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2021.08.31

塩カツ丼@かつや

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 「かつや」が2021年8月27日から期間限定で発売中の「塩カツ丼(590円+税=649円)」を試食。「塩カツ定食」も併売していますが、かつやお得意の合い盛りシリーズと違って丼でも食べやすそうなので丼にしてみました。

 「まだまだ、暑い日々が続く残暑にぴったりな『塩カツ』は、丼80g、定食120gのロースカツに水菜や大根のつまを山盛り。にんにくが香る塩だれで仕上げた見た目は涼しく、ロースカツでしっかりとお腹を満たしてくれるこの時期ならではの一品です。」というのが「かつや」のウリ文句。

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 ポスターでは「山盛り野菜」を謳っていますが、刺身のつまのような大根や千切りキャベツ、水菜といった隙間が多そうな野菜だらけなので、かさばってはいるものの見た目ほど量は多くはありません。ただニンニクやわずかにブラックペッパーを効かせた塩ダレの出来が良く、「さっぱり」と形容するには至らないものの、たっぷりと添えられた野菜類と相まって「かつや」にしては珍しい軽い味わいで夏向きなのは確か。

 わずかに添えられた海苔の香りのせいか、ぐっと和風の味わいに。概して重くてくどくて質・量ともにヘビーな方向に走りがちな「かつや」にしては異例の逸品です。2018年4月に販売された「ねぎ塩カツ丼」の白髪ネギを大根のつまに変えただけのお手軽新商品のような気もしますが、この手の商品が一つはレギュラーメニューに欲しいものです。

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2021.08.30

海鮮ごろごろシーフードクリームキーマカレー@松屋

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 松屋が2021年8月24日より発売中の「海鮮ごろごろシーフードクリームキーマカレー(850円)」を試食。

 「海鮮ごろごろシーフードクリームキーマカレー」は"夏のシーフードカレーフェア"第一弾として先駆けて全店販売中の「海鮮ごろごろシーフードカレー」に続く第二弾メニュー。

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 「刺激的なスパイスとひき肉の旨味が凝縮された本格キーマカレーに、海鮮の旨味たっぷりホワイトソースの波が押し寄せます。キーマカレーとの絶品マリアージュで至福のひと時間違いなし。カレーに肉もシーフードも入ったわんぱくな松屋"ごろごろ"シリーズ、ミンチも海鮮もごろごろの欲張り・贅沢な逸品に仕上がっております。」というのが松屋のウリ文句。

 「海鮮ごろごろシーフードカレー」と違って「マイカリー食堂の人気メニューを松屋流にアレンジ」という文言がウリ文句に入っていないので、マイカリー食堂にはないメニューなのかも。

 それはともかく、「海鮮ごろごろシーフードクリームキーマカレー」の実態は「「海鮮ごろごろシーフードクリームシチューライス」と「キーマカレー」の単なる合い盛りであって特にマリアージュしておらず、「一つ屋根の下で暮らしてはいるが別々の部屋で住んでいる」いわば家庭内別居状態。あえて合わせない限りはキーマカレーにホワイトソースの波は全く押し寄せません。

 ただそれぞれ単品だと途中で飽きが来そうなところを合い盛りにすることで飽きずに食べられるくらいの良さはあるかと。カレーを先、あるいは交互に食べるとどうしてもカレーの味わいにクリームがかき消されがちになるので、まずはクリームの方から試食。

 メニューのネーミング通り、「海鮮ごろごろ」なのは「クリーム」のほうだけ。イカや海老の量は「海鮮ごろごろシーフードカレー」と大差ないのか、面積が半分になったこともあってごろごろ感は「海鮮ごろごろシーフードカレー」よりずっと上。また個人的にはクリームシチューをおかずにご飯というのはやや抵抗があるのですが、ここのは乳臭さがなく、妙なしつこさやコッテリ感もなく、全く問題なくいただけました。

 一方キーマカレーのほうは定評ある松屋のカレーがベースですからはずれようがないのですが、あえて難を言えばひき肉がちょっとぱさつき気味で肉の旨味が逃げがちなところかなぁ。

 今回の「夏のシーフードカレーフェア」はどちらもハズレではないものの、完成度がイマイチでまた食べたいという気にはならないレベルでした。

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【DAZN観戦記】21年第27節:湘南 0-0 浦和 ~ 練度不足&疲労困憊ではどうにもならず

 相変わらず連携に難がある上に、酷使に次ぐ酷使が祟って精彩を欠く選手が続出してほとんど試合にならず。数少ない決定機は決められず、優勢だった湘南の詰めの甘さに助けられてのスコアレスドローも已む無し。

《スタメン》

・共に前節から中3日の一戦。浦和は明本→小泉、江坂→大久保、岩波→宇賀神とスタメン3名入れ替え。明本&江坂はベンチスタート。達也がベンチに戻って来たので、このところ出番がなかった興梠はとうとうベンチ外に。

・湘南は池田→山田、畑→高橋とスタメン2名入れ替え。

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《試合展開》

・浦和のフォーメーションは前節広島戦のようなFW縦並びっぽい4-4-2ではなく、かなりはっきりした4-2-3-1。明本と比較すると小泉は中盤に下がり勝ちで、守備時は4-5-1に見えるくらい。また広島戦と違って湘南の3バックに対してはほとんど前からハメに行かず、たまにハメに行った時もユンカー&両SHの3人で行ったようで、小泉が関与することはあまりありませんでした。

・浦和はお疲れなのか湘南のビルドアップをたいして制限しないので、序盤は湘南に押し込まれ気味。ただ3分ロングボールに反応した大橋が右サイド奥深くでキープ→古林がクロスを入れるもタリクに合わず、8分大橋が左サイドからカットインして角度がやや厳しいところからシュートを放つもDFにブロックされて枠外と、湘南は早々と良い形を作りながらも決定機には至らず。終わってみればこの日の湘南はずっとこんな感じでした・・・

・浦和はビルドアップ時に広島戦のような酒井あるいは逆に宇賀神を前に押し出しての3バックの形を取るのかも?と思って全体像が判り辛いDAZNの画面を凝視していましたが、広島戦ほどはっきりした形は取っていなかったかと。むしろ平野が時々最終ラインに降りてビルドアップに加わっていたのが目につきました。しかし、いつもながら前からのプレッシャーがきつい湘南相手にビルドアップはなかなか上手く行かず、

・それでも給水タイムの前後から浦和がなんとかボールを保持して湘南を押し込む場面が増え始め、21分深い位置から平野縦パス→小泉右サイドへ展開→関根カットインしてクロスとこの試合で初めて良い形。

・35分にはチャンス。GK谷のクリアボールをショルツがヘディングで跳ね返し、こぼれ玉を拾った平野が縦パス→大久保がドリブルで運んで左へ展開→ユンカー斜めにラストパスを送って小泉スルー&ゴール前に走り込んだ大久保に合うも大久保のシュートはまさかの宇宙開発事業団。

・でも前半の浦和が良かったのはこの2回だけ。あとは連携にスムーズさを欠いてシュートを撃てないどころか決定機に至らずにボールロストを連発。

・フェイスガード装着状態のまま3試合連続スタメンのユンカーは蒸し暑い日本の夏にすっかり参ってしまったのか全く動きにキレがありませんでした。もともと身体を張ってのボールキープは得意ではないのである程度致し方ありませんが、ロストしても全然奪い返しに行こうとしませんし・・・ また小泉との距離が遠くて終始孤立気味なのもユンカーの悪目立ちに拍車をかけていた感も。

・40分にはユンカーのパスミスを契機にカウンターを食らい、古林が宇賀神をなぎ倒して右サイドからどフリーでクロスを上げられてしまいましたが槙野が辛うじてクリアしてファーのタリクには合わず。タリクは23分にも同じような形での決定機でなぜかバレーボールばりのスパイクを試み、しかも枠外という失態を犯してこちらも悪目立ち。当然ながらイエロー。

・リカは故障明けの小泉と疲労困憊の関根に配慮したのか、あるいは孤立無援のユンカーの救援が急務と思ったのか、後半頭から小泉→江坂、関根→明本と代えて江坂を右SH、明本をFWへ入れてはっきりした4-4-2にシフト。これでユンカーの孤立状態はかなり解消され、江坂は広島戦同様絞り気味のポジションを取るので酒井も前に出やすくなって攻撃に厚みが生まれ、さらに明本が盛んに湘南最終ライン裏を突き出したのが効いて浦和は俄然優勢に。

・56分ショルツ縦パスを契機に江坂→ユンカー→大久保と繋がり、大久保のクロスをボックス内で受けた江坂がシュートの決定機を作りましたが、シュートは枠の外。そして終わってみれば後半の浦和が良かったのはこの10分強だけ。

・湘南も59分タリク→ウエリントン、古林→畑と投入してお約束のハイクロス攻撃。しかし肝心なところでFKを含めて精度が劣悪で、決定機らしきものは66分右サイドから池田クロス→ウエリントンヘッドが枠内を襲っただけ。しかも西川が楽々セーブ。左サイド深い位置で2回FKの好機を得るも、池田のキック精度が酷すぎて2回とも同じような軌道を描いて誰にも合わずにそのままゴールラインを割ってしまうのには大笑い。

・膠着した戦況を打開すべく、リカは73分宇賀神→達也、平野→柴戸と代えて最終ラインにショルツ・槙野・酒井、両ワイドに達也・大久保と並べた3-4-2-1っぽい並びに変えたものの、この形の練習はロクにしていないせいか、守備はともかく攻撃はほとんど成り立たず。最後にユンカーに代えて木下を投入するも、木下は露骨に練習不足が祟って明後日の方向に動き続けてそのまま試合終了。

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《総評》

・シュート数はわずかに湘南が優勢で、シュートに至らずとも湘南の方が手数は多い印象を受けましたが如何せん詰めが甘すぎて決定機らしい決定機は66分のウエリントンヘッドだけ。むしろ決定機が2回あった浦和のほうが勝利に近かった気さえしますが、それもたった2回だけなので第三者的には全く見所がない塩試合と見做されても仕方ないでしょう。

・蒸し暑い過酷な環境下で鳥栖戦から中2日or中3日で続く連戦も5試合目。西川と酒井以外はリカなりにスタメンを入れ替えたり、途中で下げたりしながら連戦をこなしているけれども、怪我等でベンチにすら入れられない主力級が何人もいるのが祟ってやり繰りにも限度があり、とうとうこの試合で浦和はボロ雑巾状態になってしまいました。

・毎度の繰り返しになりますが、連戦連戦でまとまった練習時間が取れない中で夏に獲得したばかりの選手を早々にフル稼働させた以上、連係面で難があるのは致し方ありません。特に攻撃面ではそれが顕著。守備は全く破綻なくやっていますが、これも正直酒井を筆頭にDF陣の個人能力でなんとかしている印象が強いかと。

・守備陣が踏ん張って無失点で凌ぎに凌いでいるうちに攻撃陣がほんのちょっとしかない決定機を決められれば勝機も見えてきますが、この試合は如何せん枠内シュートゼロですからスコアレスドローも致し方ないでしょう。

・残念でならないのは長身選手がやたら多くてターゲットが豊富な割にはセットプレーが全く決定機にならないこと。これも練習してないからかなぁ? 大久保はともかく江坂はキッカーとして計算できるはずですが・・・

・見所に乏しい塩試合の連続ですが、それでも曲がりなりにも新戦力をチームに馴染ませながらクソミソな内容でズタボロに撒けた札幌戦からチームを立て直して天皇杯を勝ち進み、かつリーグ戦4試合では勝ち点10をゲット。しかもこの試合ではついに本格的な3バックを試行するなど戦術の幅を広げながら、ACL圏入りまで勝ち点2の位置に付けているのは上出来と言って良いでしょう。

・ACL圏入りが現実的な位置にいるので、難しくなったのが中2日でやってくるルヴァン杯準々決勝への取組姿勢。正直ルヴァン杯にも色気を出してリーグ戦でボロボロになってしまう愚は避けたいところ。第1戦ホームゲームはとにかく失点しなければいいので、最終ライン以外は大幅入れ替えでもなんら差し支えないとでしょうし、今の疲労困憊ぶりからすればそうすべきだと思います。代表選出で抜ける酒井の穴がデカすぎるのが心配ですが。

・気温28.6℃、湿度83%ともともと蒸し暑い環境下だったのに加え、前半途中から雨が降り出し、後半にはとうとう豪雨に。選手も辛いでしょうが、雨具を持ってない観客も多数おられたでしょうし、そんな中での塩試合。いろんな意味で誠にお疲れさまでした。

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《選手評等》

・大久保はリーグ戦では鳥栖戦以来のスタメン出場で、中断明け後は汰木と地位が逆転した模様。スタメンだろうが途中出場だろうが必ず一回は見せ場を作る大久保ですが、この日は最大の決定機でシュートを上空へ打ち上げ花火。前目の選手なので早く結果が欲しいのでしょうが残念無念。

・宇賀神は札幌戦以来のリーグ戦スタメン。鳥栖戦で西が左SBに回った際にはいよいよ宇賀神も進退窮まったか!!と思われたのですが、その後途中出場、しかもごく短時間の出場でしかないのにやるべきことをしっかりやっていたことをリカはちゃんと見ていたようで、この日晴れてスタメン復帰。控え選手の鑑ですなぁ、ホンマ。ただ試合勘がないのか、前半古林に2回弾き飛ばされたのは気になりました。

・達也は本人希望の左で久しぶりに出場機会を得たものの、決定的な仕事は出来ず終い。酒井との相性が良くないことを考えれば今後も左での起用がメインになるかと思いますが、汰木同様達也もSHとしての評価が落ち気味なのが気になります。真っ当な競争の結果なので仕方ありませんが。

・最後に投入された木下は最後まで迷走続き。前節広島戦での途中出場は勝っている試合でのクローザーだったのでタスクが判りやすくて浦和デビュー戦にしては悪くない出来と思いましたが、練習不足でリカ流に全然馴染んでないゆえ点を取らないといけない展開で使うにはまだまだしんどそう。

・そしてとうとうベンチ外になってしまった興梠。興梠は瞬発力があるタイプではないから途中投入では活きないのは判らんでもないのですが、途中投入された天皇杯京都戦の出来だと最低限の仕事すら出来なかったから木下との競争に負けてベンチ外になってしまうのもやむを得ないでしょう。

・でもユンカーはもはやヘロヘロ。木下も現状スターターでは全く使いものにならないことも判ってしまった以上、ルヴァン杯第1戦はとにかく興梠にすがるしかない。そこでなんとかリカの信頼を取り戻し、リーグ戦終盤の大反撃に力添えして欲しいものです。

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-----ユンカー------
大久保--小泉---関根
---敦樹--平野---
宇賀神-槙野-ショルツ-酒井
-----西川-----

(交代)
HT 小泉→江坂
HT 関根→明本(4-4-2にシフト。明本がFW、江坂が右SHへ)
73分 宇賀神→田中
73分 平野→柴戸(3-4-2-1にシフト、達也が左WB、大久保が右WBへ)
83分 ユンカー→木下


---大橋--タリク----
---山田--茨田---
高橋---田中---古林
-杉岡--大岩-石原広-
-----谷------

(交代)
HT 茨田→池田
59分 古林→畑(畑が左WB、高橋が右WBへ)
59分 タリク→ウェリントン
85分 高橋→岡本

※写真は試合と全く関係ありません。

 

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2021.08.29

かけかつめし@松のや

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 松のやが2021年8月25日より期間限定発売中の「かけかつめし(590円)」を試食。

 「かけかつめし」とは「玉子でとじず、玉子を"かけ"た、かつ丼New style」で「ピリ辛ネギ塩ダレのさっぱり感とふわとろ玉子の優しい合いの手にお箸がすすむ逸品です。熟成チルドポークをサクサクに揚げた松のや自慢の『ロースかつ』に、出汁が効いたあんかけ玉子、国産100%のオリジナルブレンド米を使用したとんかつのための松のやライスの3拍子が食欲をそそり、さらっとお召し上がりいただけます。」というのが松のやのウリ文句。

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 でもぱっと見でわかるように、かつを玉子でとじていないどころか、かかってすらおらず、玉子丼とカツ乗せ丼のハーフ&ハーフと言ったほうが実態に近いかと。個人的にはトンカツのサクサク感を楽しみたいので、商品の方向性としては大歓迎。

 まず玉子丼のほうから食べ進みましたが、あんかけ玉子に出汁が効いているとは言い難く、ちょっと薄味に過ぎるのでカツをちびちび齧って旨味を補強しながら食べ進みました。

 一方かつのほうには「ピリ辛ネギ塩ダレ」がさっとかかっているようですが、どういうわけか唐辛子はともかく酸味も幾分感じられてなんだかキムチっぽい味わいに。これが和風の玉子丼と微妙にケンカしているような・・・

 「松のや」は「かつや」ほど「カツ丼」などの丼ものを推してこなかったので、急に丼ものの商品を開発したのが不思議でしたが、やはり経験の浅さは否めないようで。こういう商品は「なか卯」のほうが得意そう。

 なお本商品とは無関係ですが、川口店でやっていたジャー共用&しゃもじ共用の「ご飯おかわり自由」サービスはさすがに時節柄どうかという話になったのか、いつの間にか定食類ではご飯の量を小盛(130g)、並盛(200g)、大盛(350g)、特盛(430g)の4種類から予め選ぶ方式に変わっていました。

