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2020.11.30

但馬牛と焼き穴子のあいのせ重@姫路・まねき食品(岡山駅「おかやま駅弁」で購入)

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 岡山駅改札外の駅弁売り場はちょっと前まで新幹線きっぷ売り場の横にあったはずですが、いつの間にか駅の商業施設「さんすて」の中へ移転。JR西日本は東海や東日本と違って自社系列の駅弁業者をゴリ押ししたりしないので、ブースは各地の老舗業者の駅弁で結構賑やか。

 岡山駅では地元三好野の駅弁はもちろん、姫路や三原の駅弁も扱っており、今回は姫路・まねき食品の「但馬牛と焼き穴子のあいのせ重(1200円)」をチョイス。

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 但馬牛も焼き穴子もまねき食品の二大看板みたいなもので、それを詰め合わせるというのも自然な発想。両者4番打者なので、喧嘩しないように駅弁容器でも斜めに仕切りが入っています。ただ大根の甘酢漬が目立つ以外はビジュアルが茶色だらけで非常に地味(苦笑)。

 オッサンになると美味いものでもそればかり食わされるのはちょっときつい。すき焼き風の牛肉牛蒡煮&玉ねぎ煮のほうはかなり甘目の味付けなので、これ単品だとしんどかったと思います。そこで飽きてきたところで相対的に味が軽い焼き穴子にスイッチできるのは非常に嬉しい。おまけに平茸煮、椎茸煮、きんぴらこんにゃく、小松菜漬と脇を固める面子も充実。

 これらの下には隅々までご飯が詰まっていて、純然たる付け合わせらしきものは大根の甘酢漬しかないので、そこそこボリュームがある反面、ビールのアテとしてはちょっと微妙かも。でも充実の逸品でした。

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【DAZN観戦記】20年第30節:鹿島 4-0 浦和 ~ 勝つ気マンマンなのは監督だけだった・・・

・今季限りでの退任が決まった大槻監督は試合前の記者会見ではなおも勝つ気マンマン、がっちりファイティングポーズを取って試合に臨んだようでしたが、選手達は文字通り「笛吹けど踊らず」でした。

《スタメン》

・週央に試合がなかった浦和は前節G大阪戦と全く同じスタメン。ベンチ入りメンバーも武富に代わって久しぶりに伊藤が入っただけ。大槻監督は退任が決まったとはいえ、残り試合も勝つ気マンマンなことを試合前の記者会見で明らかにしており、前節は結果は逆転負けだったとはいえ内容は悪くなかったので、メンバーに大幅な変化がないのも道理といえば道理。

・また同じ記者会見で「今週は一週間空いたので、良かった選手を見て、そういう選手をしっかりメンバーに入れるということをしたいと思っています。」と語っていましたが、その選手は伊藤でした。どういうわけか判りませんが、レギュラー格だったはずの関根や柴戸はすっかり影が薄くなってしまったようで。

・一方水曜日に第29節を消化して中3日の鹿島のスタメンは意外にもCB奈良が町田に代わっただけ。ベンチメンバーも名古が荒木に代わったのみ。なおSH白崎、SH和泉が故障中。左SB永戸はコロナ陽性判定のためチームを離脱中。

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《試合展開》

・鹿島のフォーメーションは試合前のDAZN予想では土居トップ下、三竿アンカーの中盤ダイヤモンド型でしたが、蓋を開けてみるとどう見ても土居が左SHにいる4-4-2で浦和とがっぷり組みあう格好に。

・立ち上がりから中盤でのボールの奪い合いが延々と続き、双方ともなかなかボールを落ち着けられない展開でしたが、それでも曲がりなりにも最初に決定機を作ったのは鹿島。

・3分左サイドから土居のクロスを上田ヘッドは枠を捉えられませんでしたが、11分エヴェラルドの左サイドからのクロスを上田ヘッドという最初の決定機とほぼ同じ形で鹿島が先制。ボックス内浦和は3人、鹿島は2人でしたが、槙野の前に上田に飛びこまれてジ・エンド。ひと頃鳴りを潜めていた「浦和殺し」の形による失点がリーグ終盤にまたぞろ復活とは・・・

・浦和は鹿島のプレッシャーを受けてビルドアップに苦しみ、また良い形でボールが奪えないので得意のカウンターも繰り出せずと散々な出来。15分相手のクリアし損ねを高い位置で拾ったマルティノスのクロスを契機に興梠ヘッドで折り返し→レオナルドが反転シュートを放つ場面があったものの、シュートに力なし。19分珍しくマルティノスが橋岡を使って橋岡がクロスを上げる場面もありましたが、そのクロスはわずかにレオナルドに合わず。

・この試合が始まる前に来年の予習がてら金沢vs徳島戦を見ていましたが、相手の強度が段違いとはいえ徳島のサッカーを見た直後だと浦和のビルドアップ能力のあんまりな低さには心底がっかりさせられます。これが本当にJ1のチームなのかと・・・ 

・早い時間帯に先制点を取られたが最後、あとはボールを持たされ気味になったまま時間だけが流れるという「ホーム3連戦3連続完封負け」という最悪期に戻ったかのような戦況で、ボールが前線まで来ないせいか、レオナルドはイライラが昂じた挙句につまらないファウルを犯して次節出場停止。そして全く点が入る気がしないせいか、TwitterのTL上では前半半ば辺りから競馬のジャパンカップを見始める赤者が続出!!

・45分この試合初めて深い位置からの山中の縦パスを契機に浦和得意のロングカウンターが炸裂。縦パスを受けたレオナルドが前線で潰れて汰木へ繋ぎ、そのまま疾走する汰木のスルーパスを受けたマルティノスがボックス内から巻いてシュートを放つもポストを叩いてしまいました。

・試合は明らかに鹿島ペースで進んでいるとはいえ、先制した鹿島もその後はファン・アラーノが2本ミドルシュートを放つ場面があった(しかも共に西川の正面)くらいなので、マルティノスのシュートが決まっていたらその後の試合展開は全く異なっていたでしょうけれど、弱いチームはそれが決まらないから弱いのです。あんまり死んだ子の年を数えてもなぁ・・・

・前半は内容は決して良くはないが一応試合になっていましたが、後半になってついに浦和大決壊!! 

・後半開始早々三竿のスルーパスをデンがカットし損ねてボックス内のファン・アラーノに通ってしまう大ピンチ。ここはなんとか西川がセーブして難を逃れたものの浦和の気の抜けたプレーぶりはどうにもならず、50分鹿島が深い位置からショートパスを繋いで反撃に出て、上田がぽっかり空いたバイタルエリアからミドルシュートをぶち込んで2点目。鹿島の反撃に対して積極的に前から潰しにゆく素振りはなく、かといって早めに帰陣して守備ブロックを整える訳でもない。浦和の守備が酷すぎました。

・2点ビハインドになったところで大槻監督は汰木→武藤、長澤→エヴェルトンと2枚替えたものの、ビルドアップに苦しむのは相変わらず。しかも64分青木の気が抜けたようなパスミスを契機にファン・アラーノ→エヴェラウドと簡単に繋がれて、浦和は致命的な3点目を取られてしまいました。

・大槻監督は怒りの余り、即座に青木に代えて伊藤をなんとCHに投入。と試合中は思ったのですが青木を代えたのは懲罰的な意味合いではなく、負傷のためだったことは試合後の記者会見で判明。

・しかし伊藤がFKで少々見せ場を作ったところでこの日の浦和のダメっぷりが一変するはずもなし。78分興梠→杉本、マルティノス→宇賀神の2枚替えの後は3-5-2にフォーメーションを代えましたが、練習したことがあるかどうかも怪しい3-5-2が即座に機能するわけもなく、81分前がかりになったところで当然のように鹿島のカウンターを食らって屈辱的な4点目を取られてしまいました。

・終盤は今季3度目の「6失点倶楽部」入りすら案じられる試合展開になってしまいましたが、西村主審があんまりな浦和の出来に哀れを覚えたのかPK臭い場面を思わずスルーしたのにも助けられて幸いにも4失点止まり。ただ同様に大量得点差が付いた仙台戦で家本主審が後半のATをほとんど取らない温情裁きを見せたのに対し、西村主審はしっかり5分も取る辺りはやっぱりマシーンっぽいような(苦笑)。

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《総評》

・今季屈指のクソ試合。大槻監督の退任が決まったのでこんな試合になったのか、こんな試合をするから退任になったのか、まあ見方はそれぞれだと思いますが、とにかく酷い試合でした。まあもう優勝どころかACL圏入りもほんの僅か形ばかりの可能性を残しているだけでしたし、今季は降格もないので正真正銘まったく掛け値なしの消化試合ゆえ、どんなにクソ試合であってももはやあんまり悔しくないのも正直なところです。

・ただ勝つ気マンマンで試合に臨んだ大槻監督はさすがにこの試合内容にはおかんむりなご様子で、試合後「局面であれだけ上回られるところがあるとゲーム自体は非常に難しくなりますし、そういったことを90分感じながら試合が過ぎていった、というところがあります。残念なゲームでした」「今日の場合は開始直後から球際を含めて、もう少しやらなければいけない場面が多かった部分があったゲームだったと思っています。その部分で言うと、今日は最初のところから、入りから表現できなかったゲームだったと思っています。」と怒りを露わにしていました。

・「4-4-2同士ならそこそこ闘える伝説」は、必然的に至るところで発生する1対1でことごとく負けるという形で脆くも崩壊。まぁ、これはどう見てもACL圏入りが超現実的な目標として残っている鹿島と、もはや目標がないことに加えて監督の退任も決まっている浦和とのモチベーションの差でしょうなぁ、どう考えても。

・大槻監督は「トレーニングの中でこれまで全員が集中してやってきてくれていると思っています。」と感じ、その手ごたえを元に前節と同じスタメンで試合に臨んだのでしょうが、残念ながら選手達は「今更退任が決まった監督にアピールする必要はないし・・・」と言わんばかりのプレーぶり。中には既に次のチームのことで頭が一杯な選手すらいたかもしれません。

・大槻監督はかつて

勝っていても負けていても同点でも、どんなに苦しい状態でも戦いなさい、走りなさい。そうすれば、この埼玉スタジアムは絶対に我々の味方になってくれる。そういう姿勢を見せずして、応援してもらおうと思うのは間違っている。ファン・サポーターのみなさんは、選手たちが戦うところを見に来ているし、浦和レッズのために何かをやってくれるところを見に来ている。埼スタが熱く応援してくれているのは、我々が戦っている証だ、それだけは絶対に忘れてはいけない。

と土田SDが「浦和の責任」というふんわり&ぼんやりとした表現しかできない話を見事にかみ砕いて選手に語りかけた優れたモチベーターだと思いますが、退任が決まってしまうと選手達は現金なもので、監督の言葉は全く響かないようでした。

・なお大槻監督は「結果的に4点差というところは同じですが、ここまでのゲームと今日のゲームは少し中身が違うのかなと思う部分があります。」と感じているようですが、こんなに大量失点が相次ぐチームってそれらを包括的に説明できるメタファクターがあると思いますけどねぇ、どう考えてもフツー・・・

・さすがにこの惨状を受けて大槻監督は次節湘南戦ではスタメンもベンチ入りメンバーも大幅に見直さざるを得ないでしょう。個人的にはこの試合唯一気を吐いていた伊藤のように試合に出る、試合でアピールしたい意欲が残っている選手をバンバン使ってほしいものです。もう結果はどうなっても良いので。

・またもはや残り3試合は興梠が1点取って9年連続二けた得点を記録することくらいしか興味がなくなったので、興梠が中盤まで引いてこざるを得ないレオナルドとの併用は止めて欲しいと思います。幸い次節湘南戦はレオナルドが出場停止でいませんし、湘南相手なら1点は取れるかもしれませんし。

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《試合前の定例会見に対する感想》

・ふり返るのも馬鹿らしく、ふり返ってところで何も残りそうにない試合だったので、鹿島戦前の定例会見で感じたことをこの場に書き留めておきます。

・大槻監督は「ACLがあった際にはACLに合わせたような編成をしなければならなかったり、ここ数年、僕も含めてですが、ミシャさんの後に監督が変わることが多かった。そのたびにクラブがオーダーを聞いて選手を補強したりすることがあった中で、編成も含めて少しバランスが悪いところが出てきたと思っています。」とここ数年の浦和の問題点を非常に的確に把握&表現し、それを踏まえて今年のタスクは「都度、やるサッカーが変わっていますから、そのたびにとってくる選手の質が変わってくるようなことがありましたので、3年計画の最初のところでベースに戻すというか、針をしっかりとゼロに近づける作業は必要」だったと語ったのが衝撃的でした。

・「針をしっかりとゼロに近づける作業」を具体的に言うと「サッカーのベースとなる強度や走ることだけではなく、しっかり判断するということをベースの部分で共有するという作業」「選手の目線を揃えてサッカーをするというところ」とのこと。サッカー脳皆無の私にはこれでも表現が抽象的すぎてピンと来ませんが、今後どんなサッカーをやるとしても必要となるベースを1年かけて整えたと理解しています。

・例えて言えば、土田SDが掲げた3年計画のもとで建物を建てる基礎工事を今年一年かけて取り組んでいるものと思っていたら、なんと数年にもわたって吹き荒れたディープインパクトのために溜まりに溜まった瓦礫を撤去して更地にするのに一年かけていただけで、建物の基礎工事はこれからだった!!という話。いわば今年は「3年計画の0年目だった」という衝撃的な告白でした。

・弊ブログ「大槻監督、契約満了決定 ~ 2020年シーズンとは何だったのか」の稿で、「3年計画非実在論」をぶち上げましたが、それはどうやらそんなに的外れではなかったという話でもあったので笑うに笑えず。

・大槻監督は瓦礫の撤去だけでも手一杯なのに、「サッカーのスタイルの目標設定とそれ以外に数字的な定量化された目標が設定されています。その両方を求めるのは難しいところがあると思っていましたが、クラブと話をしながら進めてきました」と過重としか思えない目標をクラブから課されて呻吟していたことも告白。これでは他に監督のなり手なんてあろうはずがなく(特に外国人監督なら即座に席を蹴ってしまうでしょう)、やむなく大槻監督続投のやむなきに至ったのも頷けます。

・大槻監督はこの一年苦労に苦労を重ねてきたことがよく判る記者会見でしたが、それはそれとして出来上がったチームはまたしても大量失点で惨敗。大槻監督が1年かけて瓦礫を撤去し、なんとか更地にはなったかもしれませんが、その更地は軟弱地盤のままなので次の監督も大変でしょうなぁ。その新監督にフロントが「ACL圏入り」みたいな非現実的な目標を課さないことを祈ります。

・また大槻監督はここ数年の浦和のダメっぷりを鮮やかに総括し、それを改善する道筋も(ぼんやりと)見えており、かつ「浦和の責任」とは何かをよく判っている方っぽいので、病気療養中とされる土田SDに代わってそういう立場に就いていただくと嬉しいのですが・・・

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---レオナルド-興梠---
汰木--------マル
---青木--長澤---
山中-槙野--デン-橋岡
-----西川-----

(交代)
57分 汰木→武藤
57分 長澤→エヴェルトン
66分 青木→伊藤(故障による交代)
78分 興梠→杉本
78分 マルティノス→宇賀神(宇賀神が右WB、山中が左WB、武藤トップ下の3-5-2)

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--エヴェラウド-上田---
土居--------アラーノ
---レオシルバ-三竿---
山本-町田--犬飼-小泉
-----沖------

(得点)
11分 上田
50分 上田
64分 エヴェラウド
81分 レオ・シルバ

(交代)
72分 上田→遠藤
83分 ファン・アラーノ→永木
83分 土居→松村
83分 小泉→広瀬
83分 エヴェラウド→伊藤

※写真は試合とは一切関係がありません

 

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2020.11.29

ふるいち 仲店@倉敷 ~ ぶっかけうどん

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 倉敷駅向かいのアーケード商店街に入ってすぐ。駅からバカでかい看板が見えるのは「ふるいち」の本店で、仲店はその裏辺り。先客1、後客5。

 倉敷の「ぶっかけうどん」は手元にある2013年の「るるぶ」には影も形もなく、昔から有名なローカルB級グルメではなかったような気がしてなりませんが、最近急激に存在感を増して、今や岡山駅の新幹線ホームにも立ち食いうどん屋があるくらい。

 入店して早速「ぶっかけうどん・並(510円)」を注文。冷たいものと温かいものを選べるので、「温」にしました。なお往訪時はどういうわけか券売機が使用停止になっていて、後払い。またこの店はぶっかけうどん専門店ではなく、フツーの「汁うどん」もありました。

 店内はやや手狭でカウンターが2+4+2席と4人卓×2。2階へ通じる階段がありましたが、使用しているのかどうか不明。

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 茹でた麺の上にネギ、天かす、海苔、ウズラの卵を乗せ、甘辛いタレをぶっかけただけの非常にシンプルな一品。ビジュアルに華を添えるはずのウズラの卵がネギの影に隠れてしまったがためにビジュアルが非常に地味になったのが残念至極。そしてまぜそばと同様、これらを一頻り天地をひっくり返してかきまぜてから食べるのがぶっかけうどんの流儀。

 タレは甘辛いの「甘い」方向にかなりベクトルを振った感じですが、生姜の効きが案外きつくのに加え、天かすやウズラの卵がタレの甘みのとんがりを上手く包み込んでマイルドなものに仕上げているので、甘いのがやや苦手な私でも何の問題もなし。

 うどんは若干柔らかめですが、もっちりとした弾力性はちゃんと残っているのでこれまた大きな問題はありませんでした。ただ並だと量的にはランチには物足りないかな?

