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2022.01.31

新鴨ねぎうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺が2021年1月25日から期間限定で売り出し中の「新鴨ねぎうどん・大」を試食。往訪時は大盛増量無料サービスをやっていたので「大(810円)」も「並(690円)」と同値段でめっちゃお得!!
 
 例によって期間限定モノにありがちな、レジ横で調理したものを麺にのせるオペレーションなので少々時間がかかります。このオペレーションの都合からか、「新鴨ねぎうどん」は路面店中心に販売店をかなり絞っていているようで、SC内店舗など小さい店では売っていないようです。

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 冬の定番商品になっている「鴨ねぎうどん」に今年はマイナーチェンジを施して「新鴨ねぎうどん」と称していますが、変更点は「ごろっとした大きさで脂がのった合鴨もも肉を使用」した点と「豊かな香りと歯切れのよい食感が楽しめるまいたけ」が新たに加わったことの2点。
 
 昨年は「鴨肉がちょっと硬くなってしまって残念」と感じたのですが、今年はその傾向がより酷くなったような・・・これは作り手の問題なのか、合鴨もも肉を使用したせいかのかよく判りませんが、はっきりいって改悪。「噛むたびに染み出るジューシーな味わい」という印象はほとんど受けませんでした。ただ出汁に鴨らしい甘みはちゃんと出ています。
 
 一方まいたけは良くも悪くも癖がない食材なのでさくっとした食感を愉しめて何の問題もありません。
 
 また鴨が背負ってくるねぎといえばぶっとい白ねぎと相場が決まっていますが、一般論としてはこれが個人的には少々苦手。でも「鴨ねぎ」の白ねぎは妙な臭みが一切ない反面、焼きねぎらしい甘みは存分に堪能出来て悪くありません。それでも青ネギをたっぷり目に添えてしまいますが(苦笑)。

 なお「新鴨ねぎうどん」は3月中旬まで発売予定。

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2022.01.30

チキン・コルドンブルー@松のや

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 松のやが2022年1月26日より期間限定発売中の「チキン・コルドンブルー(750円)」を試食。名馬エルコンドルパサーとゴロが似ているので「チキン・コンドルブルー」とついつい言ってしまいそうですが(苦笑)。
 
 「チキン・コルドンブルー」は「松のや世界紀行」の第3弾という位置づけ。第1弾は昨年7月に売り出した「エスカベッシュ風アジフライ定食」、第2弾は10月に売り出した「チキンキエフ定食」でした。もともと松屋が先鞭をつけていた「世界紀行」シリーズ。松屋ではすっかりご無沙汰になってしまいましたが、グループとしては忘れてないよ!ということなのかも。

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 「チキン・コルドンブルー」はフランスの家庭料理で、「チーズをハムで巻き、さらに薄く叩いた鶏の胸肉で巻いて揚げたカツレツ」「柔らかい鶏肉の中から旨味たっぷりのハムと、とろ~りチーズが溢れ出し、たまらない美味しさ。お肉にチーズにハムの黄金の組み合わせに、肉と野菜の旨味がつまった松のや特製本格ソースは相性抜群」というのが松のやのウリ文句。
 
 ウリ文句からもある程度想像がつきますが、まるでミルフィーユみたいな、いやそれ以上に柔らかくてふわふわした食感なのが最大の特徴。
 
 また「特製本格ソース」がまるで味噌だれのようなルックスでカツレツにべっとりかかっていますが、これが見た目に反してあまり味が濃くなく、カツレツの旨味を上手く引き出しています。

 チーズは場所によって厚みにかなりムラがあって、端っこのほうはほとんどチームの味がせず、真ん中あたりはやたらチーズが自己主張。個人的にはご飯のおかずとしてチーズというか乳製品全般があまり好きではないので、アクセント程度で構わないのですが・・・
 
 また配膳されて「チキン・コルドンブルー」は思っていたより小さいことにびっくり!! 「かつや」の合い盛りシリーズに慣れ過ぎたせいかもしれませんし、皿がでかすぎるのかもしれませんが、千切りキャベツが占める面積の方が大きいっちゅーのはどうなんだろう? ごはん大だと計画的に食べないと間違いなくご飯が余ります。
 