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2021.08.28

雅@川口 ~ 焼味噌

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 川口駅東口を出て産業道路を北上。アリオ川口を過ぎ、安楽亭の北にあるので駅からはやや距離があります。先客ゼロ、後客3。約2年ぶりの再訪。北海道の石狩市に本店がありますが道内の支店を相次いでたたむ一方、マレーシアに出店してみたり、さらに東京ではなくなぜか川口に店を出しみたりと風変わりな店舗展開をしています。

 店内の券売機ボタン先頭の「焼味噌(880円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に雅味噌、辛味噌、焼醤油、こく塩、あっさり醤油など。最後の2つは前回往訪時には無かったはず。

 店内はL字型カウンター6席のみ(席間に衝立を設けたため前回往訪時より2席減)。卓上にはブラックペッパーと一味。水セルフ。

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 焼味噌は「赤味噌と白味噌をブレンドした」とのことですが焼きを入れたことによる香ばしさみたいなものは特に感じられず。味わいは赤味噌寄りなのかかなり辛めで、動物系出汁にニンニクも少々加わったような旨味をかき消し勝ち。正直味が濃すぎで割りスープが欲しくなるレベル。炒め物はわずかにもやしがあるだけかなぁ・・・玉ねぎやひき肉は確認できず。炒め物がほとんどないせいかスープはあまり脂っぽくはありません。

 麺は並太強めの縮れ入り。つるつるした食感ですが、やや硬めの仕上がりで濃厚スープに負けずに噛み応えしっかり。

 チャーシューは大き目ながら薄くて崩れやすいタイプ。他にメンマ、刻みネギ、海苔。

 川口駅近くにあった「満開屋」は結構繁盛していたにも関わらずなぜか閉店してしまったため、川口駅周辺(といってもかなり距離がありますが)では唯一の味噌らーめんがウリの店になって「残存者利益」を享受しているような格好に。近くにはこれといったラーメン屋もないので、意外に長続きしているみたいで。

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2021.08.27

大衆酒場 HANEGAKI@川口 ~ はねがき定食

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 川口駅東口、樹モール内。先客2、後客1。1年4ヶ月ぶりの再訪。外観通りカキを売り物にした居酒屋ですが、コロナ禍の最中に開業したため早くからランチ営業に力を入れていて、開業以来特段休むことなく営業を続けています。

 前回は「かき煮干しらーめん」を注文したので、今回はメニュー先頭の「はねがき定食(790円+税=869円)」を注文。ご飯大盛無料サービスあり。

 ランチメニューはこれ以外にも親子丼など丼もの3種、かきふらい定食など定食5種類を用意。

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 はねがき定食とはカキフライ3個&鶏唐揚げ3個の盛り合わせに小鉢(小さな冷奴)、味噌汁(とろろ昆布入り)、漬物を付けたもの。調味料としてタルタルソースに加え酢味噌が付いてくるのが変わっています。カキフライはタルタルソースで、鶏唐揚げは酢味噌でいただきましたが、酢味噌が意外にいけることを発見。

 またカキフライのほうは特に可もなく不可もなしという印象だった一方、鶏唐揚げは表面がパリパリっとした軽い仕上がりなのが気に入りました。

 大盛にしてもらったご飯は普通のお茶碗にてんこ盛りで、ボリューム的には大満足。

 「松のや」や「やよい軒」で食べる揚げ物系の定食よりやや手作り感があるのは嬉しいものの、それ以外の面ではっきりと傑出している訳でもなく。本格的なカキのシーズンにカキフライ以外のカキを使った定食類が増えると良いのですが。

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2021.08.26

牛肉と玉ねぎ@100時間カレー

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 ララガーデン川口2Fにあるフードコート内。1年ぶりの再訪。ララガーデン川口1Fのレストラン街はしょっちゅうテナントが入れ替わっていますが、フードコートのほうはチェーン店だらけで無難なこともあって割と安定しているようです。

 相変わらずメニューが豊富なため目移りしてしまいますが、今回は「牛肉と玉ねぎ(税別690円)」を「大盛(+税別80円)」で注文。さらにポイントカードを利用して「唐揚げ2個」をつけてもらいました。

 前回往訪時はカレールーは「濃厚ビーフカレー/完熟トマトのビーフハヤシ」の2本立てでしたが、新たに「バターチキン」が加わって3本立てに。濃厚ビーフカレーの辛さはマイルド(普通)/ミドルジャワ(中辛)/ジャワ(辛口)の3種類から選べるので、カレー・ミドルジャワにしてもらいました。

 また前回往訪時は休日か開店から12時までは「ライス大盛/ソフトドリンク/合いがけへの変更/グリーンサラダ」のいずれか1つサービスというのをやっていたましたが、いつの間にかそのサービスはなくなったようです。

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 カレーは「濃厚」の名に違わぬ、とろみの強いタイプ。香味野菜と果物、さらに牛の旨味を溶け合わせた旨味溢れる欧風カレーで、中辛にしてもさほど辛くはなく旨味を十分楽しめました。中に入っている牛肉はカレーらしい角切りではなく、小間切れっぽい薄いもの。玉ねぎも原型を保った感じ。

 無料サービスの唐揚げをつけてはみたものの、唐揚げは下味がついているのでカレーとの相性は正直微妙。昔は唐揚げではなくフィッシュフライが無料サービスだったはずで、そちらのほうが薄味な分カレーを邪魔せずに良いと思うのですが・・・

 川口にはインド系のオッサンがやっている現地風のカレー屋さんはやたらあるのですが、個人的にはスパイスの香りが強すぎるあのタイプはちょっと苦手なので、「100時間カレー」のような旨味で押すタイプは結構貴重な存在。「100時間カレー」と似た路線で川口駅近くにあった「日乃屋カレー」は潰れてしまいましたし、またここのお世話になることもあろうかと思います。

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【観戦記】21年第26節:浦和 1-0 広島 ~ 新戦力だらけで事実上の夏合宿みたいな

 狙い通りの形で先制したものの、またしても相手にボールを握られる時間帯が長い試合になってしまいましたが、新戦力がチームに馴染んでゆく様が手に取るように判ったのが収穫かと。

《スタメン》

・共に前節から中3日。浦和は汰木→槙野、達也→江坂、柴戸→敦樹と3人スタメン入れ替え。新加入の木下が早くもベンチ入りして、夏の移籍期間に獲得した選手が早くも勢ぞろい。コンディション不良が伝えられた小泉がベンチに復帰したものの、左脚がテーピングでぐるぐる巻きされていて非常に痛々しいのなんの。汰木と達也がベンチ外に。

・広島はエゼキエウ→浅野、青山→松本、柏→長沼とスタメン3名入れ替え。但し、広島は早々と天皇杯を失っている上に、8/14神戸戦が大雨で中止になったため浦和と違って過密日程というほどではありません。

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《試合展開》

・スタメンが発表された際は最終ラインにCBが3人並んでいたので「ついに3バックか?」との声も大きかったのですが、リカは試合前記者会見同様、スタメン発表で三味線を引き、相手の意表を突くようなことは全くしない監督。蓋を開けてみたらスタメン発表の並び通り、普段の4-2-3-1ないし4-4-2のFW縦並びみたいな格好でした。

・ただ試合後に槙野が「徳島戦が終わって、広島戦までの間に新しいシステム、3枚の形を練習してきて、練習の中ですごく手ごたえがありました。」と語った通り、ビルドアップ時にはCHは下がらず、その代わりに酒井を上げて3バック気味になっていたのが特徴的でした。左SBに回ったショルツはあまり攻め上がらず、久しぶりに左SHに回った関根に自由にやらせていた感じでしょうか。

・広島が前三人でプレッシャーをかけてくるのを嫌ってか、立ち上がりの浦和は鳥栖戦同様ロングボールを多用し、明本に再三広島最終ライン裏を狙わせていましたが、最初の決定機は敵陣でのスローインをきっちり繋いだもの。敦樹の縦パスをボックス内で受けた江坂がDFを背負いながら振り向きざまにシュートもGK大迫のほぼ正面。

・15分には敦樹のスルーパスを受けて関根が左サイドから裏抜けに成功。シュートは大迫に阻まれてしまいましたが、こぼれ玉にユンカーが反応して浦和先制。

・浦和は右SHながらもかなり絞り気味のポジションを取る江坂にボールが収まると攻撃で良い形を作りやすいようで、19分には江坂から斜めに縦パス→明本スルーでボックス内でユンカー受けるという良い形も。25分には右コーナー付近で江坂が粘ってクロス→ユンカーヘッドの決定機。

・守っては序盤は前プレがハマって広島に何もさせず。ただ運動量が落ちた30分くらいから押し込まれがちになったものの、4-4-2の守備ブロックを作って耐えて広島に決定機を与えず。懸念材料はお疲れなのか随所で当たり負けが目立つのと、ショルツにスピードがないのでその裏を狙われると気持ち悪いこと。さすがに目に余ったのか、最後は関根が下がって5バック気味に。

・後半に入っても引き続き浦和が押し込まれ続ける苦しい展開。広島もさすがに江坂を放置するとヤバイことに気づいたようで、浦和は江坂にボールが入ることもなくなってやむなくロングボールを多用。しかし、ユンカーはもとよりDFを背負ってのプレーは得意ではなく、明本もお疲れの身でJ1屈指の強度を誇る荒木や佐々木相手では分が悪いようで前線で全くボールが収まらないので浦和はすぐにボールを失ってしまい、最終ラインを上げるに上げられないという悪循環に。

・そこでリカは「中間点で受けさせるために江坂と小泉佳穂を2人並べ」ようとしたようですが、運が悪いことにその矢先に江坂が負傷。アクシデントに伴う形で65分江坂→小泉(小泉トップ下、明本右SHへ)、平野→柴戸の2枚替えを余儀なくされました。後者は守備強度に難がある平野が既にイエローをもらっていたことへの対応でしょう。だが、この交代も戦況を好転させるには至らず。

・1点ビハインドの広島は54分浅野→柏、サントス→ヴィエイラ、70分長沼→東、柴﨑→エゼキエウと早めに続々と選手を代えてきましたが、延々と単調なクロス攻撃を繰り返すだけでこれといった決定機を作れず。逆にビルドアップに苦しむ浦和がやや偶発的な形ながらもカウンターで敵陣に迫る不思議な試合展開に。67分には岩波のボール奪取&縦パスがいきなりユンカーに繋がる決定機も。

・この試合広島最大かつ唯一の決定機は77分野上の縦パスを契機に東&ヴィエイラのコンビネーションで浦和が人数だけはぐしゃぐしゃいる中央を割られ、ヴィエイラの際どい一発を浴びた場面。だが幸いにもシュートはわずかに枠の外。

・そこですかさずリカは79分ユンカー→木下、敦樹→大久保の二枚替えで柴戸アンカー、2列目に関根-明本-小泉-大久保と並べる4-1-4-1へ布陣変更。これはかなり効果があり、ようやく前からのプレッシャーがかかり始めて防戦どころか反撃に転じるまでに。広島は83分左サイドからのアーリー気味のクロスにヴィエイラがヘッドで合わせるも大きく枠を逸れてションボリ。

・リカは念には念を入れて88分関根に代えて宇賀神を投入して5-4-1へシフト。VARの介入もなく、怪我人が多発したわけでもなく、どこから沸いてきたのかさっぱり判らない7分ものATを無難に凌ぎ切って逃げ切り勝ち。

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《総評》

・またしても相手にボールを握られる時間帯が長い試合になってしまいましたが、もう今は理想からはほど遠い試合内容であろうとも勝ち点3を積み上げたことで良しとする他ありません。

・この試合のスタメンでは酒井・ショルツ・平野・江坂と夏に獲得したばかりの選手を一挙に4人も起用。しかも中断期間中にチームに合流して長い時間練習出来たのは江坂だけで、他の3人はほぼぶっつけ本番で起用されている状態。特にオフ明けのショルツはコンディションが十分に整っていないかもしれません。おまけに小泉や西といった中断前は浦和のビルドアップの中核を握っていた選手が離脱中。これでは中断前に出来ていたことが今は出来なくなっているのも仕方ないでしょう。

・従ってリカが「新加入選手がチームに合流して試合に出たりして、今までできていたこと、それからお互いが分からない状態でもあるので、そこをすり合わせていきながらやっていきたいです。」と語っているように、今の浦和は実戦形式でお互いの特徴を知り、連係を深めながらチームを仕上げる「夏合宿」をやっているのと大差ない状態だと思います。

・そしてその過程で組み合わせの良し悪し、最適な使い方がちょっとずつ判ってゆく。徳島戦&広島戦で言えば、現状攻撃時の酒井はタッチ際の上下動しかしないので、その前にいるSHとしてはサイドに張りがちな達也との相性は最悪な一方、中へ絞れる江坂との相性が良いのが丸わかり。ただそれは達也が悪いのではなく、達也と相性が良いのは中へ入ってプレーできる西だというだけの話。こんな発見を積み重ねている時期なのでしょう、今は。

・中断期間前に出来ていたことを取り戻すまではもうちょっと時間がかかりそうですが、幸い小泉が曲がりなりにもピッチに戻ってきましたし、どんなに不格好であっても勝ち点3を積み上げて、怪我人等の復帰=本格反攻開始を待つことにしましょう。

・なおこの試合で浦和が幸いだったのは、広島は基本的にカウンターが得意なチームで、ボールを握って積極的に相手を崩すのは苦手なこと。ボール支配率で優位に立った、あるいは立たされた試合の戦績は非常に悪く、一点が遠くて負けるor引き分けに終わることは日常茶飯事。浦和は意図的に相手にボールを渡した訳ではないのでしょうが、結果的に広島を追い詰める最善手を取ったようで。

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《選手評等》

・新加入選手のスタメンへの組み込み、そして選手交代に伴う配置転換やフォーメーション変更で足りなくなってしまったポジションに「明本」と書きこむのがリカ流(苦笑)。もう明本はGKとCB以外はどこでも出来るとリカに思われているような。「ボールと明本は疲れない」のがリカの格言。この試合も超蒸し暑い中で90分酷使され、誠にお疲れさまでした。

・酒井はさすがにお疲れっぽくて対面の藤井のドリブルの切れ味に大苦戦。でもほぼ抜かれかかっているのに、最後はドリブルコースへの読みとフィジカルの強さで強引に藤井を潰した姿は頼もしいのなんの!!

・大久保はスタメンでも途中出場でも必ず一回は見せ場を作るのが凄い。スタメンだと消えている時間が結構多いので現状途中出場向きとは思いますが。

・木下は意外にスピードがあってカウンターで相手に脅威を与え、かといって無理目なシュート等で相手にカウンターのチャンスを与えるような具は犯さず、守っては広島の最終ラインに盛んにプレッシャーをかけ、ボールをキープして時間を潰す等、勝っているチームが終盤に投入するFWとしては十分な仕事をしていたと思いました。コンディションはまだまだなのか、空中戦だとかポストプレーとか「電柱型FW」っぽい見せ場はありませんでしたが、案外拾い物かも。

・左右のSBが出来る宇賀神が勝っている時の逃げ切り要員=「ピッチャー鹿取」として活躍の場を見出しているのが地味に凄い。ベテランのあるべき姿。スタメンでの出番が少なくなって来てもチームのために出来ることはいくらでもある!!

