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2021.12.23

塩田仁史選手 現役引退

・昨日(12/22)、塩田仁史選手のの現役引退がクラブから報じられました。ホーム最終戦後の場内一周の様子から残念ながら今季限りの可能性が強いとは思っていましたが・・・

・塩田は昨オフに栃木から完全移籍で獲得したばかり。獲得時に既に39歳だった超ベテランGKでFC東京時代に顔馴染みがありますが、FC東京→大宮→栃木とチームを移っても基本的に第2GKという位置づけは脱せなかったようで、昨年も出場はシーズンの最初と最後の12試合に留まっていました。

・世代交代時期が迫っている西川よりさらに高齢のGKを採る理由は正直よくわからなかったのですが、福島が浦和を去ることが明らかになったため浦和がその代わりに経験のあるGKを採ろうとしたのは間違いありません。彩艶は世代別代表でちょろちょろチームを抜けますし。

・しかし、西川から彩艶への世代交代が目前に控えているという状況で浦和に来ても第3GKに留まる可能性が高いから、それなりに実績があるGKは浦和には来たがらない。ベテランGKの補強という点では2017年加入の榎本を思い出す方も多いかと思いますが、あの時は福島が大怪我をして控えに岩舘がいるだけだったので榎本ははっきりとした第2GKという位置づけ。今回はその時よりも格段に条件は良くありませんでした。

・「第3GKになる可能性は高いけれど経験があるGK」という浦和の虫の良い条件に合う選手となると、引退が近い塩田になったのかも。また戦力というより彩艶の教育係的な意味合いが大きかったのかもしれませんが。

Shiota

・そして残念ながら今年の塩田は予想通りずっと第3GKの位置付けのままで出場機会はゼロ。カップ戦や彩艶不在時にベンチ入りするだけに留まりました。塩田のベンチ入りといえば第19節アウェー柏戦で彩艶のエントリー申請漏れが発覚し、急遽塩田が呼ばれたことは忘れえぬエピソードでしょう。たぶん自宅でのんびり寛いでいたところからのスクランブル発進。いくら急に出番が巡ってきがちなGKとはいえ、こんなケースは塩田の長いGK人生でもなかったでしょうに。

・余程のアクシデントでもない限り出番がない辛い立場の第3GK。若手なら「これも修業の一環」と割り切れたかもしれませんが、サッカー選手としての残り時間があまりないベテランには面白かろうはずはないと思うのですが、塩田はそんな立場で実にベテランらしい理想的な立ち振る舞いを見せていたようです。

・引退が公式発表される直前に塩田が中日スポーツに寄せた手記が実に泣ける。「自分も最年長として基準になるよう心掛けました。姿勢、準備、言動。ピッチやロッカー、クラブハウスで隙を見せないようにずっとやってきました。自分が規律、基準になることでチームから少しでもはみ出したり、離脱したりする選手を出さないようにする。それが最年長としての役割だと思っていました。」

・塩田は18年にも及ぶキャリアなのに正GKだった時期なんてほとんどない。塩田自身も「自分自身も心がすさみ、集中し切れない時期を経験してきて、今がある。苦労しかしていないような」と語るキャリアだからこそ落ちこぼれそうな選手の気持ちが判り、キャリア最晩年を迎えようとしている者がやるべきことも判る。世代交代まっ最中で若い選手が多い今の浦和で塩田は実に得難い人物だったようです。

・公式発表はなされていませんが、新聞辞令によると来季からはアシスタントGKコーチに就任の見通し。浦和での塩田の立ち振る舞いが高く評価されたのかもしれません。よって浦和との縁が切れる訳ではなさそうですが、ひとまずお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

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