 とはいえトータルでは「チキン・コルドンブルー」は当たりのほうでしょう。

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2022.01.29

宗@西早稲田 ~ 金色塩らぁめん

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 JR高田馬場駅から早稲田通りを東へ。馬場口交差点角に立地。先客1、後客ゼロ。この界隈では老舗ですが、なんとほぼ13年ぶりの再訪。

 店内の券売機ボタンを見て「当店名物」とある「金色塩らぁめん(850円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に「熟成塩濃厚」「至福の旨辛麺」「つけ麺」など。また数量限定で週替わり麺を出しており、往訪時は「濃厚煮干しらぁ麺」でした。
 
 店内はL字型カウンター8席と店奥に縦長カウンター3席。卓上には特製うめ酢とミル入りホワイトペッパー。外観は相変わらず垢抜けていますが、さすがに中はかなり年季が入った模様。また個人的には椅子が低すぎて少々食べにくくて難儀。丼がつば広型なのも食べにくさに拍車をかけている気も。

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 スープは鶏ベースの魚介混じりといったところでしょうか。塩がいたずらに自己主張しないのが何より嬉しく、あっさり目のスープの旨味を心行くまで堪能できます。

 麺は中細緩い縮れ入り。つるつるした口当たりで、スープとの相性、絡み具合とも文句なし。

 やや厚め・堅めで適度に脂の乗った炙りチャーシューは洋食屋で出てきても何らおかしくないほどの美味さ。具は他に水菜、刻みネギ、糸唐辛子、穂先メンマ。

 卓上の特製うめ酢を入れると、わずかに残っていた塩ダレの尖りが完全に解消されて、一段と飲みやすくなりました。
 
 次はさほど間を開けずに再訪したいものです。

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2022.01.28

マイカリー食堂@蕨 ~ 煮込みビーフカレー

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 松屋系列のカレー専門店「マイカリー食堂」が2022年1月25日より「マイカリー食堂100店舗達成記念フェア」と称して、「ロースかつカレー」をはじめ、人気定番メニュー「バターチキンカレー」「煮込みビーフカレー」を期間限定500円で販売中と聞いて7ケ月ぶりに蕨店を往訪。
 
 注文したのは3品の中で圧倒的に値下げ幅がでかい「煮込みビーフカレー(通常750円→500円)」を大盛(+100円)で。かつて試食した「欧風煮込み牛すじカレー」が結構気に入ったので、それと同じ「欧風カレー」ならハズレはなかろうとも思いましたし。
 
 松屋のカレーと違ってマイカリー食堂はデフォルトで味噌汁がつかない反面、辛さがマイルドから4辛までの5段階で選べるのはカレー専門店らしいところで、今回は「2辛(辛口)」にしてみました。

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 「欧風煮込み牛すじカレー」では「14種類の香辛料と赤ワインを使用しマイルドで上品に仕上げた欧風カレー」というのがマイカリー食堂のウリ文句でしたが、牛すじがないのはともかくカレー自体は「煮込みビーフカレー」も同じかな? 粘度が高く、ひらすら旨味とコクで押しまくるカレーです。この感じだとあまり辛くすると旨味が損なわれるので個人的には「2辛」くらいで最適。

 そして何より嬉しいのが牛肉が筋状にほぐされてカレールーの中に溶け込んでしまうのではなく、はっきりと大きなサイコロ状、角煮然とした形でカレーの中に鎮座ましましていること!!じゃがいもやニンジンも大きめにカットしてゴロゴロ感の演出に一役。松屋なら間違いなく「ごろごろ煮込みビーフカレー」という商品名にしたのではないかと思えるくらい。でもマイカリー食堂はカレー専門店なのでその辺ちょっと照れがあるのかも(苦笑)。

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2022.01.27

たけろくらーめん@高田馬場 ~ 牛塩らぁ麺

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 山手線高田馬場駅から早稲田通りを東へ10分弱。馬場口交差点の手前。先客ゼロ、後客4。
 
