長田本庄軒@三宮 ~ ぼっかけ玉子モダン
三宮でランチといえば、B級グルメ然とした店が集う「三宮センタープラザ」のB1Fが個人的な行きつけ。今回はほぼ3年ぶりに「長田本庄軒」へ行ってみました。外観は屋台然としていて夕方の中途半端な時間帯にも関わらず客が三々五々とやってきて賑わっていました。っちゅーか、カウンター席しかない店なのに家族連れでやってくるのはどうなんだろう??
なお「長田本庄軒」は丸亀製麺等と同じトリドール傘下、かつ元来SCのフードコートにあるような店でこの店が例外的な存在。かつて北戸田のイオンモールにも出店していましたが、長持ちしませんでした。
「長田本庄軒」は「ぼっかけ焼きそば」がウリで、「ぼっかけ玉子モダン・並(700円)」を注文。平日のランチタイムには味噌汁&ご飯が付いたセットメニューもやっており、この辺りは「お好み焼定食」同様炭水化物に炭水化物を重ねる関西の奇習なのかも。
店はL字型カウンター15席くらいで席間狭め。卓上にはオリジナルソース、マヨネーズ、あおのり、一味。鉄板からの放射熱で暑いのなんの。
全くインスタ映えしない「茶色い何か」という外観で登場。ソースは濃厚かなり甘めでスパイシーなタイプではありません。前回試食した時はそのソースがデフォルトでたっぷりすぎるくらいかかっていて難儀しましたが、あれは単に作り手の問題だったようで、今回はむしろ薄味気味。個人的にはそのほうが遥かにマシで、卓上の青海苔が良い味変になります。
麺は太麺で弾力の強いもっちりしたタイプ。しかもただの焼きそばと違って、玉子で丸くふわっとまとまっているのが面白く、総じてまろやかな味わいに。
そしてこの店のウリである神戸・長田名物の「ぼっかけ」がたっぷり。牛すじとこんにゃくを甘辛く煮込んだものですが、ソースの甘辛さとは明らかに違う味わいなので良いアクセントになります。ただ濃い味に濃い味を重ねていることには違いなく、野菜は青ネギとわずかにキャベツが確認できる程度で玉ねぎやもやしはなく、箸休めになるものが少ないので、「並」ならともかく「大」だと飽きるような気がします。
飽きずに食べるには実はご飯付き「定食」のほうが良いという、関西の罠かもしれませんが(苦笑)。
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