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2021.06.14

【観戦記】21年ル杯PO第2戦:浦和 2-2(計4-3) 神戸 ~ 良くも悪くも声が良く聞こえるスタジアムでした by よしお

 ユンカーとイニエスタの凄さを十二分に堪能出来て、しかも浦和がプレーオフ勝ち抜け成功という興行的には悪くない試合でした。内容はともかくとして(苦笑)

《スタメン》

・天皇杯から中3日の浦和は大久保→汰木、達也→関根、阿部→敦樹、西→宇賀神とスタメン4人入れ替え。天皇杯でベンチ外だった明本、柴戸、武藤がこの試合も引き続きベンチ外なのが謎すぎて小破したのかもしれませんが、試合後もこの件について質問なし。明本は西のYouTubeに魚を手で触れずにトングで掴む「釣り部員」という形で登場し、元気そうでしたが。

・週央に天皇杯がなくて日程面では浦和より有利な神戸はプレーオフ第1戦から大﨑→郷家、マシカ→佐々木と2名入れ替えのみ。

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《試合展開》

・大﨑が故障欠場した神戸の布陣はプレーオフ第1戦後半のようなサンペールが最終ラインに下がった3バックを予想していたのですが、蓋を開けてみるとどう見てもサンペールアンカーの4バック。前目は4-1-3-2か4-1-2-3か微妙なところでしたが、とにかくプレーオフ勝ち抜けには2点以上取らないと話にならない神戸はかなり前がかりなスタンスで試合に入ってきました。

・浦和はこの神戸の出方を予想していなかったのか、またしてもゲームの入りは芳しくなくて2分には右サイドからイニエスタがクロス→ボックス内に飛び込んだ山口ヘッドがバーを叩く場面を作られてしまいました。

・ただ神戸の攻勢も長くは続かず、落ち着きを取り戻した浦和は14分西川のロングフィードを初瀬が処理し損ねて最終ライン裏へこぼれてしまったところを関根が拾ってクロス。この決定機は小泉が決められませんでしたが、シンプルに神戸の高い最終ライン裏を狙う意図が早々と観て取れた場面でした。

・さらに16分神戸CKからのカウンター。こぼれ玉を拾ってミドルシュートを撃とうとした「じゃないほうの酒井」が豪快に空振り。すかさず小泉が拾って長い距離を激走し、追いすがる酒井を振り切ってユンカーへパス。ユンカーは自分で撃っても不思議はなかったのですが、GK前川を引き付けるだけ引き付けて、どフリーの小泉へプレゼントパス。絶望的に得点能力がない小泉といえどもこれは外しようがなく、がら空きのゴールへきちんと流し込んで浦和移籍後初ゴール!!

・これで神戸は3点以上取らないと勝ち抜けできない状況となってしまいましたが、一気に浦和に傾きかけた流れを断ち切ったのが18分の西川の謎プレー。デンのバックパスを受けた西川に佐々木が猛然とプレスをかけてきたところで西川がなぜか余裕をかまし過ぎてボールロスト。慌てた西川はシュート体勢に入った佐々木の足を引っかけてしまい、こぼれ玉を拾ったイニエスタのシュートはデンがブロック。

・VARがあったら一発レッド級の愚行で、池内主審がなんで不問に付したのか謎すぎました。この件について三浦監督が試合中にブチ切れ、試合後も記者会見で不満を漏らしているのも納得。

・そして22分自陣で神戸にいいようにボールを回された挙句、酒井が右サイドからどフリーでクロス→その先ではドウグラスがこれまたどフリーで楽々ヘッドと実にマヌケすぎる形で失点。酒井はこの直後に東クルヴァを煽ってしまったようで一時東は騒然。わざわざ挑発する奴も、それに簡単に乗ってしまう奴も、コロナ禍においてはなんだかなぁ・・・ その後も浦和は前プレがハマらず自陣深い位置で耐える時間が続き、佐々木や山口に際どいシュートを撃たれる始末。

・しかし、何度も狙っていた神戸最終ラインの裏狙いが前半終了間際に炸裂。47分自陣深い位置で関根が粘ったところから宇賀神→小泉→ユンカーのロングカウンターはGK前川が辛うじて防ぎましたが、続く48分自陣深い位置での宇賀神の縦ポンに反応したユンカーが卓越したスピードでCB小林をぶっちぎり、前に出てきた前川をループシュートで交わしてゴール!! 宇賀神は蹴る前に前方をチラ見しているので苦し紛れのクリアボールがたまたまユンカーに渡ったのではなく、ある程度公算があっての縦ポンでしょう。

・失点したとはいえ、どっちみちもう2点取らないといけない神戸の状況は変わらず、三浦監督は58分佐々木→リンコン、71分ドウグラス→藤本、71分初瀬→マシカと早めに選手交代し、ほぼ2バック状態で攻勢を仕掛けるも郷家や山口が散発的にミドルシュートを撃っただけで得点の気配なし。浦和守備陣にとって最も厄介だったドウグラスを下げてくれたのはとにかくラッキーでしたが、試合後会見によればハーフタイムに足の痛みを訴えていたとのこと。

・浦和も浦和でカウンターのチャンスを掴みかかるもシュートまで至らずと試合は次第にシオシオに。この時間帯で最もスタジアムが沸いたのは61分ボックス内での小泉浮き球パスが小林に当たって微妙に軌道が変わったのか、そのままゴールマウスを襲った場面。前川がゴールライン上でキャッチしたとの判定でノーゴールでしたが、副審がちゃんと見えていたのかどうか・・・