 店内の券売機を見て、比較的シンプルそうな「牛塩らぁ麺(800円)」を注文。大盛orライスの無料サービスをやっていたので大盛にしてもらいました。

 メニューは他に爆裂牛すじつけ麺、淡麗煮干醤油らぁ麺、焦がし煮干しらぁ麺、濃厚味噌らぁ麺、(限定)辛味噌らぁ麺など。見事に方向性がバラバラでイマイチ何がウリなのか判然とせず。

 店内はコ字型カウンター14席のみ。卓上にはホワイトペッパー、ブラックペッパー、酢、ラー油、カレースパイス。水セルフなのはともかく給水器が店の片隅に一つあるだけなのでチト面倒。

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 黄金色に輝く半透明のスープは塩ダレを控えめにしたことも手伝ってか、牛の旨味と甘みがはっきりと判り、牛らしい香りまでほのかに漂ってきます。ただ脂っ気も強めで、食べ進むと口周りが少々べたつく感じも。

 麺は並太の緩い縮れ入り。大盛だとスープとの量的バランスが崩れてしまい、丼の中でやや玉になりがちですが、スープの絡みが悪くなるほどではないのでぎりぎりセーフかな。やや硬めのゆで加減なのに加え、若干水気が少な目なのか食感がちょっとチープな気も少々。飽きて来たところでブラックペッパーを投入すると味がぐっと引き締まります。
 
 牛チャーシューはしっとりとした仕上がりですが淡白な味付けのようで、その味わいはスープにかき消されがち。他にスプラウト、刻み青ネギ。

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2022.01.26

第一旭@神保町 ~ (京風とんこつ醤油)ラーメン

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 地下鉄神保町駅から白山通りを北へ。通りを挟んでセブンイレブンあり。京都の人気店「第一旭」が新宿に続いて神保町に店を構えたもので、出来た当初は結構な行列が出来たらしいのですが、それも一段落したのか11時開店5分前に到着したところ先客ゼロ、後客5と拍子抜け。

 店内の券売機で基本の「ラーメン(800円)」を注文。新宿店では麺の硬さを聞かれましたが、ここはそのような様子はなし。
 
 ここは「ヤキメシ」も人気で、後客はことごとく平日15時までやっている「半チャーハンセット(1100円)」を頼んでいましたが、どう考えても食い過ぎになるので自粛(^-^;
 
 店内はL字型カウンター8席。2階にテーブル席がある旨は店外に明記されていましたが、店奥の様子は不明。卓上には一味、胡椒、豆板醤、ラーメンのタレ(?)。

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 スープは豚骨ベース。脂のてかりが目立ちますが見た目ほどこってり感はなく、醤油もうるさくなくてまずまず。ただ心持ち出汁が薄い気が・・・

 麺は並太ストレートタイプ。京都のラーメンは往々にして柔らかめなのが好みではないのですが、ここはごくごく普通の仕上がりで全く問題なし。ただ十分に麺がほぐれないまま茹でたせいか、玉になっているどころか強烈な茹でムラが出来ているのには参りました。
 
 ちょっと旨味が抜けがちながら薄いばら肉チャーシューがたっぷり入っているのも第一旭の特徴。そしてその上には九条ネギ。さらに細もやしも少々。

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2022.01.25

亀ちゃん@浅草橋 ~ 黒生姜ラーメン

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 総武線浅草橋駅西口を北側へ出ると目の前。外見通り新潟タレカツ丼がウリの店ですが、長岡生姜醤油ラーメンも出していると聞いて往訪。先客ゼロ、テイクアウト客1。
 
 店内のタッチパネル式券売機で基本と思しき「黒生姜ラーメン(880円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 麺類メニューは「紫生姜つけめん」との二本立てなど。新潟タレカツ丼とのセットメニューはなく、「タレカツ丼・ミニ(480円)」を単品で別途頼むしかないようです。
 
 席は縦長カウンター8席が2本。卓上にはトンカツソース、タレカツソース、生姜酢、胡椒、七味。

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 生姜をウリにしている店らしく、スープに生姜が効いているのははっきりと判ります。適度に体が温まり、それでいて生姜にやり過ぎ感は出さず、動物系出汁の旨味をぶち壊さない程度に抑えた感じ。醤油も妙な自己主張をしないので、美味さに釣られてついついぐいぐいと飲み進んでしまいました。

