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2021.12.28

武田英寿選手 大宮アルディージャへ育成型期限付き移籍

・先日(12/26)、武田英寿選手の大宮アルディージャへの育成型期限付き移籍が公表されました。

・武田は昨年ほとんど出番がなく、リーグ戦では大槻監督の退任も決まって純然たる消化試合と化した最後の3試合でようやく出番を得るに留まりましたが、今年は一転して終盤投入ながらも開幕戦から出場機会を掴み、第7節鹿島戦で突如採用した4-1-4-1というか武藤ゼロトップシステムにおいてはIHの一角でスタメン出場して大暴れ。

・しかし第9節徳島戦で試合開始早々負傷退場を余儀なくされたのがケチのつけ始め。ほぼ一ヶ月離脱して復帰戦となったルヴァン杯第6節FC横浜戦、そして第17節名古屋戦では共に4-1-4-1のIHで起用されたものの、共に早い時間帯にお役御免となってしまいました。

・特に名古屋戦は米本&稲垣という迎撃能力ではJ1トップクラスのCHが相手で、武田は高卒2年目なので仕方ないと言ってしまえばそれまでですが、このクラスと対峙するには今の武田はあまりにもフィジカルが弱すぎて全く何の役にも立っておらず、前半だけでベンチへ下げられてしまいました。

・武田を失った後の4-1-4-1は試行錯誤の甲斐もなくしっくり来ないまま、ユンカー加入を契機にやがてお蔵入り。新たに基本フォーメーションとなった4-2-3-1のトップ下としては小泉が絶対的存在であり、武田はSHでは活かしづらいためか、名古屋戦を最後に武田はベンチ入りすら難しくなってしまいました。

・リカが武田を評価しているのはリーグ戦序盤から出番を与えていたことでも明らか。しかし使っているうちに課題もはっきりし始め、プレー強度がやや落ちるJ2で経験を積ませることにしたのかも。

Takeda11

・そこで武田は7月末に琉球へ育成型期限付き移籍。相手のニーズに合致していたのか、いきなりスタメンでトップ下で起用され続け、途中交代を命ぜられるケースがほとんどとはいえ15試合に出場。試合経験を積む面では琉球での日々は悪くなかったと思います。

・しかし10/28に樋口監督が突如更迭されたことを契機に武田の出番は減り始め、最後の4試合はベンチにも入れず。浦和フロントはいきなり浦和へ戻すには琉球での実績は物足りず、かといってこのまま琉球へのレンタルを継続しても意味がないと考えたのか、来年は武田を大宮へ育成型期限付き移籍させる決断をしました。

・大宮にはレノファ山口でオナイウを出世頭にJ1で通用する選手を数多輩出した実績がある霜田監督がおり、浦和から近いこともあって武田を預けるには手頃なのかも。ただ琉球はJ2上~中位くらいの実力があるチームなのに対し、大宮は年々弱体化が進んで今年はとうとうJ3降格寸前に。おまけに来季は経営規模の大幅縮小が噂されており、環境は武田にとって案外厳しいかもしれません。そして大宮が「育成型」を受け入れる立場に転落したのもちょっと感慨深いものがあります。

・来年は武田も高卒とはいえプロ3年目。いよいよ勝負の時です。

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