鶏のじゃがバター炒め定食@松屋
松屋が2021年3月9日より販売開始の「鶏のじゃがバター炒め定食(690円)」を試食。
松屋の毎年定番の大ヒットメニュー、あの「ガリチキ」が今年は「じゃがいも入り」でさらに美味しくなって登場!とのことですが、個人的には松屋のチキンメイン系定食をあまり評価していないせいか「ガリチキ」を試食した記憶がありません。でも松屋お得意のガーリックまみれ味なら大過はなかろうと考えて今回試食に踏み切りました。
「鶏のじゃがバター炒め定食」は、「柔らかくジューシーに焼き上げた鶏もも肉と北海道十勝産ホクホクじゃがいもを、特製にんにく醤油タレと国産バターで鉄板でジュワっと絡ませ炒めた旨味溢れる逸品です。口に入れた瞬間、鶏もも肉の肉汁とにんにくの香り、風味豊かなバターのコクが広がり、ご飯がすすむこと間違いなし!じゃがいもの甘味とホクホクとした食感もアクセントとなり、バター醤油とも相性抜群。少し大人なじゃがバターもお楽しみいただけます。」というのが松屋のウリ文句。
半ば以上予想されたことですが、配膳された途端に強烈なニンニクの香りが襲い掛かってきます。もう松屋の十八番、得意中の得意技。鶏肉はジューシーには程遠く、いつもの淡白すぎて旨味が乏しいアレですが、そんなことはお構いなし。スキルもインテリジェンスも全く感じられないけれども、とにかくニンニクのパワーで全て押し切ってしまう松屋の潔さには恐れ入ります。醤油ダレと相まってか、二郎系の醤油ラーメンのようなテイストも少々。
一方、その中で疑問符が付いたのが今回わざわざ加えたじゃがいも。とにかくニンニクが強烈すぎてバター醤油がかすみがちなのが良くないのか特にアクセントになっているようには感じられず。そもそもご飯のおかずに煮物ではないじゃがいもを加えるって「お好み焼きとご飯」といい勝負じゃないかと。とにかくじゃがいもを加えたメリットは何一つないような・・・
鶏と玉ねぎだけならそこそこ納得できる一品だったのにじゃがいもが加わったことで評価ダウン。それなりに機能していたのに、選手交代を機にバランスが崩れてしまったサッカーチームみたいな一品でした。
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