 麺は中太ごく緩い縮れ入り。つるつるした口あたりで、噛み応えしっかり。スープも良く絡んで気に入りました。
 
 基本メニューの割はちょっと高いと思ったら丼にはチャーシューがたっぷり。薄いが大き目なものもあれば、いかにもチャーシューの端っこ然とした小さいが厚みがあるものもあり、サイズにかなりバラツキがあるのが面白いところ。味付けはスープと平仄を合わせたような甘辛風ですが、濃すぎないのが気に入りました。メンマは細いながらも歯応え良好。他にほうれん草、ナルト、海苔、刻みネギ。

 新潟タレカツ丼店がついでに出しているような位置づけのラーメンなので期待値は低めでしたが、その割には美味くてポジティブサプライズでした。

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2022.01.24

ヨコイ KITTE名古屋店@名古屋 ~ ミラカン

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 名古屋駅の北に続く「KITTE名古屋」の地下一階レストラン街内。これまでチャオやあんかけ太郎、パスタ・デ・ココ等で名古屋名物「あんかけスパゲティ」を試食済なものの、「1959年創業のあんかけスパゲッティの元祖」ヨコイは初めて。
 
 駅からはやや遠いので駅利用者や買い物客がここまで流れてくることはなさそうで、近隣の勤め人が主なターゲットと目されますが、人気店のようで退店時には外待ちが10人強も。
 
 ちょっと変わったメニューにチャレンジしようと思ったのですが、残念ながら往訪時はまだ年末年始モードでメニューを縮小して営業しており、やむなく人気No.1の「ミラカン(970円)」を注文。あんかけスパゲティは基本的にオッサンの食い物なのでどの店に行っても量がやたら多いのですが、ここは量が明示されておらず、1.2倍(+50円)や1.5倍(+100円)を頼んでいる方が結構いました。
 
 着席するとまず酢キャベツ&ポテトサラダが出てきました。店はやや手狭な上に、意外にもテーブル席主体。客はオッサンだらけなので本来回転は良さそうなものですが、テーブルの片付けが追いつかずに外待ち客が出来ているみたいで・・・

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 ミラカンは見た目通りウインナー、ハム、オニオン、ベーコン、ピーマン 、マッシュルームなどの炒め物まみれで、概して脂っこいのが特徴ですが、ここはその中ではしつこくないほうだと思いました。また他店ではトマトやコーンが入っていることがありますが、ここはそれらがない代わりにハムが少々多めかも。最大の特徴は他店よりコショウがややきつめなことかな?
 
 麺はやや太めで、炒めたせいか心持ち硬め。これは他店と大差なし。

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2022.01.23

福味 KITTE店@東京 ~ 中華そば

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 東京駅丸の内南口の正面、KITTEのB1Fにある「ラーメン激戦区」の一角。松戸富田麺絆、阿吽、ど・みそが並んでいます。先客2、後客ゼロ。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「中華そば(820円)」を注文。
 
 メニューは他に塩ラーメン、鶏白湯ラーメン、辛白湯ラーメン、つけ麺、塩つけ麺、さらにKITTE限定で特製白醤油とりそば、丸の内自慢ラーメン、牛郎まぜそばなど。
 
 店内は8人掛けの島式カウンターが4セット。八重洲の「ラーメンストリート」と違って東京駅の利用客が流れ込んでくるような立地ではなく、近隣のサラリーマン相手と割り切っているのかも。卓上にはブラックペッパー、醤油、酢、ラー油。

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 スープは信玄丸鶏の鶏ガラを使っているそうですが、残念ながら出汁が些か弱くて「下総醤油に昆布だしをブレンド」したとされる醤油だれがやや正面に出ている感じ。しかも「醤油飲ませる系」と言えるほど醤油だれに個性なり癖なりがある訳でもないので、表面の香味油がやたら目立つ感じに。
 
 麺は中細ストレートタイプ。表面の油も手伝ってか、実につるつると啜り心地が良くて気に入りました。

 チャーシューは「じっくり低温で焼き上げたしっとり鶏チャーシューと、旨みがギュッと凝縮した特製焼豚」の2種類。共に文句なしの出来。特に鶏は秀逸の出来。他にメンマ、刻み青ネギ。