・駒場のメインスタジアムには解説福田のバカでかい声と実況八塚の甲高い声が鳴り響いてうるさいのなんの。チケット代高いんだから、こういう騒音問題はなんとかならんのかなぁ・・・

Hiroshima2108004

-----ユンカー------
関根---明本---江坂
---敦樹--平野---
ショルツ-槙野--岩波-酒井
-----西川-----

(得点)
15分 ユンカー

(交代)
65分 江坂→小泉(故障による交代)
65分 平野→柴戸
80分 伊藤敦→大久保
80分 ユンカー→木下
88分 関根→宇賀神

-----サントス-----
--柴崎----浅野--
藤井-松本--ハイネル-長沼
-佐々木-荒木--野上-
-----大迫-----

(交代)
54分 浅野→柏
54分 サントス→ヴィエイラ
70分 長沼→東
70分 柴﨑→エゼキエウ
80分 松本→土肥

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2021.08.25

津気屋@川口 ~ 津気屋極つけ麺

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 川口駅東口の駅高架下。ほぼ2年ぶりの再訪。先客3、後客ゾロゾロ。川口で長続きしているだけあっていつも混んでいます。

 店内のタッチパネル式券売機で基本と思しき「津気屋極つけ麺(890円)」を注文。小盛り(茹で前280g)から大盛り(540g)まで同値段なので大盛りで。他に「濃厚煮干つけ麺」「辛つけ麺」「トマトつけ麺」「極ラーメン」、さらに月替わりで限定麺をやっています。

 店内はやたら縦に細長く、左側に2人掛けテーブルが5卓と壁沿いにカウンター7席。極端に縦長な店で、4人卓すら一つもないので家族連れやグループ客には全く向いていません。卓上にはモンゴル塩、カレースパイス、七味、ブラックペッパー。また頼めば一味、マヨネーズ、酢も用意されているようです。割りスープは予めポットで各テーブルに設置。

Tukiya2108001

 つけ汁は相当粘り気が高いドロドロタイプ。器に魚粉がうっすら着いていますが、食べる分には魚粉は目立たず。基本のつけ麺のつけ汁が「豚骨・鶏ガラベースに鰹節・鯖・煮干し・昆布などの魚介系を合わせたもの」なのに対し、極つけ麺は「魚介風味をさらに強め海老とホタテの旨味をプラスした」とのことですが、旨みが増したというより癖が強くなった感じで個人的には微妙。特にホタテが。でもつけ汁にどっぷりと浸けず、ちょんと浸ける分にはさほどくどさは感じません。

 つけ汁の中に角切りチャーシューがいくつか。他にメンマや刻み青ネギが少々。値段の割にはややしょぼいかと。

 自家製が売り物の麺は太めのストレート麺でつるつるとした口当たり。もっちりと形容するにはややコシが弱くて「もちもち」という形容がしっくり。個人的にはもうちょっとコシが強いほうが好み。大盛り540gといってもこれは茹で上がり表示なので他店の大盛り(茹で前300g)と量は大差ありません。

 「極つけ麺」は基本の「つけ麺」より100円高いのに具は同じなのがとにかく衝撃的で、これなら同値段の味玉つけ麺や限定麺を頼むべきだったと思うも時すでに遅し。

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2021.08.24

可以@神保町 ~ 煮干し中華そば

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 神保町A3ないしA4出口からすぐ。靖国通りから一本北へ入った、小さなオフィスビルの奥まったところにあるので少々判りにくいかも。メニューがリニューアルされたと聞いてほぼ4年ぶりの往訪。先客ゼロ、後客9。近所で早い時間帯から行列が出来ている「用心棒」や「覆麺智」とは明らかに客層が違います(苦笑)。

 店内の券売機ボタン先頭の「煮干し中華そば(850円)」を注文。豚脂の有無が選べるようなので「あり」にしました。ランチサービスなし。

 メニューは他に生姜醤油らーめん、濃厚つけ麺など。

 店内は縦長L字型カウンター12席のみ。卓上にはミル入りブラックペッパーと、一味。

Kai2108001

 「煮干し中華そば」と称するだけあって、清湯スープながらも煮干し出汁ががっつり、それでいて食べ手を選ぶようなやり過ぎ感が出ない程度に効かせています。下支えとなっている動物系出汁とのバランスが良く、おまけに醤油も変にでしゃばらないので、ついついぐいぐいと飲み進んでしまいました。

 豚脂は塊がいくつかプカプカ浮いているだけで油の層を成してはいないせいか、豚脂ありでもスープが全然脂っぽくないのも飲みやすさに繋がっているのかも。豚脂は甘味とコクを加えるのに一役。

 麺は手打ち風の縮れ&強い捻じれ入りの太麺で、とにかくしっかりした噛み応えが特徴。麺量は200gと多めなこともあって必然的にワシワシと麺と格闘することになりますが、スープがさっと絡む程度でしつこさを感じずに済むせいか、なんら箸が止まることなく一気に完食。

 チャーシューはロースでスープを邪魔しないようにとの配慮なのか割と薄味の仕上がり。メンマは細切りなのにコリコリとした食感が楽しい逸品。他に刻みネギ。

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2021.08.23

松本からあげセンター@松本 ~ 山賊焼定食

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 松本駅ビル「MIDORI」の4F。松本駅改札口は3Fにあるので、駅を出たらエスカレーターで1本です。ほぼ3年ぶりの再訪。相変わらずランチタイムはそこそこ賑わっていてテーブル席は塞がっており、前回同様小さなカウンターに案内されました。

 屋号が示すとおり、どちらかといえば「からあげ」が売り物なのかもしれませんが、メニューは「山賊焼」と「からあげ」で2トップを形成しています。早速「山賊焼定食(980円+税=1078円)」を注文。平日ランチタイムご飯大盛り無料サービスをやっています。

 また卓上の「がりもやし」が食べ放題。「がりもやし」とはその名の通り、寿司に付いてくる「がり」ともやしの和え物で若干酸味強め。博多ラーメン「一風堂」に置いてある辛味もやしほど食指は沸かず。

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 うーん、相変わらずクソでかい・・・ にんにく効きまくりのタレなどで下味がついているのでこのままでも食べられなくもないのですが、アバウトな料理ゆえか下味の付き方にややムラがあり、薄いところはご飯のおかずにはちょっと物足りないので醤油で補強。途中でレモンをかけて味変。卓上にはごてごてとソースやからし、マヨネーズ等調味料が置いてあるので、お好みでどうぞ。

 外はサクっと、カラっとしていて、それほど脂っぽくもないので、一般的な「からあげ」よりははるかに好み。以前はジューシー感に乏しくて、最後はひらすら脂身の少ない鶏肉の塊と格闘しているような印象を受けましたが、ここは作り手によって差が出やすいのか大幅に改善されていて最後まで飽きることなく大満足。

 なおご飯は大盛といっても丼ではなく大きめの茶碗で出てくるだけなので、川口基準だと大盛でもなんでもなく、ゆえに最後は山賊焼が少々余ります。まぁご飯が丼で出てきたら明らかに食い過ぎですが(苦笑)。

 箸休めにキャベツが付いてきて、しかもキャベツお替りの無料サービスをやっていましたが、残念ながらキャベツは千切りではなくざく切りで、しかも芯に近そうなやたら堅いキャベツだらけで顎がくたびれてしまいました。また「とんかつ和幸」みたいに店から積極的にお替りを勧めてくるわけではないどころか、そもそも店員が不足気味、かつ見通しが効かない店なので気軽にお替りを頼めるような雰囲気ではないのが残念。

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2021.08.22

豚ロースタレカツと牛焼肉の合い盛り定食@かつや

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 「かつや」が2021年8月6日から期間限定で発売中の「豚ロースタレカツと牛焼肉の合い盛り定食(750円+税=825円)」を試食。言うまでもなく「かつや」お得意の「合い盛りシリーズ」というか「屋上屋を重ねるシリーズ」の一環です。この手の「ダブル主役系」は丼だとかさばり過ぎて食べにくくて仕方ないので、いつも定食を頼んでいます。

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 「かつや」は毎年のように「タレカツ」を売り出しており、今年3月にも「タレカツとから揚げの合い盛り定食」を出したばかり。

 但し、これまでのタレカツは鶏ささみのチキンカツがベースだったのに対し、今回は豚ロースを使ったのが大きな変更点。鶏ささみのチキンカツだと味わいが淡白すぎてタレでなんとか誤魔化している感が拭えなかったのに対し、豚ロースだと肉本来の味わいもしっかり楽しめます。またタレは必要以上に甘くもなく辛くもなく、いかにも万人受けしそうなバランスの良い出来です。

 タレカツばかりだと飽きが来るのも早いので、変化を付ける意味で「合い盛り」にするは正解。でも牛焼肉にも必要以上に甘辛いタレがかかっていて、味が濃すぎて難儀。またタレカツのほうがだいぶ和風寄りとはいえ、甘辛タレ同士でたいした変化になっていない気も。もっとも「丼」にすることを考えると同系統のタレで揃えるしかないのでしょうが。

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【DAZN観戦記】21年第25節:徳島 0-1 浦和 ~ 試合内容は徳島と南越谷くらいの大差が(苦笑)

 起動開始、リミッター解除、セット、オールグリーン・・・アレクサンダー・ショルツ始動!! 

Burubon

 見所はそれだけでしたが厳しいコンディションゆえ勝てば良かろうなのだ。

《スタメン》

・天皇杯から中2日&遠隔地アウェーの連続と厳しい日程を強いられた浦和は、槙野→ショルツ、敦樹→柴戸、大久保→達也、江坂→汰木、宇賀神→ユンカーとスタメン5名入れ替え。2試合続けて終盤にちょっとだけ使っていたショルツをついにスタメン出場させたのはともかく、右頬骨骨折で8/12に手術したばかりのユンカーをいきなり復帰させるとは!!

・ユンカーの復帰に伴って金子がベンチ外に。小泉は依然復帰できず。また鳥栖戦で左SBに回った西は天皇杯に続いてベンチ外に。そしてデンはどこへ消えたのやら。

・一方徳島は長谷川→上福元、ドゥシャン→福岡、藤田→岸本、鈴木→チマ、渡井→垣田とGKを含めてスタメン5名入れ替え。天皇杯敗退に伴い週央に試合がなかったので日程は浦和よりずっと楽ですが、今節CBドゥシャンがイエロー累積で出場停止で、前節鹿島戦は岸本が出場停止&垣田が契約上出場不可だったという特殊事情から大幅な入れ替えとなった模様。

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《試合展開》

・岸本を前に押し出し、ジエゴ・カカ・福岡の3バックのような格好でビルドアップを試みる徳島に対し、浦和はユンカー&関根、さらに達也も加えて3人で前からハメに行ったように見受けられましたが、これが全くハマらずに10分くらいから徳島が一方的にボールを支配。CH岩尾はもちろんのこと、CB福岡に深い位置からズバズバ縦パスを通され、CBカカの楽な持ち上がりを許してしまうなど、浦和守備陣はほぼサンドバッグ状態に。20分頃に出たDAZNのスタッツでは徳島のボール支配率が75%にも及ぶ大惨事になってしまいました。

・前半給水タイムまでの大惨事の原因をリカは試合後「我々の右サイド、徳島の左サイドでうまくはがされてしまった印象を受けました。その中で徳島のボランチの選手、センターバックの選手の持ち出しで、少し自由に持たれてしまったと思います。」と要約していますが、確かにそんな印象。

・浦和が深い位置でなんとかボールを奪ってもビルドアップがままならず。徳島に好きなようにボールを回された挙句に崩されるというより、浦和がビルドアップしようとした際のボールの失い方があまりにも悪すぎて徳島に乗じられる場面が目立ちました。

・22分には右サイドでのビルドアップに詰まって達也の緩すぎるバックパスを奪われたのを契機に攻勢をかけられ、右SB岸本クロス→CF垣田がショルツに競り勝ってヘッドも西川が右手で辛うじてセーブ。23分にはこれまた達也のバックパスが直接垣田に渡ってしまい、岩尾が放ったミドルシュートは飛び込んだ岩波に当たってディフレクトしてゴールマウスを襲うも、ここも西川がセーブ。

・給水タイムを挟んだ後は致命傷になりかねないボールロストこそ無くなりましたが、徳島が一方的にボールを支配している展開には変わりなく、浦和は最前線でユンカーが孤立したまま何もできずに前半終了。

・リカは後半頭から大不振の達也に代えて江坂を投入。この選手交代で浦和のフォーメーションが4-3-3に変わったとの見方が多いようですが、江坂トップ下で関根を右WGに配した4-2-1-3という理解なのかな? フォーメーションは4-2-3-1ないし4-4-2のままで江坂が達也に代わって右SHに入り、前からハメに行く面子がユンカー・関根・汰木に変わっただけじゃないかという気がしましたが、まぁリカ流はやり方の変化には意味があるけれども、配置の数字にはあまり意味がないのでこの辺は深くは詮索しません。

・この選手交代で浦和はようやく攻勢に転じ、54分明本クロス→ユンカーヘッドとこの試合初めての決定機。しかし、その直後にまたしても右サイドで詰まった挙句に江坂の縦パスがカットされたのを契機にカウンターを食らい、垣田が単騎突進してショルツと対峙しながら放ったシュートはポスト直撃!!

・徳島が前半から好機を逃し続けたのに対し、後半良い流れの時間帯で数少ない好機を決めたのが浦和。62分左サイドで江坂がCBカカの股を抜くパス→左サイドから汰木がボックス内突入&マイナスに折り返し→ゴール前に走り込んだ関根が左足で押し込んで浦和が先制しました。

・リカは66分平野→敦樹、シュルツ→槙野、72分汰木→大久保と代えて漸次逃げ切り態勢に。シュルツの交代は単にコンディションを考慮しての予定通りの交代なのでしょうが。

・一方先制された徳島は68分に垣田を下げたのが謎。最前線のポストプレーヤーとしてもクロスのターゲットとしても非常に効いていたと思ったのですが・・・逃げ切りに入った浦和は無理に前線へボールを繋がず、ひたすら中を固めてボールを遠くへ蹴りだすことにしたので、高さを失った徳島は74分垣田に代わって投入された渡井が際どいミドルを放ったのが惜しかっただけ。

・もっともこの時間帯もリカ目線では「その後はまた徳島にボールを持たれる時間が続いてしまいました。徳島にもいくつか点が入ってもおかしくない展開を作られていましたが、その中で我々はカウンターで決められるか、というところにたどり着くくらいのところまでしか行かなくて、最後の方は少し守りに入った形になりました。」とご不満の様子。まぁ勝ち点欲しさのあまりにボールをひたすら蹴りだすだけという残留争い真っただ中のチームにありがちなサッカーをやっていては先がないので、指揮官としては苦言を呈してビシっと締めざるを得ないのでしょう。

・リカが最後に放った一手はヘロヘロのユンカーを下げるのではなく、関根に代えて宇賀神を投入、かつ宇賀神を右WBに据えての5-4-1にシフト。本来徳島にサイドを抉られる可能性を潰す意図なのでしょうが、最後の最後で宇賀神が後方でビルドアップを試みる徳島に対して単騎で狂犬のようにボールを追い掛け回す余禄も生じて難なく逃げきり勝ち。

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《総評》

・コロナ禍もあって中断期間中はあまり積み上げが出来なかった。中断明け直後の試合日程が厳しいことは予め判っていたが、その中でコンディションが整わない選手がゴロゴロ出るわ、怪我人が出るわ、またしてもコロナ陽性判定が出るわと悪材料が重なりまくって過密日程にも関わらず使える選手が乏しいのが実情。

・従って動ける選手は新加入だろうがなんだろうが使わざるを得ず、連係の良し悪しなんて二の次三の次。リカ流の「正しいポジショニング」なんてもはやあってないようなもので、相手の研究が進んだこともあって浦和が6月頃には出来ていたことが今は全然出来なくなっているのは仕方ないと思います。

・過密日程の中でまとまった練習時間が取れないので、実戦を通じて新加入選手を馴染ませている状態ですから、あちこちでノッキングを起こし、欲しいタイミングでボールが来ず、走ってほしいところに走らず、いてほしいところにいないのもやむを得ないでしょう。

・もともと相手の出方を見てから修正を施す「差し馬」体質のリカですが、相手を見る以前に自チームの状態を試合中に直さないといけないのは非常に辛い。この試合はそれが顕著で、前半の給水タイムまではほとんど試合になっていませんでした。

・徳島の前節鹿島戦を観た感じだと、徳島はいくらボールを支配していても全然決定機が作れず、そうこうしているうちに自爆ボタンを押して失点して敗戦というのが定番コースみたいで。従ってこの試合は浦和があえて徳島にボールを持たせるのもアリと思いながら見ていたのですが、目の前で繰り広げられたのはどう見ても相手にボールを持たせているのではなく、良いようにボールを回されているという惨状でした。

・でも給水タイムとハーフタイムを上手く使ってチームを直してゆくのがリカの真骨頂。浦和が比較的良かった時間帯なんて20分も無かったと思いますが、その時間帯で1点取って逃げ切り勝ち。ずっとテレテレ走っていたのに突然強烈な差し脚を繰り出してゴール板の前でだけちょこっと鼻を出す名馬リカルド・ロドリゲス(苦笑)。

・置かれている状況が状況なので、試合内容はズタボロであっても勝てば良かろう。9/5のルヴァン杯準々決勝終了まではそれでやむを得ないと思います。

・一方終始優勢に試合を進めながらとうとう一点も取れなかった徳島。結局のところ「ボール支配率ではJ1トップクラスだが、得点は下位クラスに留まる」といういつものスタッツ通りの結果に。またシュート数は浦和を上回っているものの、枠内シュートやボックス内からのシュートではそんなに差がなく、相手を崩しきらずに放った際どいミドルシュートが多かったようなスタッツでした。言い換えればボール支配率の差ほど決定機の数に差はないとも。

・また言葉尻を捉えるようですが、ポヤトス監督の試合後の「実際は少し修正も加えましたが、ダメージを与えられる怖さはないと判断したので、基本的には何も変更せずに続けていこうとしました」というコメントは気になりました。監督の修正力の差で負けたことを半ば認めているみたいで。

・ポヤトス監督は「じぶんたちのサッカー」に拘って負けるタイプの監督なのかも。広島を降格させた時のミシャみたいな。広島はそれでもミシャを続投させましたが、万が一徳島は降格した際にどうするのかなぁ? ポヤトス監督にミシャみたいな求心力があるかどうか、傍目にはちょっと怪しいのですが。

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《選手評等》

・2試合ちょこっと顔見せを経て、ついにスタメン起用されたショルツ。コンディションも試合勘もまだまだのようで、22分に垣田に競り負けてヘッドを撃たれたのはちょっと自責を感じている様子。でも槙野や岩波にはない、ボールを持ってぐいぐい上がってゆく姿に可能性を感じました。残念ながらチームの出来がその持ち上がりを活かせる状況にありませんが・・・

・酒井は合流後すぐに実戦投入されたので連係が芳しくない(特に対達也)のはやむを得ず、特に攻撃面では縦に上下動するだけの古典的なSBっぽい仕事しかしてないような。でも守備面での貢献度があまりにもデカすぎて恐れ入りました。今後もちょろちょろ代表で抜けるのは確実なので浦和でコンビネーションを熟成する暇は今年は全然なく、浦和での酒井の本領発揮は来年からかな?

