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2020.12.17

【DAZN観戦記】20年第33節:川崎 3-1 浦和 ~ 徳島、J1復帰おめでとう!!(何かに目を反らしながら)

・力の差があり過ぎて、天皇杯の初戦で地域リーグのアマチュアチームがJ1優勝チームにボコられているようなありさまでした。ホントこの一年は何だったのか・・・

《スタメン》

・共に前節から中3日の一戦。浦和は杉本→武藤、汰木→武田、エヴェルトン→阿部、長澤→柴戸、山中→宇賀神とスタメン5名入れ替え。怪我人が多いせいか、スタメンから外れた5名は全てサブに回り、トータルでは面子に新味なし。

・川崎は前節から田中→中村、旗手→登里とスタメン2名入れ替えのみ。現役引退を表明した中村はこの試合が最後のホームゲーム。

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《試合展開》

・浦和のフォーメーションは前節武田投入後に披露した4-2-3-1。いわばこれまでの4-4-2を崩し、武田のためにトップ下というポジションをわざわざ設けた「武田スターシステム」。今シーズン後半、大槻監督は「柏木全権委任システム」→「マルティノス、サイコロの旅システム」と変遷し、最後に辿り着いたのが「武田スターシステム」でした(苦笑)。

・ただでさえ、この一年間何をやって来たのかさっぱり判らない著しく成熟度が低いチームなのに、これまでほとんど試合に出ていない選手が複数人いるというスタメン構成なので苦戦は免れないとは思いましたが、予想以上に浦和は大苦戦。試合開始早々自陣深くに押し込まれただけでなく、早々に右サイドが炎上。5分三笘のクロスを受けた脇坂がダイレクトでシュート(枠外)。

・浦和は良い形でボールが奪えない上に、なんとかボールを奪っても奪う位置が低く、かつ即時ボール奪回を図る川崎のプレッシャーに抗しきれずにすぐさまボールを失う、あるいは苦し紛れに蹴って相手に渡ってしまうの連続で、シュートどころかボールを敵陣に運ぶことさえままならず。

・しかし、そんな浦和にも今季最大級の天祐が。10分CB谷口のミスを突いた興梠がそのまま敵陣深くまでボールを運んだことを契機に、この試合初めて浦和が人数をかけて敵陣でプレー。宇賀神クロスのクリアボールに反応した岩武がそのままボックス内に突入し、反応がわずかに遅れたGKチョン・ソンリョンが岩武の足を引っかけてPKに。興梠が難なくPKを決めて浦和がまさかまさかの先制。

・興梠はこれで9年連続二けた得点を記録。「もう何点取られても一緒だから、せめて興梠に一点を!!」という私の願いがこんなに早く叶えられるとは。個人的にはこの試合でたった一つだけ残された目標が早々に達成されて完全に「ミッション・コンプリート」の気分。あとは野となれ山となれでだらだらと試合観戦。

・いやぁ、それにしてもその後エヴェルトンが投入されるまでの50分強の実に悲惨なこと!! 浦和は4-4-2の守備ブロックを敷き、下手にボールホルダーに食いつかずに良く言えば粘り強く対応していましたが、悪く言えば大外に張り出す相手、DF間に立つ相手への応対に戸惑って終始棒立ち状態。川崎はDFの間でボールを受けて前を向くのが実に巧く、この辺りは風間時代から延々と続く遺産でしょうなぁ。

・特に浦和右サイドの守備は酷すぎました。立ち上がりから三笘&登里とやられ放題。なんとか最後は橋岡が対峙して事なきを得ていましたが、その前に三笘に対峙すべき方は何をしてたんだろうなぁ・・・もうJ1では無理と思いますが・・・

・浦和の守備が機能しているようには見えないにも関わらず、40分くらいまでは川﨑が手間をかけすぎて最後の最後で浦和守備網にひっかかってしまう、あるいはシュートがブロックされてしまう場面が連続。CKで2度ジェジェウにビッグチャンスがありましたが、ポストを叩いたり、岩武にクリアされたり。

・とはいえ、浦和もドン引きで守るのが精一杯で、先述のようにロクに敵陣にボールを運べないので延々と殴られ続ける始末。

・43分には珍しく川崎がシンプルに攻撃。脇坂が左サイドの三笘へ大きく展開。三笘のシュートを西川がこぼし、小林が詰められる絶好機がありましたが、ゴールライン上に倒れていた岩波にぶち当ててしまう大失態(苦笑)。45分にも三笘のクロスのこぼれ玉に守田が詰めるも、ここは西川がセーブ。

・浦和がなんで無失点で済んでいるのかさっぱり判りませんが、それ以上になんで浦和が1点取れたのか非常に不可解な試合内容で折り返し。浦和のシュートはたった1本で、もう「盲亀の浮木」という例えがチラチラして仕方ありませんでしたが、さすがにそんな僥倖が80分以上続く訳がなく、53分守備ブロックが下がり過ぎてぽっかり空いたバイタルエリアから守田にぶちこまれてとうとう失点。守田はこれがJ1初ゴールなんだとか。

