« チゲ味噌ラーメン@日高屋 | トップページ | 京都銀閣寺 ますたにラーメン 室町店@新日本橋 ~ (背脂鶏ガラ)ラーメン »

2020.12.22

【雑感】「2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて」について

 昨日クラブから「2020シーズン振り返りと2021シーズンに向けて」なる一文が公表されました。それに関する雑感をまとめておきます。物言いがいかにも上から目線風で申し訳ありませんが。

Hatesinaku_20201221190201

1.浦和を背負う責任

 「浦和を背負う責任」という言葉は土田SD就任以来、浦和の流行り文句、決り文句になっているようです。クラブは何をもって「浦和を背負う責任」を果たしたと考えているのかよく判りませんが、少なくともピッチ上で「例え勝つことができなくとも、ピッチ上で全力を尽くす姿勢や執念を示し」ているとは思えない試合が目立った一年だと思います。

 またそもそもピッチ上でもピッチ外でもグラブなり選手なりが一体となって「浦和を背負う責任」を果たそうと努めるのは当たり前で、3年計画として掲げる話ではないでしょう。

2.チーム成績の目標

 2年連続でボトムハーフの順位に終わり、かつ以下の「3つのチームコンセプト」で3年計画の1年目は課題だらけのまま終わったことを認識しながらなお来年も「ACL出場権獲得」を目標に掲げるなんて噴飯もの以外の何物でもないでしょうに。やむなくそのお題目を掲げ続けざるを得ないのかもしれませんが、新監督が今年のようなACL圏からほど遠い結果に終わったとしても、それをもってクビにするような愚は避けてほしいものです。

3.3つのチームコンセプト

(1)「個」について

 ここはクラブの評価と個人的な見解がかなり違います。「急成長した若手がレギュラーポジションをつかみ」って柴戸や汰木を指しているのかもしれませんが、この年齢は他クラブなら若手には入らないでしょう。もともと浦和にU-23の選手が少ないせいもありますが、他クラブと比べてU-23で出場機会を得た選手は明らかに少なく、相対的には若手の伸びは見られなかったと考えます。

 また外国人選手も通年で活躍したのはエヴェルトンだけで、経営難もあってかマウリシオとファブリシオは途中で放出を余儀なくされ、レオナルドは尻すぼみに終わり、デンも案外故障がち、マルティノスは2ヶ月ほど大ブレイクしただけで、「個性あふれる外国籍選手が持っている能力を発揮してくれました」というのは少々過大評価だと思います。

(2)「姿勢」について

 ここはクラブの非常に厳しい評価の通りだと思います。大槻監督は残念ながら一年を通じて試行錯誤を繰り返し、結局のところ「苦しい展開の際に、立ち返るべき『型』」を作れませんでした。また「リーダーの不在」も的確な指摘で、ベテランが多いチームにも関わらずリーダーらしいリーダがいないのが非常に不可思議です。

(3)「チーム」について

 ここも概ねクラブの指摘通りかと思います。「シーズンを通じて、安定してそのようなチームパフォーマンスができなかった」どころか、非常に良かったのは「マルティノス、サイコロの旅システム」が爆発的に機能した数試合だけで、それ以外は概ね安定して低調なパフォーマンスに終始したというのがより正鵠を得ているでしょうが。

4.監督について

 3.の評価項目、特に(2)(3)で厳しい評価としている以上、「今季の成長カーブでは、2022年の優勝に到達できないという判断をしました。」との判断に至るのは当然でしょう。個人的にには浦和の今季の成長カーブは上に凸の2次曲線を描いて最終節でX軸と交差したと思っていますが(苦笑)。

 ただそもそも昨オフに新しく3年計画を起すにあたって、昨シーズン著しい成績不振で終わった大槻監督をわざわざ続投させたのがそもそも不可解。結果は案の定その懸念通りチームはたいした成長も見られずに終わっただけの話で、大槻監督に責任を負わせるのも気の毒な気がします。

 また「来シーズンは、3年計画の2年目として」というのには少々戸惑いを覚えます。噂に上っている新監督のスタイルは大槻監督がやろうとしていたこととはかなり違うように見受けられるので、実質的に「2年計画の1年目」なのではないかと思うのですが・・・

5.来シーズンのチーム編成について

 「チームコンセプトに基づいたポジションごとのプロファイルをベースに、ピッチ上で求められる役割を体現できる選手、若くて伸びしろのある選手や、一人で打開できるだけではなく、コンビネーションプレーができる選手も必要となってきます。いくつかのフォーメーションで戦うことが予想されることから、複数のポジションをこなせることや、求められるプレーやチーム内での役割を理解し、表現することを求めていきます。ユースからの昇格を含め、高卒、大卒、他クラブからの加入など、比較的若い選手の加入も多くなると想定しています。」

 滅茶苦茶力強い言葉が並んでいます。過去クラブが公表してきた数々の「作文」の中では久しぶりに名作に入る部類でしょう。ただ浦和の最大の難点は「あまりにも目先の成績に拘ってすぐ監督をクビにしてしまう→チームコンセプトがコロコロ変わる→選手達はいろんなコンセプトに基づいた種々雑多な寄せ集めでしかなくなる」という点にあり、こんな「名作文」も無駄になりがちです。来年は降格さえしなければ良い、トップハーフが目標くらいの心積もりで中長期的なチーム編成に取り組んで頂けたらと思います。

6.経営面について

 6月に10億円前後の赤字となる可能性があると発表され、その後もコロナ禍による入場者制限緩和が想定よりも長引いたためさらに赤字が拡大する可能性があったにも関わらず、パートナー各位のサポートやグッズ販売等による確保に努めた結果、10億円を超える赤字は回避できそうとのことで安堵いたしました。

 浦和の強化部門は残念ながら失態の連続と評価しておりますが、その反面営業部門の頑張りには誠に頭が下がります。

 

|

« チゲ味噌ラーメン@日高屋 | トップページ | 京都銀閣寺 ますたにラーメン 室町店@新日本橋 ~ (背脂鶏ガラ)ラーメン »