、修正する能力を持っているようです。
一方刻み海苔を無くしたため、前回は「和風な味わいの豚角煮丼」だったのに対して、今回のはぐっと中華寄りになりました。まぁ薬膳臭くはないのでめっちゃ中華寄りというわけでもありませんが。
豚角煮自体はウリ文句通りとろっとろに仕上がっていて、実に良い感じ。甘めの濃い味わいも悪くありませんが、タレが結構ご飯にも沁みていてご飯までもが甘ったるくなってしまう辺りがチト残念。ゆえに豚角煮が別皿のほうが良さげですが、そこまでなか卯に求めるのは無理筋でしょうな。からしを付けてアクセントにするのは良い試み。
味付け卵は見た目通りごくごく薄味の煮込み加減。しかも冷えているので温かい豚角煮をちょっと邪魔している気も。これまた豚角煮に添えるものとしては再検討が必要かも。でも全体としては上々の出来だと思います。
豚角煮丼は10月中旬に販売終了予定。
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