 総じてスープだけがちょっと残念かな。夕方の暇な時間帯とはいえ、隣の松戸富田より明らかに客入りが悪いのも納得。

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2022.01.22

柚子香る白菜ちゃんぽん@リンガーハット

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 リンガーハットから2022年1月14日より期間限定&店舗限定で発売中の「柚子香る白菜ちゃんぽん(890円)」を試食。アリオやイオンなどのフードコート店舗では扱っていないので、久しぶりに川口末広店まで出かけてみました。
 
 「旬の国産白菜をたっぷり召し上がっていただくため、160g使用しています。芯はしっかり炊くことで柔らかい食感に、葉はさっと火を通してシャキシャキとした食感に、それぞれの食感を楽しんでいただけるよう仕上げています。」というのがリンガーハットのウリ文句。フードコート店では火力が弱くて白菜を上手く調理できないのかも。

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 で、そのウリ文句通り丼には白菜がたっぷり!! ここまで量が多いと他の具との量的パランスが完全に崩れて終始白菜の山と闘っているような塩梅になってしまう、あんまりちゃんぽんという感じがしません。注文しておいて言うのも何ですが(苦笑)。
 
 また柚子皮が多めに添えられていて柚子の香りが結構強いのは良いのですが、うっかり口に含んでしまうと苦くてうげっーー。

 「柚子香る白菜ちゃんぽん」のユニークなのはスープに鶏ガラの旨味が凝縮された鶏白湯スープを使用していること。昨年12月に発売した「鶏白湯の濃厚ちゃんぽん」に相当手応えがあったのかな? 確かに白菜に合わせるならより癖がない鶏白湯のほうがいいかも。


 自社京都工場特製の昆布と鰹の旨味がきいた「だし酢」が別添えで付いてきます。途中でこれを入れると一段とあっさりした味わいになり非常に面白いのですが、全部入れてしまうと酢が少々うるさくなる嫌いがあるのでちびちび加えながら落としどころを探るのが吉。
 
 悪くはないのですが、今年の白菜は激安なだけに通常の長崎ちゃんぽんより240円も高いのはなんだかなぁという気も少々。

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むらじ@祇園四条 ~ 鶏白湯塩ラーメン

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 京阪電車祇園四条駅から四条通を東へ。「切通し」という小路を北へ。婚礼写真の撮影に勤しむカップルだらけの有名撮影スポット「巽橋」の手前。11時半の開店10分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店までに後客3。退店時には中待ち3人、外待ち4人となかなかの人気店の模様。

 券売機はなく、メニューを見て店イチ押しっぽい「鷄白湯塩ラーメン(913円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。

 メニューは他に鶏白湯醤油ラーメン、つけ麺、さらに鶏白湯檸檬ラーメンという変わり種も。

 一階が厨房、二階が客室という造りになっていて、客室には大きな8人テーブルが2つだけ。しかも中央にでんと造花が据えられていますが、必然的にテーブル席での相席とならざるを得ないのがコロナ禍では辛いところ。客席に案内する人数を絞り、客同士の間隔を大きく空けて座らせることで対応していましたが・・・ 卓上には七味と魚粉。

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 「鶏ガラをはじめとした国産の厳選素材をふんだんに使い、女性店主の手でじっくりと煮込むこと丸一日。濃厚でありながらも後味すっきり、女性にも人気のヘルシーな鶏白湯スープを丁寧に仕上げています」というのがウリ文句のスープはとろみ強め。全然鶏くさくないのに鶏白湯らしく鶏の旨味がぎっしり。塩ダレが妙に自己主張しないのも気に入りました。ただ終盤はちょっと飽きが来やすいかなぁ。味変アイテムが七味しかないのがちょっと残念。

 麺は中細ストレートでわずかにざらつきのある食感。麺に対してスープがちょっと少ないせいか、よく混ぜてから食べないと最初は絡みがイマイチ。でも食べ進むにつれてその難点は気にならなくなりました。

