からあげ担々つけ麺@からやま
「からやま」が2021年5月21日より期間限定で販売中の「からあげ担々つけ麺(690円+税=759円)」を試食。からやま初のつけ麺だそうですが、つけ麺どころか麺類のメニュー自体初めてなのではないかと。同系列の「かつや」でも麺類メニューなんて全く記憶になく、非常にチャレンジングというか半ば以上怖いもの見たさでの試食と相成りました。
ところが、これが案外美味かった。「もっちり太麺をピーナッツ香るシビ辛特製担々つけ汁で」というのがからやまのウリ文句ですが、つけ汁は結構辛い。「シビ辛」と称しているものの痺れはさほど感じられず、舌がひりひりするような辛さがストレートに押してくる感じ。またどちらかといえば旨辛かつ酸味強めで、「ピーナッツ香る」といっても若干甘みを覚える程度。ごまだれを効かせたタイプとはほぼ対極。
麺は断面が四角い中太ストレートタイプ。もうちょっと冷水でしっかり締めるなり、硬めに仕上げてくれると嬉しいのですが、それでも噛み応えはそれなりにしっかりしており悪くありません。
から揚げはサクサク感を楽しむべくつけ汁にちょん浸けして齧りながら麺と一緒に食べ進みました。つけ汁の中には千切りネギが入っているので、水菜は何か他の野菜に変えたほうが良さげ。
つけ汁も麺もどこからか仕入れたものを出しているだけなのでしょうが、どちらも工業製品としてレシピが確立しているのでド新規参入組でも一定レベルのものは出せる。しかもつけ麺専門店で似たようなものを出すと間違いなく千円以上取るでしょうから、からやまの新商品はものすごくコストパフォーマンスが高い。
コロナ禍で窮地に陥った居酒屋がラーメン屋に衣替えしている例をよく見かけますが、店でスープを焚く等変なこだわりさえ持たなければラーメン屋ってものすごく参入障壁が低いことを実感させられた一杯でした。
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