駄目な隣人@人形町 ~ REGULAR(醤油ラーメン)
都営浅草線人形町駅A5出口を出てすぐ。結構な人気店のようで、11時半の開店5分前に到着したところ先客2、開店までに5人。退店時外待ち9人。行列を見て諦めて退散する方も見かけました。ただ開店前・開店後とも店の行列整理が追いついていないのが気になりました。
券売機は無く、着席後にオーダーシートを提出して先払い制。基本と思しき「REGULAR(醤油ラーメン:850円)」を注文。「太麺・細麺・大盛」と選択肢が3つあって大盛は排他的ではないのが謎で、とりあえず太麺を注文しましたが、大盛がいくら増しなのかどこにも書いてありませんでした。
メニューは基本醤油ラーメンのみのようで、「PLUS」は味玉、「SUPREME」は特製とのこと。
店内はL字型カウンター9席。カウンターの背後が狭いとはともかく、最近出来た店にしては珍しく席間も狭くて当然仕切り板もありません。卓上には鰹節、粒黒胡椒、醤油に加えて生卵、焼き海苔、ニラ胡椒が置かれていて、いずれも取り放題。
スープは「ビストロのシェフが本醸造醤油とブイヨン・ド・レギュームで作り上げたスープ。仕上げにしょうがコンフィの油をブレンド」とのこと。アンシャン・レジームならともかくブイヨン・ド・レギュームって何のことやらさっぱり判らなかったのですが、どうも野菜スープのようで。でも洋風スープではなく、ラーメンのスープっぽく仕上がっているのが面白いところ。生姜がやや強めに効いているのはともかく、それ以外に苦手な香味野菜が混じっているのが気になりましたが、何に由来するのか不明。
麺は菅野製麺所製の手もみで平たい中太タイプ。いかにも密度が高そうな噛み応えがしっかりした麺で、麺自体は好みですがスープに対しては心持ち強すぎる気も。
具は自家製タレでマリネし低温で調理したロース肉のレアチャーシュー、バラ煮豚のチャーシュー、香草と薄口醤油で漬けたメンマ(これがスープの苦手な味わいに作用?)、九条ねぎ、紫スプラウト。
やや飽きが来やすいスープだったので途中で生卵やニラ胡椒を入れてましたが、生卵はスープが温くなってしまう悪影響のほうがでかくて失敗でした。これはサイドメニューのご飯を食べる人向けなのでしょう、たぶん。
どう見てもマニア志向の店っぽくて、個人的には一回で十分かな。
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