我武者羅@初台 ~ (新潟燕三条風背脂煮干)中華そば
京王新線初台駅北口から北へ。オペラ通りの先の不動通り沿い商店街内。先客1、後客1。
店内の券売機ボタンを見て基本とおぼしき「中華そば(850円)」をを注文。ランチサービスなし。なお背脂の量はちょいあぶら、ふつう、大あぶら、鬼あぶらと調整できるようですが、店のほうからは特に何も聞いて来ませんでした。
メニューは基本的に中華そばともり中華の2本立て。
店内はL字型カウンターに2人掛けのベンチシートが6席と椅子1席。なんでこのご時世に客同士が接触しやすいベンチシートを採用したのが甚だ不思議。卓上には生姜酢と一味。水セルフですが卓上に水ポットがなく、店内に給水器が一つあるだけなのはチト面倒。おしぼりサービス付き。
基本的に新潟・燕三条の背脂煮干し醤油ラーメンを強く意識したような一品。スープは煮干がしっかり効いていますが、魚臭さなり苦み・渋みなりが溢れ出るほどではなく、食べ手を選ばないごくごく常識的な範囲内。むしろかえしから来ると思しき酸味が心持ちうるさい程度。
「ふつう」でも背脂が結構目立ちますが、背脂の質が良いせいかか見た目と違って脂臭さ・しつこさは全く感じず、スープに程よくコクを加えています。
麺は平たい中太ストレートタイプで、水気の多そうなつるつるした口当たりが特徴的。うどんのような食感に似ていなくもないのですが、やや柔らかめの茹で上がりで、もっちりと形容するほどコシは強くありません。ただ啜り心地とスープの絡みは抜群。量は170gあるとのこと。
チャーシューは赤身の多い豚の腕肉を使ったものだそうで、肉の旨味がしっかり保たれていてまずまず。他にメンマ、岩海苔、刻み玉ねぎ。
都内で散見される燕三条系がウリの店の中でも上出来のほうでしょう。次は「もり中華」で。
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