・前半致命傷になりかねないミスを連発して案の定ハーフタイムで代えられてしまった達也。あの90分持たない完全燃焼型のプレースタイルは連戦には向かず、身体どころか頭まで疲れてしまうのかな?

・85分横パスをカットしてそのまま前へ出ようとした明本。後方から藤田征に足を引っかけられてブチ切れ、思わず藤田征に掴みかかってしまうその姿はどう見ても栃木のヤンキーでした(苦笑)。でもそんな明本をショルツは「アキもずっと英語で声をかけてくれましたので、とてもポジティブに捉えています」と褒めています。たとえ「明本の英語は出川イングリッシュだ」と小泉にバラされていようとも。

・スタメンどころか、終盤ユンカーが全く動けなくなっても出番が回ってこなかった興梠。天皇杯でのあんまりな動けなさで完全にリカの信頼を失ったのかも。最後の宇賀神みたいな狂犬ぶりなんてもう出来ないでしょうし・・・

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-----ユンカー------
汰木---関根---達也
---柴戸--平野---
明本-ショルツ--岩波-酒井
-----西川-----

(得点)
62分 関根

(交代)
HT 田中→江坂
66分 平野→伊藤敦
66分 ショルツ→槙野
72分 汰木→大久保
87分 関根→宇賀神(5-4-1へシフト。宇賀神が右WBへ)

-----垣田-----
西谷---宮代---杉森
---岩尾--チマ---
ジエコ-福岡--カカ-岸本
-----上福元----

(交代)
69分 垣田→渡井(宮代がCF、渡井がトップ下へ)
69分 杉森→西野
77分 福岡→石井
77分 ジエゴ→藤田征(岸本が左SB、藤田征が右SBへ)
79分 藤田チマ→小西

※写真は試合とは全く関係ありません

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2021.08.21

鶏の穴@池袋 ~ 冷やし担々麺

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 池袋東口から明治通りを北へ。ハレザ池袋(旧豊島区役所)の斜向かい辺り。ほぼ1年ぶりの再訪。先客1、後客7。

 今回は8月限定メニューの「冷やし担々麺」を注文。ランチサービスなし。

 レギュラーメニューは「白鶏らーめん」「赤鶏らーめん」「つけ麺」と変わりなし。後客の注文は「白鶏」が圧倒的。

 店内はU字型カウンター20席程度。但し、コロナ感染防止策の一環として1席置きにしか使用していないので、稼働しているのは10席程度。稼働している席の間には衝立を設置。卓上には一味と胡椒。

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 割と派手なルックスで登場。担々麺といっても豆乳をたっぷり使用したタイプ。辛さはもっぱらラー油から来ているようで、冷え冷えで辛さが幾分マスクされることもあってか全体としてはせいぜいピリ辛程度。肉味噌にも複雑なスパイは忍ばせておらず、むしろ甘いくらいなので痺れはほとんどありません。

 スープのベースの出来がいいので、担々麺としては極めて珍しいことについついスープを飲み進んでしまい、とうとう完飲。さすがにこうなるとラー油のヒリヒリ感がいつまでも舌に残ります。

 麺は中太ほぼストレート麺。つるつるした口当たりで、キンキンに冷えているのも手伝ってしっかりした噛み応えが楽しめます。

 肉味噌の他にはチンゲン菜、かいわれ、白髪ネギ、もやし。

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2021.08.20

田所商店@南鳩ヶ谷 ~ 北海道味噌らーめん

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 埼玉高速鉄道南鳩ヶ谷駅から国道122号を南へ。株式会社トライ・インターナショナルが国内外に幅広く展開している味噌らーめん専門店です。ほぼ2年ぶりの再訪。先客3、後客10。

 券売機はなく、卓上のメニューの中から「北海道味噌らーめん(740円+税=814円)」を注文。往訪時は「乳酸菌プレゼント」と称してスープに乳酸菌を入れるサービスをやっていましたが、怪しすぎるので謝絶。ランチサービスなし。

 ここは「北海道(濃口)・信州(やや濃口)・九州(甘口)」と基本3種類の味噌があり、さらに往訪時は「江戸前味噌」も出していましたが、基本メニューはそれぞれ微妙に値段が違うのが謎。また夏季限定で「冷やしタンタン麺」「胡麻味噌冷やし」なども用意。

 店はテーブル席主体で4人卓×6、2人卓×2、小上がりの4人卓×2、店中央にコの字型カウンター10席。卓上には醤油、酢、ラー油、豆板醤、七味。

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 北海道味噌らーめんといってもスープを野菜やひき肉などを炒め合わせる「札幌ラーメンスタイル」ではなさそうで、スープはあまり脂っぽくありません。ただコクはイマイチ。その分味噌の自己主張、特にその酸味がややうるさいかと。

 麺は中太緩い縮れ麺でつるつるした食感。噛み応えもそれなりにしっかりしていて悪くありません。

 上にゴロンとしてるのは肉塊ではなくジャガイモ。以前「信州」を試食した際には山菜が乗っていましたが、この店はこういうラーメンに合っているとは思えないしょーもないトッピングで地方色を出す性向なのかも。他にもやし、ニラ、挽肉、フライドガーリック、わずかにニラ。値段からすればちょっと具は質・量ともしょぼいような気がします。

 内容と比べて特に安いというわけではなく、ライス無料サービス等でとりあえず腹一杯になるわけでもなく、クォリティーが傑出しているわけでもありませんが、マニア受けしないだけで特に悪い点は見当たらない、まさに万人向けの大規模チェーン店らしい一品。

 鳩ヶ谷周辺はこれといった店が全然ない「ラーメン不毛地帯」ですし、幹線道路に面した店らしく大きな駐車場付きで車で来るのには便利なので、こういう店でも繁盛しているのかも。無休かつ中休みなしでやっているのも便利ですし。

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2021.08.19

金長本店@山形 ~ げそ天ラーメン

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 山形駅から東へ歩いて15分くらい。山形のメインストリート「七日町大通り」の東に広がる住宅地に立地。先客8、後客ゼロ。

 外観はどう見ても蕎麦屋ですが、店先に「らーめん」の幟が複数立っていることから推察できるようにラーメンも人気商品で、卓上のメニュー先頭はなんとラーメン類。ここでも山形のゲソ天カルチャーに敬意を表して「げそ天ラーメン(850円)」を注文。「別皿にしますか?」と聞かれましたが、ゲソ天はトッピング扱いにしてもらいました。

 店内は4人卓×2と1人卓×1,さらに小上がりに4人卓×7。卓上には一味とブラックペッパー。水セルフ。店は山形のバスケットチームをガチ推しな一方、モンテディオ山形を表すものは何一つ見当たらず。

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 スープは牛骨ベースでかなり甘めの味わい。しかも結構オイリーで、最初は軽い味わいと思えたものの、食べ進むにつれて胃にボディーブローのように効き出し、だんだん重くなってきます。

 麺は中細の縮れ入り。つるつるした口当たりで心持ち柔らかめ。スープは意外にもさっと絡む程度。

 スープはどちらかと言うと洋風の味わいなので味変にはブラックペッパーが合いそうですが、トッピングのゲソ天はガチガチの和風なのでブラックペッパーとは相性悪そう。というか、そもそも牛骨スープとゲソ天がケンカしている感じですし、ゲソ天の脂が染み出してスープの重さに拍車をかけている気も。店が「別盛りにしますか?」と予め聞いてきた意味が食べ終わった頃によく判ったものの時既に遅し。別盛なら全く感想は違っていたかも。

 チャーシューは見た目こそ旨味抜けた感じですが、噛みしめると旨みが出てきてまずまず。他に薄いメンマ、ナルト、刻みネギ。

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【TV観戦記】21年天皇杯4回戦:京都 0-1 浦和 ~ 尻すぼみの内容でも勝てばいいのだ!!

 追加点が取れなかったので終盤は京都の猛攻を浴びて気が抜けない試合展開になってしまいましたが、天皇杯は勝てばいいのだ。

《スタメン》

・浦和は前節鳥栖戦から中3日、さらに中2日でアウェー徳島戦が控えている厳しい日程でしたが、スタメンは西→宇賀神、達也→関根の2名入れ替えのみ。ベンチメンバーを含めて前節から新味なし。

・ユンカーが練習中に負傷(右頬骨骨折)して手術を余儀なくされたことが報じられ、小泉もコンディション不良から復帰できず。おまけに試合前日になってトップチーム選手1名が新型コロナウイルス感染症陽性判定を受ける等のアクシデントが重なって、使い物になる選手が少なくてメンバーを入れ替えたくても入れ替えられない結果なのかも。

・京都は先週末のアウェー松本戦が荒天のため中止になったので中8日と余裕のある日程でしたが、週末のリーグ戦を重視したのかスタメンは前節町田戦から中川と福岡以外9名入れ替え。浦和からレンタル移籍中の荻原はなぜか「浦和戦出場不可」の特約がなくてベンチ入り。

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《試合展開》

・普段馴染みがないチームが相手な上に西京極のピッチがやたら水を含んでいてボールコントロールがしにくいせいか、浦和はかなり慎重な感じでゲームに入りましたが、7分に右サイドで平野のパスカットを契機に関根→酒井マイナスのクロス→大久保シュートで早速決定機。続くCKからの流れで大久保のシュートが李の広げた手を直撃していますが、ハンドの笛はなし。

・そして15分大久保CK→ニアサイドで岩波が相手に競り勝ってのヘッドが決まって早々と浦和先制。GK清水のパンチングで弾いたボールが三沢の背中に当たってゴールというややマヌケな形でしたが、ゴールはゴールで何の問題もありません。

・さらに32分セットプレーからの流れで江坂クロス→槙野ヘッド。GKが右手で辛うじてセーブしたこぼれ玉に岩波が詰めるもこれまたGKにセーブされて追加点ならず。ATにもセットプレーからの流れで平野クロス→槙野ヘッドもこれはGK正面。

・浦和は鳥栖戦と違ってさほど前からプレスに行かず、4-4-2でリトリート主体の守備。逆に京都は盛んに前から追ってきましたが、鳥栖と比べると強度や連動性で劣るせいか、浦和は楽々プレスを交わしてビルドアップ。流れの中からあまり決定機は作れませんでしたが、フィニッシュの一歩手前くらいまでの良い形は何度も作れていました。またボールを失った後の切り替えも早く、ほとんど京都には何もさせずに前半終了。

・後半に入っても47分カウンターから江坂ミドルシュートを皮切りに、53分深い位置からの平野縦ポンに反応した明本がCB本多に競り勝ってそのままボックス内投入&シュート、67分右サイドから本多&黒木2人を交わしてボックス内に突入した関根がシュート、72分ロングカウンターで関根が長い距離を走ってそのままシュートと何度も決定機がありましたが追加点ならず。いずれも攻撃に厚みがなく、かつ相手を崩しきっての決定機ではないので、ユンカー級のフィニッシュ精度がある選手じゃないと難しかったかも。

・雲行きが怪しくなったのは京都が62分にイスマイラを投入してから。今夏に獲得し、前節町田戦で45分使ったばかりの選手なので京都としてもイスマイラの使い方を試行錯誤している最中という感じはありありでしたが、ポストプレーに多くを期待できない李と違ってイスマイラはボールが収まるタイプのためか終始前がかり風の京都の圧力も増して、終盤は徐々に浦和が自陣深く押し込まれがちに。

・おまけに浦和の守るバイタルエリア辺りにやたら水が溜まっているのも厄介で危ないところでのボールコントロールがままならず、いかにも事故が起こりそうな臭いがプンプン。

・浦和の苦境に拍車をかけたのが76分に投入された興梠の大不振。最終ラインで粘り強く守ってなんとか最前線へボールを蹴りだしても興梠が全くボールを収められない上に、興梠はとにかく動けないのでフォアチェックも多くを期待できず、これでは怖くて浦和は最終ラインを上げるに上げられず。

・とはいえ、86分シュート態勢に入った荒木に対して岩波が体を投げ出してシュートコースを制限したのが効いてシュートが枠外となったのが一番危なかったくらいでしょうか。終了間際にはイスマイラが強烈なシュートを放つも角度が厳しくてサイドネットを叩いて試合終了。

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《総評》

・シュート数12対6、CK10対5。終盤押し込まれる時間帯が続きましたが、結局のところ枠内シュートは京都に1本も撃たれておらず、スタッツ通りの浦和完勝でしょう。セットプレーを含めて何度もあった決定機をもう一つ決めていれば楽に勝てたはずなのに追加点が取れず、最後の最後まで気が抜けない試合になってしまいましたが、ノックアウト方式の天皇杯なので勝てば良かろう、しかも延長にもつれ込むことなく勝った以上何の問題もありません。

・主力をごっそり欠いていた京都は、前節の鳥栖と比べるとプレスのスピードはともかく強度や連動性が格段に落ちるせいか、浦和は先制点を奪った後は京都の前プレを簡単に交わしてボールを前へ前へと運んでいました。久しぶりに4バックが相手というのもあったかもしれませんが。

・その様子を見てリカも「相手の特徴である前からプレスをかけてくるところ、そういった場面で彼らが狙いたいのは真ん中でボールを奪ってからの縦に速い攻撃だったと思いますけど、そういった場面を前半は作らせなかったところが、良かった点だと思います。」とご満悦。

・曺監督は試合後「相手のボールになった時に狙いをつける予測や判断も少し慎重になりすぎたのか、我々らしくない時間帯がありました」「前半のあの時間帯は後ろ向きなプレーが多かったので、ちょっとした相手のバックパスや隙を突いて、ラインを押し上げてコンパクトにするに至らなかった」と表現していましたが、自分なりにプレスをかけにいても「引き付けられて交わされる」の連続では前に出るに出られないのでしょう。ちょっと前の浦和が神戸や大分にアウェーでボコボコにされた時の姿が目に浮かびます。

・しかし京都がイスマイラを投入した後は戦況が一変。浦和はほぼメンバー固定で中3日なのが響いて、とにかく運動量だけは豊富なキジェ流に押しまくられがちな上に、リカも指摘するように西京極のピッチ状態が良くなく、特に浦和側のバイタルエリア辺りがやたら水を含んでいて細かいボールコントロールが難しいのが響いたと思います。さらに興梠の大不振が火に油を注ぐ形に。

・追加点さえ取れていれば終盤に胃が痛くなるような試合展開に陥らずに済んだはずですが、何だかんだと言っても「次のステージへ進む」という唯一無二のタスクを完遂した以上何の問題もなく、おまけに平野&酒井と新加入選手を実戦でチームに馴染ませるというおまけまで付いてきたと前向きにこの試合を評価したいと思います。

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《選手評等》

・デビュー戦で鳥栖相手に苦戦を余儀なくされた平野は京都相手だと見慣れた奴らだとばかりにノビノビとプレーし、中盤の底でのコンダクターとして機能。その様子を見て相方の敦樹まで輝きを取り戻す好循環。一方74分ボックスわずかに外のところで平野がイスマイラを倒してしまった場面に象徴されるように、押し込まれる展開になってしまうと守備面での平野の頼りなさが見え隠れ。小泉復帰までは平野に頼らないとビルドアップがままならないが、やはりその副反応も今のところ小さくはなさげ。

・興梠はもはや「どうしてこんな状態になってしまったのか???」と首をかしげたくなるような惨状で、これではユンカーが負傷してもスタメン起用されないのは仕方ありません。鳥栖戦でAT含めて20分程度しか出ていないのに全然動けないし、ボールもロクに収められないし・・・前節鳥栖戦で逃げ切り要員としてすら起用されず、交代枠を一つ余らせて終わったのも納得。このままでは高年俸が祟って今季限りになってしまうかも。

・試合後浦和の選手達が西京極のピッチ上でクールダウンしている様子が放映されていましたが、中2日で迎える徳島戦へ向けてそのまま関西に滞在するのかな?