 上に乗っているのはごぼうの素揚げ。見た目と違って油臭くないのが良いところ。鶏チャーシューは淡白な味わい。他にメンマ、白髪ネギ、刻み青ネギ。

 店のデザインもラーメン自体も女性客を強く意識したような造りでそれ自体は悪くないのですが、お値段はどう見ても観光地価格です(苦笑)。

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2022.01.21

京都銀閣寺 ますたにラーメン 室町店@新日本橋 ~ (背脂鶏ガラ)ラーメン

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 総武線新日本橋駅を出て中央通りを北へ。神田駅南口からも至近距離。かつて「たかくら」や「みちお食堂」があったところ。言うまでもなく「京都銀閣寺 ますたにラーメン 日本橋本店」の支店です。ほぼ1年ぶりの再訪。先客3、後客10人程度。
 
 店外の券売機で基本と思しき「ラーメン(830円)」を注文。食券を渡すと麺の固さ・背脂の量・辛味の量を聞かれたので「麺硬め」のみ指定。また無料サービスのご飯の要否も聞かれたので「半盛」でお願いしました。ご飯は大盛、並盛、半盛、小盛から指定できます。

 メニューは他にチャーシュー麺、辛みそラーメン、つけそば、肉つけそば等。

 店内は厨房前に横長カウンター7席、壁に向かったカウンター7席。さらに店奥にもカウンター席がある模様。卓上には醤油、ラー油、ラーメンタレ、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、酢、にんにく、特製一味。

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 店のウンチクには 「当店のスープは三層のスープになっており、上層は甘味がありマイルド、中層はさっぱり醤油味、最後にピリっと辛いアクセントがあります」とあり、昔はその味の変化が楽しめたような記憶がありますが、もうすっかりその辺はアバウトというかあいまいになってしまったのかな? 

 また細かい背脂が目立つ見た目と違って味わいはあまり脂っぽくありません。ただ背脂層&さっぱり目の鶏がらベース醤油味のままだと少々物足りないので、卓上にあるペースト状の特製一味を投入。昔はデフォルトでも底の辛味がそれなりに効いていたような気が・・・

 麺は中細ストレート麺。心持ち口当たりがわずかにざらざらしています。硬めで注文したはずですが、せいぜい並堅程度。でもスープとの相性を考えればこんなものでしょうか。

 具はペラペラのチャーシューが数枚と多めの九条ネギ、メンマ。具が多い訳ではなく、スープもご飯を欲するタイプではないのに無料サービスのご飯の量が案外多いのは相変わらずで、半盛でも小さめのお茶碗一杯で出てきます。

 神田駅周辺ならともかく、室町界隈は近在のサラリーマンが気軽に昼飯に使えるラーメン屋が意外に少なく、本格的なラーメン好きはさておき、「さくっと飯でも食って帰るか?」といった程度のニーズを捉えるには十分なクォリティーを維持しているこの店が早い時間帯から繁盛しているのも納得。

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2022.01.20

味噌屋八郎商店@新宿 ~ 味噌らーめん

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 新宿駅西口から小滝橋通りを北へ。「新宿都税事務所」交差点そば。隣に「ラーメン二郎」あり。「なんつっ亭」グループの店は閉店が相次いですっかり寂しくなってしまいましたが、この店はなぜか長続きしています。ほぼ3年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客6。

 久しぶりなのでオーソドックスに「味噌らーめん(800円)」を注文。普通盛(150g)・大盛(225g)同料金なので大盛にしてもらいました。

 メニューは他に辛味噌、トマト味噌、カレー味噌、味噌つけ麺等と特に変化なし。

 店内はL字型カウンター9席(感染症対策で従前の12席から減らした模様)。卓上には一味、ブラックペッパー、酢、醤油、ラー油、おろしニンニク。水はなぜか小さめのヤカン入り。

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 スープに黒々としたマー油が浮かんでいるのが特徴ですが、味噌という強烈な個性の前にその存在はやや霞みがちで、特にその香りはかき消された格好。味噌自体は若干辛目。しかし炒め物のもやしからちょっと水が出ているのか、背脂すら浮いているスープは見た目ほど脂っぽくは感じませんでした。もっとも麺を食べ終わってスープを飲むと否応なしに非常に脂っこいことに気づかされます。
 
