馥@獨協大学前 ~ 山形辛味噌らーめん
東武伊勢崎線獨協大学前駅東口から高架沿いに南へ。斜向かいにスーパー銭湯あり。約3年ぶりの再訪。商業地から離れたところにぽつんと建っています。屋号は読めないどころか、他で使っているのを見たことがない漢字ですが、「かおる」と読みます。
11時の開店5分前に到着したところ、定時より早く店を開けていたようで既に先客2。後客5。
今回は「山形辛味噌らーめん(880円)」を注文。ランチタイム(なんと17時まで!)は麺大盛orごはんor肉めしor海苔or味付玉子or杏仁豆腐が無料とのことなので肉めしを付けてもらいました。でも、肉めしを注文した後にサービス品に韓国風明太ごはんが追加され、正直そっちのほうが良かったと思ったのですが・・・ 券売機はなく後払い。
メニューは他に「中華そば」「肉そば」「煮干し中華そば」季節限定の「生姜らーめん」等。「中華そば」は麺の種類を選べるようですが、「山形辛味噌」は何も聞いてきませんでした。
店内はL字型カウンター4席と2人掛けテーブル2卓。卓上には胡椒、一味、酢、炒めた唐辛子、白ごま、豆板醤、ガーリックチップ。あまり大きくない店なのにコロナ対策で席間に間仕切りを設けたり、ビニール幕を張ったりしているので一層手狭に感じます。
辛味噌の赤と青海苔の緑が映える、赤湯の「龍上海」と良く似た外観が特徴。赤味噌を溶かす前にベースとなるスープを味わってみましたが、ベースは豚骨など動物系の出汁が主体かな? 白味噌仕立てで甘めの味わいですが、さすがにこれだけだとちょっとぼんやりというか物足りなさは否めず。
そこでちびちびと赤味噌を溶かしてゆくとピリ辛風味、そしてにんにく効果で格段に味に深み、そしてこってり感が増してきます。全部溶かしたところで辛さはたいしたことありませんが、ちょっとしょっぱくなりすぎる嫌いがあるので2/3くらい溶かすに留めたほうがバランスは良いかも。たっぷり目に添えられた刻みネギが良い箸休めに。
麺は並太平打ち縮れ麺。つるつる、もちもちした食感が楽しく、それでいて歯応えも十分。スープの絡みも申し分なし。
チャーシューはやや脂身が多目ながら脂臭くならないぎりぎりの範囲内で、とろっとした味わい。他にメンマ、ナルト、海苔。
肉めしはチャーシューの炊き込みご飯。同じく山形辛味噌がウリの「田中そば店」といえばスパムにぎりが名物ですが、肉めしもそれをちょっと意識しているのかスパイシーな味付け。かつラーメン無しでも食べられるくらい濃い目の味付け。ゆえにラーメンとのバランスだけを考えれば「ごはん」のほうが良さげ。
前回往訪時よりは80円値上がりしていましたが、それでもランチサービス付きを考えるとコストパフォーマンスが良く、味も十分満足できる出来。これなら早い時間帯から繁盛しているのは当然でしょう。
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