・また浦和は天皇杯から中3日なことを考慮してか、61分ユンカー→興梠、山中→西、73分小泉→杉本、金子→阿部と天皇杯でスタメン出場していた選手を続々と代えましたがぐだぐだ模様の戦況を一変させるには至らず。

・神戸は73分リンコンが故障してやむなく増山を投入した時点で万事休すと思いきや、77分イニエスタが直接FKをぶち込んで「もう1点取れば大逆転でプレーオフ進出!!」の目が出てきましたが反撃もここまで。最後はリカが岩波を投入し、珍しく5バックを敷いて逃げ切りに成功。

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《総評》

・短期間にリーグ戦&ルヴァン杯で神戸と3試合闘う羽目になりましたが、3試合とも神戸が優勢な時間帯が長かったにも関わらず神戸は一つも勝てず。しかもルヴァン杯は2試合とも選手の珍プレーが勝負の分かれ目になっているというやるせなさ。三浦監督もリーグ戦での敗戦こそ試合後の会見でアラートを鳴らしまくっていたのですが、どうもそういう問題ではないことに気づいたのか、とうとうこの試合後はアラートを解除した模様。

・ただボールを支配している時間帯は長く、シュート数でも浦和を上回っていたとはいえ、決定機の数でも神戸が浦和を圧倒していたという印象は受けませんでした。ボールを回しまくっているけれども後方のリスクコントロールに問題があって相手のカウンター一発に沈む光景はミシャ期にアホほど見てきましたし、この試合について言えば「とにかく2点以上取らないといけない」羽目に陥っている時点でどうしてもカウンターを食らいやすく、その懸念が見事に現実のものになったに過ぎないとも言えるでしょう。

・またとにかく裏抜けが巧い古橋が猛威を振るう「FC古橋」体質ゆえ、その古橋がいない時の得点パターンがあまり確立されていない。端的にいえば相手を押し込んでから、相手守備ブロックを崩す力がリージョ時代に比べてガタ落ちになっていて、押している割には点が取れない気も。

・浦和も豪快に差し脚が炸裂したリーグ戦はともかく、ルヴァン杯は2試合とも内容は芳しくありませんでした。ボールをしっかり握ることも出来ず、前プレもハマらず、ビルドアップにも苦しみ続けました。もっとも2試合とも主力を複数人欠いており(第2戦で明本・柴戸・武藤の欠場が謎過ぎですが)、また第2戦は試合後リカがぼやいたように神戸とのコンディションの差が影響したのかもしれませんが、リカが志向するサッカーではなかったことも確か。

・前半浦和は長身なのにハイボールには全然強くないユンカー目掛けてどういうわけかロングボールを蹴りまくり、案の定ユンカーは菊池に悉く競り負けていましたが、まかり間違ってボールが裏へ抜け落ちたらラッキーという考えだったのかな? 「俺のそばにいろ!」とユンカーに言われた小泉があまり下がらなくなったのはともかく、加えて明本&柴戸抜きだとビルドアップが非常に厳しいので、やむなくロングボールを多用したようにも見受けられましたが、あれは「じぶんたちのサッカー」に拘るようで拘らないリカらしさなのかどうか。

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《選手評等》

・相方が金子だと敦樹が「俺がやらなきゃ!!!」になってしまうという、どっちがプロの先輩やねん現象。金子も天皇杯よりはずっとマシでしたが。

・デンは自身のコンディションが上がって来たことに加え、ショルツ&酒井の加入で危機感が顕わになっていて実に良かった。相変わらずゴリ押し系には弱いんだがスピード系には強い。ほんで縦パスをバシバシ! 苦手ドウグラスが引っ込んでデンは心底安心しただろうなあ。そしてこの危機感が岩波にあるかな???

・西川の一発レッド級のやらかしを見ると、彩艶からの正GK奪回は遠のいたような。あそこで余裕かましまくる必要なんてないんだがなぁ・・・

・61分に投入された西がなんと左SBにいてびっくり!! でもあれは投入された時=神戸FK時の守備の流れでたまたまそうなったに過ぎず、意図的なものではなかったかと。なかなかボールが切れずに西左SBが長く続きましたが、次の神戸CK後にちゃんと宇賀神と位置を入れ替えていました。

・試合後の会見で「今日の試合では、レッズはあまりサッカーをやろうとしなかった印象を受けた。ボールではなく時間を動かそうとしていたように感じたが、これは監督の哲学と合う試合だったか?」と質問していたのは轡田さんかな? リカらしいサッカーの試合ではなかったのは確かですが。

Kobe21062001

-----ユンカー-----
汰木---小泉---関根
---敦樹--金子---
山中-槙野-デン-宇賀神
-----西川-----

(得点)
16分 小泉
45+3分 ユンカー

(交代)
61分 ユンカー→興梠
61分 山中→西(西が右SB、宇賀神が左SBへ)
73分 小泉→杉本(4-4-2へシフト)
73分 金子→阿部
90分 宇賀神→岩波(5バック化)


--佐々木--ドウグラス--
山口---イニエスタ---郷家
-----サンペール----
初瀬-小林--菊池-酒井
-----前川-----

(得点)
22分 ドウグラス
77分 イニエスタ

(交代)
58分 佐々木→リンコン
71分 ドウグラス→藤本
71分 初瀬→マシカ
73分 リンコン→増山(故障による交代。マシカがFW、増山が右SB、酒井が左SBへ)

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