・解説の那須は普段YouTubeで見せる姿とは対照的によく言えば落ち着いた、悪く言えばテンションが低すぎる話ぶりでびっくり。

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-----明本------
大久保--江坂---関根
---敦樹--平野---
宇賀神-槙野-岩波-酒井
-----西川-----

(得点)
15分 岩波

(交代)
65分 大久保→田中
76分 江坂→興梠(興梠がCF、明本トップ下へ)
76分 伊藤→柴戸
89分 明本→ショルツ(5-4-1へシフト)
89分 関根→汰木(汰木が左SH、田中が右SHへ)

荒木---李----中川
--中野----福岡--
-----三沢-----
黒木-本多--長井-白井
-----清水-----

(交代)
62分 中野→川﨑
62分 中川→イスマイラ(イスマイラがCF、李が右WGへ)
69分 李→曽根田
80分 黒木→荻原(白井が左SB、荻原が右SBへ)
80分 福岡→松田

・荻原はなぜか普段の左SBではなく、右SBへ投入。たぶん対面に酒井がいる左サイドに入れても無意味だからでしょうなぁ。

・福島・武富・李・森脇といった旧浦和組は今季ほとんど出番がないのか・・・ キジェ流だとベテランは体力的にしんどいとは思いますが・・・

※写真は試合とは一切関係ありません

 

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2021.08.18

海鮮ごろごろシーフードカレー@松屋

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 松屋が2021年8月17日より発売中の「海鮮ごろごろシーフードカレー(850円)」を試食。

 「海鮮ごろごろシーフードカレー」は松屋の「ごろごろシリーズ」の新作。マイカリー食堂の人気メニュー「シーフードカレー」を松屋流にアレンジした逸品で、「海老、イカ、イタヤ貝、あさりがごろごろ入った海鮮の旨味をじっくりご堪能いただける絶品カレー」なんだとか。

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 松屋がシーフードを全面に押し出したカレーを出すには初めてかも。松屋が普段手掛けない食材を使ったためか、従来の「ごろごろシリーズ」より大きく値上がり。でも海老とイカは「ごろごろ」の名に恥じないくらい、存在感たっぷり!! あさりはともかく「イタヤ貝」がどれなのかはよく判りませんでしたが・・・

 またナスやパブリカ、ズッキーニなどの夏野菜も加えて彩りを添えると共に夏らしさを演出。天気の方は雨続きで全然夏らしくないのが残念です。

 「海鮮ごろごろシーフードカレー」の最大の特徴はスープカレーに近いサラサラ系なこと。松屋のカレーはとろみが強いどろどろ系が続いていたのでサラサラ系には驚きましたが、シーフードカレーって概してこんな感じなのでしょうか? 個人的にはこの手のカレーはあまり好みではないのですが、エスニック色を全面に打ち出したカレーような癖の強い香辛料は使っていないので許容範囲内。

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2021.08.17

天金狗@日本橋 ~ ゴマタマーらー麺

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 外堀通り「呉服橋」交差点の南。鉄鋼ビルの向かい。先客ゼロ、後客4。

 外観や店内のタッチパネル式券売機を見るとどちらかと言えばつけ麺推しっぽい感じですが、「ゴマタマーらー麺(850円)」を注文。麺量は150g、200g、250g同値段なので250gでお願いしました。

 メニューは他に「辛酢天狗らー麺」「ゴマタマつけ麺」「辛酢天狗つけ麺」など。夜は「夜金狗らー麺」も提供。また往訪時は数量限定で「ゴマタマせあぶららー麺」を出していました。

 店内は縦長L字型カウンター11席。卓上にはコショウのみ。水セルフ。卓上のポットは水ではなく割りスープなので注意。

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 動物系出汁ベースと思しきスープは醤油、特にその酸味がうるさい上に、かなり脂っぽくて残念。ただ麺量を増やしてもスープをケチらず、両者のバランスが崩れていない辺りは評価できます。

 麺は平たい中太ほぼストレートタイプで水気の多そうなつるつるした口当たり。「もっちり」と形容するにはちょっと柔らかめの仕上がり。

 チャーシューは崩れやすいバラとロース。他にメンマ、たっぷりと刻み玉ねぎ、白ごま、刻み青ネギ、海苔。

 近所のサラリーマン向けの量自慢の店なんでしょう。この出来だとたぶんつけ麺のほうが正解。

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2021.08.16

彩り野菜のちゃんぽん@リンガーハット

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 リンガーハットが2021年8月13日から販売中の「彩り野菜のちゃんぽん(890円)」を試食。

 リンガーハットは「野菜をモグモグ楽しめる」「親しみやすくて使いやすい」ことをアピールすべく新ブランドメッセージ「モグベジ食堂」というのを立ち上げ、「彩り野菜のちゃんぽん」及び同時発売の「彩り野菜の皿うどん」はそのブランド下での第一弾商品のようです。

 でも新ブランド立ち上げに伴って従来のメニューを大胆に刷新するわけではないどころか、従来からある「野菜たっぷりちゃんぽん」も販売を継続しているようなので、リンガーハットが何をしたいのかよく判らないというのが正直なところ。

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 「彩り野菜のちゃんぽん」は「これまでのメニューで使用していなかった、パプリカやミニトマト、小松菜、かぼちゃなど、彩りを意識した野菜をふんだんに使用し、五感で楽しめるメニューを開発しました」「厚生労働省が目標とする野菜の1日の摂取量350gを1杯でまかなうことができます」「野菜の摂取量だけでなく、妊娠中に重要な栄養素の一つといわれている葉酸や、骨や歯の主要な構成成分であるカルシウムなど、健康を支える様々な栄養価を摂ることができるようになりました」というのがリンガーハットのウリ文句。

 従来の「野菜たっぷりちゃんぽん」でももやし、きゃべつ、玉ねぎなど7種類の野菜が入っています。「彩り野菜」は見た目が明らかに華やかになった反面、野菜の量は「野菜たっぷり」の480gから大きく減っている上に、値段も「野菜たっぷり」の820円から890円へ上がっていて、見た目以外これといった魅力はないような・・・

 またわざわざ加えたミニトマトは青臭くて、ちゃんぽんの具としては個人的にはどうにも苦手。「ちょっとルックスが良い娘だから」と下心半分で採用したら仕事はさっぱりで結局職場で持て余してしまう残念な会社みたいな・・・

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二男坊@新宿 ~ (豚骨)らーめん

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 新宿駅西口を出て北へ。新宿大ガード西交差点の手前。博多に本店があるラーメン屋が東京へ進出してきたもので、先客1、後客3。

 店内の券売機で最もシンプルな「らーめん(750円)」を注文。食券を渡すと麺の固さを聞かれたので「かため」でお願いしました。なお白ごはん無料かつ食べ放題なのがこの店の特徴。

 メニューは他に黒らーめん、食べる豚骨油そば、食べる豚骨油そばブラックなど。

 店内は縦長カウンター12席。卓上にはコショウ、替玉のたれ、白ごま、紅生姜。辛子高菜は卓上にないどころか、有料でも提供していないようです。

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 ややとろみがかったスープは判りやすい豚骨ベースながらm豚骨臭皆無&雑味がないマイルドでクリーミーなタイプでやや甘目ですが、豚骨の旨味は十分。店のウリが「女性が豚骨ラーメンに対して抵抗を持つ部分 - 豚骨臭い、脂っぽい、塩辛い」を排したところにあるようなので、よく言えば万人受け、悪く言えばあんまり本場っぽくない気も。

 麺は極細ストレートタイプ。

 具は豚ロース肉のチャーシュー、キクラゲ、刻み青ネギ。スープはご飯を欲する性格のものではありませんし、具もご飯のおかずとしては少々不足気味なので、ご飯をつける場合は何かトッピングが必要かと。高菜がないのが誠に惜しまれます。

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2021.08.15

福招門@川口 ~ 日替わり定食A=ニラレバ定食

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 川口駅東口、ふじのいち商店街内。大昔に「らーめん豚喜」→「ラーメンJAPAN」があったところに立地。といっても出店してからもうかなりの年月が流れています。外から見る限り何がウリなのか判然としないので長らく放置していましたが、コロナ禍対策なのかランチタイムの定食類に力を入れ出したようなのでようやく往訪した次第。

 外観から察しがつくようにチェーン店のようで、箸袋を見ると都内で数店舗展開しているようです。先客ゼロ、後客3。

 メニューを見て3種類ある日替わり定食の中から無難そうな「ニラレバ定食(600円)」を注文。ご飯大盛無料サービスあり。

 他の2つは「エビ豆腐定食」「キャベツ玉子炒め定食」でいずれも同値段。他にも定番の定食メニューが20種類近くも用意され、値段はいずれも700~800円と川口らしい激安。さらにセルフサービスながらコーヒーや杏仁豆腐の無料サービス付き。

 店内は1人卓×3、2人卓×2、4人掛けのボックス席×5。感染対策なのか、1人卓や2人卓はいずれも入口のほうへ向く側にしか椅子がありません。まだ暇な時間帯だったせいか、店はオヤジ一人で切り盛り。

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 ニラレバ定食はザーサイ、ミニサラダ、中華スープ付き。当たり外れがないものを選んだので良くも悪くもこれといった感想は持ちづらいのですが、日高屋のニラレバ定食と比べるとやや薄味で脂っ気も少ないように感じました。個人的には好ましい方向へのブレなので大歓迎。量も結構あって野菜類をたっぷり補給。ご飯大盛にしてもおかずに不足感無し。塩気が少ないのは中華スープも同じ。

 川口らしい激安中華店で、クォリティーも少なくともハズレではなく、しかもメニューが多いという使い勝手が良い店なのが判ったのでおいおい他のメニューを試してみます。

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【観戦記】21年第24節:浦和 2-1 鳥栖 ~ 驚愕のスタメン構成で辛うじて掴み取った勝ち点3

 浦和は予想のはるか斜め上どころか、もはや異次元としか言いようがないスタメンを組み、試合内容も決して褒められたものではありませんでしたが、前節と違ってとにかく動ける選手を揃えたのが奏功。最後は鳥栖のあんまりなファウルの多さが勝敗の分かれ目に。

《スタメン》

・共に前節から中4日。浦和は興梠→大久保、関根→達也、柴戸→平野、宇賀神→酒井と前節札幌戦からスタメン4名入れ替え。新加入の平野と酒井をいきなりスタメンで使って来た上にショルツもベンチ入り。また小泉どころかユンカーもベンチ外なのにはびっくり。なお小泉は「ちょっと出られる状態ではないコンディション」とリカが試合後明言。

・一方鳥栖は酒井→山下、福井→白崎とスタメン2名入れ替え。白崎も8/11にレンタルで獲得したばかり。おまけにこれまた獲得したばかりの岩崎&小泉慶がベンチ入り。

・なお浦和がリーグ戦のホームゲームを浦和駒場スタジアムで開催するのは2009年年6月25日の神戸戦以来12年ぶり。その時に試合に出ていた選手で今も浦和にいるのは阿部だけです。

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《試合展開》

・浦和の試合の入りは芳しくなく、4分江坂が自陣深い位置でボールを失ったのを契機に浦和右サイドを強襲されて小屋松低いクロス→山下に決定機を許すもここは西川が辛うじてセーブ。

・また浦和は明本を先頭にGKパクまで盛んに前からプレスを掛け回るものの、これまたハマっているようには見えず。この試合を通じて前ハメから上手くショートカウンターに持ちこめたのは10分島川の縦パスを平野がカットし、すかさず前方の江坂へ送ってシュートで終わった場面だけかも。

・さらに浦和は後方からのビルドアップを諦めたかのようにロングボールを多用。達也や酒井を縦に走らせて攻めるも、対面のCB大畑が案外手強くて簡単にクロスを上げさせてくれず。浦和の出来は良いとは言い難いが、鳥栖もボールを持たされる羽目になることを全く予期していなかったのか、4分の決定機以降は攻撃の形を作れず。

・給水タイムを挟んでようやく浦和がボールを握る時間帯が長くなり出し、36分槙野の意図したロングフィードなのかクリアなのか微妙な縦パスを江坂が胸でフリック→拾った明本がボックス内に突入してそのままゴール!!

・しかも明本に対峙した際にCB島川が傷んだ模様で、40分にファン・ソッコとの交代を余儀なくされるアクシデントもあって一気に浦和優勢に転じるかと思いきや、前半終了間際に飯野アーリークロス→小屋松フリックであっさり左サイドを崩されて山下の同点ゴールを許してしまいました。飯野の前方進出に対して西・槙野がズレれて対応したがゆえに出来た穴を小屋松が突く。この辺の鳥栖の連係は見事。

・後半はまたしても浦和がビルドアップに苦しむ展開。51分浦和のロングカウンターで達也のクロスをファーで大久保が折り返し、中で江坂が合わせる決定機があったもののシュートはGKパクのほぼ正面。

・CHのフィルターが弱い浦和は押し込まれる展開になるとどうにも守備が怪しく、58分には仙頭・中野嘉・小屋松とバイタルエリアで簡単にボールを繋がれた挙句に山下が際どい一発(バーの上)。続けて飯野クロスを中で中野嘉が合わせるもシュートははるか上空へ。

・金監督はここを勝負どころと見たのか、59分白崎に代えて小泉慶を投入してアンカーに据え、樋口をIHへ配転。そして61分には小屋松のボックス内突入の折り返し&樋口が中で潰れたこぼれ玉を山下がシュートを放つ決定機を掴んだものの枠を捉えきれず。良い時間帯に攻めきれなかった鳥栖は70分3枚替えを敢行するもさしたる効果はなく、給水タイムを挟むと再び戦況は五分五分に。

・そして勝敗を分けたのは鳥栖のファウルの多さ。特に途中投入の小泉慶は試合勘が全くないのか、投入直後に大久保にドリブル突破されそうになって思わず引き倒してしまい、いきなりイエロー。79分にはやはり敦樹に抜け出された挙句にユニフォームを後方から引っ張って倒すもここはなぜかイエローが出ず。さらに80分またしても大久保に抜け出されそうになったところを露骨に足を出して止めているのにまたしてもイエローなし。

・ここで得たFKからの流れで、ボックス周辺で双方ヘッドで折り返しを繰り返した末、中野嘉がボックス内で明本を蹴り飛ばしてしまい、目の前で見ていた木村主審はとうとう見逃しきれずにPKを宣告。江坂が決めて浦和が突き放しに成功しました。

・いつになく交代が遅いリカでしたが、PKをもらう直前に汰木&柴戸を投入したのが結果的に守備固めとして機能。最後はショルツまで投入して5バックに転じてなんとか逃げ切り勝ち。

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《総評》

・五輪による中断明け初戦の札幌戦はスコア以上の惨敗。個人的には「中断期間での積み上げがないどころか内容は後退し、さらにそもそも闘えるコンディションではない」という印象を受けましたが、あれほどの惨敗を喫すると次の試合のスタメンは思い切った見直しがしやすいのは理解できます。

・しかし、ここまで極端な見直しをしてくるとは予想のはるか斜め上どころか、もはや次元が違うというか言いようがありません。試合前の記者会見で酒井やショルツの起用について質問された際にはリカは口を濁していましたが、酒井はともかく獲得したばかりの平野をいきなりスタメン起用するとは誰一人として予想していなかったでしょう。

・札幌戦はとにかく球際でしょっちゅう競り負け、終盤には動けない選手が続出するなど、中断明け初戦にも関わらずコンディションに疑問符つきまくりの選手が目立ちました。この試合の終了後に小泉のコンディション不良が明かされましたが、一応大原に顔を出しているけれどもコンディションが良くない選手が他にもゴロゴロしているのでしょう、おそらく。

・そしてリカが試合後「前からプレスをかけられる組み合わせを考えました」と明かしている通り、比較的動ける選手を並べた結果がこのスタメン。なんとか動ける選手を揃えた浦和は立ち上がりから前からガンガンプレッシャーをかけに行きました。

・この前ハメにはリカも満足し、試合後のインタビューでは江坂も手応えを感じている風ですが、個人的には些か疑問。試合後会見で金監督が「ほぼほぼボールはロストしていませんし、彼らの思いどおりの形で奪われたシーンも無かったと思います」と語っている通り、浦和の前ハメは結局のところGKパク・イルギュの巧みすぎる足技に屈し、決定機に繋がることはほとんどなかったという印象を受けました。

・また後方からのビルドアップは相変わらず壊滅的。札幌戦で良くなかったものが新加入選手をスタメン起用して劇的に良くなるわけがなく、鳥栖のプレッシャーが厳しいことも相まって、浦和はビルドアップを諦めたかのようにロングボールを多用する時間帯が結構あったように見受けられました。明本の先制点は槙野の長い縦パスがいきなり江坂に入ったことから生じたものですし。

・この浦和のロングボール多用には金監督も「浦和さんが思いのほか、長いボールを多用してきたことでそこでちょっとイレギュラーが起きてしまったりもしました」と少々困惑した様子。鳥栖がボール支配率で浦和をやや上回り、パス数では浦和を圧倒している試合展開を予想する人なんてまずおらんでしょう。

・鳥栖は平均的にはボール支配率が低いわけではありませんが、やはりどちらかといえば相手にガツンと当たってからのショートカウンターに持ち味があるチーム。積極的にボールを握って相手を押し込んで崩す指向のチームではないので、「ボールを持たされる」というまさかの展開に戸惑ったかもしれません。チームの出来、完成度に大差があったにも関わらず、試合内容はほぼ互角ないし若干鳥栖優位で推移したのは浦和の持ち味が出た試合ではなかったが、相手の持ち味もあまり出させなかった試合展開になったがゆえだと思います。どこまでリカが意図したかどうかは定かでありませんが。

・とはいえ、ビルドアップが壊滅的な浦和は当然ながらチャンスも少なく、シュート数は6対10と劣勢。決定機は明らかに鳥栖のほうが多く、金監督が「勝ちに値するゲーム」と評するのも判らなくもありません。しかし、同時に金監督が「チャンスを作るというところはわれわれの狙いどおりで持っていけますけど、最後はどうしても選手の質というところに委ねる部分しかないところもあります」と嘆くように決定機でシュートが枠に飛ばない、あるいはGKの正面に飛んでしまうのが鳥栖の泣きどころ。特にFW山下(苦笑)。

・そして勝敗を分けたのは鳥栖のファウルの多さ。中野嘉がボックス内で明本を蹴り飛ばしている(ボールをクリアしようとしたら視界外から明本が入って来て結果的に蹴り飛ばしてしまったようなもので悪質ではないのですが)ので紛うことなきPKですが、そのPKも鳥栖の自陣でのファウルによるFKからの流れ。なんで退場者が出ないのか不思議で仕方がないくらい鳥栖は汚いファウルが多くて参りましたが、最後の最後で天罰が下ったのでしょう、たぶん。