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2020.11.28

驛麺家@広島 ~ がんす天うどん

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 広島駅構内・連絡こ線橋上。かつて在来線1番ホームにあった「広島駅うどん」が移転したもので、「がんばれカープ赤うどん」を筆頭にユニークなメニューがちょこちょこあり、今回「がんす天うどん(430円)」を試食してみました。

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 「がんす天」とは「かまぼこ原料のすり身にみじん切りの玉ねぎや一味唐辛子などを混ぜ、長方形に成形し、パン粉を付けて揚げた製品。」とのこと。すり身の揚げものですが、パン粉を付けて揚げるのが最大の特徴で、さつま揚げやじゃこ天とはビジュアルや食感を全く異にする上、パン粉が多少汁を吸うためか味わいもそれらとはまるで違います。

 ただがんす天は店により多少内容に違いがあるのか、ここのは玉ねぎの存在が一応視認できるものの、食感や味わいに大きな影響を与えるほどではなく、ほぼすり身単体に近い感じでした。またうどん本体にさっさと一味をかけてしまうせいか、がんす天自体に辛味は全く感じませんでした。でもうどんのトッピングとしてはかなりアタリの部類で、往々にして油が悪かったりコロモだらけだったりするかき揚げなんかよりは全然お勧め。

 なお「がんす」は「~でございます」の意味で、朝ドラ「マッサン」で竹原の造り酒屋の蔵人(八嶋智人)がマッサンに対して連発していたのを思い出しました。

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2020.11.27

陽気@広島・江波電停 ~ 中華そば

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 広島電鉄江波電停から南へ歩いて15分ほど。広島を代表する老舗ラーメン店なのになぜか住宅地のど真ん中に店を構えています。市街地中心部から遠い上に、夕方からしか店を開けていない(最近平日は昼営業を始めた模様)ため、試合観戦のついでに寄るにはハードルが高過ぎて長年の宿題となっていましたが、今回ようやく往訪。先客1、後客2。

 なお陽気は市街中心部にいくつか視点があって、大手町店は2年半前に往訪済。

 ここはメニュー構成もへったくれもなく、メニューは「中華そば(650円)」のみ。おにぎりなどのサイドメニューもなし。客席すると店のほうから「一つでいいですか?」と聞いてきます。というか二つ以上食べる人がいるのか・・・ 後払い。

 店内は厨房に向かってくの字カウンター7席と壁沿いに4+5席。卓上にはコショウのみ。店は母と娘なのか、祖母と孫なのかなんとも微妙な年の差の二人で切り盛りしていました。

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 スープはかなりライトな豚骨醤油。粘り気なし、脂っけもそれほどありません。わずかにニンニクを効かせているせいか旨味は充分で、しかも醤油もわずかに酸味を感じさせる程度で全然うるさくなく、やたら濃いだけの豚骨醤油よりははるかに好み。

 麺はストレート細麺。食べ始めは少々こなっぽかったが、すぐにスープに馴染んでいきました。大手町店で食べた時は麺がかなり柔目で好みに合いませんでしたが、あれはたまたまの下ブレなのか、店による差がでかいのか?

 細もやしはそこそこしゃっきりしていてまずまず。一方チャーシューは薄くて小さくて心持ちパサつき加減。他に刻み青ネギ。

 広島のラーメンは今や「汁なし担担麺」や「広島つけ麺」がメジャーになってしまいましたが、個人的には陽気のような昔ながらの広島ラーメンのほうが圧倒的に好き。

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大槻監督、契約満了決定 ~ 2020年シーズンとは何だったのか

・11月25日早朝に浦和が現在リカルド・ロドリゲス氏(現徳島監督)の招聘に動いているという話がスポーツ各紙を飾りました。スポーツ紙のニュアンスは「内定」「条件面などで基本合意」から「候補を一本化」までバラツキがありましたが、ロドリゲス氏も当日浦和からにオファーがあることは認めました。

・そして、早朝のビッグニュースで赤者の興奮冷めやらぬうちに、浦和フロントが昼間になってすぐ「大槻毅監督との契約について2020シーズンをもって満了とし、来シーズンの契約を更新しない」こと、合わせて「上野優作ヘッドコーチ、山田栄一郎コーチ(分析担当)、末藤崇成コーチ(分析担当)についても契約満了」とすることを公表しました。

・2021シーズンの新体制は明らかになっておりませんが、監督どころかコーチ陣まで大幅に入れ替わることを考えると新監督が腹心となる一族郎党を引き連れてやってくることは間違いありません。ただ新監督がロドリゲス氏なのかどうかは如何せん一寸先は闇の世界で、「決定的」と書かれていた話が破談になる例もしょっちゅうあるので、ロドリゲス氏新監督就任を前提とした話はここでは差し控えます。

・ロドリゲス氏招聘話の前に、11月4日に「来季の監督候補として元湘南監督の曹貴裁氏に獲得を打診していることが3日、分かった。」という日刊スポーツのニュースがありました。もっともロドリゲス氏招聘話と違って、曹貴裁氏招聘話は日刊スポーツしかソースがなく信ぴょう性はあまり高くないと思いますが、こういう話が出てくることから大槻監督の続投がないことは割と早い時点で決まっていたと推察されます。

・ここから先は妄想が妄想を呼び、邪推に邪推を重ねたヨタ話なので、そういうのに興味がない方は読み飛ばしてください。

・大槻監督の「2021年も続投」という選択肢なんてそもそもなく(9月末のホーム3連戦3連続完封負け辺りで見切りを付けられた可能性もなくはないのですが・・・)、2020年限りでの契約満了は昨年シーズン終了直後に大槻監督の続投を決めた時点での既定路線だったような気がしてなりません。

・土田SDが就任早々「3年かけてチームコンセプトの明確化に取り組む」という話をぶち上げました。それはそれでもっともな話なのですが、それを具象化するのが新しく招聘した監督ではなく、悲惨な成績、悲惨な内容で2019シーズンを終えた大槻監督の続投なのかがそもそも謎過ぎました。

・「複数年契約の選手が多いので血の入れ替えはままなりませんが、浦和の責任をもってチームコンセプトを明確化すべくひとつヨロシク!! ACL圏入りもお忘れなく!!」なんて虫の良い条件を飲む監督なんて(もともと探す範囲がそんなに広くないこともあって)全くおらず、新監督招聘に失敗した挙句に大槻監督続投が決まっただけなのではないかと。

・ゆえに、土田SDがいう「3年計画」というのは「何をやるにしても血の入れ替えは3年くらいかかります。その間優勝なんて諦めてください」くらいの消極的な意味しかなく、「3年かけてチームコンセプトを明確化する」という積極的な意味なんて持っていないのではないか、実は来シーズンからが本当の「3年計画」の始まりなのだと考えるほうがスッキリします。

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・この「3年計画非実在論」に立てば大槻監督は何を残そうとしたのか、そして大槻監督が残したものを新監督がどう承継するのか、なんて議論はあまり意味がないことになります。

・「3年計画を必ずしも同じ監督でやる理由はなく、大槻監督が積み上げたものを新監督が継承・発展させればいいのだ!!」という「3年計画実在論」に拘る向きもおられるようですが、浦和の悲しい歴史をつらつらと考えるとそんな合理的かつ壮大な計画が浦和にある訳がないでしょうに、非常に残念な話ですが。

・従ってこの一年はハナからほぼ捨てられた一年、失われた一年だったと思います。もっともミシャ解任以降毎年捨てているようなものなので、別に2020年が特に悪いシーズンでもないのですが。

・大槻監督は土田SDが語る「ボールを積極的に奪い、味方のスピードを生かし、ボールをできるだけスピーディーにゴールに運ぶ。ボールを奪ったら短時間でフィニッシュまで持っていく回数を増やしていく、そういったフットボール」を具象化すべく、たいした補強もない中でそれなりに頑張っていました。(どこまで本気だったのか疑問ですが)ACL圏入りへ向けて試行錯誤を繰り返し、最後は「マルティノス・サイコロの旅システム」に辿り着きました。

・昨年は残留争いに両足どっぶり浸かり、オフにさしたる補強もなかったことを考えれば今年7~10位くらいでのフィニッシュは上出来といっても良いでしょう。

・大槻監督のやろうとしたことは「理詰めのサッカー=再現性の向上」という見方もあるようですが、結局辿り着いたのはマルティノスというパフォーマンスが概して非常に不安定で確率変数的な要素が高い選手への依存だったというのは実に皮肉な結果でした。もっとも意外にもマルティノスのパフォーマンスがなぜか急に安定し、確実に再現性の向上に繋がっているので結果的に問題はなかったのですが。

・ただその過程で「同じような形での失点を繰り返す」「ボールを持たされるとどうにもならない」「フォーメーションが噛み合わない相手にはとことん弱い」といった諸症状が表れ、その打開策として「柏木全権委任システム」という明後日の方向に走りだしてしまうこともありました。そして大量失点を繰り返し、またホームでの勝利にあれほど拘ったにも拘らず今年もやっぱり勝率が悪いという残念すぎる結果が残りました。

・またコロナ禍を受けての超々過密日程をこなすべく、あるいは怪我人多発を受けてやむなく、他チームがバンバン若手選手を起用する一方、浦和は橋岡が昨年に続いてレギュラーを確保しているだけで、若手選手が起用されることは全くと言っていいほどありませんでした。今季伸びた柴戸や汰木の年齢は他チームなら若手とは言わないでしょうし。

・大槻監督及び各スタッフの仕事で評価できるのは、なんと言っても「コロナ禍を受けてコンディション維持に苦しむ選手が多い中で怪我による長期離脱者を出さなかった」ことに尽きます。新監督が何をやるのか全く判りませんし、浦和もどの選手が来年もいるのか判りませんが、少なくとも来シーズンの開幕に間に合わないレベルの怪我人を出さなかったことは評価して良いと思います。

・「3年計画実在論」のシナリオ通りに事が進み、来シーズン末にふり返ってみれば「2020年は失われた一年どころか、浦和再生の下地を作った実に有意義な年だった!!」という話になれば実に嬉しく、それはそれ、これはこれで手首がねじ切れるレベルで手のひらクルクル大回転なのがファン・サポーター心理。でも2020年末に何を感じ、何を考えていたのかちゃんと書き留めておくことは、ナチュラルな歴史修正主義者に陥らないために個人的に重要だと思いました。妄想だらけ、邪推だらけの駄文にお付き合いいただきありがとうざいました。

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2020.11.26

丸ぼし@尾道 ~ 尾道ラーメン

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 尾道駅から海岸通りを東へ歩いて10分強。11時前から店を開けているようですが、先客9、後客7と早い時間帯から賑わっていました。

 店内の券売機で基本と思しき「尾道ラーメン(680円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニュー構成はシンプルで「尾道おいなりラーメン」と限定15食の「超!煮干しラーメン」というのが気になりました。

 店内は意外にも奥行きがあり、縦長カウンター4席と2人卓×2、6人卓×1、4人卓×2といったところ。卓上にはコショウのみ。

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 スープは動物系ベースに魚介を合わせた感じでしょうか。店内に煮干しの香りが強く漂っていましたが、それは「超!煮干し」の仕込みの関係なのかも。「尾道ラーメン」は全然煮干しがっつりではなく、「小鯛をベースに瀬戸内の小魚で和ダシをとった」ものだそうで、しかも動物系とのバランス重視。

 また見た目と違って醤油も全くうるさくなく、大きな背脂がプカプカしている割にはしつこさも感じず、むしろあっさりした印象でついついスープを飲み進んでしまいました。

 麺は平たい中細緩い縮れ入り。つるつるした口当たりで、スープの絡みもいたって良好。

 チャーシューは薄くてちょっとパサつき加減。メンマも筋っぽくてイマイチ。他に刻み青ネギ。

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2020.11.25

銀鮭のはらこめし@仙台・こばやし (東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

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 東京駅構内の巨大駅弁売り場「駅弁屋 祭」はまだ多少空いている棚が残っているものの、首都圏近郊以外の駅弁も少しずつ戻っていたようで何より。今回は仙台・こばやしの「銀鮭のはらこめし(1250円)」をチョイス。

 こばやしはかつては仙台駅構内でライバル駅弁業者の伯養軒と別々に駅弁ブースを設けて覇を競っていたものですが、徐々にJR東日本系列の駅弁業者が仙台駅で幅を利かせるようになり、かつ駅弁全体の需要減もあってか、仙台駅でのこばやしの存在感は非常に薄くなった印象をもっていました。それだけに東京駅で偶然見かけたこばやしの駅弁にちょっとほっこり。

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 はらこめしは言うまでもなく宮城県の秋を代表する味覚。「鮭の身を煮込み、その煮込んだ煮汁でご飯を炊き、そのご飯の上に煮込んだ宮城県産銀鮭の身と三陸産いくらをのせた宮城の郷土料理です。」というウリ文句通り、鮭といくら醤油漬けがのったはらこめしにしそ巻きと万来漬けを添えただけのシンプルな一品です。シンプルだが全く飽きが来ない。鮭もしっとり、いくらもぷっちり。文句なしの逸品。

 シンプルすぎてビールのアテには向きませんし、量も少なめなので朝飯にはちょうどいい感じでしょうか。また駅弁にしては薄味で、栄養成分表示を見ると食塩がたった2.9gと駅弁にしては破格に少ない気も。

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2020.11.24

嶋@西新宿五丁目 ~ 醤油らぁ麺+コロチャーごはん

 都営大江戸線西新宿五丁目駅を出て方南通り沿いを西へ。清水橋交差点を渡ってすぐ。ファミマの隣。11時の開店10分前に到着したところなんと先客8。その後も続々と客がやって来て、退店時には行列が15人くらいに伸びていました。

 回転は悪く、開店から30分以上待ってようやく入店。店内の券売機で「醤油らぁ麺(880円)」を注文。さらに普段都内の店で長時間並ぶなんてまずない(というかそういう店には行かない)のですっかり気分が観光モードに入ってしまい、ついでに「コロチャーごはん(320円)」を注文。

 メニューは他にしおらぁ麺、鰹昆布水つけ麺(醤油・しお)など。券売機に「限定」のボタンがいくつかありましたが、往訪時は提供無し。

 店内はLカウンター6席のみ。但し、給水器が近い角の席は極力使わないように運用していたので実質5席しかありません。卓上にはミル入りミックスペッパーのみ。小さい店を2人で回しているのに回転が悪いのは良く言えば仕事ぶりが非常に丁寧だからみたいで。接客もいたって丁寧。

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 入店してから10分以上待ってようやく登場。スープは見た目と違って意外に重め。動物ベースに煮干等の魚介を合わせた感じでしょうか。ちょっと苦みがあるのも一興。脂も多め、かつ醤油も含めてかなり濃い目の味わいですが、醤油が全然邪魔にならず旨味やコク深さを増す方向に働いているのが実に面白い。醤油がやたら自己主張する「醤油飲ませる系」とは大違い!!

 麺は中細のストレートタイプで心持ちざらつきのある口当たり。やや柔らかめの仕上がりながら噛み応え、啜り心地とも文句なし。

 2枚あるチャーシューはいずれも割と厚みがあり、片方は角煮っぽい仕上がり、もう一方はちょい炙り入りと味わいを異にしていましたが、いずれも肉の旨味をちゃんと生かした優れもの。他に細切りメンマ、刻み青ネギ。

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 勢い余って頼んでコロチャーごはんは可もなく不可もなし。ラーメンのチャーシューがとにかく美味いので半ライスで十分だと思いましたが、そういう無粋なことをこの手の店に求めては行かんのでしょうなぁ・・・

 行列店だけあってケチのつけようがない一杯ですが、長時間並ぶのが面倒くさいので再訪はないと思います。

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2020.11.23

牡蠣たまあんかけうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺が2020年11月17日から12月中旬までの期間限定で売り出し中の「牡蠣たまあんかけうどん・大(800円)」を試食。「明太あんかけ」やシンプルな「玉子あんかけ」も同時発売。また往訪した川口店では「かに玉あんかけ」も併売されていましたが、いかにも「牡蠣たま」と間違えそうな商品名なので、厨房内で細心の注意を払っている様子が伺われました。

 期間限定モノにありがちな、麺だけ先にもらって、その後にレジ横で調理したものを麺にのせるオペレーションですが、調理に結構時間がかかるのか、引換券を渡されて座席で待つ羽目に。アリオ川口やララガーデン川口などのフードコート店で取り扱っていないのも納得。

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 「今回はこの牡蠣(広島産)を贅沢に使用。これから肌寒くなってくる季節に体の芯から温めてくれる牡蠣の旨みがしみでた玉子あんかけと一緒に打ち立て・茹でたてのもちもちの麺と一緒にお楽しみいただける一品です。自家製麺のあかしでもあるくびれのある麺に牡蠣の旨みがしみでた玉子あんがよく絡まり、口いっぱいに磯の香りが広がります。」というのが丸亀製麺のウリ文句。

 しかし残念ながら玉子あんかけに牡蠣の香り、風味、いかにも牡蠣エキス然とした旨味がことごとく閉じ込められてしまうようで、わざわざ牡蠣を乗せた意味が感じられないのが正直なところ。昨年食べた「牡蠣づくし玉子あんかけ」は上手く牡蠣の美味さを引き出していたと思うのですが、どうしたのかなあ・・・

 もっとも大きめの牡蠣にかぶりつけば何の問題もありません。また丸亀製麺のお勧め通り、おろししょうがが良く合うのは間違いなし。

 

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【観戦記】20年第28節:浦和 1-2 G大阪 ~ 「浦和に期待した僕がバカだった」と言われるのかなぁ・・・

・内容は悪くはありませんでしたが、浦和は好機を活かしきれない場面があまりにも多くて痛恨の逆転負け。ACL圏入りが現実的なチームと空念仏に過ぎないチームとの差がゲーム終盤に如実に表れた気も。

《スタメン》

・前節から中3日の浦和は宇賀神→山中、武藤→レオナルドと2名入れ替え。ベンチメンバーを含めてまたまた新味一切なし。

・一方先週は平日に試合がなく中7日のG大阪は唐山・菅沼に代えて前節小破して欠場した宇佐美やキム・ヨングォンがスタメンに復帰した他、渡邊→パトリック、奧野→小野瀬とスタメン4名を入れ替え。G大阪は井手口・三浦・小野が故障離脱中のせいか、ベンチには渡邉以外は見慣れないメンバーがずらずらっと。

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《試合展開》

・フォーメーションが4-4-2同士のミラーゲーム、かつお互いにコンパクトな布陣を敷いているために、どちらもボールを持ったところでその後の展開に困っている風でしたが、相対的にいえばより困っていたのは浦和のほう。この日は思いのほか風が強くて風下からスタートした浦和は序盤ロングパス、ロングフィードが風に押し戻されてパスミスになってしまう場面が目立ちました。立ち上がりは7分に山中クロスがボックス内の興梠に通って、最後は長澤がゴールに迫った場面が惜しかったくらいでしょうか。

・9分東口のゴールキックを跳ね返したところからのカウンターでレオナルドのスルーパスが興梠に通る場面がありましたが、ここはCBキム・ヨングォンに阻まれてしまいました。このプレーで興梠が傷むもファウルもなし。

・G大阪は序盤から盛んに山中の裏を狙っていた小野瀬が故障してしまい、給水タイム後に福田投入を余儀なくされるアクシデントが。

・給水タイムを挟んで最初に決定機を掴んだのは浦和。27分珍しく青木→レオナルド→長澤と中盤の細かいパス交換でG大阪の守備網を突破して長澤のスルーパスがボックス内の興梠に通りましたが、興梠にキム・ヨングォンが寄せていることもあってシュートコースが狭く、興梠のシュートは東口が難なくセーブ。

・さらに29分レオナルドがマルティノスへ大きく振ったことを契機に左右から分厚い攻撃を仕掛けたものの、汰木のクロスはファーに飛び込んだ橋岡にわずかに合わず。

・ここまであまり良いところがなかったG大阪。小野瀬に続いて福田も盛んに山中の裏を狙うもクロスは簡単に浦和守備陣に弾き返され、パトリックへのロングボールも槙野やデンに阻まれ続けていましたが、35分くらいからようやく浦和を自陣深くに押し込みはじめました。そして40分宇佐美CKを興梠がニアで弾き切れずに、軌道が変わったボールがポストを直撃する一幕も。

・後半も最初に決定機を掴んだのは浦和。47分福田のバックパスを最前線で拾ったレオナルドが後方から走りこんだ長澤に折り返すも、長澤のシュートはバーを直撃!!

