牛生姜焼きカレー@かつや
「かつや」が2020年9月11日から発売中の「牛生姜焼きカレー(税抜590円)」を試食。
かつやは「あえてカツなし」というのがかつや史上初の挑戦だとやたら強調しています。また生姜焼き自体は「全力飯弁当」などで過去に販売済だそうですが、そこに牛肉を使ったのもかつやなりの挑戦。かつやは豚肉または揚げ物を使用するという独自ルールに則って商品開発を進めてきたので、今回の商品はそのどちらの縛りにも反した意欲作のようです。
もっとも個人的にはそもそもかつやでカレーを食べた記憶がないので、むしろそちらのほうがチャレンジングな気も。でもそのカレーは悪くありませんでした。ルーはとろみ強め、かつ旨味&コク重視であまり辛くないタイプかな?と食べ始めは思ったのですが、食べ進むうちに辛さが口内に留まり続けてじんわり辛さが襲ってきました。これなら辛さと旨味&コクとのバランスも崩れず、なかなかいい感じ。
カレーの出来が悪くなかっただけに、生姜焼きと合わせたのがちょっと勿体ない気も。生姜焼きは定食につけるものに比べるとずっと薄味。生姜焼きでは一般的な豚肉ではなく牛肉を使っているので生姜焼きにしては甘いという面白みもありながらも、あくまでもカレーのトッピングであるという分を弁えている感じでしたが、それでも時折生姜が放つ強烈な自己主張がカレーと喧嘩しているようで些か嫌みに。これならシンプルにただのビーフカレーにしたほうが手間もかからず、かえって美味いような気がしますが・・・
もっともシンプルな構成でも悪くないのに、わざわざ何か変化をつけてかえってダメにするというのは、かつやでも松屋でも松のやでもなか卯でも良くあることですが。
| 固定リンク