・札幌戦よりはかなりマシとはいえ依然課題山積な試合内容でしたが、なんだかんだと勝ち点3をゲット。新加入選手を無理やり使うという、一歩間違えればチーム崩壊に繋がりかねない大博打は大吉とは言い切れないものの凶ではなく、反撃の足掛かりを掴んだ一勝と評価していいかと。連戦連戦ゆえまとまった練習時間が取れず「コンビネーション確立は実戦の場で」というリスキーな形になってしまいましたが、コンディション不良の選手が順次復帰して来れば案外早く形になるのかも。

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《選手評等》

・明本のFW起用は大当たり。栃木ではFWがメインだったので本人は違和感全くないのでしょうが、運動量が凄まじい上に体幹が強いせいかDFの当たりに全く負けず、思った以上にボールが収まるのにはびっくり。おまけに数少ない決定機を見事に決めた上にPKまでゲットと個人的には満点の評価。当然MOM。逆に最後まで出番なしの興梠、これでは3番手に転落するかも・・・ 

・江坂は2試合目にして早くも1ゴール1アシスト。得点はPKでしたが、アシストの価値がでかかった。新加入の前目の選手は早めに結果が出るととにかく嬉しいもの。

・平野のスタメン起用は大博打中の大博打でした。J1のプレスのスピード&強度に不慣れなのが丸わかりでしたし、守備時は全くフィルターになってないのには参りました。その反面前を向いた時のパス精度、パスレンジ、そして出し先の目の付け所には光るものがあり、リカがこのタイプのCHを欲していたのも納得。時間の経過と共に鳥栖のプレッシングには慣れた風でしたし、J1で鳥栖よりプレス強度の高いチームはそんなにないので自信ついたかも。

・浦和で初披露目の酒井。立ち上がりいきなり酒井に対してファウルを犯した鳥栖の選手のほうが傷んでしまうという「名刺代わりの一発」でフィジカルモンスターぶりを発揮。終盤は明らかにお疲れで、かつ個人の出来はともかく連係はまだまだでしたが、無理やりすぎる浦和デビュー戦としては上出来でしょう。西川は橋岡以来久しぶりにロングキックのターゲットが出来てちょっと嬉しそう。

・また試合後に「タクが運んでくれることによって相手が食いついて、そこからどんどんスペースが生まれてきますので、そうしてくれと伝えました。実際にそうすることで試合運びは変わりましたし、しっかりと前につけてくれていましたので、良かったと思います」と岩波のあんまりなボールの運べなさに言及し、的確なアドバイスをしているのが実に頼もしい。遠藤が去ってから久しく浦和にいなかった「ピッチ上の監督」になる素質十分。

・酒井加入で左SBに回った西。西はもともと縦に突破してクロスとか深く抉るとかが持ち味のSBではなく、攻撃時は中に絞り気味のポジションで組み立てに寄与するタイプなので本人は左でもそんなに違和感はないのかもしれませんが、今の出来だと別に西でなくても良いような・・・札幌戦の宇賀神は明本、江坂と並んで比較的マシなほうだっただけに。

・最後にちょっとだけ顔見世のショルツ。髪が思ったより長くて、ちょっとザッペッラを思い出したのはナイショ

・木村主審はあんまりファウル取らない系のジャッジで一貫しており、相当鳥栖に有利に働いたと思いましたが、途中投入の小泉慶に2枚目のイエローを出さなかったことだけは納得できません!!! そして金監督が「少しアウェイのジャッジ」という認識なのにもびっくり!!! 普段どんだけ鳥栖有利の笛吹いてもらっとるんや・・・

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-----明本------
大久保--江坂---達也
---敦樹--平野---
西--槙野--岩波-酒井
-----西川-----

(得点)
36分 明本
84分 江坂(PK)

(交代)
72分 田中→関根
81分 平野→柴戸
81分 大久保→汰木
90+3分 江坂→ショルツ(5バック化)

--小屋松--山下---
中野嘉-仙頭-白崎-飯野
-----樋口-----
-大畑--エドゥ-島川--
-----パク-----

(得点)
45+1分 山下

(交代)
40分 島川→ファン(故障による交代)
59分 白崎→小泉(小泉がアンカー、樋口がIHへ)
70分 仙頭→岩崎(岩崎がFW、小屋松がIHへ)
70分 大畑→中野伸
70分 山下→酒井

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2021.08.14

時茂@西川口 ~ 鶏白湯塩

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 西川口駅東口を出て線路沿いに北へ進んですぐ。"The Terrace"という飲食店集合施設の最奥部に店を構えており、入口に看板が出ていますが、他の店は昼間営業していないので奥で営業していること自体判りにくいかと。草加の人気店の支店で、約1年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機で「鶏白湯塩(900円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは他に「鶏白湯醤油」「鶏白湯塩つけ麺」「鶏白湯醤油つけ麺」「家系」「担々麺」など。前回往訪時にあった「坦々まぜそば」がなくなっていました。また前回試食した担々麺だけが900円→1100円と大きく値上がり。

 店内は縦長L字型カウンター8席。コロナ禍対応で1席減らした模様。水セルフですが券売機横に製氷機があるのは盛夏期には嬉しい配慮。厨房内には店主とアシスタントといった風。卓上には一味、おろしニンニク、ブラックペッパー。

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 レモン付きで登場。うーん、相変わらず丼の口が窄まり気味で少々食べづらい丼で登場。ただ以前は若干スープが少なめで一層食べづらいという印象を受けましたがその辺は幾分改善していました。表面の半分以上をサニーレタスが覆うというラーメン離れしたビジュアルは印象的。

 鶏の旨みがぎゅっと凝縮されたスープはとろみが強くて味もやや濃い目ですが、完飲にはしんどいといった程度で麺を絡ませるには何の問題もありません。濃くて飽きが来てしまいそうなところにサニーレタスが絶好の箸休めとして機能。

 麺は中細緩い縮れ入り。細めでも濃厚スープに全然負けていない上に、意外にしっかりした噛み応えがあり、つるつるとした食感も心地よくて気に入りました。

 鶏チャーシューは超あっさりした味わいゆえ、濃厚スープの中で存在感を見いだせず。半熟玉子がまるまる一個入っていますが冷えているので違和感ありまくり。これはオプションにして値下げしてくれたほうがよほどありがたいのですが・・・

 終盤にレモンを絞ってみたところ味は激変して良くも悪くも鶏臭さが大きく後退して食べやすくなります。ただ絞りすぎると今度はレモンの個性がうるさすぎるのでほどほどに。

 この店は塩と醤油でスープのタレどころか、丼も具も変えて面白いのですが、個人的には塩のほうが圧倒的に好み。

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2021.08.13

たっぷり甘えび海鮮丼@なか卯

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 「なか卯」が2021年8月5日より期間限定で販売中の「たっぷり甘えび海鮮丼(690円)」を試食。無料券で唐揚げ2個をつけてもらいました。

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 「たっぷり甘えび海鮮丼」は「昨年期間限定で販売しご好評いただいた、華やかな海鮮丼の“甘えび”を増量しグレードアップさせた新商品です。なめらかな舌触りの“まぐろ”や脂がのった“サーモン”、 歯ごたえのある“いか”とともに、とろけるような濃厚な旨みと甘さの“甘えび”を心ゆくまでご堪能ください。」というのがなか卯のウリ文句。

 甘えび・まぐろ・サーモン・いかという構成は昨年と同じで甘えびのウェイトを増やした代わりに不漁が恒常化しているいかを減らしたのかな? でも増量した甘えびも量的に「たっぷり」と形容するには程遠く、よく言えばまぐろやサーモンと量的バランスを取った海鮮丼に仕上がっています。

 酢がきつ過ぎるというなか卯が往々にしてやらかしがちな弊は免れていますし、まぐろやサーモンの質も幾分改善され「なめらかな舌触り」とか「脂がのった」という形容もぎりぎりセーフなレベルに。

 くら寿司が夏季は格安のワンコイン「くらランチ」を休止しているため、なか卯の海鮮丼のコストパフォーマンスの良さに再び光が!!

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【祝】木下康介選手加入

 昨日(8/12)、昨シーズンまでノルウェー1部のスターベクIFに所属していた木下康介選手の加入が公表されました。完全移籍加入でも期限付き移籍加入でもなく、単に「加入」としか書かれていないのは、スターベクIFとの契約が解除されていて無所属だったからなのかな?? 機関紙スポニチからの事前報道すらない、全くのノーマークの移籍劇でした。

Hideyoshi

 浦和はこの夏に武藤・杉本・武田と前目を続々放出。リカは札幌戦前の定例記者会見で「武藤選手、杉本選手、さらにヒデ(武田英寿)が出て行ったことは、後半戦はチームの層の厚さが大事だと思っていた私にとっては少し予想外でした」と語っており、これらの移籍は西野TD主導であることが伺われます。

 ただ同時にリカは「夏の移籍市場はまだ開いていますので、武藤選手や杉本選手が出ていった穴を埋める補強ができるかどうかということもあります」とも語っていて、その期待に応えたのが木下獲得ということなのでしょう。年棒が高くてコスパが悪すぎる武藤&杉本を放出して、移籍金のかからない、かつ有名とは言い難い選手を獲得と、人件費圧縮の色合いが強く滲み出た選手の入れ替えです。

 木下は横浜FCの下部組織育ちで、その後独・スウェーデン・ベルギー・ノルウェーのクラブを渡り歩いていますがJリーグのクラブでの出場は全くなく、U-17&U-19日本代表に選出された後は代表とは無縁だったこともあって国内での知名度はほぼゼロ。シント=トロイデンでは関根とほぼ入れ違いですが、スターベクIFではユンカーと一緒だったので、ユンカーを調査しているうちに西野TDの目に留まったのかも。

 木下は190cm/85kgと大柄のFWであること以外、どんな選手なのか全く不明。直近のスターベクIFでもなんとも微妙な結果しか残していないようですが、既に26歳なので育成目的込みの獲得ではなく即戦力でないと話になりません。とはいえ、西野TDは知名度は低くとも浦和にジャストフィットする選手の発掘では赫々たる実績がありますから、変に斜に構えることなく温かい目で見てゆきたいと思います。

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2021.08.12

古田島@神田 ~ 瀬戸内煮干しラーメン・醤油

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 山手線神田駅西口を出て正面の「神田駅西口通り商店街」内。人気店「わいず」の隣。先客1、後客2。

 店内の券売機ボタンを見て、基本と思しき「瀬戸内煮干しラーメン・醤油(750円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「塩」「ゴクニボ」など。

 間口が狭くて奥行きが深い店で、店内は縦長カウンター8席が2本並列。卓上には煮干の出汁ガラで作ったふりかけ、いりこ酢、追いいりこ、いりこ一味山椒。

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 店内にきつく香る煮干し臭から来る期待を寸分も裏切ることなく、スープは煮干の味わいが全開!! 煮干し大量使用でドロドロ&ザラザラしたスープならともかく、クリアなルックスのスープにしては煮干しはかなりきついほう。スープはもちろん、かえしや油にも瀬戸内の煮干しを使用し、無化調どころか動物性のスープすら一切使ってないとのこと。

 かえしは食べている最中は辛うじてしょっぱくは感じない程度に抑えられていて良い感じと思ったのですが、食後にかなり渇水感が襲ってきました。

 麺は並太ストレートで、心持ちざらつきを感じるタイプ。いかにも密度が高そうな歯応えが強い麺で、麺自体は悪くないのですがスープに対しては強すぎる印象。スープの絡みももう一つなせいか、麺の粉っぽさを感じたりします。もうちょっと細い麺なり縮れ麺なりに変えるなどここは改善の余地がありそう。ひょっとしたら「ゴクニボ」に最適化された麺なのかも。

 丸いばら肉チャーシューは非常に淡白な味わい。他に青菜、煮干し、粗めに刻まれた白ネギ。

 スープの完成度が高いので、卓上の調味料を試すのを完全に失念してフィニッシュ。「ゴクニボ」で再訪かな。

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2021.08.11

うま塩豚角煮丼@なか卯

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 「なか卯」が2021年8月5日より期間限定で販売中の「うま塩豚角煮丼(690円)」を試食。「豚角煮丼」は度々期間限定販売されていますが、今回の商品はそのマイナーチェンジなのかな?

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 「うま塩豚角煮丼」は、「生姜や青ネギなどの薬味を入れて3時間以上じっくり煮込んだ豚バラ肉に、 黒胡椒やガーリックを合わせた特製のうま塩だれをかけた、あっさりとしつつも豚肉と塩だれの旨みが溢れ、 夏の暑い時期にも箸がすすむ、“夏の丼ぶり”です。口の中でほろっととろけるしっとり食感の豚角煮は、 なか卯特製のうま塩だれがよく絡むよう、食べやすい厚さにスライスし、ごはんがすすむ味わいと食感に仕上げました。 黒胡椒がアクセントとなり、豚角煮の旨みをより一層引き立てます。」というのがなか卯のウリ文句。

 いつもの甘辛い味付けの豚角煮丼と違って塩ダレ仕立てにしたのが最大の特徴。「あっさり」という形容はどうかと思いますが、豚角煮丼にしては割と薄味で、夏向きなのは確か。黒胡椒やガーリックがそれほど自己主張しないのもかえっていいかも。ただ従前の豚角煮丼に付いていた味付け卵が無くなったのに値段据え置きなのが気になりました。

 なか卯では「お好みで別添えの徳島県産すだちをギュッと搾れば、さわやかな柑橘系の香りとやさしい酸味で、より夏にぴったりな味わいに変化します」と謳っていますが、レモンと違ってその酸味が塩ダレとケンカしなくて良いと取るか、味変アイテムとしてはやや力不足と取るか微妙なところ。

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川口家@川口 ~ (家系)ラーメン

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 川口駅東口から産業道路を北へ。幸小学校西交差点の先。ほぼ2年ぶりの往訪。先客2、後客7。

 店外にある券売機で「ラーメン(680円)」を麺堅めで注文。麺の硬さや脂の量、味の濃さを調整できるのは当然ながら、ここはさらに醤油か塩かを聞いてくるのが特徴。いつも無難な醤油を注文しています。ランチタイムは小ライスのサービス付き。

 店のレイアウトは変わっておらず、I字型カウンター7席と、4人掛けテーブル席が2卓。卓上には刻み生姜、豆板醤、おろしニンニク、ラー油、酢、醤油、コショウ、白ごま。スタッフは作り手と接客係の2人だけでしたが、接客はこの手の店にしては丁寧なほう。配膳も高いカウンター越しではなく、ちゃんと席まで丼を運んできます。

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 スープは豚骨出汁、かえし共々心持ち弱めのライトな豚骨醤油。脂も適度に抑えられている上、豚骨の臭みとか、獣臭さみたいな家系にありがちな癖が少なく、それを物足りないと感じるか、食べやすいと感じるか意見が分かれるでしょう。「味濃いめ」を注文する客が多いのも頷けますが、個人的にはこれくらいがちょうどいい塩梅で豆板醤などを入れて変にいじくりまわすとしょっぱくなりすぎるの判っているので割愛。せいぜい白ごまをゴリゴリとするくらい。

 麺はやや太目のストレートタイプで家系らしい短いもの。硬めを頼んだこともあってかなりの噛み応え。小ライスを付ければ量も十分。

 チャーシューは家系には珍しく脂身が多め、かつ柔らか目。他にうずら卵、ほうれん草、海苔三枚。

 全くそそらない外観の家系ラーメン店で、しかも近くに人気店「武蔵家」があるにも関わらず驚くほど長続きしています。どちらかと言えば「武蔵家」はハードパンチャーな家系なのに対しこちらはマイルド系なので、客層が案外被らないのかも。

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2021.08.10

永楽@川口 ~ Bランチ(海老入り野菜旨煮定食)

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 川口駅東口から中央通りを北へ。駅から徒歩10分強。「川口税務署入口」の手前。先客3.後客4。外観からは何の店だが判りにくいのですが、一応中華料理屋さんです。客は川口にしては意外にもホワイトカラーだらけで、近くにある信用金庫や市役所の職員がメイン顧客なのかも。開店時間が不明で11時半頃頃往訪したところ、先客は既に食べている最中だったので11時過ぎくらいから店を開けているのかも。

 入り口前に掲示されたランチメニューは、Aランチ(担々麺+半ライス)とBランチ(海老入り野菜旨煮定食)の2種類で共に650円。Bランチはご飯大盛無料なので大盛にしてもらいました。また食後にはコーヒー(ホットorアイス)が付いてきます。Aランチも麺大盛無料サービスありですが、客の年齢層が高いせいか大盛どころか半ライスを辞退する方が目立ちました。

 これ以外のメニューもあるにはあるのですが、各テーブルにメニューを置いてないところを見るとランチライムは事実上2本柱限定っぽいみたいで。

 店内は手前に2人卓×3と4人卓×1、さらに店奥にいかにも急遽増設した感じのテーブル席が少々。この店の最大の難点は今時珍しく喫煙可なこと。

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 ランチ用の作り置きなのか、あっという間に登場。「海老入り野菜旨煮」は中華料理だと本当はなんて呼ぶのかなぁ? 中華だしを効かせているだけで全然脂っぽくなく、食材の美味さをそのまんま活かすような割と薄味の優しい味わい。きゅうり&大根の浅漬けはもちろん、野沢菜まで薄味だったので、これまた客層に合わせての配慮なのかも。ご飯大盛ならボリューム的にも大満足。

 ガチ中華ではないどころか飲みにも使える町中華でもなく、ほぼお食事処といった感じの店ですが、川口らしい「安くてそこそこ美味くてお腹一杯になる」店だと思います。

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【DAZN観戦記】21年第23節:札幌 2-1 浦和 ~ 伝説の「夕張キャンプ」を思い出さざるを得ない中断明けの惨敗

 試合前の記者会見でリカが連発していた弱気コメントの通り、浦和は長い中断期間中に戦術的な上積みが出来なかったどころかそもそも闘えるレベルにすら達していない模様でした。

《スタメン》

・浦和は東京五輪開催に伴う中断期間明けでほぼ1ヶ月ぶりの試合。前節大分戦からユンカー→興梠、小泉→江坂、汰木→宇賀神、達也→関根と4名入れ替え。新加入の江坂はいきなりスタメン出場。

・デンを含めて五輪組が全員ベンチ外なのかともかく、小泉&達也がベンチ外なのは全くの予想外。天皇杯相模原戦で故障した山中も依然ベンチ外。代わって福島、阿部、大久保がベンチ入り。

・札幌は順延されていた第4節G大阪戦を7/30に消化して中9日。G大阪戦からジェイ→宮澤、荒野→深井、高嶺→菅とスタメン3名入れ替え。

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《試合展開》

・試合感の無さが案じられた浦和。試合の入り自体は悪くはなく、前ハメで札幌をそれなりに困らせてはいましたが、最初に与えたCKでいきなり暗転。8分福森CKに対して後方から走りこんだ深井がほぼフリーの形でヘッドでズドン。ゾーンで守る浦和は福森のキック精度とそれに合わせた深井を褒めるしかない、やむを得ないものと片付けて良いものかどうか?