 麺は太麺ストレートタイプ。しかもやや硬めの仕上がりで相当噛み応えがありました。超こってりスープに合わせたつもりなのでしょう。

 炒め物はもやしだけのようで玉ねぎやニラ、キャベツ等は確認できず。チャーシューは厚みがあるものの、若干パサつき気味で旨味も抜けかかっているような・・・ 他に刻み青ネギ。

 クォリティー的には可もなく不可もなしといった感じですが、このエリアの味噌ラーメンとしては今や安いほうになり、「安めでそこそこ美味くてお腹一杯になる」という意味でのコスパは良好。これが激戦区で長続きしている理由なのかも。

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2022.01.19

万代そば@新潟 ~ カレーライス

 改装された新潟・万代バスセンターの一角にある「万代そば」をほぼ3年ぶりに再訪。場所は改装前と変わっていませんが、隣に「ラーチャン家」が出来ていました。

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 往訪したには10時過ぎと昼飯には早すぎる時間帯でしたが、そんな時でもこの店はやたら混んでいて券売機の前には5~6人の行列。中にはお土産用のレトルトカレーを買っていたり、それどころか鍋持参でルーだけ買う人も。早速「カレーライス・並(480円)」を注文。

 屋号は「万代そば」なのにそばだけを頼んでいる人なんて見かけたことがなく、全員がカレーを注文しているのがこの店の最大の特徴。たまに「半そば+カレー」「そば+ミニカレー」を食べている人もいて、一応この店はそばも出していることが確認できます。

 立ち食いスタイルのこの店。以前はバス乗り場に椅子があって、そこでカレーを食べている人も見かけましたが、バスセンター改装に伴って椅子が撤去されたようで完全立ち食いになってしまいました。

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 カレーはとにかく真っ黄色な上にとろみが強く、大昔の学食とかゲレンデのボロい食堂とかで出てきそうないかにも「昭和」なルックス。予め福神漬けが多めに添えられて出てきます。具も玉ねぎ主体に豚肉が少々といたってシンプル。

 辛さはもっぱらカレー粉由来で超シンプルなのに旨味が実にしっかりしています。この場所で、この値段なのに妙に味に深みがある。首都圏の駅構内・周辺のスタンド形式の店で出てくる、ただ辛いだけで実に味わいが薄っぺらいカレーとは格段の差。

 また辛さもそれなりにあって、個人的には水がないとちょっと食べづらい感じ。それも食べてから後を引くのではなく、食べている最中からそこそこ辛く感じました。なお「並」でも量が多め。

 地元の方に圧倒的に支持されているのも納得の逸品です。

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2022.01.18

遊@西川口 ~ 本日ランチ(中華そば正油+肉ニラ飯)

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 西川口駅西口からドンキホーテのある交差点を右折。ソープ街も尽きて少々寂しくなった通りの一角に店を構えています。西川口駅が最寄ですが住所は蕨市内。ほぼ1年半ぶりの再訪。先客2、後客4。
 
 いつの間にやら「本日ランチ」というのを始めていて、中華そば(正油or塩)+ 肉ニラ飯or麺大盛&肉増しor玉子かけ飯or冷し煮干しかけそば のセットが800円と結構割安な感じがしたので、「中華そば醤油+肉ニラ飯」でお願いしました。
 
 メニューは相変わらず「煮干しそば」「肉煮干しそば」「背脂煮干醤油らーめん」「煮干しつけそば」「濃厚煮干そば」「動物ゼロ煮干そば」「煮干しまぜそば」と煮干し系がずらり。

 店内はL字型カウンターが9席のみ。あまり愛想がよくない以前店主一人で切り盛り。店内には煮干しの香りがほんのり漂っていますが、カウンターと厨房の間の仕切りが万里の長城のように聳え立っているので、厨房の中の様子は窺えず。麦茶セルフ。卓上にはホワイトペッパー、ブラックペッパー、一味、ごましお。