・さらに56分深い位置でのボール奪取からロングカウンターの好機を掴むもレオナルドのシュートはポストをわずかに掠めただけで枠を捉えきれず。神戸戦でもそうですが、レオナルドは好機を決められないと大金を払って獲得し、かつ運動量が少ないことに目を瞑ってまでスタメンで起用した甲斐がないんだよなぁ・・・相手の研究が進み、J1の壁にぶち当たったといえばそれまでですが。

・G大阪は相手を押し込みながらも浦和の守備ブロックを崩しきれず、浦和は何度もカウンターの好機を掴みかかりましたが、浦和も浦和で青木なり汰木なりのスルーパスがわずかに通らず。58分の逸機にはとうとうマルティノスがブチ切れて守備に戻らなくなってしまいました。しかしそのマルティノスもこの日はキレがなく、その割には個人での打開を図りまくってしまうという悪い時のマルティノスそのもので、他人を責められるほどでもなく。

・浦和の先制点は超意外な形から。62分CKでマルティノスが意表をついて後方の山中へボールを下げ、山中がすかさずクロス。ファーのデンが巧く相手のDFラインの裏へ飛び出して頭で押し返し、最後は槙野が押し込むという見事なサインプレーが決まりました!! 浦和は相手のサインプレーを食らって失点する場面は何度も見た覚えがありますが、浦和がサインプレーを仕掛けたのは全く記憶にありません。

・ところが66分にG大阪のクロス攻撃がついに結実。高岡から藤春へと大きく振って、どフリーの藤春がクロス。これは槙野がパトリックと競り合いながらもなんとか弾き返しましたが、こぼれ玉に福田が、続いて宇佐美が反応し、宇佐美のシュートが槙野の股間を抜けてゴール。

・後半早い時間に傷んだ藤春はこの直後にお役御免となり川﨑に交代。一方大槻監督は70分にレオナルド→武藤、興梠→杉本と一気に2枚替えを敢行しましたが、結果的にはこの2枚替えが仇となってそんなに悪くはなかった流れをぶち壊す結果に。レオナルド&杉本という「絶望2トップ」を避けたのかもしれませんが、武藤&杉本の組み合わせもあんまり見たことがないんだよなぁ・・・ 興梠&武藤の組み合わせが最善手のはずですが、これ以上興梠を引っ張るのも苦しかったのでしょうなぁ・・・

・73分に西川ロングフィードからマルティノスのクロスが杉本&汰木にわずかに合わなかった場面くらいかな、この時間帯で可能性があったのは。77分のカウンターはまたしても汰木のパスがマルティノスに合わず。

・オープンな展開になった中で79分宮本監督は一気に3選手を交代。大槻監督も同じタイミングで山中に代えて宇賀神を投入。

・そして決勝点となったのは81分のCK。宇佐美が下がったのでキッカーが山本に代わっていましたが、山本のボールはゾーンで守る浦和守備陣の選手間に上手く入り込んだ高尾にピンポイントで合って、高尾が楽々ヘッドでゴール。高尾はこれがJ1初ゴールなんだとか。

・大槻監督は85分に長澤→エヴェルトン、汰木→武富と代えたものの、どう見ても「代えれば代えるほど悪くなる」という典型的な「大槻監督あるある」に。AT+2分には槙野のロングフィードに対して昌子が目測を誤ったのか、ボールが昌子の頭を越えてDFラインの裏に抜けた杉本に通る絶好機がありましたが、杉本のシュートは東口ががっちりキャッチ。杉本はDF二人に挟まれかかってシュートコースが狭かったのでしょうが、こうも決定機を決められないとはなぁ・・・

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《総評》

・シュート数は6対13、CK数は4対8と倍の差を付けられましたが、生観戦していた限りでは決定機の数はそんなに差はなく、試合内容に全く悪い印象は受けませんでした。リーグ戦前半にありがちだった「勝つには勝ったがなんで勝ったのかよく判らない試合」よりは、ずっと帰り道の足取りが軽かったと言ってもいいくらい。

・しかし、結果は今季初の逆転負け。浦和はカウンターで好機を掴みかかる場面だけは多かった(それゆえ大槻監督は「こちらが表現しようと思った事も表現できました」とご満悦なのかも(苦笑))のですが、先述のようにラストパスがうまく通らない、またなんとか通ってもG大阪のDFに粘り強く対応され、シュートコースが限定されたがために東口を脅かすには至らない場面が目立ちました。

・そして結局のところ毎試合相手にボコボコにやられて顔は腫れて目も塞がっているけどなんだかんだと倒れないという不思議な堅守をベースにセットプレーなり、強力FWの一発で僅差の試合をモノにするというG大阪らしい試合結果に。いやいつもの試合とは違って、浦和にはそんなにパンチを撃たれてもいないので、G大阪にしてみれば楽勝の部類だったかも。

・一方浦和は頼みの綱である両SHと興梠の疲労が顕著で、これが逆転負けの遠因でしょう。汰木は神戸戦から明らかにパフォーマンスが落ちており、マルティノスもこの試合はキレがなくて、その割に個人で打開を図ろうとしてボールロストの連続。しかも関根が依然コンディション不良なのかベンチにもおらず、汰木もマルティノスも代えるに代えられないという惨状。

・縦に速い、独力でドリブル突破可能なSHが手元に少ない以上大槻監督がやれることは所詮限りがあるというべきか、そんなタイプのSHはもともと少ないにも関わらず大槻監督の試行錯誤の末にそんなSHを必要とする戦術に落ち着いてしまったというべきか、「鶏が先か卵が先か」みたいな話でモヤモヤしますが、いずれにしても浦和の現状は使える選手層は薄く、かつ戦術のオプションがほとんどないのは確か。

・まぁ「3年計画の1年目」のなので、それが当たり前といえば当たり前で、フロントは大槻流に見合う選手を揃え、大槻監督は戦術のオプションを増やすのが2年目の課題になります。もっとも横浜M戦のやられっぷりを見ると、個人的には後者にはあまり期待できないと思っていますが。

・SHの不足もさることながら、「脱興梠」の目途が全く立たない問題のほうがより深刻かも。興梠・レオナルド・杉本・武藤からなるFWの6通りの組み合わせで興梠&武藤>>興梠&レオナルド>興梠&杉本の順に機能しているように見えますが、興梠を絡めない組み合わせはレオナルド&杉本を筆頭にどれも機能せず。そしてSHを代え、興梠を下げると「代えれば代えるほど悪くなる」という「大槻監督あるある」に。

・昨年から続く「ベテラン興梠頼み」「FC興梠」を今年も引きづっているようでは、「3年計画の1年目」の内容としてはかなり寂しい気も。

・またこの試合について言えばG大阪が福田・川﨑・唐山ととにかく「元気だけはやたらある!」若手選手をバンバン投入してくるのに対して、浦和は代わり映えしない面子の中でオッサンをオッサンに代えるだけ。オッサンを酷使して戦術らしくものを辛うじて成り立たせているだけの浦和と比べると使える選手層の厚みの差は顕著で、この辺にACL圏入りが現実的なチームと所詮空念仏に過ぎないチームとの差がくっきりと。

・この試合で浦和が勝つか引き分けに終わると、この日試合がなかった川崎が自宅に居ながらにして優勝が決まる(=リモート優勝)というシチュエーションだったので、G大阪とACL入りを争うチームも含めて浦和を応援する他サポが少なからずいたようですが、「浦和に期待した僕がバカだった」と言われるのかなぁ(苦笑)。

《選手評等》

・柏戦以来、超久しぶりに埼スタで生観戦。致し方ないとはいえ、矢島にブーイングが無いのにめっちゃ違和感。

・行きしなは暑いくらいなのに陽が沈むと急激に気温が下がって、強風も相まって結構寒いのには参りましたが試合内容まで寒くはなかったのが救いと言えば救い。ただまたしてもホームで負け。ホームでの勝率が悪いどころか負けまくるというのは、さぞかしシーチケの売り上げに響くんだろうなぁ・・・

・長澤に敢闘賞。特に前半は攻守面で完全に中盤を制圧した感も。

・家本主審は「ファウルかな?」と思った場面でビックリするくらい流してしまう場面が目だちましたが、ゲームが切れた際に選手とコミュニケーションとしっかり取っていますし、ゲームの中でも「ワシはちゃんと観とったで!」と言わんばかりのアクションをするので、生観戦している分には全然ストレスなし。うっかり長澤の進路に入ってしまって、長澤に押し出されるのには笑いましたが

・最後に投入された唐山は「からやま」ではなく「とうやま」と読むのか! 「からやま」ならローストチキンコウロギのライバルになるんだがなぁ。

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---興梠--レオナルド--
汰木--------マル
---青木--長澤---
山中-槙野--デン-橋岡
-----西川-----

(得点)
62分 槙野

(交代)
70分 レオナルド→武藤
70分 興梠→杉本
79分 山中→宇賀神
85分 長澤→エヴェルトン
85分 汰木→武富

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--宇佐美--パトリック--
倉田-------小野瀬
---矢島--山本---
藤春-ヨングォン-昌子-高尾
-----東口-----

(得点)
66分 宇佐美
81分 髙尾

(交代)
24分 小野瀬→福田(故障による交代)
68分 藤春→川﨑(故障による交代。川﨑が左SH、倉田が右SH、福田が左SBへ)
79分 矢島→奥野
79分 宇佐美→渡邉
79分 倉田→唐山

 

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2020.11.22

かぐら屋@新宿 ~ あっさり鶏そば

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 新宿駅西口から小滝橋通りを北へ。中本の先、新宿都税事務所交差点を左へ入ってすぐ。先客、後客ともゼロ。水道橋「かぐら屋」の2号店だそうですが、水道橋の店に行ったのはもうかれこれ7年半以上前。

 店内の券売機で最左列の「あっさり鶏そば(800円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に梅あっさり鶏そば、濃熟鶏そば、チーズ濃熟鶏そば、トマト鶏塩そば、濃熟つけめん、トマトつけめんなど。

 店内は縦長コの字型カウンター8席と4人卓×3。卓上には一味、ミル入ミックスペッパー、酢、ラー油、魚粉、フライドガーリック。なお入店時に手のアルコール消毒を求められたのはともかく、体温を測られたのには驚きました。ここまでやるラーメン屋は初体験!!

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 スープは表面の脂がかなり多く、いつまでも熱々な反面全く「あっさり」ではありません。また脂が多すぎるのが良くないのか、大山鶏を使ったとされる鶏出汁もかき消され気味で物足りないことこの上なし。しかもその中で柚子皮が無意味に自己主張。

 麺は大成食品の細麺のストレートタイプ。やや硬めの仕上がりで若干ざらつきのある口当たり。麺自体は悪くないのですが、どういうわけかスープの絡みがイマイチ・・・

 若干表面を炙った様な鶏チャーシューは思いのほか厚みがあり、鶏の旨味も保たれていてまずまず。この鶏チャーシューをちびちび齧ってスープの物足りなさを補いながら食べ進むのが吉と気が付くも時すでに遅し。

 他にメンマ、水菜、刻み青ネギ。水道橋で食べた時にはあった紫蘇交じりの鶏団子や海苔はなくなってしまいました。

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2020.11.21

LOKAHI@大塚 ~ 地蛤中華蕎麦

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 山手線大塚駅北口から「ぼたん」や「汁なし破顔」のある飲食店街を進んで「空蝉橋通り北」交差点の手前。隣に「太陽のトマト麺」あり。先客ゼロ、後客5。

 券売機はなく、店内のメニューを見て「地蛤中華蕎麦・醤油(880円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。

 地蛤中華蕎麦は「塩」もあり、他に中華蕎麦(醤油/塩)。また往訪時は限定メニューとして「大山鶏と真鯛と煮干しの濃厚中華蕎麦」を出していました。夜はちょい飲み屋になる感じ。

 店内はL字型カウンター8席と4人卓×1。卓上に調味料類はなし。

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 スープは「蛤の潮出しと鶏、煮干し、節の出しを合わせた」ものとのこと。食べ始めは個性の強いハマグリの味わいが前面展開しますが、すぐに他の出汁を馴染んでゆきました。個人的には醤油をもう少し抑えてもらったほうが出汁の旨味がより楽しめる気がしますが、現状でも許容範囲内。

 麺は中細ストレートタイプ。心持ちざらつきのある口当たりで、しなやかに持ち上がる見た目よりは噛み応えがしっかりしていて気に入りました。スープとの相性も文句なし。

 ハマグリの身を食べようとしたら、まるで梨のようにスープがブシャー!! 鶏チャーシューは超淡白。他にカイワレ、三つ葉。

 出てくるものが純和風なのに屋号がハワイ風なのかが謎ですが、珠玉の一杯でした。

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2020.11.20

彩未@札幌・美園 ~ 味噌らーめん

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 札幌地下鉄東豊線美園駅から徒歩5分程度。住宅地のど真ん中に札幌屈指の人気店があると聞いて往訪。昼飯時を外して2時過ぎに往訪したのですが、そんな時間帯でも外待ち10人!! ただ3時過ぎにいったん店が閉まるせいか退店時には外待ちがなくなり、中待ち3人だけに。

 店外までニンニク臭が漂う環境下で並んでいる最中に注文を取りに来るので「味噌らーめん(800円)」を注文。大盛を頼んでいる方も結構いました。メニューは他に醤油、塩、辛味噌、辛醤油など。後払い。

 店内はL字型カウンター9席(減席中?)と4人卓×2、2人卓×1、さらに入口近くの奥まったところに2人卓×2。卓上には一味と胡椒のみ。

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 並び始めてから20分強でようやく登場。味噌らーめんは「3種類の白味噌をブレンドした特製味噌ダレと、豚骨清湯スープが作り出す風味豊かな一杯。」とのウリ文句。

 人気店「すみれ」の暖簾分け店との話ですが、思ったほど脂がきつくはなく、ドロドロでもなく、やたら味が濃いわけでもなく、食べ手を選ばない非常にバランスがいい出来。チャーシューの上にちょこんと乗った生姜をちびちび崩しながら味の変化を楽しむのもまた一興。しかもニンニクといい生姜といい、やり過ぎ感が出ない範囲内に抑えられているのも気に入りました。

 麺は森住製麺の黄色い並太ちぢれ入りで、硬めの仕上がりで、あらゆる面でいかにも札幌の味噌らーめんといった感じ。

 チャーシューはなかなかの出来で、表に早々と「チャーシューメン売切れ」と表示されているのも納得。他に細めのもやしとひき肉少々、メンマ、刻み青ネギ。

 まぁ美味いことは美味いのですが、札幌滞在の時間と胃袋に限るがある中でもはやラーメンはファーストチョイスではないと再確認させられた気も。

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2020.11.19

インデアン まちなか店@帯広 ~ ハンバーグカレー

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 豚丼と双璧をなす帯広のB級グルメ「インデアンカレー」。往訪したのは帯広駅から近い「インデアン まちなか店」。17時過ぎという中途半端な時間帯にも関わらず、先客7~8、後客10人程度と結構な賑わいで、昼飯時に店前を通りかかった際には店外に5人並んでいました。

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 券売機はなく、卓上のメニューを見て「ハンバーグカレー(649円)」を注文。辛さが普通・中辛・辛口・大辛・極辛の5段階から選べるので「中辛」でお願いしました。一番シンプルな「インデアンカレー」だと462円と都内のカレーチェーン店よりかなり安めなのも特徴。

 なおカレーのルーは「ベーシックルー」「インデアンルー」「野菜ルー」の3種類があり、かつメニューによってルーを作り分けられているようで、ハンバーグカレーのデフォルトはインデアンルーのようです。インデアンルーは「牛肉をふんだんに使用し、数十種類のスパイスで熟成されたカレーです。辛さも控えめでお子様から大人の方まで安心して召し上がれます。十勝の定番カレーです。」とのこと。

