越後長岡小嶋屋 殿町本店@長岡 ~ へぎそばとタレカツ丼セット・大
長岡駅大手口から徒歩10分弱。コロナ禍もあってなんとなく元気がないアーケード商店街のはずれに立地。20年以上前に往訪した記憶がありますが、いつの間にか建物が建て替わっていてびっくり!! 調べたところ2018年12月にリニューアルしたそうで。店は早い時間から結構賑わっており、駐車場に横浜ナンバーや品川ナンバーもいたりして、地元民のみならず観光客も立ち寄っていたようです。
今回は「へぎそばとタレカツ丼セット・大(1999円)」を注文。新潟の名物を二つ並べた欲張りメニューで、人気No.1なんだとか。
へぎそばは有名店ならどこで食べてもそんなに大きな差がないように思います(っちゅーか、店の比較が出来るほど短期間で食べ比べる機会がないのですが・・・)。つるつるとした食感、そしてやたら弾力性のある麺。他店ではもうちょっと海藻っぽい緑がかった色をしているところもあったかと思いますが、ここの麺は見た目は普通の蕎麦と変わりありません。
新潟のかえしに枕崎産本枯れ節と北海道産の昆布からとった出汁を合わせたそばつゆは、出汁の美味さを殺さない薄味かつやや甘め。よってどっぷり浸けても何の問題もありません。薬味は刻みネギとわさびのみ。
普通の蕎麦、例えば山形の板そばと比べるとへぎそばは個人的には味わいが単調で飽きやすいような気がします。従って飲んだ後に大勢で取り分けながら食べるのならともかく(というか、それがへぎそばの本来の食べ方ですが・・・)、一人で食べるなら必ず天ぷらかなにかをつけるべしというのが、長年へぎそばを食べてきた個人的な結論。
そこでタレカツ丼を付けたのですが、これが予想以上にデカかった!! 丼ででーーんと出てきて完全にサイドメニューの範疇を逸脱しており、完全に一人前コース。ボリューム的にはタレカツ丼のサイドメニューとしてへぎそばが付いてくると言った方が良いレベル。
ヒレ肉のカツを甘辛いたれにさっと潜らせただけのシンプルな一品ですが、タレといい浸かり具合といい甘すぎず辛すぎず、そもそも味が濃過ぎないのが気に入りました。「かつや」が時々期間限定商品として出すタレカツ丼とは雲泥の差。さすがに量が多すぎましたが、タレカツをかじって油分を加えながらのへぎそばも悪くありません。
ただタレカツ丼自体も非常にシンプルなのでこれまた飽きやすいのが難。これは小にしたところで変わりないでしょうし、やっぱり天ぷらとへぎそばがベストチョイスかな・・・
食べ終わりを見計らって蕎麦湯が出てきました。お腹一杯になってしばしまったり。
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