インデアン まちなか店@帯広 ~ ハンバーグカレー
豚丼と双璧をなす帯広のB級グルメ「インデアンカレー」。往訪したのは帯広駅から近い「インデアン まちなか店」。17時過ぎという中途半端な時間帯にも関わらず、先客7~8、後客10人程度と結構な賑わいで、昼飯時に店前を通りかかった際には店外に5人並んでいました。
券売機はなく、卓上のメニューを見て「ハンバーグカレー(649円)」を注文。辛さが普通・中辛・辛口・大辛・極辛の5段階から選べるので「中辛」でお願いしました。一番シンプルな「インデアンカレー」だと462円と都内のカレーチェーン店よりかなり安めなのも特徴。
なおカレーのルーは「ベーシックルー」「インデアンルー」「野菜ルー」の3種類があり、かつメニューによってルーを作り分けられているようで、ハンバーグカレーのデフォルトはインデアンルーのようです。インデアンルーは「牛肉をふんだんに使用し、数十種類のスパイスで熟成されたカレーです。辛さも控えめでお子様から大人の方まで安心して召し上がれます。十勝の定番カレーです。」とのこと。
店内は縦長U字型カウンター18席と4人卓×4と案外広め。卓上に福神漬としその実の醤油漬けはともかく、なぜかガリ。
ルーはとにかくドロドロというかとろみが超つよくて、ちょっとほっておくとすぐに表面に膜が張るレベル。牛肉や野菜などありとあらゆるものが全てルーの中に溶け込んだ感じです。たまに牛肉が筋状に残ってて、それがほんのり牛すじカレーっぽい味わいを醸し出しています。ルーは全然インド風ではないのに屋号が「インデアン」なのが不思議過ぎます。
とにかくコクと旨味重視のタイプで中辛でも全然辛くありません。スパイシーさもほどほどで「数十種類のスパイス」と称するほど複雑なスパイシーさも感じず。ただひたすらコクと旨味重視なので、あまり辛いのを頼むとせっかくの旨味をかき消してしまってここの良さが出ない気も。
ボリュームも結構あって、ルーの特性も相まって食後はかなりずっしりと腹にきます。でも全く飽きずに一気に完食できるあたりはさすが。これだとトッピングにカツは個人的に重すぎで、ハンバーグにしたのは正解でした。
「インデアン」の位置付けは札幌の「みよしの」や函館の「ラッキーピエロ」と似たようなものかもしれませんが、後2者は見た目そのまんまファストフードのカレーっぽいのに対し、「インデアン」のカレーはずっと本格派寄りで、この3者の中ではぶっちぎりに美味いと思いました。
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