マッサマンカレー@松屋
松屋が2021年9月21日より期間限定発売中の「マッサマンカレー(730円)」を試食。このカレーは今年2月に新発売したばかりですが、よほど評判が良かったのかわずか半年ちょっとでの再登板となりました。
「マッサマンカレー」は「濃厚なココナッツミルクの甘味とコク、数種類のスパイスが香り立つカレーソースに、鉄板でジューシーに焼き上げた鶏もも肉、さらにじゃがいもをプラスしたゴロゴロ感たっぷりのタイカレーです」というのが松屋のウリ文句。
マッサマンカレーはとろみが弱くてさらっとしたタイプ。タイ風カレーにありがちな個人的には苦手な香辛料なり薬味なりの個性というか癖はあまり感じられず。濃厚なココナッツミルクが卓越して香辛料の癖を上手く覆い隠しているのかもしれません(食後にわずかに尾を引く感じ)。そしてカレー自体はかなり甘目で全然辛くありません。
しかも、時々再販される「ごろごろチキンのバターチキンカレー」のバターが無意味に自己主張するのと違って、ココナッツミルクは変にカレーを殺したりしない。その微妙な匙加減が気に入りました。
マッサンマンカレーは基本的に松屋の十八番と化している「ごろごろチキンカレー」の延長線上で、カレーの中に鶏もも肉がごろごろ。何か下味がついているわけではなくいたって淡白な味わいですが、カレーによくあっています。いつもは実にしょーもない松屋の鶏肉なのにカレーにすると一転して美味く思えるのが実に不思議。一方ジャガイモは一応入っている程度。
変に現地のマッサマンカレーに拘らず、食べ手を選ばないように魔改造してしまう松屋の面目躍如といって差し支えない逸品。これなら「反パクチー派(通称「反パク派」)」も大満足。
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