草笛@上田 ~ くるみそば
北陸新幹線上田駅から徒歩20分ほど。上田駅の北、海野街商店街を抜けて延々と東へ歩いた郊外に立地。小諸に本店があり、長野県数カ所で店舗展開している「草笛」は割と駅近の店が多いのですが、上田店はある意味田舎らしい郊外立地です。11時開店の10分過ぎくらいに到着したところ、既に駐車場は結構埋まっていてびっくり!入口近くでは職人さんが蕎麦を打っている姿も。
コロナ禍のため席数を半分くらいに減らしている上、おひとり様用のカウンターがほとんどないこともあって、奥の小部屋に通されました。ここの名物「くるみそば(1000円)」を注文。
くるみそばはつけ汁の容器に予めペースト状のくるみだれ(?)が入っていて、そこにちょっとずつ蕎麦汁を加えて食べるみたい。くるみを割って粗くすり潰したようなざらざら感は全くなく、全体が完全にペースト状です。
そしてこれがかなり甘い。蕎麦汁を加え、薬味の刻みネギを投下すると多少はマシになりますが、それでも結構甘い。うーん、長野も山梨の「鳥もつ煮」に相通じるような甘いもの好き文化なのかなぁ・・・ くるみの香ばしさを楽しめるものだと思っていたら完全に肩透かしに合いました。
一方麺は秀逸。細目の割には冷水でしっかり締められていることもあって、硬くはないのに結構噛み応えがあって気に入りました。また蕎麦を盛った器は底が深くて、見た目よりもボリュームがあります。なお「草笛」の蕎麦は地産地消&自社栽培にこだわっているらしく、自家製麺どころか浅間山三麓に自社専用栽培農場を持っているんだとか。
繁盛している店らしく、早い時間帯でも蕎麦湯はドロドロ。そして薬味にわさびが付いているのが最後まで謎でした。
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