福島竜弥選手 SC相模原へ育成型期限付き移籍
・先日(12/28)、福島竜弥選手のSC相模原への育成型期限付き移籍が公表されました。
・福島は今年浦和ユースから昇格したばかり。ルヴァン杯3試合に出場。プロ2試合目だったアウェー横浜C戦では45分宇賀神のサイドチェンジから福島がどフリーでクロス→杉本ヘッドが炸裂してアシストを記録!! 57分の追加点も福島→達也→杉本と左右からのクロスで相手を揺さぶったのが効いた形。ただ守っては対面のマギーニョに苦戦を強いられ、終盤足を攣ってしまって84分で交代。
・続くホーム湘南戦では横浜C戦とは対照的に良いところなし。福島は前に押し出してナンボのSBっぽいので、安定的にボールを保持し、相手を押し込めるような状態でないと良さが出てこない。この試合はビルドアップが壊滅的で、前線にボールの収まりようがなかったので福島は前に出られず、あろうことか中途半端なポジショニングでその裏を狙われ続けてしまいました。
・もともと左SBには山中・宇賀神と実績十分の選手がいて、しかも山中故障時に左SBに転用された明本が代役以上の働きを見せたため、その後の福島は夏のアウェー札幌戦でベンチ入りするに留まりました。
・来年はルヴァン杯グループステージがないのが福島にとって辛いところ。宇賀神&山中が抜けた代わりに大畑がやってきて、しかも馬渡が左SBに転用可能という状況なので福島の出番は下手をすると天皇杯2回戦までないかもしれません。
・ゆえに福島をレンタルに出すのは自然な流れだと思いますが、行く先は奇しくも藤原と同じJ3相模原。「特段実績がある訳ではない高校・ユース上がりの新人」を受け入れてくれるクラブはそんなにないということなのでしょう。高木監督が藤原を見て「浦和の高卒は使える!!」と好印象を持ち、育成型期限付き移籍を認めてくれたのはむしろ福島にとって奇貨とすべきことなのかも。
・福島はかなり悩んだようですが、J3のクラブで別格の働きを見せられないと池髙や大城と同じコースになってしまい、浦和への帰還は難しくなります。藤原同様、早くも正念場です。
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