・これで守備陣の緊張の糸が切れたのか、いやもともとたいして緊張していなかったけど運を使い果たしただけのか、今季の浦和名物「あれよあれよという間に大量失点」がまたまた現出。

・59分右サイドをどフリーで疾走する山根のクロスをファーでどフリーの三笘がヘッドで決めて2点目。フォーメーションが噛み合わない相手に苦戦し続けたこの1年。そんな相手に今年何度も見た「浦和殺し」の形を作られてこの1年を締めくくるとは。

・61分小林のゴールは相手を褒めるしかないかな。阿部と対峙しながらわずかなスペースでノールックでクロスを送る中村も見事なら、橋岡に寄せられているにも関わらず倒れこみながらシュートを放った小林も見事。

・10分足らずに間に3点を失い、これで今季3度目の「6失点倶楽部」入りへ視界良好と思ったのですが、62分エヴェルトン投入が多少なりとも効いて浦和がボールを奪った後に曲がりなりにも敵陣へボールが運べるようになったせいか、川崎の攻勢も次第に沙汰止みに。しかし浦和もアタッキングサードまでボールが運べるわけではないので攻撃にも何にもなっておらず、後半のシュートは破れかぶれの山中&橋岡の2本のみ。そしてエヴェルトンは来年にはもういないと(つД`)

・何の面白みもない展開にあきれ果てたのか、TLを見ると同時刻にやっている徳島vs大宮戦を見始める赤者が続出。無事徳島が勝って7年ぶりのJ1復帰を果たし、それを餞にリカルド・ロドリゲス現徳島監督が来年浦和の監督に就任することも決まりそうです。めでたし、めでたし(目の前の光景に目を反らしながら)。

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《総評&選手評等》

・シュート数22対3、CK6対1。正直試合内容はJ1ぶっちぎりで優勝したチームとJ1ボトムハーフで終わりそうなチームのそれではなく、天皇杯初戦でJ1優勝チームと対戦している地域リーグのアマチュアチームくらいの差がありました。それほど全く何も出来ませんでした。

・ボールをなんとか奪っても闇雲に蹴りだすのが精一杯。これではビルドアップどころか縦ポン一発でのカウンターも繰り出せない。今年一年は丸々無駄だった。大槻監督の退任が決まった鹿島戦以降酷い試合が続いていますが、相手との元々の力量差も相まってこの試合は今年一年の浪費感が極まったような気がしました。

・完全な消化試合ということで、前節短時間の出場ながら輝きを放った武田といきなりスタメン起用し「武田スターシステム」を採用しましたが、残念ながらというか半ば以上予想されたことですが、武田はまだまだスタメンでは厳しいことが明るみに。消化試合でなければ前半でお役御免だったと思いますが、失点直後の絶好機をフイにしたところで長澤と交代。

・武田の最大の課題は守備。フィジカルがまだまだJ1では厳しいせいか、ジェジェウの2度の決定機は露骨に武田のいるところを狙われてしまいました。またボールホルダーに対して厳しく寄せる様子はなく、そもそも守備意識自体あまり高くないのか、53分の失点場面では守田への寄せが完全に遅れてしまいました。

・また攻撃面でも見せ場は作れず。前半好位置でボールを受けながらも長考に沈んでボールを失ってしまいましたし、55分カウンターの好機で武藤のクロスをファーでフリーで受けながらもシュートを撃たずにボールキープに走った挙句、チャンスを潰してしまいました。

・まぁ高卒新人をJ1優勝チーム相手にいきなりスタメンで起用したらこんな結果になってしまうのも致し方ないでしょう。でも湘南戦の出来を見れば、相手のプレッシャーが弱くなった終盤、特にビハインド時に積極的に起用してもっと場数を積ませてやれば良かったのにと思えてなりません。残念ながら武田にとっても得るものは少ない一年でした。

・ここ2試合での収穫はCBに起用された橋岡に尽きます。小林に食らった場面はわずかに前に入られのが悔やまれますが、あれはもう小林を褒めるしかないかと。何の役にも立たない右SBに悩まされながら再三ボックス内に入ってくる三笘を止めていたことだけで十分評価に値します。

・また橋岡が何度も針の穴を通すような縦パスを繰り出そうとして案の定相手に引っかかっていたのもご愛敬。「嫁入りが決まって、俄かに裁縫の練習に取り組み出したお嬢さん」みたいな感じで実に微笑ましい光景でしたが、消化試合だから苦手なことにどんどん取り組んでいいのだ。次期監督は間違いなくそれを求めると思いますし。


-----興梠-----
武藤---武田---マル
---阿部--柴戸---
宇賀神-岩波-橋岡-岩武
-----西川-----

(得点)
11分 興梠(PK)

(交代)
56分 武田→長澤
62分 阿部→エヴェルトン
62分 宇賀神→山中
72分 マルティノス→汰木(故障による交代)
72分 興梠→杉本


三笘---小林---家長
--中村----脇坂--
-----守田-----
登里-谷口-ジェジェ-山根
-----ソンリョン-----

(得点)
53分 守田
59分 三笘
61分 小林

(交代)
80分 小林→ダミアン
80分 脇坂→旗手
88分 家長→田中
90+2分 三笘→長谷川

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