ぶぶか@西台 ~ 黒丸油そば
都営三田線西台駅を南へ出て高島通りを渡り、「AOKI」の裏辺り。「油そば」で有名な吉祥寺「ぶぶか」の支店が西台に出来たと聞いて往訪。11時半の開店5分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店までに後客4、開店後3と早い時間帯からそこそこ賑わっていました。
なお「ぶぶか」って昔は高田馬場やコクーンシティ等々多店舗展開していたはずですが、相次いで閉店して今やなんと吉祥寺北口店とここ西台店しかないようです。
店内の券売機ボタンを見て、基本と思しき「黒丸油そば(770円)」を注文。麺の量は並(160g)・大盛(240g)・W盛(320g)すべて同一価格なので大盛で。
メニューは他に白丸油そば、醤油らーめん、限定商品として台湾油そば、台湾らーめんなど。もっとも後客の注文はサイズの差こそあれ全員黒丸でした。
店内はL字型カウンター6席と2人卓×1、4人掛けボックス席×2。卓上にはラー油、酢、胡椒。油そばがウリの店って概して「好きにやってくれ!!」と言わんばかりに調味料がゴテゴテ置いてあると思っていましたが、ここは非常にシンプル。マヨネーズはなんと有料でした。
「よく混ぜてから食べてくれ」との案内に従って天地をひっくり返しながら一頻りまぜまぜ。タレの量が思ったより多く、麺がテカテカ光ります。そしてそのテカテカ感から推察できるように思った以上に油っぽい。胡麻油なのでしょうか、あまり質が良くないのか香り高いというよりは単に油臭いだけ。よってラー油をさらに追加する意欲はハナから消え失せました。
ただ醤油まではいたずらに自己主張してこないため、油っぽさに慣れれば麺をいただく分には何の支障もありません。麺は太目でごく緩い縮れ入り。つるつる&もっちりという形容がしっくりくる、お気に入りのタイプ。具はチャーシュー、刻みネギ、ナルト、メンマとあるにはありますが、いずれも圧倒的な麺の存在感の前に霞みがちで良くも悪くも印象に残らず。
途中で酢を投入してみると油臭さがかなり緩和されて実に良い感じに。またわずかに胡椒を振りかけて刺激を加えながら楽々フィニッシュ。
そんなに好んでは食べない油そばですが、たまに食べたくなるのも確か。でも台湾まぜそば等まぜそばもいろんなバリエーションが出てきて、こういうシンプルな古典的油そばはもう流行らないのかも。
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