牛キムチチゲ膳@松屋
松屋が2020年11月10日より期間限定発売中の「牛キムチチゲ膳(650円)」を試食。
松屋の「キムチチゲ膳」は冬の定番メニューとしてすっかり定着しましたが、今年それをお肉が去年より1.8倍増量の"お肉たっぷり"の「牛キムチチゲ膳」としてリニューアルした模様。生卵か半熟卵かを選べるのは従来通り。今回は半熟卵をチョイス。
「牛めし並盛のお肉と同量のたっぷり牛肉、富士山の麓で作った自社製の"やわらか富士山豆腐"と"コク旨富士山キムチ"を使用した"お肉たっぷり"『牛キムチチゲ膳』は、魚介の旨み、コチュジャンなどの辛味が凝縮された」というのが松屋のウリ文句。
松屋は昨年まで投入していた「豆腐キムチチゲ膳」は類似商品と比べて相対的に見劣りし始め、具がしょぼくてほとんどただのスープじゃね? めっちゃボってね? という気も少々してたので、若干値上げした代わりに内容の充実を図ったものと目されますが、残念ながら完全に期待外れ。
「牛めし並盛のお肉と同量のたっぷり牛肉」といっても全てスープの中に埋没しているので、ビジュアル的に「去年より1.8倍増量の"お肉たっぷり"」とは実感できないのがとにかく致命傷。食べてもそんなに牛肉が多いようには思えず。従って実態は昨年同様スープのメインの具は豆腐で、野菜類は玉ねぎと刻み青ネギが少々入っているだけなので、具がしょぼく感じるのは昨年同様。なんか「戦力の逐次投入」の失敗例の典型のような気も。
「キムチチゲ膳」の登場時は牛丼チェーン的には珍しい冬のあったかメニューとして画期的だったような記憶がありますが、どこも「なんとか膳」的な冬用メニューを充実しだした中で、松屋の「キムチチゲ膳」は次第に見劣りしはじめて今や単なる廉価版あったかメニューという位置づけになってしまい、もう歴史的使命を終えてしまったのかも。そんなことを思った今回のリニューアルでした。
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