渓@川口 ~ まぜそば・カレー
川口駅東口から線路沿いに北へ歩いて、川口陸橋下近く。約1年ぶりの往訪。色あせてボロボロになっていた暖簾はかなり前に取り外されてそれっきりとなり、ぱっと見はラーメン屋とは判りにくくなっていました。本来の開店時刻(11時半)より少し前から店を開けていたようで先客3、後客9。退店時中待ち3。平日なのにこんなに混んでいるとは!!
前回は「まぜそば・ノーマル」を注文したので、今回は「まぜそば・カレー(800円)」を注文。ランチサービスなし。なおここは先払いなのが特徴。しかも予めカウンターにお金を置いておけという辺りが変わっています。店内の券売機は故障して長らく放置状態。
メニューは他につけめん、まぜそばぽん酢、ラーメン。さらに往訪日には「日替わりメニュー」として「冷し煮干しまぜそば」を用意。昔は数量限定ながらもうちょっとメニューが多かったはずですが、コロナ禍が長引いた末にこうなったのかも。他客の注文はまぜそば優勢ながらもつけめんを頼む方も少なくありませんでした。ラーメンは皆無。
店内は厨房沿いにL字型カウンター6席。厨房内には店主が一人だけ。暗くて雑然とした店の雰囲気は相変わらず。卓上には一味、七味、粗挽き胡椒、おろしニン二ク。卓上の刻み玉ねぎは取り放題ではなく50円と有料なのもこの店の特徴。またカットレモン(100円)がオプションとして追加されていました。
まぜそばにしてはやや汁が多いのも相変わらず。スープが少ないラーメンといっても差し支えないほど。とりあえず天地を何度もひっくり返してせっせとマゼマゼ。汁が多いためか、あるいは若干とろみがあるせいか、魚粉効果も相まって味わいは和風出汁を効かせたカレーうどんに似ているかな。スパイシーさはさほど感じられず。ただ焦がしニンニクとサイコロ状のチャーシューが大量に混入している上に汁が脂っぽいので、食べ進むと腹にずっしり来ます。刻みネギや刻み玉ねぎもあるにはありますが箸休めには力不足。
卵は好きなタイミングで割入れられるようにとの配慮か別皿で出てきます。卵は途中で投入し、しかもあえて卵をまぜまぜせず、卵が絡んで味わいマイルドな部分と卵が絡まずに味わい濃厚な部分とで味の変化を楽しむのが個人的にはお気に入り。
麺は浅草開化楼の縮れ入り極太麺。やや堅めで噛み応えしっかり。量は並でも300gと結構量があり、女性には多すぎかも。というか、どうしても最後はチャーシュー等が底に余りがちなので、麺の量を減らす代わりに小ライスをつけてくれたほうがありがたいのですが。
産業道路沿いで営業していた頃は「つけめん」メインの店でしたし、次回は「つけめん」で再訪かな。
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