荻原拓也選手 京都サンガへ期限付き移籍
・先日(12/26)、2021シーズンに京都サンガへ期限付き移籍していた荻原拓也選手が2022シーズンも引き継ぎ京都へ期限付き移籍することとなった旨が公表されました。
・荻原は2020年8月に新潟へレンタル。移籍当初は左SBでスタメン出場を続けていましたが、10月に入ると急にベンチ外ないし終盤短時間の出場に留まる試合だらけになってしまいました。
・そこで2021年はレンタル先を京都に変更したところ、キジェ流がよほど荻原の気性にあっていたのか左SBを主戦場に40試合出場、しかも38試合がスタメンというバリバリの主力選手にのし上がりました。荻原が左サイドをドリブルで切り裂いてからのウタカ目掛けてのクロス攻撃は完全に今シーズンの京都の十八番。
・J2上位チームでがっちりレギュラーの座を確保出来たのは「試合経験を積む」という観点からは大いに結構なのですが、問題は荻原の育ってゆく方向がリカの嗜好とマッチしていないかもしれないという点。
・荻原はドリブルに強烈なストロングポイントを持っている反面、往々にして相手に食いつきすぎる「狂犬型」の選手で、浦和在籍時には気性難で空回り気味というか、競馬で言う「かかり気味」で終わってしまう試合が目立ちました。キジェ式の「根性で走れ!!」的なサッカーだとその難が目立たないどころか良い方に転んだのかもしれませんが、しょっちゅう周りを見て考えて最適ポジションを取らないといけないリカ式とは物凄く相性が悪く、京都で実績を積んだことでさらにリカ流とは真逆の適性に突き進んでいったような気が多々。
・昨オフに京都へのレンタルが決まった際の荻原は浦和へ帰る気マンマンのコメントを発していましたが、今季京都でレギュラーの座を掴んだのがよほど嬉しかったのか「自分がより成長でき、必要としてもらえるチームでプレーすることがベストな選択と決断」と自ら望んで京都へのレンタル継続を決めた模様。
・直輝や岡本のようにキジェ流に魔改造されすぎて、いったん浦和に戻してもどうにも使い物にならず、結局キジェの元へ放流する羽目になる。そのコースを荻原も歩む気がしてなりません。
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