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2020.12.29

鈴木大輔選手、ジェフユナイテッド市原・千葉へ完全移籍

・昨日、鈴木大輔選手のジェフユナイテッド市原・千葉への完全移籍が公表されました。

Suzuki

・鈴木は2019年に柏から完全移籍加入。もっともここまでの過程はやや複雑で2016年に柏から2年半スペインの2部クラブに移籍した後、2018年9月に柏へ復帰。しかし、そのわずか3ヶ月後(=柏がJ2へ降格すると同時)に浦和へ完全移籍という形でした。

・経緯はともかくロンドン五輪代表の主力で一応A代表経験もあり、遠藤離脱後CBの穴埋めをしなかったがためにCBの頭数不足に苦しんだ当時の浦和としては妥当な補強だったと思います。

・しかし、意外なことに浦和加入後の鈴木はスタメンどころかベンチにすら入れない日々が長く続きました。鈴木がようやくスタメン出場したのはACL第4節全北現代戦(4/24)からで、その後しばらく岩波やマウリシオからポジションを奪って3バックの一角としてスタメン出場していましたが、オリヴェイラ監督更迭と同時に再びベンチに入れるかどうかという立場へ逆戻り。

・とはいえ、シーズン終盤にマウリシオが極端な不振に陥ったせいか、再びスタメンを奪回してその年はリーグ戦15試合、ACL10試合出場と一応補強の甲斐はあったかな?といった感じのパフォーマンスを残しました。

・鈴木の運命が暗転したのは2020年になってから。大槻監督が4バックに転換してCB枠が減る中でも開幕当初の2試合はスタメンだったので最初から大槻監督の構想外だったわけではないのでしょうが、コロナ禍による長期の中断を挟むと鈴木はなんとベンチにすら入れなくなってしまいました。

・そして鈴木の立場を決定的に悪くしたのが第9節アウェー名古屋戦。中断明け後2試合目のスタメン出場でしたが、鈴木は非常に判りやすいミスを連発して失点に絡み続けた挙句に前半だけでお役御免。これ以降鈴木にまともな出番は最終節まで回ってきませんでした。いつでもそれなりの仕事ができる準備があって当然と期待されるベテランが、まるで若手のように試合勘をすっかり失ったかのうようなプレーを繰り返していては怖くてベンチにもおけないのは当然でしょう。

・鈴木は長期の中断期間中にコンディションが著しく落ちてしまったのかもしれませんし、それ以上にCBデンが加入して、それとの対比で鈴木のCBとしての攻撃面での寄与(フィード能力、ビルドアップ能力、自ら持ち上がる能力等)があまりにもなさすぎる点がクローズアップされた結果なのかもしれません。シーズン当初は大槻監督の評価が鈴木より低かった槙野がなんだかんだとそれなりに対応してスタメンの一角を奪回したのとは対照的でした。

・端的にいえば鈴木はボールを跳ね返すだけの古典的なCBのまま成長が止まってしまったのかも。悪く言えばスペイン2部に移籍した辺りでもう鈴木のキャリアはピークを越えているというサカつくでいう「早熟型」だったような気もします。

・鈴木の試合後のコメントは非常に判りやすく、かつての遠藤同様指導者としても活躍しそうだと思っていただけに浦和でのキャリアがわずか2年で終わってしまったのは残念です。しかし、まだ30歳でバリバリやれる年齢ですから、出番を求めてオファーのあったクラブへ行くのは当然のこと。千葉でのご活躍をお祈りします。

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