 店内は縦長U字型カウンター18席と4人卓×4と案外広め。卓上に福神漬としその実の醤油漬けはともかく、なぜかガリ。

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 ルーはとにかくドロドロというかとろみが超つよくて、ちょっとほっておくとすぐに表面に膜が張るレベル。牛肉や野菜などありとあらゆるものが全てルーの中に溶け込んだ感じです。たまに牛肉が筋状に残ってて、それがほんのり牛すじカレーっぽい味わいを醸し出しています。ルーは全然インド風ではないのに屋号が「インデアン」なのが不思議過ぎます。

 とにかくコクと旨味重視のタイプで中辛でも全然辛くありません。スパイシーさもほどほどで「数十種類のスパイス」と称するほど複雑なスパイシーさも感じず。ただひたすらコクと旨味重視なので、あまり辛いのを頼むとせっかくの旨味をかき消してしまってここの良さが出ない気も。

 ボリュームも結構あって、ルーの特性も相まって食後はかなりずっしりと腹にきます。でも全く飽きずに一気に完食できるあたりはさすが。これだとトッピングにカツは個人的に重すぎで、ハンバーグにしたのは正解でした。

 「インデアン」の位置付けは札幌の「みよしの」や函館の「ラッキーピエロ」と似たようなものかもしれませんが、後2者は見た目そのまんまファストフードのカレーっぽいのに対し、「インデアン」のカレーはずっと本格派寄りで、この3者の中ではぶっちぎりに美味いと思いました。

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【DAZN観戦記】20年第31節:神戸 0-1 浦和 ~ 前節が前節だっただけに「勝てば良かろう」なのだ

・ありていに言って「ぱっとしないチーム同士の一戦らしい塩試合」でしたが、前節あんまりな無為無策、あんまりな内容で横浜M相手に惨敗を喫した浦和にとって、相手のしょぼさも手伝って勝ってアウェー4連戦を締めくくったのは悪い話ではないでしょう。

《スタメン》

・神戸がACLへ出場する関係で前倒し開催となった第31節。浦和は前節横浜M戦から中3日ですが、失態続きだった岩波をついに諦めてデンをスタメンに戻した他、コンディションが良くないのか前節前半だけで交代を命ぜられたエヴェルトンに代えて青木をスタメンに。

・前節あれだけの大敗を喫したのでベンチ入りメンバーに大幅な変化があっても不思議はないと思ったのですが、スタメンはわずか2名の入れ替えのみでサブも含めて全く新味なく、柴戸&関根は依然ベンチ外。あの惨敗の後でもスタメンは2人しか変わらないとなるとベンチ組やベンチにも入れない組のモチベーションがダダ下がりになるのはやむを得ないでしょうし、おそらく少なからずオフに影響が出ると思います。

・だからといって岩波以外は面子を入れ替えたところでチームが良くなる気がたいしてしないというのが辛いところ。コンディションが良くない選手、明らかに実力不足の選手、チームコンセプトに合わない選手を無理やり出しても「入れ替えのための入れ替え」にしかなりませんし。

・一方神戸は前節湘南戦から中2日と浦和より厳しい日程ゆえ、山口・藤本・古橋以外のGKを含めて8人もスタメン入れ替えで、しかも全員国内産馬。外国人選手はサブにイニエスタがいるだけ。なお神戸は大崎が出場停止。

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《試合展開》

・日程が厳しく、かつACLを目前に控えた神戸がスタメンを大きく弄ってくるのは想定内でしたが、意外だったのは布陣がいつもの4-1-2-3ではなく、4-4-2だったこと。

・試合後三浦監督は「浦和対策としてやってきたもの」と語っていますが、浦和はミラーゲームなら案外強く(C大阪戦が典型)、ここ3試合のようにフォーメーション上ミスマッチが生じやすい相手には弱いのが明白なだけに、神戸がわざわざ浦和に合わせるかのように4-4-2の布陣を敷いたのが最大の謎でした。神戸は目下4連敗なので、三浦監督としてはとにかくマークをはっきりさせて極力失点を避けたかったのかもしれませんが、・・・

・前半はミラーゲームで共に前からプレッシャーをかけあって中盤で潰し合う時間が続きましたが、曲がりなりにも最初に突破口を見出したのは神戸。10分自陣深い位置でのスローインから宇賀神の裏を取った古橋がそのまま右サイドを疾走して田中へ低いクロス(田中のシュートは力なく枠外)。さらに17分宇賀神がスリップした隙に乗じてボールを奪った古橋がそのまま右サイドを疾走してクロスを送るも橋岡がなんとかクリア。

・その後も浦和は古橋のスピードに手を焼き続けると同時に、ノエスタのやたら滑るピッチ(不思議なことに浦和だけでなく神戸の選手も滑る!!)におっかなびっくりに悩まさせ続けたという二つの意味でこの試合を象徴したような場面だったと思います。

・共にビルドアップに苦労しつつも神戸のほうがややマシという印象で、それゆえ序盤は神戸が浦和を自陣に押し込んでいる時間帯がやや長かったかと思います。浦和はエヴェルトン不在が響いてボールがなかなか前に進まず、仕方なく西川がマルティノスや橋岡目掛けてポーンと蹴ってそのまま相手ボールになってしまうことがしばしば。

・飲水タイムを挟んでようやく浦和が反撃。30分デンが中へ絞ったマルティノスへビシっと縦パスを入れたのを契機に珍しく敵陣深い位置でパスが繋がり、最後はいち早くこぼれ玉に反応してボックス内に突入した橋岡がシュートを放ちましたが、GK前川のポジショニングが良くて難なくセーブ。

・逆に神戸は36分前川の縦パスが古橋に通り、前に出たデンが古橋を潰せなかったがためにそのまま古橋→藤本→佐々木と急襲を受けて佐々木に決定機を許すも、ここはシュートコースが限定されていたためか西川が難なくセーブ。ただこれは前節でも良く見られたやられパターン。さらに44分にはバイタルエリアに進出した郷家への浦和守備陣の寄せがいかにも甘くてポスト直撃のシュートを撃たれる一幕も。

・浦和は前半終了間際に橋岡クロスの跳ね返りを拾った汰木がシュート、その跳ね返りを青木が拾って武藤がボックス内からシュートを放つ場面がありましたが、やや角度が厳しくてシュートは枠を捉えきれず。

・浦和は後半頭から武藤に代えてレオナルド投入。

・後半開始早々佐々木の縦パスを橋岡の裏、デンとの間という絶妙な位置で受けた田中が低いクロスを入れて藤本が詰めるも西川がセーブ。終わってみればこれがもっとも往年の神戸らしい決定機だったかも。

・浦和は55分山川のバックパスを受けた菊池が足を滑らせたのに乗じて興梠→レオナルドとたった二人でシンプルにカウンターを仕掛けましたが、渡部と対峙したレオナルドは好機を活かせず。リーグ戦序盤のレオナルドなら間違いなくゴールを決めていたであろう場面でしたが、如何せんいつも後半からの途中出場だらけで試合勘なり得点感覚なりを失っているのかも。

・前半に続いて後半も相変わらず神戸が押し込んでいる時間帯がやや長いものの、浦和は4-4-2の守備ブロックを敷いて粘り強く対応し、神戸の単調なクロス攻撃を淡々と跳ね返し続けました。試合後郷家が「レッズがサイドを空けてくれたのがあったので、山川くん、初瀬くんだったりで仕掛けてクロスが一番手っ取り早い攻撃なのかなと思っていましたけど」と語っていましたが、浦和が何度も何度もクロス攻撃で失点を重ねまくった頃のイメージが強すぎたのかなぁ?

・膠着した戦局を打開すべく、浦和は59分宇賀神→山中、79分青木→エヴェルトン、神戸は72分田中→イニエスタ、佐々木→小川と交代。オープンな展開になったところで76分カウンターから単騎古橋が浦和ゴールに迫りましたが、シュートはやや力なく西川のもとへ。

・神戸以上に浦和には攻め手がありませんでしたが、なんだかんだと均衡を破ったのは浦和。83分神戸のスローインをハーフライン付近で山中&汰木で挟み込んで奪取し、山中がレオナルドとの壁パスで密集を抜けてそのままドリブルで前進しながらクロス→ファーにマルティノスが飛び込んで利き足ではな右足でゴールをぶち抜いて浦和が先制!! 高い位置でのボール奪取、そしてそこからの速攻という今の浦和らしい素晴らしい得点場面でした。

・しかし、その直後にカウンターを浴びてイニエスタのシュートが枠を掠めたり、ATにはFKから菊池のオーバーヘッドシュートが枠を襲う場面もあって盤石とは言い難いものの、なんとか浦和は逃げ切って勝ち点3を奪取。

・試合終了間際、最後に投入された杉本&武富を含めて全員が敵陣で時間を潰してそのまま逃げ切りを図ろうとしているのに、なぜか張り切って後方から上がって来てシュートを撃ち、しかもあろうことか相手に当たってカウンターを浴びる契機を作ってしまう橋岡には参りましたが(苦笑)。

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《総評》

・公式記録のシュート数は神戸13、浦和12と共にそこそこ放っていますが、共にGKを脅かした場面は少なかったせいか双方とも攻め手に乏しい典型的な塩試合だった印象は否めず。ゆえに数少ない決定機を一つ決めたほうが勝ちという判りやすい試合で、スコアレスドローでもなんら不思議はない内容でした。

・しかし前節大敗を喫した浦和にとってはどんな内容であれ勝利は嬉しいものでしょう。いや「どんな内容であれ」といっても浦和のそんなに内容が悪かった訳ではなく、得点場面は浦和の得意パターンがハマったものでしたから、やっていることに自信を取り戻すためには有意義な勝利だと思います。ただ相手のしょぼさに助けられた面も否めないだけで。

・冒頭に記したように神戸は失点が多いので浦和とマッチアップのかみ合わせを良くすべくわざわざ4-4-2を組んだのでしょうし、実際守備はそんなに悪いとは思わなかった(というか浦和の攻めがしょぼい)ですが、自分の攻め手も失ってしまって塩試合と化し、結局決定機を一つ決めたほうが勝ちというトホホな結果に。

・神戸は相手を押し込んでからの攻め手が非常に乏しくなったようが気が。イニエスタもサンペールもいなかったせいかもしれませんが、大外から回ってSBの裏を取るとか、CBとSBの間を駆け抜けるとか、横浜Mっぽい攻めがすっかりなくなってしまいました。天皇杯決勝の試合内容はすっかり夢幻の如くなり・・・ だいたい途中投入のイニエスタがサイドで守備に回ってマルティノスと対峙する羽目になった時点で神戸の勝ちはないわなぁ・・・

・神戸は実にしょぼい試合内容&リーグ戦5連敗という悲惨な状況でACLを迎える羽目になりましたが、リーグ戦の結果&内容とACLの成績は一切関係ないことはACL実績十分の浦和が太鼓判を押しまくりますので、とにかく頑張ってくださーーーーい(朝井さん風)。

《選手評等》

・MOMはもうマルティノスで文句なし。あの時間帯で初瀬の視界から完全に消えたところから絶妙なタイミングで走りこんで来ただけでもスーペルなのに、利き足ではない右足でゴールを決めるとは!! 守っても途中電池切れになりかかりながらもかつてのようにあからさまにサボっているようには見えず、ピッチにコロコロ転がりもしない。審判に執拗に文句を言ったりもしない。

・しかも試合毎の出来のムラなんてすっかり影を潜めて、コンスタントに相手に脅威を与え続けています。もう今の大槻監督のやり方はマルティノス抜きでは成り立たないレベル。昨年の「FC興梠」になぞらえて言えば、今年終盤の浦和は完全に「FCマルティノス」に。そんな属人的な戦術で良いのかという気もしますが(苦笑)。

・試合後のインタビューでマルティノスはつい契約について触れてしまい、通訳が誤魔化してた感じでしたが、とにかく金がない浦和はそれなりにお高いであろうマルティノスをどうするか。おそらく単年契約のオファーに留まる気がしてなりませんが、それをマルティノスが受け入れないかもしれませんし、複数年契約を結んだら結んだでマルティノスが元の木阿弥ならぬ元のマルティノスに戻ってしまう気もしなくはないので、難しいところです。

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---興梠--武藤---
汰木--------マル
---青木--長澤---
宇賀神-槙野-デン-橋岡
-----西川-----

(得点)
3分 マルティノス

(交代)
HT 武藤→レオナルド
59分 宇賀神→山中
79分 青木→エヴェルトン
86分 興梠→杉本
86分 マルティノス→武富

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---田中--藤本---
佐々木-------古橋
---山口--郷家---
初瀬-渡部--菊池-山川
-----前川-----

(交代)
72分 田中→イニエスタ
72分 佐々木→小川
89分 藤本→小田
89分 初瀬→酒井

※写真は試合とは一切関係がありません

 

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2020.11.18

豚丼@帯広はげ天本店

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 帯広の豚丼は約7年半前に帯広駅構内の「ぶたはげ」で試食して以来。ただ都内でも板橋の「白樺」などポツポツ帯広豚丼風のものが食べられるのでめちゃ久しぶりという感じはあまりしないのですが、やっぱりこういうのは本場で食べてナンボです。

 帯広豚丼といえば「ぱんちょう」が有名ですが、残念ながら往訪時は店舗新築工事のために駅からやや距離があるところへ一時移転していたので、今回は駅から近い「帯広はげ天 本店」を往訪。11時の開店時間に合わせて訪れたところ、既に先客2。開店後も三々五々客がやって来てまずまずの盛況ぶりでした。

 早速「特選豚丼・4枚(1000円)」を注文。「帯広はげ天」は豚丼専門店ではなく、昭和9年に創業した天ぷらと郷土料理のお店でなんか接待にも使えそうなご立派な店構え。それゆえメニューを見ても天ぷらのほうが扱いがでかく、豚丼は品ぞろえの一つみたいな扱い。なお駅にある「ぶたはげ」ははげ天の豚丼専門店という位置づけのようです。

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 家で豚肉を焼くとどうしても硬くなってしまいがちですが、ここの豚肉はとても豚肉とは思えないほど超柔らか。また見た目は脂っぽいののですが、味わいの上では脂っぽさはあまり感じられず。豚肉本体の脂が少ないせいかもしれません。

 そして若干渋みがあり、ほんのりスパイシーなタレが帯広豚丼の最大の特徴。ただ玉ねぎ等野菜類が全くなく、わずかにグリンピースが乗るだけで豚肉一本で勝負しているため、終盤はちょっと飽きてしまうかもしれません。4枚だと量的にはご飯を片付けるのにちょうどいいバランスで、6枚(1,430円)だと完全に飽きるだろうなぁ、たぶん。そこで終盤はたくあんが大活躍。

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 なお帯広豚丼は「ぶた八」が加熱式の駅弁を売っているようです。

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2020.11.17

番@川口江戸袋 ~ 塩らーめん・細

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 江戸袋交番そば。川口の東外れ、足立区に近いところで、どの駅からも遠いのが困り者。3年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客7。近所の工場で働いていると思しきオッサン達が作業着姿で続々やってきます。

 店内の券売機でボタン先頭の「らーめん・細(790円)」を注文。塩か醤油かを聞かれたので「塩」で。ランチサービスなし。

 他にらーめん・太、ゆずそば、焦がし醤油、辛そば等。太麺の値段が細麺よりちょっと高い(820円)という珍しい構成。またつけ麺は止めてしまったのか「売切」のランプが点灯していました。

 店内はくの字型カウンター8席と4人掛けテーブル1卓。卓上にはミル入りブラックペッパー、一味、酢。厨房にはぱっと見屈強そうな方が二人。

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 わずかに白ごまが浮いたスープは動物系ベースの魚介系といったところでしょうか。ほんのわずかにニンニクの香りも。それはともかく相変わらず塩ダレがきつめなのが残念。麺を絡める分には少ししょっぱいかなといった程度ですが、スープを飲み進む気にはなれず。

 麺は中細ストレートタイプ。心持ちざらつきのある口当たりで、細麺の割には噛み応えがあり、しかもスープも良く絡んで申し分ありません。麺量は150gとのこと。

 チャーシューは意外に厚みがあって、しかも肉の旨味をかき消さない程度の絶妙の煮込み加減。昔はしっかりチャーシューを炙っていたかと思いますが、それは止めちゃったのかな? 逆に半熟味玉(半個)はちょっと煮込みすぎてしつこいかな。細メンマの歯応えが秀逸。他にほうれん草、刻みネギ。

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2020.11.16

高ひろ@蔵前 ~ 丸鶏醤油らーめん

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 大江戸線蔵前駅を出て寿3丁目交差点から国際通りを南へ。「麺屋上々」より若干南の蔵前神社通り沿い。先客ゼロ、後客5。

 券売機はなく卓上のメニュー先頭の「丸鶏醤油らーめん(800円)」を注文。後払い。ランチサービスはありませんが、おにぎりやライスなどを格安で売っていました。

 メニューは他に「煮干しとしらすのらーめん(塩・醤油)」の基本2本立て。後客の注文は「丸鶏」が圧倒的でした。

 店内は厨房前に縦長カウンター4席と4人卓×2、2人卓×1。卓上に調味料類はなし。

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 スープは国産丸鶏と大山身つきガラを使ったものだそうで、配膳時にいかにも鶏ガラ出汁らしい香りがふわっと漂ってきます。その香りから想像できる通り、スープは鶏の旨味たっぷり。醤油はちば醤油メインに数種のしょうゆをブレンドしたものだそうですが、いたずらに自己主張せずちゃんと出汁とのバランスを考えられてはいますが、総じてやや甘目かな? 鶏油がちょっと多くて気になりますが、これもコクを加えるのに一役。

 麺は中太で細かい縮れ入り。水気の多そうなタイプでつるつるとした口当たりは悪くないのですが、弾力性に乏しくてもっちりという形容からも遠く、ちょっと軟すぎで好みから外れていました。

 小さくて薄いチャーシューは豚肩ロースを一週間タレに浸けこんだ後に低温のオープンで焼いたものとのことですが、手間がかかっている割には特に印象に残らず。他に穂先メンマ、ナルト、海苔、九条ネギ、刻みネギ。

 スープが傑出して美味いので、もうひと頑張りといったところでしょうか。

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2020.11.15

牛キムチチゲ膳@松屋

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 松屋が2020年11月10日より期間限定発売中の「牛キムチチゲ膳(650円)」を試食。

 松屋の「キムチチゲ膳」は冬の定番メニューとしてすっかり定着しましたが、今年それをお肉が去年より1.8倍増量の"お肉たっぷり"の「牛キムチチゲ膳」としてリニューアルした模様。生卵か半熟卵かを選べるのは従来通り。今回は半熟卵をチョイス。

 「牛めし並盛のお肉と同量のたっぷり牛肉、富士山の麓で作った自社製の"やわらか富士山豆腐"と"コク旨富士山キムチ"を使用した"お肉たっぷり"『牛キムチチゲ膳』は、魚介の旨み、コチュジャンなどの辛味が凝縮された」というのが松屋のウリ文句。

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 松屋は昨年まで投入していた「豆腐キムチチゲ膳」は類似商品と比べて相対的に見劣りし始め、具がしょぼくてほとんどただのスープじゃね? めっちゃボってね? という気も少々してたので、若干値上げした代わりに内容の充実を図ったものと目されますが、残念ながら完全に期待外れ。

「牛めし並盛のお肉と同量のたっぷり牛肉」といっても全てスープの中に埋没しているので、ビジュアル的に「去年より1.8倍増量の"お肉たっぷり"」とは実感できないのがとにかく致命傷。食べてもそんなに牛肉が多いようには思えず。従って実態は昨年同様スープのメインの具は豆腐で、野菜類は玉ねぎと刻み青ネギが少々入っているだけなので、具がしょぼく感じるのは昨年同様。なんか「戦力の逐次投入」の失敗例の典型のような気も。

 「キムチチゲ膳」の登場時は牛丼チェーン的には珍しい冬のあったかメニューとして画期的だったような記憶がありますが、どこも「なんとか膳」的な冬用メニューを充実しだした中で、松屋の「キムチチゲ膳」は次第に見劣りしはじめて今や単なる廉価版あったかメニューという位置づけになってしまい、もう歴史的使命を終えてしまったのかも。そんなことを思った今回のリニューアルでした。

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【DAZN観戦記】20年第27節:横浜M 6-2 浦和 ~ 90分間を通じて色々とお恥ずかしいところを表現できたのではないでしょうか?

