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2021.11.19

宇賀神友弥選手 契約満了

・昨日(11/18)宇賀神友弥選手の契約満了が公式発表されました。宇賀神退団は昨日朝スポーツ各紙一斉に報じられたもので、おそらくクラブからリークがあったのでしょう。

・宇賀神は2010年(=フィンケ2年目)に流通経済大学から浦和へ加入。阿部に次ぐ浦和古参でミシャ以前の浦和を知る数少ない選手です。また浦和ユース出身の選手が大学で経験を積んで浦和へ戻ってくるというルートの嚆矢となった選手でもあります。宇賀神本人はユースから昇格できなかった悔しさから流経大在学中は「大宮アルディージャの選手として埼スタに乗り込んで、レッズを倒したい」と思っていたそうですが、フィンケの説得が奏功したのか晴れて浦和へ加入。

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・宇賀神は基本的に左WB/SB、チーム事情によっては右WB/SB、果ては3バックの左CBでもプレーしたことがある(さすがにCBは身長が無さすぎて、やがてハイボール攻撃でボコボコにされましたが)プレーヤーですが、その道のりは苦難の連続でした。

・なにせ加入時のSBには平川、サヌ、峻希がいる。ミシャ期になるとWBには故障も癒えて復調した梅崎が立ちはだかる上に、ユース上がりの関根が急成長、さらに関口、橋本、駒井、ミシャ期後は菊池、山中と嫌みのようにサイドを主戦場とする選手がやって来て宇賀神の地位が安泰だったことはほとんどありませんでした。宇賀神の浦和での長いサッカー人生の中で、リーグ戦で30試合以上出場した年は2013~15年の3年だけ。浦和でのキャリアが非常に長いベテラン選手なのに「鉄板のスタメン」だった時期はそんなに長くないサイドプレーヤーという意味では平川とよく似ています。

・ただポジション争いは終始激烈だったにも関わらず、なんだかんだと宇賀神は毎年ピッチに立ち続けました。先述の3年間を除けば「気が付けばスタメンは宇賀神に戻っている。」、そんな年だらけだったように思います。正直攻守ともこれといった強烈な武器はないものの、逆に言えば攻守とも大きな穴がないバランスが良いプレーヤーであり、監督の指向に即応できる柔軟性を持っていたのが、ミシャ期後監督が目まぐるしく変わろうとも宇賀神がピッチに立ち続けた所以でしょう。そして2018年天皇杯決勝の仙台戦で豪快にぶち込んだミドルシュートが宇賀神のハイライト。

・リカを新監督に招聘した今年も開幕当初は新加入の西が故障欠場したこともあって右SBでスタメンを確保。しかし西の復帰と共にスタメン出場の機会は激減し、さらに山中欠場時にやむなく左SBに転用された明本が予想以上にハマって左SBでの出場機会も喪失。さらに夏には右SBに酒井が加入し、左SBでは故障が癒えた山中が背後にショルツを迎えて後顧の憂いがなくなったせいか持ち味の高精度クロスを連発するようになって宇賀神はベンチ入りすら難しい立場に追い込まれてしまいました。

・左SBには福島もいますし、右は来年流経大卒の宮本が加入するため、来年も宇賀神の出場機会が極めて限られるのは確実。ACL経験が豊富なベテランを続々と放出して来年は闘えるのか??という疑念の声も高いようですが、残念ながら今の浦和は金がありません。先日配信された動画でも立花社長が「入場料収入減で今年も赤字ですが今は債務超過にならなければ良いので貯金を使わせていただきます!!」と断言していたくらい。

・よって浦和は出場機会が極めて限られるにも関わらず年俸が高いベテラン選手には厳しく当たらざるを得ません。来年のリーグ優勝へ向けて酒井やショルツレベルの選手を獲得しようとするのであればなおさら。断腸の思いで功労者を斬らざるを得ない西野TDも辛いお立場だと思います。

・宇賀神はキャリアの晩年になって「さすが浦和ユース出身!!」と思わせるくらい、戸田にフットサルコートを作り、水没したレッズランドの復興にいち早く立ち上がり、さらにはレッズレディースの動向にも気に掛ける等、戸田を含めた地元への貢献、レッズファミリーへの貢献を誰の目にもはっきりと判る形で打ち出したのが何より良かったかと。若い頃は試合後の周回で野次ラーと揉める等色々物議を醸しがちな選手だったのも事実ですが「終わり良ければ総て良し」。好印象でのお別れとなりました。

・浦和での長年にわたるご活躍、誠にありがとうございました。

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