【閉店】ソラノイロ@池袋 ~ (生姜醤油)中華そば
池袋駅西口から有楽町線要町駅へ伸びる「乱歩通り」沿い。但し、店は通りには直接面しておらず、「中華酒菜たなか」のある角を曲がった先にあって判りにくいので、乱歩通りの歩道に案内板が出てきました。「ソラノイロ食堂」が「ソラノイロ 池袋店」にリニューアルしたと聞いて再訪。リニューアル前は1年半前に往訪したきり。先客2、後客8。
店内のタッチパネル式券売機で基本と思しき「中華そば(780円)」を注文。ランチサービスなし。
メニューは他につけ中華、油そば、旨辛中華そば、旨辛つけ中華、旨辛油そば、キノコのベジソバ(限定10食)など。
以前は屋号通り純然たるラーメン店ではなくカレーライスや餃子定食、唐揚げ定食などもある気軽な食堂で、かつ夜はちょい飲み需要にも応えるというコンセプトでしたが、リニューアル後はラーメン主軸に転換して、ラーメンメニュー自体も見直し。またどう見ても割高感があった価格設定も下方修正されたようです。
店内は厨房を囲むL字型カウンター10席(2席毎に間仕切りを設けているので、実際は5席分しか稼働させていないかも)と4人卓×5。卓上に調味料類は無し。水セルフ。
スープは判りやすい豚ベース。ただナルトの裏にたっぷり生姜が添えられているのがポイント。最初から生姜をかき混ぜず、食べ進むうちに自然と生姜が崩れてゆくままに任せておきましたが、次第に生姜の効きが強まってゆくのがよく判って実に良い塩梅に。といっても、終盤になって背中がスースーするほどのやり過ぎ感もなく、全体のバランス感を逸しない程度に抑えられています。
背脂が非常に目立ち、スープも結構テカテカしていますが、生姜効果ゆえに脂っこさは微塵も感じられず。かえしも出汁の旨味を損なわない程度に抑えられていて、これまたバランスが良く考えられています。
麺は従来の茨城県つくば製麺所の特注麺から自家製麺に変わったようで、中太ストレートタイプ。箸で持ち上げるとへなっとしていて不安でしたが、その見た目に反して弾力性を保ったもっちりした食感は悪くなく、スープに全く負けていません。つるつるした口当たりも心地よし。
チャーシューは柔らかくて若干スモーキーなところも。他にメンマ、青菜、海苔、刻みネギ。
個人的にはリニューアルは大正解。これなら他のメニューを試してみる価値あり。
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