天下一品 東向店@近鉄奈良 ~ 味噌ラーメン
「天下一品」が「こってり」「あっさり」「屋台の味」に続く新メニュー「味噌ラーメン」を販売しだしたと聞いて早速試食に。
2020年9月21日から一部店舗で販売を開始し、順次全国の店舗に拡大するとのことで、往訪したのは近鉄奈良駅近くの東向店。先客2、後客7。ここはやや変わった店で、ビル内店舗ですが独立した区画がなく、通路の両サイドにカウンターやテーブルを並べたような感じの店です。天一の奥にも別の店が並んでいて、いわば小さいフードコートといった感じでしょうか。
券売機はなく、店のメニューを見ても味噌ラーメンは載っていないのでギョっとしましたが、よく見たら店内にデカデカと味噌ラーメンのポスターが貼りだされていて一安心。値段は店によって若干違うようですが、ここは870円でした。
店内は縦長L字型カウンター10席と4人卓×3。卓上にはブラックペッパー、辛子味噌、ラーメンのタレ、餃子のタレ、醤油、塩、辛味ニラ。個人的にはカウンターの椅子が低すぎて難儀。
味噌ラーメンのスープは「北海道の赤味噌と愛知県の豆味噌をブレンドした濃厚味噌に、炒めた香味野菜の風味を効かせ、天下一品こだわりのスープと融合させた」ものとのこと。味噌は辛めで、かつかなりその自己主張が強く、好き嫌いがはっきり分かれる天下一品の鶏白湯スープの旨味と癖をかき消しています。よって良く言えば万人受けする味わいに。
麺はいつもの中細ストレート麺かな? 若干硬めの仕上がりで濃厚なスープに全く負けていません。
チャーシューがない代わりに醤油ベースの下味が効いたひき肉がたっぷりと添えられているのも特徴。他に刻み青ネギともやし。
癖のない一品にも関わらず、また量が多いわけではないにも関わらず、食後に胃にずっしり来る辺りは「こってり」と全く同じ。これが「味噌」のルーツが「こってり」と同じであることを雄弁に物語っています
| 固定リンク