山崎食堂@大鰐温泉 ~ おおわに温泉もやしラーメン
奥羽本線大鰐温泉駅を左へ出てすぐ。先客ゼロ、後客3。
津軽地方南端にある大鰐町は温泉熱と温泉水のみを用いる温泉の町ならではの独特の栽培方法により、およそ350年以上前から栽培されてきた津軽伝統野菜「大鰐温泉もやし」を積極的に売り出していて、山崎食堂はそのもやしを使った「おおわに温泉もやしラーメン(750円)」を出していると効いて往訪した次第。
ただ店を訪れたのは9月。「大鰐温泉もやし」は冬野菜なので「もやしラーメン」はやっていない可能性は十分ありましたが、幸いにもまだ販売休止にはなっていませんでした。なお「おおわにもやし炒め定食」というメニューもありましたが、こちらは12月~5月頃までの提供と明記されていました。
店内は2人卓×5と小上がりに4人卓×2。コロナ対策のためか、テーブルの間隔を広く開けているのは良いのですが、今時喫煙可というバランス感覚がいやはや何とも。
「大鰐温泉もやし」は通常のもやしと比べて細長いのが特徴。さっと炒めてから麺の上にトッピングしたようで、水菜の茎やカイワレ大根のようなしゃきしゃきとした食感が楽しめます。
スープは煮干しベースでしょうか。雑味がないあっさり醤油味ですが、残念なことに終盤は炒め物のもやしの脂が鼻についてきます。
麺は細めの細かい縮れ入り。たっぷりスープの中でよく泳ぎ、しゃきしゃきもやしを絡めながら食べても良し、スープを絡めるも良し。
具になぜか油揚げ揚げの細切りが少々。チャーシューはスープに合わせて淡白な味つけ。刻み青ネギは苦手の臭みがあってイマイチ。他になると、メンマ。
スープの出来がいいので、「大鰐温泉もやし」がなくてもそれなりに楽しめそうな一杯でした。
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