・これ以降浦和の出来はズタボロ。前ハメは簡単に剥がされ、長い時間自陣に押し込まれる苦しい展開に。ドン引きにはならず、最終ラインこそなんとか高く保とうとしてはいましたがボールを奪う位置がとにかく深く、やっとこさボールを奪っても札幌の厳しい前プレに苦しんでビルドアップはままならず。非常にパスミスが多く、しかも前に運んだところで関根を筆頭に簡単にボールを失う場面が多すぎました。

・21分に小柏のシュートがポストを直撃した場面が前半の浦和の苦戦ぶりの象徴かな? 後ろ向きにボールを受けた柴戸がチャナティップに後方からボールを攫われたのが契機となった大ピンチですが、このような後ろからボールを攫われる場面が頻発したのには参りました。

・札幌にアホほど決定機を与えたわけではないが、それ以上に浦和に全くいいところがないという内容で試合を折り返し、後半立ち上がりに浦和はようやくチャンスメークに成功。48分柴戸が敵陣深い位置で駒井からボール奪取。ところがこぼれ玉を拾った興梠がなんとも中途半端なループシュートを試みた挙句、ボールは力なくGK菅野のもとへ。

・56分には札幌のプレスを上手く交わして後方からボールを繋ぎ、左サイドから明本クロスの良い形。さらに57分関根が右サイドから切り込んで自らシュート。

・しかし、浦和の反撃ムードをばっさり断ち切ったのが58分の失点。敵陣で前後から挟まれそうになった柴戸が長考に沈んでいるうちに後方からボールを突かれてロスト。すかさずチャナティップがロングボールを放り込んだ先では槙野が小柏にあっさり交わされてしまう大失態。小柏のシュートは西川が少し触るも及ばず。

・それでも浦和は興梠に代えてユンカーを投入して反撃。66分CKからの流れで左サイドから関根クロス→ボックス内で岩波折り返し→明本シュートが決まって1点差に。さらに70分西川ロングフィードからのカウンターで関根のクロスに敦樹が合わせるも、ここは菅野がセーブ。

・給水タイムを挟んで両者盛んに選手を入れ替えるも、効果的だったのは明らかに札幌のほう。84分アーク付近から金子シュート、92分途中投入の高嶺がボックス内突入と決定機を作るもダメ押しならず。

・運動量を補充して勢いづいた札幌に対して浦和は動けない選手が続出。後方からのビルドアップは最後までままならず、自陣から抜け出せない惨状。試合終了間際には左サイドから汰木クロス→ユンカーヘッドがわずかにポストを掠めたのが終盤唯一のチャンスらしいチャンスでした。

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《総評》

・リカは試合前(8/6)の定例記者会見で、中断期間中の積み上げについて「私が期待したほど積み上げることができませんでした」「満足のいく形にはなりませんでした」「トレーニングでも最初にプランニングしていたものができなかったということがありますので、心配です」「2週目に入ってからは、新型コロナウイルスの状況で満足のいくトレーニングはできませんでした」と弱気コメントを連発。

・リカは三味線を引く、情報戦を仕掛けるような老練な監督ではないどころか真っ正直すぎるくらいのコメントを発する方なので、中断明け初戦の札幌戦は難しい試合になるだろうと覚悟はしていましたが、残念ながら浦和のパフォーマンスは予想を大きく下回りました。一方札幌は中断期間中にさしたるアクシデントもない上にG大阪相手に一叩きした分、コンディション面でも試合勘でも浦和より有利だったのが結果に直結した感も。

・デンと彩艶が五輪から戻ったばかりで不在。夏の移籍ウインドウで獲得した選手で中断明け初戦から使えるのは江坂だけ。また武藤・杉本・武田の移籍はリカにとって少し予想外だった模様ですし、さらに「違和感などを抱えてトレーニングができなかった選手」がいる上に、コロナ陽性判定の選手まで出てしまい、過酷な真夏の連戦を前にそもそも使える手駒が減っているのはリカにとって頭が痛いところ。中断前に故障した山中はともかく小泉と達也がベンチ外だったのには心底驚きました。

・またコロナ禍で満足なトレーニングが出来ない時期があった影響が思いの他大きかったのか、終盤になると浦和は動けない選手が続出。長い中断期間明け初戦で試合感が鈍っているのは仕方ありませんが、身体はリフレッシュするどころか、まるで長期連戦の最後のほうみたいなヘロヘロ状態に。どう見てもコンディション調整に失敗したとしか思えないんですが・・・

・試合内容からチームとして中断期間中に積み上げがなかったのも明らか。引いて5バックでしっかり守ってくる相手を崩せないどころか、それ以前に前からガンガンプレッシャーをかけてくる相手を上手く交わしてビルドアップ出来ないという、積み上げどころか後退していると見られても仕方がない惨状で90分を終えた気も。

・札幌の守備はマンツーマン気味に徹底して前からハメにくるというかなり特殊なスタイル。ゆえに札幌を攻める側には「相手の嫌がる位置に立つ」=ポジション優位というものが原理的に存在しない代わりに、相手を一人剥がせば札幌の守備は連鎖的に破綻しがちという難点を抱えています。しかし、浦和の後ろ目にはこの「一人剥がす」というのが出来る選手がほとんどおらず、これでは対札幌で分が悪いのも道理。

・浦和は特に両CBがビルドアップが苦手。おまけに西も柴戸も絶不調。なんとか前に運んでも関根がロストしまくりというありさまではどうにもなりませんでした。そもそもFWまでボールを運べないんだから、FWなんて補強してもあまり意味はなく、SB、CB、CHを優先的に補強するのは実に理にかなっていることを実証したような試合だったと言っても良いでしょう。

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《選手評等》

・小泉は平川引退試合にも出なかったので小破なのかも。一方達也はがっつり出ていたので、この試合の欠場は非常に不吉・・・

・江坂は小泉とは全く持ち味が違うので小泉の代わりを求めるのは無理があり過ぎるのだけれども、江坂が盛んに降りてくるのは「小泉の幻影」を求めている面子が多かったのかも。まぁCFどころか江坂までボールが行かないので、江坂が降りざるを得なかったのでしょうが。江坂自体は悪くなかったがチームで江坂を活かせたとは言い難く、この辺も中断期間中の積み上げの無さを実感。

・興梠はボールを収められるようになっただけ中断前よりマシと思いました。でもあのへなちょこループシュートを見たら今年はもう点取れないかもという絶望感もそこはかとなく・・・

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-----興梠-----
明本---江坂---関根
---敦樹--柴戸---
宇賀神-槙野-岩波--西
-----西川-----

(得点)
66分 明本

(交代)
62分 興梠→ユンカー
76分 宇賀神→汰木
76分 江坂→大久保(明本が左SB、大久保左SH、汰木トップ下へ)
88分 西→阿部

-----小柏-----
--チャナティップ--金子--
菅--深井--駒井-フェルナ
-福森--宮澤--田中-
-----菅野-----

(得点)
8分 深井
58分 小柏

(交代)
72分 深井→高嶺
72分 フェルナンデス→荒野(金子が右WB、駒井がシャドーへ)
82分 宮澤→柳
82分 チャナティップ→岡村(田中がCB中央、岡村が右CB、柳が右WB、金子がシャドーへ)
85分 菅→青木

※写真は試合に全く関係ありません

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2021.08.09

葵製麺@イオンモール川口 ~ まぜそば

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 2021年6月にオープンしたイオンモール川口に、川口や蕨で多店舗展開している人気店「葵」の支店が出来たと聞いてい往訪。

 「塩そば」や「濃厚つけ麺」は本店で試食済なので、ここでは「まぜそば(780円)」を注文。本店は並/大盛同値段サービスをやっていますが、こちらではそのようなサービスはなく、大盛+100円でした。

  またここは本店と違って明らかに「つけめん・まぜそば」推しで、「オマール海老つけめん」や「背脂煮干まぜそば」「辛まぜそば」といったメニューも。一応醤油らぁめん、塩らぁめんも用意。

 空いているせいか茹で置きを出されることはなく、電子ベルを渡されてしばし待機。配膳口横にごてごてと調味料が置いてありましたが、とりあえずデフォルトでいただきます。

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 具はチャーシュー、刻み玉ねぎ、刻み青ネギ、メンマ、海苔、魚粉といった標準的なもの。何度も天地をひっくり返しながらまぜまぜ。醤油ダレが底のほうに溜まっていますが、タレの量は多くもなく少なくもなく、実に良い感じに麺に絡んでゆきます。

 麺は自家製の中太ストレート麺。魚粉交じりのせいかわずかにざらつきがあり、もっちりという形容がしっくりくる食感。つけめんではないので麺には温もりが少々残っていますが、それでも噛み応えは良好。脂っ気の少ない、いかにも和風の味わいで気に入りました。フードコート店でこの出来なら十分でしょう。ララガーデン店の残念さとは対照的。

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2021.08.08

みぎわ@大宮 ~ 醤油らぁ麺

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 大宮駅東口を出て南銀座通りへ。「カラオケ歌広場」のある建物の1Fで、斜向かいに「中本」。先客、後客ともゼロ。

 店外の券売機で「醤油らぁ麺(880円)」を注文。

 メニューは他に塩らぁ麺、味噌らぁ麺、冷やしらぁ麺など。

 店内はくの字型カウンター6席のみ。卓上にがブラックペッパーと白ごま。小さい店なので店主一人で切り盛り。

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 らぁ麺は冷え冷えのおしぼりと一緒にお盆に乗って登場。個別包装の割り箸が付いてくるのは今風ですが、コンビニ弁当の割り箸みたいでラーメンを食うには些か短いような・・・ またウンチク書きには柚子胡椒も一緒に配膳すると書かれているのに付いてきませんでした。

 スープは「大量のあさりと帆立を強火で炊いた香り豊かな貝白湯に鶏ガラ清湯とを合わせた」とのこと。確かにあさりや帆立のような味わいがしなくもないのですが、心持ち生臭くもあって好みは分かれそう。香味油多めで割とこってりしていますが、その中で貝出汁と鶏ガラ出汁が微妙にケンカしてくどくなっている気も。

 麺は中細ストレートタイプ。つるつるした口当たりでやや柔らかめの仕上がり。スープとの相性は上々。

 チャーシューは豚肩ロースと豚バラ。共に案外厚みがあり、かつ程よい煮込み加減で気に入りました。他にほうれん草、刻み紫玉ねぎ、白髪ネギ。

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2021.08.07

ごろごろ野菜のうまトマハンバーグ定食@松屋

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 松屋が2021年8月3日より発売中の「ごろごろ野菜のうまトマハンバーグ定食(690円)」。

 「うまトマハンバーグ定食」は期間限定ながらも毎年のように再発売されてもはや準レギュラー的なメニューになっており、それだけ松屋ユーザーの分厚い支持があるということなのでしょう。にも関わらず、先月わずか48店舗で限定販売し、今月全国販売に踏み切るという、まるで全くの新商品みたいな売り方をしたのが不思議。

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 今年の「うまトマ」は20周年を記念したのか「野菜がたっぷり入った」「定食ですと1日に必要とされる野菜の1/2が摂れる栄養満点のメニュー」と野菜入りを全面に押し出したのが特徴。確かにトマトやズッキーニか何かが入っていることは入っているのですが、量的には「ごろごろ」と形容するにはほど遠いかと。

 とはいえうまトマハンバーグ本体の出来には相変わらず大満足。松屋お得意のガーリックを効かせまくったソースと、トマトソースのバランスが絶妙。松屋にありがちなガーリックまみれ味だとしつこくかつ単調になりがちだし、トマトソースがきつすぎるとこれまた酸味が強すぎてご飯に合わない。その難点を両者が巧く打ち消しあっているように思います。半熟玉子も味わいをマイルドに包み込むのに一役。

 そして松屋のハンバーグの出来の良さはもう何度も確認済み。さすがに肉汁溢れるステーキハウスのハンバーグと比べるのはどうかと思いますが、ウリ文句通り「ふっくら」な仕上がりのは間違いなく、値段を考えれば破格の出来と言っていいでしょう。

 なお生野菜が付かない「ごろごろ野菜のうまトマハンバーグライスセット(630円)」を注文する後客が目立ちましたが、野菜を加えたこと一昨年前に試食した「うまトマハンバーグ定食(630円)」より60円値上がりしたのが響いているのかも。

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麺や玄@喜多方 ~ しょうゆらー麺

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 喜多方市役所の裏あたり。喜多方駅から徒歩20分程度で。喜多方で早朝から「朝ラー」が楽しめる店の一つです。扉を開けたらなんと先客が20名近くもいてびっくりしましたが。どうも男子学生の団体さんがたまたまどっと入店したばかりだったようで、後客は6人と落ち着いたものに。学生さんは観光客ではなく、合宿か何かで喜多方に来ているのかも。

 券売機はなく、メニュー先頭の「しょうゆらー麺(700円)」を注文。メニューは他に味噌らー麺、辛味噌らー麺など。しょうゆらー麺に背脂と玉ねぎみじん切りを加えた「ショッテリ」とか、味噌らー麺に背脂と紅生姜を加えた「トンタン」といった変化球も。

 店内は厨房に向かってカウンター7席、壁に向かってカウンター7席、4人卓×3,小上がりに4人卓×2。卓上にはホワイトペッパーのみ。

 店は家族3人で切り盛りしているようで、学校が休みのせいか高校生と思しき娘さんもお手伝い。回転は頗るよく、入店時にはまだ食べていない客のほうが多かったのに意外なくらい早く出てきました。

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 スープは喜多方では珍しいあご出汁ベースで動物系混じりといったところ。濃いめ、かつややコッテリ寄りの味わいですが、飽きが来ないのがいいところ。

 麺は中太の強い縮れ入り。水気の多そうなつるつるとした口当たりで、やや柔らかめのもっちりとした仕上がり。スープが絡みまくります。

 ばら肉チャーシューは崩れやすいのが難ですが、しっかりかつ濃すぎない程度に煮込まれています。他にメンマ、刻みネギ。

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2021.08.06

【祝】平野佑一選手 水戸ホーリーホックから完全移籍加入

 本日(8/6)、平野佑一選手の水戸ホーリーホックからの完全移籍加入が公表されました。

 本件は今朝になって突然機関紙スポニチが「完全移籍で獲得することが5日までに決定的となった。複数の関係者によれば既に条件面などで合意し、近日中にも発表される。」と報じたもので、しかも近日中どころか半日も経たずに正式発表の運びに。

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 平野は国士舘大卒の水戸4年目で25歳。今年水戸でここまで23試合中19試合に出場している主力中の主力で、主に4-1-2-3のアンカーないし4-4-2のCHの一角を務めています。

 プレースタイルはスポニチによれば「相手チャンスの芽を摘む守備、ゲームコントロール能力に定評」があるらしく、ネット上では「下がりの位置から急所を突くミドルパスが出せる」「アンカー位置からビルドアップのコントロールと長短のパスを左右に散らせるコンダクター」との話も。

 ただ浦和のCHは柴戸・伊藤敦・金子・阿部と頭数は揃っています。また酒井の加入に伴って西が右SBからCHへ、江坂の加入に伴って小泉がトップ下からCHへコンバートされる可能性がある上に、さらに来年は流経大からCHを主戦場とする安居の加入が決まっているので、このタイミングでCHを補強したのには正直びっくりしました。

 でも揃っているのだけは頭数だけで、深い位置からズバッとパスを繰り出せるCHは一人もいません。柴戸は急激にパス出し能力を向上させているとはいえやはり基本的には迎撃機。伊藤敦は前に飛び出して攻撃に厚みを加えることは出来ますが、やはり組立は出来なくもないというレベル。金子に至っては徐々に快方へ向かっているとはいえリカ流への適用に時間がかかっていますし、阿部は残念ながら故障がちなのか別メニューの日々が長くなっているようです。

 中断期間前は浦和がビルドアップに困った挙句、やむを得ず小泉をCHへ下げてビルドアップを助ける場面がままありましたが、それはそれでボールは回るようになる反面ゴールへの迫力が無くなるという副反応がありました。リカのコメントによれば、平野獲得により小泉は完全にトップ下固定となり、小泉をCHへ下げる必要はなくなったとの認識のようです。

 J2在籍選手の目利き能力については小泉&明本の大当たりで実証済みですし、西野TDが計画性なくやたら選手をかき集めるタイプではないのもこれまた明らかなので、平野の獲得の狙い、その使い方、そして平野加入に伴って押し出されてしまうかもしれない選手の動向等々、中断期間明けが楽しみでなりません。

 一方この夏に武藤・杉本・武田と前目が続々抜けた代わりはどうなるのかなぁ・・・

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竜葵@川口 ~ 冷やし台湾まぜそば

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 川口駅東口、コモディイイダ前にある「珍来」脇の小路を入る。屋号は「ほおずき」と読みます。7ヶ月ぶりの再訪。先客4,後客5。

 今回は夏季限定メニューの「冷やし台湾まぜそば(980円)」を注文。レギュラーメニューの「台湾まぜそば」に現金で100円追加する方式。「台湾まぜそば」同様大盛無料サービスをやっていたので、大盛にしてもらいました。なおまぜそばの麺量は並200g、大盛300g。

 メニューは相変わらず極端に絞り込まれていて、レギュラーメニューは他に塩そばと醤油そばのみ。サイドメニューとしてなぜか「ひつまぶし」を売り物にしていて、ランチタイムは「塩そば+ひつまぶし」のセットメニューもあります。

 店内は縦長L字型カウンター10席のみ。席間に衝立を設けたので席間が随分狭くなった気も。卓上には七味、胡椒、揚げ玉、果実酢。厨房内は店主と女性アシスタント1名といったところ。水セルフ。

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 麺の上に卵黄、肉味噌、ニラ、刻み海苔、刻みネギ、魚粉という台湾まぜそば標準形に水菜が加わった感じでしょうか。さらに別皿で刻みニンニクと食後の口直し用のミントがついて来ます。以前は天敵大葉も入っていましたが、今年は止めたのかな?