・中10日と久しぶりにまとまった準備期間があったにも関わらず、中2日の横浜Mに対して空恐ろしいほど無為無策で試合に臨んでものの見事に惨敗。大槻監督に時間を与える意味がないことがこんな形で明るみになるとは(苦笑)。

《スタメン》

・先週末に試合がなく中10日の浦和は前節広島戦と全く同じスタメン。ベンチにレオナルドが戻り、広島戦で小破した関根がベンチ外に。

・一方横浜MはACLの関係で水曜に第31節を前倒しでこなしての中2日。それゆえかどうか、高丘→オビ、松原→ティーラトン、畠中→伊藤、マルチンス→實藤、喜田→扇原、天野→オナイウ、松田→水沼、M・ジュニオール→J・サントス、エリキ→前田とGKを含めて9人もスタメンを入れ替え。前節と連続してスタメンなのは和田と小池のみ。ベンチにはエリキもM・ジュニオールも不在。

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《試合展開》

・試合開始早々浦和左サイドでオナイウ縦パス→J・サントスがポスト→オナイウが中へ斬りこんでボックス内からシュートに持っていかれる場面がありましたが、終わってみればこの時点で浦和惨敗の要素がてんこ盛り。長澤がオナイウを潰しきれず、J・サントスに対応しようとして槙野が前に出たものの何の役にも立たず、オナイウに槙野の裏を突かれる。振り返ってみればこの試合、そんな場面だらけだったような気がしました。

・2分、長澤が敵陣でオナイウを潰せなかったのはともかく、なぜか槙野まで加勢に出たのがそもそも謎。しかもオナイウの縦パスをタッチ際で受けた水沼の縦パスを受けたJ・サントスへの岩波の対応が実に珍妙で守備にも何にもなっておらず、あっさり西川のニアをぶち抜かれてしまいました。

・10分水沼が右サイドからどフリーでクロス→クロスの先にはJ・サントス、オナイウ、前田と3人いる一方、浦和は岩波・橋岡の二人だけという絶望的な状況でファーの前田が詰めて2点目=久しぶりの典型的な「浦和殺し」。水沼がしょっちゅうフリーになるというのもこの試合しばしば見られた現象で、この失点場面では宇賀神は上がって来た小池を見ているので水沼への対応は無理でしょうが、汰木は何をしていたのか???

・そして14分伊藤(?)からの縦パスを受けたJ・サントスを槙野が前に出て潰せずにオナイウに繋がれ、槙野の裏へ走りこんだ小池にオナイウが優しくスルーパス。小池は冷静に決めて3点目。「槙野が前に出て相手を潰しきれず、その裏を突かれる」の再現でしたが、オナイウが浦和両CHとCBの間のスペースを上手く使う場面もこの試合でまま見られ、浦和両CHはいないも同然のようにオナイウにいいようにやられ続けました。

・試合開始からわずか14分間で3失点。その後も浦和の劣勢はなんら変わりませんでしたが、31分に今年最大級の珍プレーが現出。マルティノスのスルーパスをGKオビが前に出てクリアしたところまでは良かったのですが、そのクリアがなんと目の前のCB伊藤を直撃!! しかもその跳ね返りがそのままゴールに吸い込まれて見事オウンゴールというとんでもない珍プレーで浦和がついに反撃(苦笑)。

・GKオビはこれがJ1デビュー戦。9分にも汰木の縦パスを前に出てクリアしたものの、マルティノスに拾われてバー直撃のループシュートを撃たれていましたから、まぁやらかすべくしてやらかした珍プレーという気もしますが。

・でもそんな珍プレーで浦和が一点返したところで試合の流れが一変するはずもなく、37分ボックス内でほぼフリーの水沼のクロスをこれまたボックス内で受けたJ・サントスが決めて4点目。J・サントスのトラップ&ボールキープに対して寄せもせずにただただ見守っているだけの岩波には心底がっかりしました。

・浦和は前半終了間際に武藤のクロスに対して興梠が飛び込むもわずかに合わない場面がありましたが、浦和が自ら作り出した決定機はこれが最初かも(苦笑)。

・大槻監督は後半頭からエヴェルトン→青木、宇賀神→山中と2枚替え。どこからどう見ても横浜Mに対して無為無策すぎて構造的にやられているのに選手を代えてもあまり意味がないでしょうに・・・ というか、あえて選手を代えるなら名古屋戦の鈴木同様、岩波に懲罰的交代があって然るべしと思ったのですが、そこは代えないのが摩訶不思議。横浜Mは前田→松田と交代。

・横浜Mはリードしたらゲームを殺しに来るような芸風は持ち合わせておらず、「攻めてないと死ぬ!!」傾向が強いチームなのが浦和には幸いして後半は終始超オープンな展開(前半はオープンな展開)。53分カウンターからどフリーの水沼のパスをボックス内で受けたサントスに決定機があり、その直後には高い位置でのボール奪取に成功した浦和がマルティノス→長澤クロス→興梠の決定機を掴むも共に決められず。

・大槻監督は56分に武藤に代えてレオナルドを投入。早速61分に汰木のスルーパスを受けてボックス内に突入する見せ場を作りましたが、伊藤に寄せられてシュートコースが狭く、GKオビが難なくセーブ。

・とはいえ、浦和が一発殴ったら横浜Mが3発くらい殴り返してくるような試合展開で、共に順次選手を代えて延々と殴り合いを演じるも明らかに有効打の多いのは横浜Mのほう。浦和は西川の好守でなんとか凌いでいるにすぎず、67分にはオナイウとの壁パスでボックス内に突入した水沼のゴールが決まって5点目。右サイドで水沼がフリー、アーク付近でオナイウもフリーと浦和守備陣は人数がいるものの全員何の役にも立たずにカラーコーン状態。まぁ何度も見た光景ですが。

・その後も浦和の劣勢は何ら変わらず今年2度目の6失点を喫するのも時間の問題という試合内容で、90分カウンターから山中クロス→マルティノスで1点返すものの、その直後にカウンターからまたしてもJ・サントスの一発を浴びてとうとう6失点倶楽部に再加入というか上級会員入りというか・・・

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《総評》

・ここ6戦で3勝3分け=6戦負け無し、しかもその間わずか3失点という結果に目を奪われてか、DAZNやスポーツ紙の解説等ではしばしば「好調浦和」と評されていました。

・しかし、引き分けに終わった柏戦こそ試合内容は優に相手に勝っていたものの、勝った鳥栖戦や引き分けに終わった大分戦・広島戦は負けていても全く不思議はなく、ここ6戦の内容を見れば「ホーム3連戦全部完封負け」という最悪期を脱したと見るのが精々。「好調浦和」という評価には非常に違和感がありましたが、横浜M戦でついにその化けの皮が剥がれたのでしょう。

・スポーツ紙等が勘違いするのは別に構わないのですが、浦和自体も「これで良し!」と勘違いして残り試合7連勝でACL圏入りガー!!とか世迷言を言い出したのが間違いのもの。もっともそんな絵空事に近い目標でも掲げないとチームの求心力が保てないのかもしれませんし、営業上無理やり言わされているのかもしれませんが(苦笑)。

・でもこの試合のあんまりな無為無策ぶりを見ると浦和の勘違いは本当なのかもしれません。ルヴァン杯決勝との兼ね合いで先週末は試合がなく、浦和は中10日と珍しく試合間隔が空きましたが、大槻監督はその間何をしていたのでしょう?? 同じようにぽっかり日程が空いた大分の片野坂監督はばっちり浦和対策を組んで試合に臨んだのとはあまりにも対照的。この先大槻監督にキャンプやらなんらかと時間を与えてもほとんど意味がないことがこんな形で明るみになるとは・・・

・一方横浜MはACL絡みで試合を次々と前倒し消化している最中で、この試合はなんと中2日。こちらも今年のACL圏入りはもはやあまり現実的でなく、リーグ戦の残り試合は今年のACLへ向けての調整という意味あいが濃厚。それゆえこの試合はGKを含めて9人もスタメンを入れ替えてきました。

・横浜Mがここまで極端にごっそり選手を代えてくるとは大槻監督も面食らったかもしれませんが、横浜Mのスタメンは割と流動的ですし、しかも選手の個人特性に依存した戦術を採っているわけでなく、それどころか誰が出ても(精度に差こそあれ)やっていることにたいして差はありません。それゆえ「横浜Mが選手を大幅に入れ替えたので大槻監督が準備していたことが空振りに終わった」訳はないと思います。

・そして無為無策で試合に臨んだ結果、J・サントスを潰そうとやたら前に出てくる槙野の裏を突かれる、水沼やオナイウがしょっちゅうフリーになる、後方から出てくる小池を掴まえられないの連続。

・大槻監督は「5レーン理論」とやらを高々と掲げているようで、攻撃面ではそれが着々と実装されつつあるようですが、守備面ではその「5レーン理論」の権化みたいな相手にここまで無為無策とはなあ(苦笑)。浦和は初めてそんな相手と闘ったチームであるかのように無残にも粉砕されました。

・槙野の「一人一殺」系守備はオルンガみたいな判りやすいターゲットがいるチームには効きますが、横浜Mのように後方から攻め手がワラワラ沸いてくるチームには往々にして槙野がCFに食いついたその裏を突かれがち。そしてこの「一人一殺」はゾーンディフェンスと思想が真逆という悲劇。

・結局浦和の守備が改善したように見えたのはたまたま相手との噛み合わせが良かったとか、大分や鳥栖みたいな相手の火力不足に助けられたとか、そんな感じでしかなかったのかも。

・この惨敗を受けてさすがに「ACL圏ガー!!」なんて世迷言を宣う人もいなくなるでしょうから、残り試合は正真正銘の消化試合に。浦和は残り試合ホームで来年の残留争いのライバルになりそうな湘南と札幌に勝つことが来年へ向けての最低タスクでしょうか。また若手を積極的に試合に使うのも良いでしょう。

・そしてフロントは後任監督を真面目に探すべきでしょう。もっとも「金がない」という理由で大槻監督続投になってしまう可能性が少なからずあるというのがいやはやなんとも・・・今年はMAX7位、悪くても10位でフィニッシュという結果が見えてきましたし、昨年残留争いに両足どっぷり浸かっていたことを考えれば今年の大槻監督の仕事も許容範囲内と観る向きもいるかと思いますし。

《選手評等》

・正視に耐えない、実に無残な試合でしたがそんな中でもマルティノスと西川はよくやっていたと思います。

・この惨敗を受けて大槻監督は中3日で迎えるアウェー神戸戦はさすがにスタメンを弄らざるを得ないでしょう。特に鳥栖戦から失態続きでなんでスタメンで起用され続けているのかさっぱり判らない岩波はデンに代えて然るべきと思いますが。

・オナイウはこんな浦和に戻らなくて本当に良かったと、「浦和を出る喜び」を噛みしめていたんだろうなぁ、きっと。

・横浜Mの控えクラスの選手にとって、ACLへ向けて実に有意義な練習試合になったかも。もうユースと試合をやって軽く汗を流しているも同然。いやユースの方がトップチーム相手にまともな守備をするかも(苦笑)。


---興梠--武藤---
汰木--------マル
--エヴェルトン--長澤---
宇賀神-槙野-岩波-橋岡
-----西川-----

(得点)
31分 オウンゴール
90分 マルティノス

(交代)
HT 宇賀神→山中
HT エヴェルトン→青木
56分 武藤→レオナルド
78分 興梠→杉本
87分 汰木→武富


前田---サントス---水沼
-----オナイウ-----
---扇原--和田---
ティーラトン-伊藤-實藤-小池
-----オビ-----

(得点)
2分 J・サントス
10分 前田
14分 小池
37分 J・サントス
67分 水沼
90+1分 J・サントス

(交代)
HT 前田→松田
58分 ティーラトン→高野
74分 オナイウ→大津
74分 水沼→仲川
84分 和田→渡辺

 

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2020.11.14

鶏の穴@池袋 ~ 白鶏らーめん

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 池袋東口から明治通りを北へ。ハレザ池袋(旧豊島区役所)の斜向かい辺り。ほぼ2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客ゾロゾロ。退店時には店内に待ち客3。

 このところ月替わりメニューばかり頼んでいたので、基本に立ち返って「白鶏らーめん(760円)」を注文。他に赤鶏らーめんやつけ麺も用意。

 店内はU字型カウンター20席程度。但し、コロナ感染防止策の一環として1席置きにしか使用していないので、稼働しているのは10席程度。稼働している席の間には衝立を設置。卓上には一味と胡椒。

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 小口ネギが多数浮いたスープはかなりどろっとして、食感・味わいともまるでポタージュのよう。鶏臭さはほとんど感じられない反面、鶏の旨味はぎっしり。しかもかえしは控えめで、鶏の旨味が存分に楽しめます。これぞ濃厚白湯スープ!! 単に味が濃いだけの「濃厚スープ」をあざ笑うかのような会心の出来。

 麺は中太ストレート麺。やや麺が短い気がしましたが、気のせいかな? わずかにざらつきがある口当たりで、程よい噛み応えが気に入りました。どろっとしたスープがよく絡み付いてきます。

 鶏モモ肉を使ったチャーシューはやや淡白な味付けで、濃い目に味付けられた鶏そぼろと好対照。やや大ぶりのメンマはサクサク&ざっくりとした歯ごたえが楽しいタイプ。

 定番商品の安定した美味さを久しぶりに堪能。

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2020.11.13

ちえちゃんラーメン@川口 ~ 中華そば

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 川口駅東口、樹モール入り口近く。隣の隣が「武蔵家」で向かいに「鷹の目」。「凪」の跡地ですが、ちえちゃんラーメン神田店も凪の跡地。さらに新宿に関連店とされる「えっちゃんラーメン」も凪の跡地で、状況証拠的にはどう考えても凪の別ブランドのような・・・

 「ちえちゃん」は4ヶ月前に神田店で試食済ですが、一応超近所にも出来たことに敬意を表して往訪。先客3、後客2。

 店内のタッチパネル式券売機で「中華そば(850円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは基本的に「もり中華」との二本建て。どちらかといえば「もり中華」推しの店だと思っていましたが、往訪した日は冷え込んだせいか客の注文は全員「中華そば」でした。

 店内は壁に向かって縦長カウンター5席と店右側に4人卓×3と前の店そのまんま。卓上にはラー油、酢、胡椒、一味、おろしニンニク。

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 表面の脂のせいか、若干どんよりと曇ったルックスのスープは動物系ベースでしょうか? 神田店では残念ながらかなりしょっぱくてご飯が欲しくなるレベルで参りましたが、さすがにアレは極端な下ブレだったようで、今回は麺を食べる分には支障ないレベルに落ち着いていました。とはいえ、出汁より醤油がかなり前に出ているのは相変わらずで飲み進む気になれず。

 卓上に「油なし、油少な目もできます」とポップが躍っていますが、表面の油層が少々分厚いかな?といった程度で味わい上はそれほど脂っぽいという印象は受けず。

 麺は平打ちっぽい並太ストレートタイプ。つるつるとした口当たりはいいのですが、やや柔らかめの仕上がりでいかにもコシが甘くて残念。

 チャーシューは形こそ乱雑ですが、思いのほか量があってチャーシューメンと言っても差し支えないくらい。でもこちらもやや醤油だれに浸かり過ぎの嫌いが。細メンマがコリコリした歯応えが秀逸。他に刻みネギ。

 チャーシュー多めのせいだと思いますが、それでも内容からすれば割高感は否めず。ランチタイムに半ライスくらい付けないとこの界隈では勝負にならないような気がしてなりませんが、果たしてどうなることやら。「凪」もメニューや価格設定で迷走を繰り返した挙句に長持ちしませんでしたし。近所の「鷹の目」や「武蔵家」とは客層は被らないと思いますが、樹モール内の「坂内」とは丸かぶりするような・・・

