【祝】酒井宏樹選手、マルセイユより完全移籍加入
・ひと月前からスポーツ紙上等で話題に上っていた酒井宏樹選手のマルセイユからの完全移籍加入が本日公式発表されました。
・酒井獲得の話は5/10朝になって突如スポーツ各紙一斉に踊りだしたもの。もっとも内容はニュアンスにややバラツキがあって、単に浦和がオファーを出しただけとしか読めないものもありましたが、「条件面などで大筋合意したことが9日までに分かった。複数の関係者によれば、今夏の獲得に向けた交渉は細部を残すのみ」とかなり踏み込んだスポニチの書きぶりが目立ちました。
・酒井は生粋の柏育ちで、その後ハノーファー96→オリンピック・マルセイユと移籍し、20-21シーズンもマルセイユでフツーに主力として活躍中。すっかり出番がなくなり、尾羽打ち枯らしてのJリーグ復帰でもなんでもなく、フランスリーグ・アンの名門チームのバリバリのレギュラーが浦和にやってきます!!
・驚いたことに浦和は今冬の早い段階から獲得調査に乗り出していたとの話もあり、シーズンが進んでから急に検討された補強話ではないようです。また酒井はマルセイユとの契約が1年残っており、仏「レキップ」紙によれば移籍金は100万ユーロ(約1億3000万円)との見通し。経歴的に柏へ復帰するのが自然なのですが、柏はこの金が払えなかったのか、そもそも補強する必要がないと考えていたのか・・・
・酒井といえば柏でも日本代表でも右SBで活躍する姿しか見たことがありませんが、マルセイユで芸風を広げたようで3バックの一角とかチーム事情によって左SBでプレーしたこともある模様。
・本職の右SBで酒井を起用するのであれば、西はCHに活躍の場を移すことになるのでしょう。浦和のCHは柴戸が劇的に成長中とはいえゲームの組立に長じた選手が不足気味。小泉をCHに下げるとボールは回るようになるが、前線に迫力がなくなってしまうことはシーズン序盤に何度も経験済。ゆえにサイドでしか活きないわけでもなんでもない器用な西をCHに移すのは理にかなっています。
・またショルツ同様、浦和が3バックを採用した際にその一角を占めるのかもしれません。
・夏の移籍ウインドウが開くのは7月16日から。しかも(浦和にとって運が悪いことに)酒井は東京五輪代表にOA枠として選ばれているので五輪終了後すぐに浦和で出場できる状態にはないかもしれません。でも実力は十二分に証明済で、しかも31歳とまだまだ第一戦でバリバリやれる年齢ですからおいおい強靭なフィジカルで相手を弾き飛ばし、ゴリゴリと前へ進んで高速クロスをバンバン入れてくれることでしょう。期待しています!!
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