 台湾まぜそばって味が濃いものの宿命で正直どこも大同小異というかどんぐりの背比べというか、極端な当たりも極端なハズレもないという印象を持っていますが、「冷やし台湾まぜそば」は通常の香味油ではなく、自家製の旨辛いラー油を使用したためか、少々ピリ辛。というか、食べている最中は冷たさにマスクされてさほど辛さを感じないのですが、食後にいつまでも辛さが残る塩梅に変化していました。
 
 刻みニンニクを入れる前だと魚粉の自己主張が強い和風の味わいですが、刻みニンニクを入れると味わいが激変。またマヨネーズや胡麻ダレを加えたことで、通常の台湾まぜそばよりも微妙に甘かったり、微妙にマイルドだったりと味わいが複雑になり、面白みを増した気も。

 麺は自家製のストレート太麺。「冷やし」にしたことで麺の噛み応えが著しく強化され、最初は噛み切るのにもかなり力を要しましたが、これはこれで一興。

 台湾まぜそばは自然体で食べていると最後は底に肉味噌やニラが少々余りがち。ゆえに無料サービスの追い飯をもらっても良かったのですが、麺量が300gもあるとそれだけで結構お腹一杯ですし、「冷やし」だとご飯との相性が微妙に思えたので追い飯は割愛。

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2021.08.05

丸五そば屋@山形 ~ もり天そば

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 山形駅からバスで10分ほど東へ。先客1,後客7。山形大学の目の前にありますが、学生らしい客は2人だけで、後はどちらかと言えば先生方や職員に近い感じでした。

 早速この店ダントツ人気の「もり天そば(1000円)」を注文。

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 「もり天」の主役はイカゲソの天ぷら。他にナスが一つ付いてくるだけで、他はゲソ天だらけ。蕎麦屋でゲソ天が出てくるのは山形独特のカルチャーです。全国的にイカの極端な不漁が続いているのが気がかりですが、それでも一般的な天ぷらそばよりかなり安め。しかも胡麻油の香りも高く、サクッとカラっと揚がっていて悪くありません。さすが蕎麦屋の天ぷらです。

 蕎麦はやや細め、つるつるした口当たりで弾力があるタイプですが、正直量自慢の店のようでクォリティーは山形としてはイマイチかなぁ。太めで硬くて蕎麦の香り高い山形らしい田舎蕎麦を期待すると大きく裏切られます。

 蕎麦つゆがなぜか広口で浅い器で出てくるのも変わっています。薬味は刻みネギのみ。つゆはカツオだしが効いた甘目の味わい。

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2021.08.04

りゅうぞう@仙台 ~ やまがた辛味噌らーめん

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 仙台駅北外れにある「名掛丁自由通路」を渡って駅東側へ出てすぐ。6年半ぶりの再訪。先客6、後客7。店は近所のサラリーマンで賑わっていました。

 券売機のボタンは随分賑やかですが、ボタン先頭の「やまがた辛味噌らーめん(880円)」を注文。平日ランチタイムは小ライスサービスあり。

 メニューは多彩で、他に醤油らーめん、塩らーめん、白ゴマ味噌らーめん、えび辛つけめん、夏季限定の冷し辛味噌らーめん、冷しらーめんなど。

 駅近立地の割に店内は広く、縦長カウンター10席と4人卓×1、2人卓×2,1人卓×3。卓上にはブラックペッパー、ホワイトペッパー、醤油、酢、ラー油。

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 赤湯の辛味噌ラーメン人気店で修業した職人さんが作っているとの話で、出てきた一品はどこからどう見ても「龍上海」の辛味噌ラーメンそっくり。辛味噌を溶かす前にスープを味わってみたところ、白味噌仕立てみたいなやや甘めの味わい。動物系主体ですが、節系など魚介っぽい味わいも少々。

 辛味噌を溶かしながら食べ進むと辛さとコクが深まってなかなかの味わいですが、ニンニクが多分に支配的。青海苔は彩りを添える程度で味わいにはほとんど影響ありません。辛味噌を全部溶かすと個人的にはちょっと辛すぎというか味が濃すぎかなぁ。辛味噌を別皿で出してもらうことも可能なことに後で気づきましたが時すでに遅し。

 麺は平打ち強い縮れ麺。つるつるした口上がりで、かつやや硬めの仕上がりでスープがよく絡んで、これは気に入りました。

 チャーシューは極薄で残念。他にでかいキクラゲ、ナルト、メンマ、刻みネギ。

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麻婆茄子炸醤麺@餃子の王将

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 「餃子の王将」が8月限定メニューとして販売中の「麻婆茄子炸醤麺(750円)」を試食。「炸醤麺」は「じゃーじゃーめん」と読みます。

 「花椒オイルのさわやかな風味と旨辛の特製麻婆がたっぷりの旬の茄子ともちもち太麺に絡みます。」というのが餃子の王将のウリ文句。

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 餃子の王将は最近「スタミナ麻辣ソース焼そば」「辛い!冷し中華」「辛さ激増し 野菜たっぷり担々麺」等辛い系のメニューに目覚めたようで、この商品もその系譜だろうと思ったのですが、花椒オイルから来ると思しき痺れがわずかに感じられる程度でほとんど辛くありません。辛さは卓上のラー油で各自調整してくれ!ということなのかもしれませんが、残念ながらデフォルトでも滅茶苦茶脂っぽくてこれ以上油を加える意欲が沸かず。

 麺は中太ストレートタイプ。茹でだけではなく、若干「焼き」の要素が加わっているのかわずかにざらつきのある口当たりで、若干もっちりとした仕上がり。そして麺の上にやたら餡が多い麻婆茄子がたっぷりかかっています。茄子が多いのは嬉しいのですが、プチトマトには絶望的な違和感が・・・ 他にししとうが少々。

 麻婆茄子と麺の相性もちょっと微妙で、余った麻婆茄子を小ライスに乗せて食べたほうがはるかに美味いのが正直なところ。ハズレではありませんが、完成度はまだまだといったところでしょうか。

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2021.08.03

百歩ラーメン@川口

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 北浦和に本店がある「百歩ラーメン」の支店。最寄は一応川口駅なんでしょうがかなり距離があります。川口駅西口から戸田方面へ直進。「宮町」交差点角に立地。1年3ヶ月ぶりの再訪。先客3、後客4。

 相変わらず券売機はなく、卓上のメニューを見て基本の「百歩ラーメン(720円)」を麺硬めで注文。後払い。ランチタイムは半ライスのみならず小さい冷奴も無料サービス。

 メニューは他に醤油、赤百歩、味噌、つけ麺、担々麺、揚げニンニクラーメンなど。

 店内は郊外店らしいゆったりとした造りでテーブル席主体。4人ないし6人掛けのテーブルが4卓と6人ぐらい座れる大テーブルが1卓。カウンターは4席。大テーブルとカウンターはコロナ対策で減席運用。卓上には刻みネギが取り放題。さらに辛子高菜、白ごま、一味、胡椒、おろしにんにく等。

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 スープはマイルドなとんこつ。臭みはほとんどなく、脂っぽいとかしょっぱいとか、妙な癖がないので良く言えば万人受け。悪くいえば平板な印象を受けました。まぁ調理過程で白い粉を入れているのが丸見えなので・・・ 高菜やニンニク、白ゴマ等で味を自分好みに整えながら食べることが前提なのかも。

 麺は並太ストレートでつるつるした食感。硬めで注文した甲斐あって噛み応えはまずまず。替玉もあるにはありますが、この麺だと麺茹でに時間がかかりそう。もっとも半ライスサービス付きなら替玉の必要はまずないと思いますが。

 ばら肉チャーシューは非常に崩れやすいタイプ。他に具は海苔にメンマと寂しげですが、この辺は値段相応。半ライスのおかずには物足りないところを取り放題の刻みネギで補足。もっとも卓上の刻みネギを調子こいで入れすぎるとスープがぬるくなってしまうので注意(苦笑)。

 安くてお腹一杯になって、そこそこ美味ければなお良いといったニーズには十分応えられる出来で、周囲にこれといったラーメン屋がなく、また小さいながらも駐車場もあるので長続きしているのかも。

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2021.08.02

シビ辛麻辣担々うどん@丸亀製麵

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 丸亀製麺が7月27日から期間限定発売中の「シビ辛麻辣担々うどん・大(800円)」を試食。

 今回の商品は「夏うどんシリーズ」の一環のようですが、丸亀製麺は過去「うま辛担々うどん」を度々期間限定販売しており、それを夏向けにマイナーチェンジしたのかも。なおこの商品は「冷やし」しかなく、また辛さのレベルも調整できないようです。

 「シビ辛麻辣担々うどん」は茹で上がったうどんを受け取った方が濃厚な担々スープをかけ、麻辣肉味噌と小松菜ナムル等を盛り付け、さらにラー油等をかけるだけと工程がシンプルなので、あっという間に出来上がります。

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 「辛みの奥に潜むほんのりとした甘みとコクに加え、香味ラー油・黒マー油・花椒の本場四川風の香味が、爽快なシビれる辛さを引き立てます。ひんやり冷たく、しっかり辛い味わいが打ち立てうどんとも見事に調和し、まさに完成された一杯です。」というのが丸亀製麺のウリ文句。

 麻辣肉味噌は「中華料理には欠かせないピーシェン豆板醤の旨みをふんだんに使用し、本場四川の味わいを追求。そこへ香り高い花椒の風味を合わせることで、より深みのある味わいに仕立てました。口に入れた瞬間からじわりと染み渡る辛さは、辛党も大満足の味わいです。」と謳っているように、丸亀製麺としては花椒からくる痺れといいラー油から来る辛さといい割ときついほうで四川らしい雰囲気を醸し出しています。担々スープには黒マー油以外に隠し味に練りからしを加えているんだとか。

 そして担々スープのごまだれが痺れや辛さを上手く包みこんで、万人受けする仕上がりに。とはいえ、これまでの「うま辛担々うどん」が「うま」のほうにベクトルを振っていてたいして辛くなかったのに対し、今回の商品は明らかに「ピリ辛」のほうに寄せているのは明らか。

 麻辣肉味噌がたっぷりと添えられている反面、野菜類は小松菜ナムルとわずかに千切りのザーサイが添えられているだけなので、取り放題の刻み青ネギを添えたほうがより一層食べやすいかも。

 「うま辛担々うどん」で重ねに重ねてきたノウハウを見事に昇華させたような逸品です。

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澤村@イオンモール川口 ~ 肉汁うどん

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 2021年6月にオープンしたイオンモール川口に、埼京線北戸田駅の北の高架下で営業している武蔵野うどんの人気店「澤村」が進出したと聞いて往訪。開店直後のブタ混み時期を避けたつもりでしたが日曜はまだまだ人出が多い模様で、「澤村」に11時頃到着したところ早くも行列が5、6人。ここのフードコートではぶっちぎりの人気のようで、食べ終わる頃には店前の待機列では収まりきらずに客席内まで行列が伸びていました。北戸田の本店には1年前に行ったきり。

 券売機はなく、頭上のメニューを見て看板商品の「肉汁うどん・大盛(850円)」を注文。消費税の端数をカットしたためか、本店往訪時より10円値下がり。

 メニューは本店と大差なく、他に「鴨汁うどん」「肉茄子汁うどん」「木の子汁うどん」「もりうどん」「かけうどん」、数量限定の「薬膳カレーうどん」など。また盛夏期ゆえ「冷かけはじめました」との貼り紙がありました。サイドメニューのご飯ものがないのが本店との大きな違いかな?

 注文口で麺を受け取って、会計口でつけ汁を受け取るという流れ。麺もつけ汁も出来合いのが出てきます。もっともずっと行列が出来ているのが幸いして放置されたものが出てくる訳ではないので実害皆無。スープ割り用のゆず湯ポットが会計脇に置いてあるので、食後用にカップに汲んでおきます。

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 麺は自家製麺。全粒粉を混ぜ込んだ、太くてねじれ入りでわずかに灰色がかった麺はいかにも武蔵野うどん。堅めで歯応えがかなり強くて、しかもわずかにざらざらした食感。いずれも大のお気に入り。大盛りならボリューム的にも満足。といってもうどんなのでなんら胃もたれることなく、あっとう言う間に食べ終わります。

 つけ汁は具沢山。豚肉を筆頭に長ネギ、青ネギ、油揚げ。デフォルトでも具の量が案外多く、これなら大盛でもなんら不足なく、「肉ダブル」にする必要はなさげ。ただつけ汁はさっと絡むだけなので、具の無い「もりうどん」だとちょっと食べづらいかも。また武蔵野うどんの店にありがちなことですが若干かえしが強いのが難。鰹節をふんだんに使い、伊吹いりこを合わせているそうですが、せっかくの出汁がなぁ・・・ 

 途中から一味など調味料を加えて味変を愉しみたいところですが、そこはフードコート店の悲しさ。各種調味料は会計脇にまとまって置いてあるだけなので、食べている途中で席を立って調味料を加えるのは甚だ面倒。

 フードコート店ゆえの制約はありますが、相変わらずそこそこレベルが高い武蔵野うどんをそこそこ安めの値段で食べられるので大満足。北戸田へ行くよりはずっと近場ですし。

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2021.08.01

四川印象@川口中青木 ~ 麻婆豆腐定食

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 川口駅東口から中央通りを北へ。「青木グランドボウル」の手前のマンション1Fに入居。川口駅からも西川口駅からもかなり距離があります。先客、後客ともゼロ。大陸系の方が営む店で、店内には大声で中国語が飛び交っていますが、店の雰囲気や接客は西川口駅周辺にありがちな「ガチすぎる中華料理屋」のそれではなく、非常にこなれています。

 ランチ用のメニューを見て、写真が上段に一際大きく掲げられている「麻婆豆腐定食(820円)」を注文。

 メニューは他に定食類が8つと担々麺や焼餃子、よだれどり等も用意。ただランチタイムなのに後続がない一方、出前館がひっきりなしにやってくるので、ランチタイムはデリバリー中心と割り切っているのかも。

 外観からは意外なくらい小さい店で4人卓×3だけ。カウンター席が6席ほどあるにはあるのですが、半分は物置きになっていましたし、残りもあんまり使ってなさそう。

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 麻婆豆腐定食はミニサラダ、中華スープ、小さな杏仁豆腐付き。麻婆豆腐は屋号通りいかにも四川風らしい辛くて痺れも強いタイプで、個人的には美味しく頂ける範囲の上限ギリギリ。辛さと痺れが舌を麻痺させてしまう嫌いがあるので、昔ながらの家庭的な麻婆豆腐に慣れてしまった身としてはちょっと微妙。でも食後に中華スープとミニサラダで口直しできるので、辛さや痺れがいつまでも尾を引かない辺りは高評価。また麻婆豆腐もご飯も量が多めなのも嬉しいところ。

 川口の中華料理屋としてはちょっと高めの価格設定なのが難点で、近所の店なのでしばらく様子を見ることにします。

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