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2020.11.12

ソラノイロ@池袋 ~ (生姜醤油)中華そば

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 池袋駅西口から有楽町線要町駅へ伸びる「乱歩通り」沿い。但し、店は通りには直接面しておらず、「中華酒菜たなか」のある角を曲がった先にあって判りにくいので、乱歩通りの歩道に案内板が出てきました。「ソラノイロ食堂」が「ソラノイロ 池袋店」にリニューアルしたと聞いて再訪。リニューアル前は1年半前に往訪したきり。先客2、後客8。

 店内のタッチパネル式券売機で基本と思しき「中華そば(780円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他につけ中華、油そば、旨辛中華そば、旨辛つけ中華、旨辛油そば、キノコのベジソバ(限定10食)など。

 以前は屋号通り純然たるラーメン店ではなくカレーライスや餃子定食、唐揚げ定食などもある気軽な食堂で、かつ夜はちょい飲み需要にも応えるというコンセプトでしたが、リニューアル後はラーメン主軸に転換して、ラーメンメニュー自体も見直し。またどう見ても割高感があった価格設定も下方修正されたようです。

 店内は厨房を囲むL字型カウンター10席(2席毎に間仕切りを設けているので、実際は5席分しか稼働させていないかも)と4人卓×5。卓上に調味料類は無し。水セルフ。

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 スープは判りやすい豚ベース。ただナルトの裏にたっぷり生姜が添えられているのがポイント。最初から生姜をかき混ぜず、食べ進むうちに自然と生姜が崩れてゆくままに任せておきましたが、次第に生姜の効きが強まってゆくのがよく判って実に良い塩梅に。といっても、終盤になって背中がスースーするほどのやり過ぎ感もなく、全体のバランス感を逸しない程度に抑えられています。

 背脂が非常に目立ち、スープも結構テカテカしていますが、生姜効果ゆえに脂っこさは微塵も感じられず。かえしも出汁の旨味を損なわない程度に抑えられていて、これまたバランスが良く考えられています。

 麺は従来の茨城県つくば製麺所の特注麺から自家製麺に変わったようで、中太ストレートタイプ。箸で持ち上げるとへなっとしていて不安でしたが、その見た目に反して弾力性を保ったもっちりした食感は悪くなく、スープに全く負けていません。つるつるした口当たりも心地よし。

 チャーシューは柔らかくて若干スモーキーなところも。他にメンマ、青菜、海苔、刻みネギ。

 個人的にはリニューアルは大正解。これなら他のメニューを試してみる価値あり。

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2020.11.11

ロースかつ&サーモンフライ定食@松のや

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 「松のや」が2020年11月4日から期間限定販売中の「ロースかつ&サーモンフライ定食(730円)」を試食。「大判ヒレかつ&サーモンフライ定食」「ささみかつ&サーモンフライ定食」「海鮮3種盛定食」も併売。

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 サーモンフライがウリなのに、ボリューム的には「ロースかつ&サーモンフライ定食」の語順通りどう見てもロースかつのほうがメイン。また店頭のポスターだと薄紅色に輝くピンクサーモンが実に華やかですが、実際に出てくるのは当然ながらフライなのでビジュアルは全面まっ茶色で実に冴えません。

 ただサーモンフライは「脂がのったやわらかい肉質でサーモンの旨味が凝縮された至極の逸品です。」と松のやが謳う通りのなかなかの出来。タルタルソースをちょんちょんと浸けながらロースかつと交互に、たまにキャベツで箸休めしながら食べ進むと最後まで飽きが来ません。

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金久右衛門 阿倍野ルシアス店@天王寺 ~ 大阪ブラック

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 天王寺駅からあびこ筋を西へ。「あべのルシアス」のB1F。エスカレーターを降りてすぐのところにあります。ほぼ4年半ぶりの再訪で、先客2、後客3。

 店内のメニューを見て、店人気No.1の「大阪ブラック(740円)」を注文。麺は太麺と細麺が選べるようですが、店からは何も聞かれませんでした(大阪ブラックはたぶんデフォルトが太麺)。ランチサービスはなし。後払い。

 メニューは他に金醤油、醤油とんこつ、紅醤油、黒醤油、金しじみ、紅しじみ、なにわブラック、なにわゴールドなど。

 店内は横長カウンター9席と店奥に4人掛けテーブル1卓。卓上にはラー油、酢、胡椒、醤油。以前来たときはバイト然としたねーちゃんが店長で驚きましたが、今はオッサンが一人で切り盛り。

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 「大阪ブラック」の名の通り、スープは真っ黒。しかし「富山ブラック」と違ってやたらしょっぱいわけではなく、むしろ酸味が強め。出汁は鶏がらをベースにイカのワタなど魚介系を少し合わせているのでしょうが、見た目よりも意外にあっさり目ながらかえしが全面に出ている感は否めず。ただベースもそれなりにしっかりしているせいか、飽きは来ません。

 ミヤネ食品工業の麺箱が見える麺は平たいストレート麺で特に太くありません。堅めの茹で加減で歯応えが強いのが特徴。細麺だとスープが絡み過ぎるので、確かに太麺のほうがバランスはよさげ。でももうちょっと茹でてほしいところ。

 チャーシューはややパサパサした食感で、旨みも抜けちゃってるみたいでイマイチ。メンマは筋っぽくてこれまたイマイチ。他に青ネギ。

 金久右衛門は多店舗展開していてSCにも店を出しているみたいで全体にチープな感じは否めませんが、駅近でさくっと食べる分には悪くないかと。

 

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2020.11.10

堀田家@神田 ~ (家系)ラーメン

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 山手線神田駅西口を出て正面の「神田駅西口通り商店街」内。人気店「武蔵神山」の隣。同じく人気店の「わいず」が近くにあります。先客4
、後客3。

 屋号や外観から察しがつくように家系の店で、店外の券売機ボタンを見て「ラーメン・並(650円)」を注文。ライス無料サービス付き(しかもおかわり自由)。麺の硬さ等好みを聞かれたので「全部普通」でお願いしました。

 麺類メニューはラーメンとチャーシューメンだけと超シンプルですが、この店の最大の特徴は7時から11時まで「朝ラー(500円)」をやっていること。朝からこんな重たいもの食ってよく腹壊さないなぁ(苦笑)

 店内はくの字型カウンター14席のみ。卓上にはおろしニンニク、豆板醤、ブラックペッパー、白ごま、酢。とのことでしたが、卓上に漬物は見当たらず。

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 スープはとろみはあまりなく、ざらつきもほとんど感じられず、デフォルトだと脂も多くはありません。またかえしも必要以上にきつくはなく、総じてマイルドなタイプですが、豚骨の旨味を味わうには十分な出来。パンチドランカーと化したマニア筋には甚だ物足りないでしょうが、個人的はかえしがきつすぎる近所の「わいず」よりは好み。まぁこういうタイプじゃないと「朝ラー」なんて出来ないでしょうし。

 麺は酒井製麺の中太麺のほぼストレートタイプ。「普通」でもそれなりにしっかりとした麺でスープとの相性は文句なく、これならあえて硬めにしなくても個人的には問題なし。

 豚チャーシューは小さめな反面、海苔がかなり大きめ。他にほうれん草。

「わいず」との差別化に留意しているのがあちこち見受けられますが、そもそもこの界隈で2軒も家系にニーズあるのかなぁ・・・

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2020.11.09

汁なし担々麺@餃子の王将

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 「餃子の王将」が11月限定メニューとして販売中の「汁なし担々麺(682円+税=750円)」を試食。ついでにライス小(税込165円)も注文。

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 「太麺に絡む香りと旨味!! ピリッと豆板醤と花椒が効いた特製旨辛肉味噌にトロッと温玉が絡んで食欲を刺激します!!」というのが餃子の王将のウリ文句ですが、温玉を加えたのが仇となったのか「汁なし」にしては汁気多めで、花椒の効きが弱くて痺れが全然ないのはともかく、辛さもあまり感じず。 

 たいして辛くない上に温玉以外に青菜やメンマ、刻み玉ねぎという具材のラインナップも相まって、肉味噌たっぷりの油そばに近い気も。
よって早々と卓上のラー油を回しがけ。

 ひょっとして最初からかき混ぜて食べることを前提にしていないのかなぁ? ガンガンかき混ぜてしまうと汁気が多くなって肉味噌が巧く麺に絡まず、どうしても底に溜まり勝ちに。そこでライスが大活躍。

 全体としてはやや期待外れでしたが、その中で刮目すべきなのは北海道産小麦粉麺使用とされる中太麺。中細ストレートが基本の餃子の王将にしてはやや太目で、このメニューのために試行錯誤を重ねたのかもしれませんが、とにかく麺が残念だった餃子の王将に改善意欲が垣間見られたことだけでこの商品はエポックメイキングな存在になるのかもしれません。

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【祝】浦和レッズレディース、2020年なでしこリーグ優勝!!

・今季の浦和は第15節を終えて2位I神戸に勝ち点8差をつけて完全に独走状態。勝てば無条件で2試合を残して2014年以来の優勝(浦和レッズレディースとしては3度目)が決まる第16節愛媛戦でしたが、優勝が懸かった大一番から来るプレッシャーもへったくれもなく序盤から着々と得点を重ねて難なくリーグ優勝を手中にしました!!

・浦和は09年の優勝はアウェーで優勝したことを知り、14年の優勝はホームで負けたけど優勝したという、ある意味浦和らしい形での優勝だったので、ホームで勝って優勝するのはこれが初めて。

・いやぁ、今年の浦和は文句なしに強かった!! 16試合消化して勝ち点40で2位I神戸に8差。総得点34は日テレ(43)に次ぐ2位。総失点15は新潟と並んでリーグ最少。昨年は惜しくも日テレに及ばず2位に終わりましたが、今年は昨年全く勝てなかったI神戸に逆にダブルを食らわせただけでなく、中下位チーム相手に引き分けで終わりそうな試合で最後の最後で勝ち点3を積み上げた結果がぶっちぎりの優勝に繋がりました。

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・チームを率いるのは昨年招聘した森監督。日テレの監督として15年から3連覇を達成した手腕はやはりただものではありませんでした。やっていることは昨年と基本的に同じ。主力も猶本がドイツから戻ってきたのと塩越がコンスタントにスタメン出場しだしたくらいで昨年とあまり変わりありませんが、監督交代初年度で結果・内容ともいきなり好転したことで選手達が自信を得ていたためか、今年は結果が一段と向上してぶっちぎりの優勝として結実しました。

・浦和レッズレディースはユースがそこそこ優秀で世代別代表経験者も少なくなく、ユースレベルまでは日テレと互角以上に闘っているのに、そこから先が伸びない。必然的になでしこ代表に入る選手も少ないという不思議な傾向がありましたが、森監督が素質・素材は良いものを持っている選手達を上手く開花させたという見方も出来ましょう。

・浦和がやっているサッカーは「ボールを大事にするサッカー」と表現するのが一番近いかな? GKから細かくパスを繋ぎ、じわじわと最終ラインを極端に押し上げて相手を自陣に押し込む。しかも両SBのポジションがやたら高くて攻撃時2-4-4にすら見えることも少なくありません。

・でもそんなぱっと見は超攻撃的な布陣を敷きながら「2点取られても3点取るサッカー」を志向しているわけではなく、スタッツを見ると一目瞭然なように僅差で勝つ、しかもウノゼロの勝ちが結構多いのが浦和の特徴。浦和の真骨頂は縦に陣形を圧縮するだけでなく、ボールサイドにわらわらとやたら集まって高い位置でのボール奪回を狙うところにあると言っても良いくらい。相手に考える時間を与えない。これが今年は日テレにもI神戸にも上手く嵌まりました。

・ただ体力任せで走り回って体力の続く限り相手にプレッシャーかけまくりという中下位チームとは完全に一線を画していて、浦和は基本ボールが持てるチームなのでボールを持って休んでいる時間も結構あり、失ったら失ったで攻→守を素早く切り替えてガーーーっと行く。そんな感じでしょうか。

・またボールサイドへわらわら寄り、失ったら即時奪回を図る過程で中盤のポジションが極端に流動的なのも浦和の特徴。ボールを失った時に高い位置にいるSBの代わりにSHなりCHなりがカバーに入っているなんて日常茶飯事なので、CHはともかくSHとかトップ下なんで初期配置以上の意味しかなく、ヒートマップを見てもどこが本来のポジションなのか全く判らないと思います。

・高い位置でボールを奪取してからの攻撃は別に細かいパス交換からの中央突破にこだわるわけではないどころか、むしろやたら高い位置にいるSBを使ってのサイド攻撃が主体。特に俊足の清家は戦術兵器としか言いようがなく、かつSBからのクロスの先にフィニッシャーとして超弩級の威力を誇る菅澤がいるというのが浦和の典型的な得点パターン。総得点34のうち16点が菅澤。文句なしのMVPです。

・またセットプレーで点が取れるようになったのもぶっちぎりでの優勝の一因でしょう。これは正直猶本の復帰がでかかったかと。浦和は09年優勝時の主力だった高橋が退団してからずっーーーーーとプレースキッカーが人材難(筏井が多少マシなくらいか)で、直接FKをぶち込める選手なんていませんでしたから。どん引き系の相手にはとにかくセットプレーが効きました。

・なでしこリーグは相手も前からガンガンプレッシャーをかけてきて終始中盤での潰し合いに終始することがしばしば。そんな時の浦和は細かい繋ぎをあっさり放棄していきなり最前線の菅澤に放り込むとか、高橋はなを投入して2トップにするとか、甚だしきは清家を最前線に上げて裏を狙わせるとか、思いのほか戦術に柔軟性が高いのも特徴。清家を最前線に上げる荒業をハーフタイムを挟まずに試合中にやるというのには心底驚きました。

・浦和のやたら高い最終ラインは当然ながら相手の狙い目。従って縦にポーンと蹴って俊足FWなりWGなりを走らせようというチームも多いのですが、前述のように浦和のプレッシャーがきつくてそもそも高精度&良いタイミングでボールを蹴らせてもらえない上に、浦和の両CBのカバーリング能力が高いのでなかなかシュートに持ち込めない。ボールがちょっと長いとGK池田がじゃじゃーーんと飛び出てくるし、なんとかシュートを撃っても池田に防がれるという相手からすれば悪夢としか言いようがない浦和の鉄壁な守備。これは池田&長船の両ベテランもさることながらユース上がりの南が早々と戦力化したのが多いと思います。

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・まぁ浦和は森監督の就任からたった2年で頂点に上り詰めましたが、14年の優勝からわずか2年で浦和は残留争いにどっぷり両足浸かる羽目になったことも忘れてはならないでしょう。また優勝した14年の前後の成績が芳しくないことから察しが付く通り、浦和は端的にいえば09年優勝からの世代交代があまり上手く行かず、長年苦労しました。

・先述のプレースキッカー不在問題どころか、土橋や堂園が退団してからの浦和は慢性的にSBが人材難。木崎・北川の成長で何とか左SBは目途が立ったと思ったら、あろうことか両選手ともほぼ同時に退団してしまうとか、岸川・長野が退団し、猶本も海外へ行ってしまってCHがボロボロ欠けてゆくという悲惨な時期もありました。

・来年から「WEリーグ」へと舞台が変わりますが、その中で毎年優勝とまでは言わないものの、コンスタントに優勝争いに絡める安定した実力を身に着けることが次の中期的な目標になろうかと思います。長かった苦難の歴史を繰り返さないように。


<2020年浦和基本スタメン&フォーメーション>

-----菅澤-----
水谷---猶本---塩越
---栗島--柴田---
佐々木-南--長船-清家
-----池田-----

 

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2020.11.08

竜葵@川口 ~ 芳香鶏白湯らーめん

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 川口駅東口、コモディイイダ前にある「珍来」脇の小路を横へ入る。屋号は「ほおずき」と読みます。約3ヶ月ぶりの再訪。先客ゼロ、後客8。

 今回は秋季限定メニューの「芳香鶏白湯らーめん(950円)」を注文。後客もこれ狙いが多かった感じ。葵グループ共通のスタンプを活用して味玉を付けてもらいました。

 メニューは相変わらず極端に絞り込まれていて、レギュラーメニューは他に塩そばと醤油そば、台湾まぜそばのみ。サイドメニューとしてなぜか「ひつまぶし」を売り物にしていて、ランチタイムは「塩そば+ひつまぶし」のセットメニューもあります。

 店内は縦長L字型カウンター10席のみ。席間に衝立を設けたので席間が随分狭くなった気も。卓上には七味、胡椒、揚げ玉、果実酢。厨房内は店主とアシスタント1名といったところ。水セルフ。

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 芳香鶏白湯らーめんは「純系名古屋コーチンの鶏白湯スープに当店秘伝の塩ダレを合わせ、仕上げに白トリュフオイルを使用した旨味と香りのハーモニーをお楽しみくださいませ」というのが店のウリ文句。

 白トリュフオイルが個人的には目新しいためか、「またお前か」的な鶏白湯スープとは完全に一線を画した洋風スープのような味わいでびっくり。以前食べた際は味を重ね過ぎて個人的には少々くどい印象を受けましたが、今回はバランスがぐっと良くなって鶏の旨味を存分に味わえる一方、くどさやしょっぱさは全然感じず。

 自家製の麺は中細ストレートで心持ちざらつきのある食感。若干硬めの仕上がりでスープに負けることのないしっかりした噛み応え。麺量自体は140gと標準よりやや少なめですが、どろどろスープが結構重いせいか、食後は胃にずっしり来ます。

 チャーシューは豚・鶏の2種でいずれも超淡白な味付け。もっちりした鶏団子が2個。他に穂先メンマ、青ネギ。味玉はしっかり煮込まれていてまずまず。

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2020.11.07

天下一品 東向店@近鉄奈良 ~ 味噌ラーメン

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 「天下一品」が「こってり」「あっさり」「屋台の味」に続く新メニュー「味噌ラーメン」を販売しだしたと聞いて早速試食に。

 2020年9月21日から一部店舗で販売を開始し、順次全国の店舗に拡大するとのことで、往訪したのは近鉄奈良駅近くの東向店。先客2、後客7。ここはやや変わった店で、ビル内店舗ですが独立した区画がなく、通路の両サイドにカウンターやテーブルを並べたような感じの店です。天一の奥にも別の店が並んでいて、いわば小さいフードコートといった感じでしょうか。

 券売機はなく、店のメニューを見ても味噌ラーメンは載っていないのでギョっとしましたが、よく見たら店内にデカデカと味噌ラーメンのポスターが貼りだされていて一安心。値段は店によって若干違うようですが、ここは870円でした。

 店内は縦長L字型カウンター10席と4人卓×3。卓上にはブラックペッパー、辛子味噌、ラーメンのタレ、餃子のタレ、醤油、塩、辛味ニラ。個人的にはカウンターの椅子が低すぎて難儀。

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 味噌ラーメンのスープは「北海道の赤味噌と愛知県の豆味噌をブレンドした濃厚味噌に、炒めた香味野菜の風味を効かせ、天下一品こだわりのスープと融合させた」ものとのこと。味噌は辛めで、かつかなりその自己主張が強く、好き嫌いがはっきり分かれる天下一品の鶏白湯スープの旨味と癖をかき消しています。よって良く言えば万人受けする味わいに。

 麺はいつもの中細ストレート麺かな? 若干硬めの仕上がりで濃厚なスープに全く負けていません。

 チャーシューがない代わりに醤油ベースの下味が効いたひき肉がたっぷりと添えられているのも特徴。他に刻み青ネギともやし。

 癖のない一品にも関わらず、また量が多いわけではないにも関わらず、食後に胃にずっしり来る辺りは「こってり」と全く同じ。これが「味噌」のルーツが「こってり」と同じであることを雄弁に物語っています

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はなぶさ@伊賀・上野市 ~ 伊賀牛炙り牛丼セット

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 忍者で有名な伊賀市が「肉の横綱 伊賀牛 炙り丼」を売り出し中と聞いて久しぶりに訪れてみました。

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「食材に伊賀牛と伊賀米を使用して、肉を炙るあるいは焼く、炒める感覚で調理された丼、重、ひつまぶしなどのメニューをご提供する」という、この手の商品にありがちなアバウトな縛りしかないので店によって全然違うものが出てくると思います。

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 訪れたのは上野市駅から徒歩10分弱、芭蕉翁生家前にある「はなぶさ」。外観通りどちらかと言えば食事処ではなく喫茶店です。しかもモーニングがやたら充実してたり、モーニングを終日出していたり、名古屋の喫茶店文化の影響を強く受けているようです。

 2種類あるランチ限定メニューの中から限定10食の「伊賀牛炙り牛丼セット(990円)」を注文。伊賀牛炙り牛丼に小鉢一品・サラダ・漬物・味噌汁が付いてきます。さらにサービスで温泉卵を乗せてくれました。

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 温泉卵を乗せたこともあって、味わいは完全に甘辛のすき焼き風牛丼。「炙り」の要素がどこにあるのかよくわかりませんが、肉質超柔らか、しかも牛丼にしてはあまり脂っぽくありません。煮込み加減もしつこくなく、濃すぎず、実に絶妙。松屋とは違うのだよ、松屋とは! そこにアレコレ付いて千円しないとは超お値打ちもの!!

 なお味噌汁は、朝ドラ「エール」で古山家の揉め事の種になっていた「八丁味噌仕立て」ではありませんでした。ここは名古屋色じゃないんだなぁ。

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2020.11.06

かにめし@鳥取・アベ鳥取堂 (東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

 コロナ禍のため依然新幹線はガラガラ。当然ながら駅弁も売れないので東京駅構内の巨大駅弁売り場「駅弁屋 祭」も地方の駅弁は壊滅状態で品揃えはすっかり寂しくなり、日本ばし大増や大船軒といった旧NRE系の駅弁や八戸出身ながら東京工場がある吉田屋の駅弁を大量に並べてなんとか棚を埋めています。

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 わずかに残っている地方の駅弁の中から、首都圏から極めて遠い鳥取・アベ鳥取堂の駅弁「かにめし(1350円)」を試食してみました。もう一つの主力商品「かに寿司」も並んで販売。

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 カニの炊き込みご飯にカニのほぐし身を散らしただけの超シンプルな一品。駅弁にしてはかなり薄味で、超シンプルな一品だけに飽きやすいのが難点ですが、別袋の福神漬けをほんのちょっとだけつまんで味に変化をつければ何の問題もありません。カニの鋏はただの飾りも同然でご飯だらけなので、ビールのアテには全く向きませんが朝だからノープロブレム(苦笑)。

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2020.11.05

鷹の目@川口 ~ (G系)ラーメンミニ

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 川口駅東口、樹モール入口近く。目の前にすき家や武蔵家あり。全く入る気が起こらないラーメン屋が出来ては潰れを繰り返していた狭い三角地で、その後待望の「日乃屋カレー」が進出するもやっぱり潰れてしまったところに松原団地の人気店が進出してきました。外観から想像がつきようにG系の店です。

 朝から雨模様だったので空いているだろうと思って出かけたのですが、11時の開店5分前に到着したところなんと先客7!!(しかもオッサンばかり) その後開店までに6人並びましたが、開店後の後続はあまりなかったようで、退店時には外待ちは解消されていました。

 店内の券売機ボタンを見て「ラーメンミニ(750円)」を注文。ミニでも200gあるので個人的にはこれで十分。小300g(+30円)、大400g(+130円)という構成。メニューは他にまぜそばと、往訪時は期間限定で台湾まぜそばを出していました。先客のほとんどは台湾まぜそば狙いだった模様。

 ラーメンの無料トッピングは野菜マシ、ニンニク、アブラ、辛揚の中からニンニク&辛揚をチョイス。配膳直前に聞いてきます。

 店内はL字型カウンター10席。「日乃屋カレー」の時からカウンターを1/3削って厨房を広げていましたが、席間が狭いのは相変わらず。卓上にはタレ、一味、ブラックペッパー、マスタード。

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 スープは一般的なG系に比べるとかなり色が濃いような気がしますが、かえしがかなりきつめ。デフォルトだと茹でもやしの量はさほどでもなく、野菜マシが前提の濃さかも? まぁこの手のスープはほとんど飲まないのでさしたる問題はありません。またデフォルトだとでっかい背脂が2つばかり浮いているだけで脂も多くはありません。でも豚骨の旨味がしっかり感じ取れるだけで十分な出来。ただちょっと温めかなぁ? 厳冬期には気になるかも。

 麺は少々ねじれ入りのストレート太麺。デフォルトでもやや硬めで噛み応え十分。ワシワシという形容がぴったり。

 チャーシューは一枚だけですが厚みがあり、必要にして十分な程度の煮込み加減。厚さの割には柔らかいけれども、ぐだぐだに崩れはせず。いたずらに脂だらけという訳でも無し。

 野菜はモヤシだけキャベツは確認できず。辛揚は鶏の唐揚げではなく、揚げ玉に辛味をつけたような感じでしたが、スープ自体がそもそも辛いので辛揚は屋上屋を重ねた感じになってしまい、個人的にはどう見ても蛇足かなぁ・・・

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2020.11.04

ごとう@駒込 ~ (動物魚介系)ラーメン

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 駒込駅南口斜向かいにある松屋やマクドの先。半地下にある店で、ほぼ6年ぶりの再訪。11時の開店直前に到着したら先客ゼロ、後客7と早い時間帯から相変わらず繁盛していました。

 券売機ボタン先頭の「ラーメン(750円)」を注文。6年前から20円しか値上がりしてないのは嬉しいもの。ランチサービスなし。

 どちらかというと「もりそば」がウリの店と思っていましたが、後客の注文は意外にもラーメン系ともりそば系が半々くらいでした。

 店内はL字型カウンター7席と4人掛けテーブルが1卓。卓上にはラー油、酢、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、おろしニンニク、豆板醤。

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 わずかに魚粉のざらつきを感じるスープは動物系と魚介系の合わせ技。わずかに魚介が強めに出てはいますが両者のバランスが絶妙。ただ昔よりちょっと醤油がうるさく、味が濃くなったような気がしました。麺を絡める分には何の問題もありませんが、飲むのはどうかと。

 麺は太いストレート麺でややざらつきのある口当たり。いかにも密度が高そうな麺でしっかりした噛み応えが気に入りました。東池袋大勝軒の流れをくむ店って概して必要以上に麺の量が多いので、麺が不味いと終盤持て余しがちになりますが、ここのは上々。また麺の量に比例してスープもたっぷりなのも嬉しいところ。とはいえ、やや飽きてきたところで卓上のブラックペッパーを投入。

 チャーシューがちょっとパサつき加減でイマイチ。メンマも割りとたっぷりめ。他に刻みネギ、小さい海苔。昔は煮玉子が半個乗っていましたが、値段据え置きの代わりに無くなってしまったようで。

 おいおい「もりそば」で再訪します。

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【DAZN観戦記】20年第26節:広島 1-1 浦和 ~ JFKもさすがにこの引き分けは受け入れるべきだろう・・・

・試合開始早々に先制点を奪った後は自陣で耐え忍ぶ時間帯がやたら長かったという意味では前回対戦時と似た試合でしたが、浦和も決してやられっ放しではなかったどころか追加点を奪える好機もあり、ドローは妥当な結果かと。ほぼスタメン固定はさすがに無理がありましたが。

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《スタメン》

・浦和は前節大分戦から中2日(しかもその間大分からいったん浦和へ戻って広島へ移動!)、かつ前節の試合内容は芳しくなかったにも関わらず、スタメンの入れ替えはなんと山中→宇賀神のみ! しかもサブにレオナルドがいないという超サプライズ!! レオナルド小破orコンディション不良としか考えられないのですが、その代わりに武富がベンチ入り。

・広島も前節から中2日ですが、こちらは第24節から中3日、中2日、中2日での4連戦を強いられているため、スタメン固定傾向が強い広島もやむなく前節仙台戦でスタメン9人を入れ替える大胆なターンオーバーを敢行。そして今節のスタメンは森島&荒木&茶島以外の8人を再び入れ替えて主力を揃えた格好に。

《試合展開》

・試合開始早々の3分、マルティノスのアーリークロスをボックス内で受けた興梠が巧みにCB野上を交わしていきなり先制。後方から野上の前にさっと入り、完璧なトラップから腰をぐいっとひねってGKの股間を抜くなんて興梠じゃないと難しい匠の技!!

・城福監督は「自分がこのチームで経験した中でも一番良くない試合の入りをしてしまったなと思います」と悔やんでいますが、浦和の先制点はファーストチャンスを決めたもの。何度も決定機を作った挙句の得点ではないので、傍目には広島の試合の入りが滅茶苦茶悪かったとは思えないのですが、広島は先制点を取られて相手に引かれる展開がとにかく苦手なので、城福監督のボヤキも判らなくはありません。

・早々に先制点を取られた広島は序盤から猛攻を仕掛け、浦和は前回対戦時同様自陣で耐える展開に。6分には茶島が野上とのワンツーで右サイドを攻略、7分には佐々木が森島とのワンツーで左サイドを攻略したものの、浅野のシュートは共に枠を捉えきれず。

・序盤の浦和が非常に危なかったのはサイドを攻略された場面ではなく、広島の前プレを受けてからの自爆ボタン連打。14分には西川のパスを森島にカットされ、22分には長澤が緩いバックパスをペレイラに奪われる大失態。後者は波状攻撃を浴びた挙句に佐々木のミドルシュートがディフレクトしてヒヤッとさせられました。危険なパスミスが多かったのはやはり中2日でお疲れだったせいかも。

・しかし、浦和は飲水タイムを挟んで反撃開始。久しぶりに2トップ&マルティノスの3人で広島の3バックに前からハメに行く形が見られるようになり、30分にはマルティノスのパスカットから武藤→長澤と繋ぐもシュートはGK正面。31分にはエヴェルトンのボール奪取から長澤の縦パスがアーク付近にいた汰木に通り、興梠のフィニッシュに繋がる場面がありましたが、シュートはDFに当たって枠外。

・浦和は茶島に対して汰木、柏に対しては橋岡が主に対峙して序盤以外は両WBに決定機を作られる場面はほとんどありませんでしたが、浦和守備陣が後ろに人数をかけ過ぎるせいか、後方から上がってくるCB野上にどフリーで何度もクロスを入れられているのが気になりました。しかし、クロスを受けたペレイラのシュートは全く枠を捉えられず。

・後半も開始早々に浦和にビッグチャンス。49分深い位置からの橋岡スローインからボールを繋いでセンターライン付近からマルティノスが単騎激走!!遅れ気味ながらも佐々木が併走しているのが気になったのか、残念ながらシュートはわずかに枠外。

・広島は60分浅野に代えてヴィエイラを投入したのに対し、浦和は62分にマルティノス→関根、武藤→杉本、さらに72分エヴェルトン→青木と代えましたが、中2日で連闘を考えればこの早めの交代はやむを得ないと思います。ただ投入された選手達の出来は芳しくなく、正直期待外れただったのも否めず、浦和は完全に攻め手を失ってしまいました。

・それでも広島の攻勢を何度も中央で弾き返してさしたる決定機は与えていませんでしたが、76分槙野のクリアは真上に上がり、さらに青木のクリアは不十分でヴィエイラに拾われたのが致命傷となり、ペレイラの一発を浴びてしまいました。シュートは汰木と槙野の間の狭いところから飛んできたので西川には見えにくかったのかも。

・おまけに68分関根がペレイラのシュートをブロックした際に小破してしまい、80分にやむなく武富と交代。武富は本来レオナルドの代わりのFWとしての交代要員だったはずで、SHでの起用はやや気の毒な面もありますが、それを勘案しても武富の行方不明ぶりには参りました。また疲労困憊でボールキープもままならない興梠に代わって杉本がなんとか最前線でボールをキープしようと奮戦するも、後方からのフォローがないに等しいので徒労に終わるばかり。

・ところが広島が87分に最後の勝負手として左WBに送り出したエゼキエウの出来もこれまた酷くて、浦和右サイドでとんでもなく低レベルの攻防が繰り広げられたまま、何のハプニングもなくそのまま試合終了。

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《総評》

・シュート数こそ16対5と大差が付きましたが、シュート数の割には広島がGK西川を脅かした回数は多くありませんでした。試合後興梠が「でも中盤で回されているだけで、最終的に危ないシーンを作られているかと言えばそうではない」と語っているのも決して負け惜しみではなく(負けてはいないのだが)、実際その通りだったと思います。

・浦和が早い時間帯に先制し、その後浦和が自陣で耐え忍ぶ時間帯がやたら長かったという意味では前回対戦時と似たような試合展開ですが、前回対戦時は西川のビッグセーブ連発でなんとか完封したのに対し、今回は決定的に危ない場面の数が激減しています。また前回対戦時はまさに守っているだけで攻め手皆無だったのに対し、今回は追加点を取れる好機もありました。

・従って試合内容は勝った前回より引き分けに終わった今回のほうが格段にマシで、超遅まきながら浦和の成長を証明できた試合だったと思います。むしろ相変わらず相手に引かれると弱い広島のほうに停滞感を感じました。城福監督は試合後悔しさを露わにしていましたが、いくらなんでもこの結果は受け入れざるを得ないかと。

・とはいえ、前回対戦時より内容はずっと向上しているのに浦和が勝ち点3を取れなかったのも、それなりに理由がある話。興梠が言うように端的には「2点目を取れるチャンスがありながら取れないというのがいまのチームの課題」なのでしょうし、それ以前に大槻監督が「守から攻のトランジションのところや、もう少しボールを握る時間があっても良かった」と悔やむ通り、守っているだけの時間があまりにも長すぎては勝ち点3は難しいのだろうと思います。

・また浦和の終盤のヘロヘロっぷりは目に余るものがあり、これはどこからどう見ても長距離移動付きの中2日でスタメンほぼ固定という無理が祟ったものと言わざるを得ません。ただ後半投入された選手の出来を見るとスタメンを代えようにも信頼に値する控え選手がいないので代えられない現状を踏まえたものなのかもしれません。

・超遅まきながら大槻監督のやりたいことがはっきりしだして、それを実現できるスタメンが固まってきたのは慶事でしょう。その結果中堅クラスの相手にも簡単に負けなくなったことは評価に値します。ただ如何せん試行錯誤に費やした時間が長すぎて、シーズン終盤に至ってもやりたいことを実現できるメンバーがワンセットしか揃えられないのが現状であり、それがこの試合で勝ち点3が取れなかった根本原因だと思います。

・ボトムハーフ相手のアウェー連戦で積み上げた勝ち点はわずか2に留まり、浦和は残り7試合で4位C大阪との勝ち点差は7(かつC大阪は試合数が一つ少ない)ので、監督や選手達がなぜかうわごとのように口にするACL圏入りはかなり難しくなりました。でも、これまでの試行錯誤に費やした日数と試合結果を考えればACL圏外になるなんて至極妥当な話で、昨年残留争いしていたチームがトップハーフ入りで終わるならそんなに悪い話でもないかと。


《選手評等》

・先制点をいきなり決めた興梠に殊勲賞。フィニッシュに至る全過程が素晴らしすぎて、興梠じゃないと難しいかと。全てがパーフェクトでした。終盤は最終ライン近くにまで下がって守備に奔走。なんで終盤の守備で目立つのが途中投入の選手ではなく興梠なのか・・・

・マルティノスの守備意識が格段に向上していてビックリ!!(当社従来製品比) 自分のミスで失ったボールはちゃんと自分で取返しに行くし、相手ボール時には下がって守備ブロックにもちゃんと入るし、2トップの動きを見ながら前ハメにもいけるし、橋岡と盛んに何やらコミュニケーション取っている風だし。20分に川辺から柏に横パスが通った後にマルティノスが柏と対峙して防戦なんてちょっと前までは考えられない場面じゃないかと。

・浦和があれだけアホほどマヌケな失点を繰り返していたクロス攻撃に対する耐性がこのところ滅茶苦茶上がっているのが不思議でなりませんでしたが、槙野によると「しっかりとコミュニケーションをとりながら、クロスを上げさせない守備、上げたときの中の守備の修正がここ数試合はものすごくコミュニケーションもとれていますし、ボールホルダーへのプレッシャーも良いですし」と要はコミュニケーションの問題だったことを吐露。デンがスタメンから外れたのは専らこれなのかなぁ????

・この試合の村上主審はやたら笛を吹くタイプ。流しまくるC大阪戦の西村主審とは対照的でしたが、あの笛のおかげでヘロヘロの浦和は随分助かったような気も。しょうもないイエローを取られたエヴェルトンには気の毒でしたが。

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---興梠--武藤---
汰木--------マル
--エヴェルトン--長澤---
宇賀神-槙野-岩波-橋岡
-----西川-----

(得点)
3分 興梠

(交代)
62分 マルティノス→関根
62分 武藤→杉本
71分 エヴェルトン→青木
80分 関根→武富(故障による交代)

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-----ペレイラ-----
--森島----浅野--
柏-青山--川辺--茶島
-佐々木-荒木--野上-
-----林------

(得点)
76分 ペレイラ

(交代)
60分 浅野→ヴィエイラ
87分 青山→エゼキエウ(エゼキエウが左WBへ、森島がCHへ下がる)
87分 柏→永井(永井がシャドーへ)

※写真は試合に全く関係ありません

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2020.11.03

山下@人形町 ~ 煮干中華そば

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 日比谷線人形町駅A1出口から甘酒横丁を東へ。最初の信号を右折してすぐ。「ばしらぁ」の跡地。先客1、後客4。

 店内の券売機ボタン先頭は「濃厚煮干そば」でしたが、その次の「煮干中華そば(750円)」を注文。麺大盛無料なので大盛にしてもらいました。

 メニューは他に油そばなど。「限定」のボタンもありますが、往訪時には提供無し。夜はちょい飲みも出来るようにつまみ類をあれこれ出しています。

 席は壁に向かってカウンター4席と4人卓×2。卓上にはブラックペッパーと一味。紙おしぼりのサービスあり。

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 配膳時に丼から煮干しの香りがはっきりと漂ってきます。そこから来る期待を全く裏切ることなく、スープにはしっかりと、だが魚臭さやエグミを感じさせない範囲内で煮干を効かせています。表面の脂が案外目立つのはともかく若干甘目、しかも醤油がややうるさくて味が濃すぎるのが難。ご飯が欲しくなるほどしょっぱいわけではなく、麺をいただく分には特に支障ありませんが、飲むのは躊躇われるレベル。「煮干中華そば」でこれだと「濃厚」は個人的にはアウトだろうなぁ、たぶん。

 麺は自家製の並太ストレートタイプ。やや柔らかめの仕上がりですが、つるつる&もっちりした食感は悪くありません。大盛でもスープとの量的バランスが保たれているのは嬉しいところ。

 チャーシューは炙り入りで、しかも適度に脂がさしてまずまず。青菜は茎のしゃきっとした感じが良い箸休めに。他にメンマ、ナルト、刻みネギ。

 

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2020.11.02

黒トリュフソースのビーフハンバーグ定食@松屋

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 松屋が2020年10月27日より新発売の「黒トリュフソースのビーフハンバーグ定食(890円)」を試食。とにかく松屋のビーフハンバーグにハズレなし。

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 黒トリュフソースのビーフハンバーグ定食は「牛肉の旨味をしっかり味わえる、松屋人気のBEEF100%の粗挽きビーフハンバーグに、たっぷりの黒トリュフソースをかけたジューシーで香り高い逸品です。付け合わせは北海道産の甘くホクホクのポテト。黒トリュフソースと絡めれば、贅沢な味わいをお楽しみいただける、ボリューム満点メニュー。」というのが松屋のウリ文句。

 松屋のソースといえばガーリック効かせまくりとか、そうでなくてもチーズやらトマトやら癖の強い食材を多用してやたら濃い味になりがち。それらに比べると今回の黒トリュフソースは松屋にしては総じてマイルドなのにコク深い味わいで終盤まで飽きが来ずに楽しめました。ただ悲しいことに黒トリュフの個人経験値が低すぎて(苦笑)、それがどの程度効いているのかよく判りません(´・ω・`)ショボーン

 また松屋にしては破格の高価格なのも気になりました。変に食材に凝って美味いけど高い商品を出すなんて松屋には求めていないんだけどなぁ・・・

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鈴春@本郷三丁目 ~ 醤油らーめん

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 地下鉄丸ノ内線本郷三丁目駅から本郷通りを南へ。壱岐坂上交差点角に立地。「一燈 本郷店」の跡地。先客1、後客2。

 店内の券売機ボタン先頭の「醤油らーめん(900円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に塩らーめん、塩つけ麺、醤油つけ麺など。また金曜日限定でG系っぽい「ブタジマくん」を出しているようです。

 店内は厨房を囲むL字型カウンター7席と1人卓×4。前店から座席数を減らしていました。卓上に調味料類はなし。コップは保冷庫に保管してあって着席時に逐一店の方が取り出していました。

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 スープは鶏の旨味をどーんと打ち出した優れもの。食べ進むにつれて醤油が少々小うるさく思えましたが、鶏の旨味をかき消してしまうほではもはく、辛うじてバランスを保っています。たっぷり目の鶏油も適度にコクを加えるのに一役。

 麺は中細ストレートタイプで実にしなやか。つるつるとした口当たりといい、啜り心地といい文句なし。

 具はしっとり仕上げの豚ロースチャーシューと鶏ムネチャーシュー、かいわれ、穂先メンマ。

 美味いことは美味いのですが、どこかで食べたことがあるようなタイプの一杯でマニア向けではありませんし、内容に比べて割高感は否めないので近隣のリピーターが付くかなぁ?

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2020.11.01

荒川みそ大将@荒川区役所前 ~ からじゃんラーメン

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 都電荒川線荒川区役所前電停そば。「サンパール荒川(荒川区民会館)」の東隣あたり。先客ゼロ、後客6。

 券売機はなく後払い。卓上のメニューを見て人気No.1の「からじゃんラーメン(800円)」を注文。辛さは旨辛、ピリ辛、中辛から選べるようなので「ピリ辛」で注文。なお別料金で激辛、鬼辛も可。 また無料サービスの半ライスもつけてもらいましたが、店からは積極的に勧めてこないので注意。

 メニューは他に味噌からじゃんラーメン、濃厚味噌ラーメン、あっさり醤油ラーメン、あっさり塩ラーメン、さらにからじゃんませそばというのを最近始めたようです。また各種定食やおつまみも充実しています。

 店はカウンター2+3+1席と2人卓×2、4人卓×2。さらに中2階みたいなフロアもあって、もともと居酒屋だったことを偲ばせます。卓上には酢、醤油、ラー油、おろしニンニク、辛子高菜。水セルフ。

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 スープはほとんどとろみがなく、炒め物等の脂やラードが目立つ訳でもなく、割とさらっとしています。出汁は動物系ベースに少々魚介系混じりといった感じですが、味噌の自己主張が強くないのが悪いほうに出て、出汁の弱さが目立つ格好に。甚だ物足りないので早速卓上のおろしニンニクを投入。また「ピリ辛」だとまさにピリ辛でしかなく、辛さを求める向きは中辛以上をお勧めします。

 麺は西山製麺の中細縮れ麺。やや硬めの仕上がりで、これまた弱いスープには少々ミスマッチ。麺自体のしっかりした歯応え、つるつるした口当たり自体は結構好きなのですが。

 チャーシューは薄め。細めの茹でモヤシはしゃきしゃき感がちゃんと残っていて好印象。他にメンマ、海苔、刻みネギ。

 屋号に「北海道ラーメン」を冠していますが麺以外は全然北海道色はないような・・・でもホール係の痩身の若いねーちゃんに免じてヨシとするか・・・

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【DAZN観戦記】20年第25節:大分 0-0 浦和 ~ インチキサイコロがただのサイコロに戻り、引き分け御の字の試合内容に

・基本的には前回対戦と同様大分のフィニッシュ精度の低さに助けられただけで、浦和からすれば引き分け御の字と言わざるを得ない試合内容でした。相手に対策を立てられた際のオプションの無さはいかにも構築途上のチームらしい姿。リーグ終盤ですが(苦笑)。

《スタメン》

・今週も週央に試合がなかった浦和は、「勝った試合の後はスタメンを弄らない」の原則(苦笑)に則ったのか前節と全く同じスタメン。前節出場停止の宇賀神がすんなりスタメンに復帰しないのは山中との健全な競争と評価できますが、このところ失態続きの岩波が依然スタメンというのは個人的には疑問。ベンチに彩艶と関根が復帰し、福島と伊藤、岩武がベンチ外に。

・大分は第24節を9/16に前倒しで消化しているため先週は試合がなくほぼ2週間ぶりの公式戦。その割にはムン→高木、星→刀根、伊佐→知念、田中→髙澤とGKも含めて4人も入れ替え。

・試合後の監督コメントでは高木と知念の起用は最近の練習での出来なり戦術理解度の向上によるものらしいのですが、この試合でのサプライズは普段左CBに入る三竿を左WBに上げたこと。この辺りに片野坂監督がこの2週間で練りに練った浦和対策、端的にはマルティノス対策の跡が伺われました。

・なお大分はWB香川、CH前田、MF小林成が故障中。WB高山は故障明け。

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《試合展開》

・立ち上がりは相手の前からのプレッシャーがきついこともあって、双方ボールを持たされてもそこからの展開に困るというしょっぱい内容でしたが、10分過ぎから岩田を軸とする左サイドへの大きな展開や知念への縦パスが入り始めて徐々に大分ペースに。

・そして最初に決定機を掴んだのは大分。22分に大分のサイド攻撃をいったん凌いだものの、西川のクリアを相手に拾われて再び攻撃を受け、浦和守備陣が全体に右側に寄っているところを簡単に右から左へ繋がれてWB松本がぽっかり。松本の折り返しを後方から走りこんで来たCH羽田がシュート(西川難なくセーブ)。

・24分には三竿に対して詰めにいった橋岡の裏を三竿→三平スルーパスで高澤にぶち破られる大ピンチがありましたが、高澤のシュートは西川のほぼ正面。こぼれ玉が知念の前に転がったら即死でしたが、そうはならないところまでが西川の妙技かな?

・さらに28分には岩田に詰め寄った汰木があっさりと交わされてしまい、どフリーの岩田から大きなサイドチェンジが三竿へ。三竿のクロスがこれまたアーク付近でどフリーの三平に通る決定機がありましたが、シュートがバーの上。

・コンディションの差なのか、前半を通じてセカンドボールはことごとく大分が回収。また浦和は球際で競り負ける場面が多く、中盤でのボールロストもやたら目立ちました。長澤やエヴェルトンですら後方から大分の選手にプレッシャーをかけられた挙句にボールを失ってしまうのにはびっくり。

・浦和はとにかくビルドアップが全く体をなさないので、ロングボール一本でのカウンターしか攻め手なし。18分エヴェルトンの縦ポン一発でマルティノスを走らせた場面がありましたが、ここも三竿がしつこくまとわりついてシュートまで持ち込ませず。

・しかし、浦和もやられっぱなしではなく、39分山中が汰木を追い越して長い距離を走っての低いクロス→GK高木が弾いたこぼれ玉に長澤が反応するも、シュートはわずかに枠外。さらに44分マルティノスが右サイド深い位置で複数人に囲まれながらも粘って急反転で三竿を交わしてふんわりクロス→ファーの興梠に通るも前で岩田に寄せられてヘッドは枠を捉えられず。

・後半も依然大分ペース。52分深い位置にいた髙澤から高い位置にいた松本へ大きなサイドチェンジ→松本クロスを三平が折り返して知念にわたる良い形を作りましたが、ここは岩波が知念に仕事をさせず。

・ただでさえ苦しい試合展開なのに、すっかり元の木阿弥、ただのサイコロと化してしまったマルティノスが「はかた号」を連発。55分マルティノスが槙野への横パスを三平にカットされたのを契機に知念に際どい一発を浴び、58分マルティノスが自陣深い位置で三竿と競り合っている隙に知念にボールを攫われる大失態。知念に交わされたところでマルティノスは思わず後方から知念を倒してイエロー。

・浦和は70分に武藤→杉本、興梠→レオナルドと代え、78分には汰木→関根、山中→宇賀神と交代。大分は70分長谷川→島川、81分に髙澤→田中、三平→野村、三竿→高山と一気に3選手を交代。

・浦和は70分の交代あたりからようやくボールが前に進むようになって大分を押し込む時間帯が増え始め、相手の強度が落ちたこともあってかセカンドボールもかなり拾えるようになりましたが、それでも決定機は84分西川ロングフィード→杉本ポスト→レオナルドのお膳立てを受けてマルティノスがボックス内中央に侵入した一回のみ。

・大分も88分に松本の縦パスを受けた田中が浦和左サイドを深々と破り(田中に対して安直に飛び込んで交わされた槙野・・・あそこで飛び込む必要はあったのか???)、クロスに野村が飛びこむ決定機がありましたが、シュートはクロスバーを直撃。

・84分の決定機でマルティノスがレオナルドと入れ替わって外から中へ入り込む動きは良かったのですが、マルティノスはここの激走で完全に電池切れ。鳥栖戦のように電池切れと思われたマルティノスが突如ダミーシステムを起動させて大爆発するようなこともなく、そのまま試合終了。

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《総評》

・公式記録ではシュート数こそ大分9、浦和7と大差ありませんが、枠内シュートやボックス内からのシュートは完全に大分が上回っており、勝利により近かったのは明らかに大分のほう。試合後選手も監督も勝ちたかったと語るのは至極当然でしょう。ただ決定機はアホほど作っているが決めきれないのが大分の悲しき仕様で、「点を取るには金がかかる」という前回対戦時の感想を片野坂監督は試合後繰り返し繰り返し噛みしめていることでしょう。

・浦和は大きなサイドチェンジを簡単に許し、SBがやたら前に出てくる習性を逆用されてその裏を突かれるなど、何度も似たようなやられ方を許してしまったという点では前回対戦時から大きな進歩は見られず。三竿の左WB起用をはじめ、2週間のブランクをしっかり浦和対策に充ててきた片野坂監督に対し、大槻監督の無為無策ぶりが目についた試合でした。特に前半は。

・大槻監督もこの辺は半ば認めているのか、試合後「準備の段階では相手のメンバーも分かりませんし、どういう形でやってくるかも分からないので、どちらかというとゲームの中でアジャストしていくようなところが必要だったと思います。ハーフタイムとか、そういうところで少し修正できればいいなと思っていました。」と語っています。そして、70分の選手交代辺りから戦況が五分に復したのは監督の言葉と合致しているようです。

・また前半ビルドアップが壊滅的だった点についても「どちらかというと攻撃のところで、ボールの動かし方とか、どこの入り口を使って入る、というところをもう少しやりたかったです。」と準備不足を認めているようです。前3人が厳しくプレッシャーをかけてくるので後方から2トップに当てるのは難しい。その前プレを交わしても相手に5-4-1で構えられてサイドにはスペースがない。前半はずっとそんな感じでした。

・まぁ第17節川崎戦以来たまたまずっと4バック相手、しかも往々にして相手も4-4-2という試合が続き、そういう相手に紆余曲折の末なんとか「サイコロの旅システム」という打開策に辿り着いたところで、久しぶりに3バックの相手を迎えたら、如何せんいかにも準備不足でものの見事に封じられた感じは否めません。もっとも「準備不足」をリーグ終盤で語られるもなあ、というのも正直なところ。

・マルティノスが攻めに出てもスペースがない状態で2人のDFを相手にする場合が多い(それでも44分のように決定を作ってしまうことがあるので「サイコロ中毒」になっちゃうんだろうなぁ)上に、終盤は電池切れも著しくてどうにもならず。おまけにこの試合では致命傷になりかねないミスが多くて「サイコロの旅」の収支はややマイナス。

・しかし、悪目立ちするマルティノスはまだマシで、汰木に至っては終始消えたまま。関根に代えてもその傾向は変わらず、要するに5-4-1で構える相手にここ数試合猛威を振るった両SHが消されると今の浦和にはオプションがないという現状が明るみになった試合だったとも評せましょう。

・70分に投入された杉本の制空能力が圧倒的でポストプレーも非常に効いていたにも関わらず、浦和は最後まで電池切れのマルティノスに固執。これまでの実績が実績なので仕方ないのかもしれませんが、杉本を軸としたオプションが見られなかったのが残念でした。

・とにかく相手に対策を練られた時のオプションがないっちゅーのはいかにも中位で終わるチームにありがちな話です。

《選手評等》

・見所の少ない低調な試合だったので殊勲賞・敢闘賞はなし。

・選手の見間違いが非常に多くて難儀な実況アナ。しかし、後半途中投入の島川が大槻監督をとなぜかグータッチをしていた件について、仙台時代に面識があるのみならず、島川が大怪我をしたために大槻さんが付きっきりで面倒を見ていたという日テレ系の実況にありがちなほっこりエピソードを紹介。浦和目線では低調な試合内容だっただけに、妙に印象に残りました。

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---興梠--武藤---
汰木--------マル
--エヴェルトン--長澤---
山中-槙野--岩波-橋岡
-----西川-----

(交代)
70分 武藤→杉本
70分 興梠→レオナルド
78分 汰木→関根
78分 山中→宇賀神
89分 エヴェルトン→青木

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-----知念-----
--髙澤----三平--
三竿-長谷川-羽田-松本
-刀根--鈴木--岩田-
-----高木-----

(交代)
70分 長谷川→島川
81分 髙澤→田中
81分 三平→野村
81分 三竿→高山(松本が左WB、高山が右WBへ)
89分 松本→小出(高山が左WB、小出が右WBへ)

※写真は試合と全く関係ありません

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