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 「中華そば正油」は端的に言えば「煮干しそば」のほとんど具がないバーションなのかも?と思ったのですが、ほとんど煮干しを感じさせないレベルの超あっさり、すっきりした出来。それでいて物足りなさはなく、じんわりと旨味が伝わってきます。
 
 麺は細目の緩いい縮れ入り。あっさりスープが良く絡みますが、具が極小のばら肉チャーシューと刻みネギ、海苔しかないとさすがに寂しいので途中でブラックペッパーでアクセントをつけてみました。

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 「肉ニラ飯」は味噌味で台湾ラーメンのような辛味成分は全くなく、完全に和風。中華そばとケンカしないようにとの配慮でしょう。ご飯は小さめの丼一杯分とそこそこ量がありますが、辛味もやしやきゅうりのキューちゃんも付いてくるのでおかずには困りません。
 そこそこ美味くてお腹一杯になるという点では悪くない選択だと思います。

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2022.01.17

みかほ@志村坂上 ~ 醤油らぁめん

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 都営三田線志村坂上駅から小豆沢通りを東へ。板橋中央病院の南裏辺りに立地。住宅地の中にポツンとあるので駅近の割には判り辛いかも。先客ゼロ、後客6。
 
 店内の券売機ボタン先頭の「醤油らぁめん(750円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に味噌らぁめん、油そば、台湾まぜそばなど。
 
 店内はL字型カウンター7席と壁際にカウンター3席。卓上には酢、ミックスペッパー、おろしニンニク。水セルフ。

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 スープは鶏ガラ&げんこつがベース。広い意味では昔流行りの背脂豚骨醤油の範疇に入る感じですが、自家製マー油でパンチというかホロ苦さを加えて個性を出しています。しょっぱいというほどではありませんが、ちょっとかえしがうるさくて飲み進む気にはならず。またデフォルトでわずかに胡椒を効かせているのも却って邪魔。紫玉ねぎのみじん切りをたっぷり添えて箸休めに。

 麺は中太ほぼストレートタイプ。つるつるもっちりとした食感でスープには良く合っています。
 
 チャーシューは柔らか仕上げながらも意外に厚みがあってまずまず。他にメンマ、海苔、味付玉子半個、ほうれん草。

 近隣の方の普段使いに徹した店のようです。

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2022.01.16

生姜焼きとり定食@からやま

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 「からやま」が2022年1月14日より期間限定で販売中の「生姜焼きとり定食(690円+税=759円)」を試食。

 からやまは会計時に「かつや」と同様「100円割引券」をもらえますが、「かつや」と違って毎月新商品が出るわけはなく、また新商品が出たところで往々にして全く食指が伸びないものだったりするので、「割引券消化のために再訪→また割引券をもらう→割引券消化のために再訪」という「悪魔のサイクル」に嵌ることはなく、そうこうしているうちに割引券は期限切れになるのが通例で、今回もその例に漏れず(つД`)

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 からやまは唐揚げがウリものですが、レギュラーメニューに「やきとり定食」もあるんですな。今回発売の「「生姜焼きとり定食」がそれとどの程度違うのか気になりますが、とにかく配膳時の生姜の香りが強烈!! 当然ながら食べ始めは生姜の味わいが全面支配し、「身体の中からポカポカしてくる冬に嬉しいメニュー」とからやまが豪語するのも納得。
 
 ただタレが半ば「つゆだく」状態なのが気になりました。生姜まみれ、タレまみれで単体では淡白すぎる焼鳥をなんとか誤魔化しているだけという、残念な松屋の鶏系定食と同じ道を歩んでいるような・・・やっぱ「からやま」は最もシンプルな唐揚げが一番美味いような・・・
 
 なおからやま自慢の「大判焼きとり」はかなりボリュームがあるように見えますが、焼きとりの下に玉ねぎがたっぷり敷かれていて焼きとりだらけという訳ではありません。多めに添えられた千切りキャベツと相まって胃もたれせずに済むのは良いところですが。

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しいはし食堂@千住大橋 ~ アジと帆立のフライ定食

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 北千住の南はずれ、京成千住大橋駅近くにある「千住の魚河岸」足立市場へ行ってみました。築地場外と比べるとはるかに小規模ですが、市場に隣接しながらも一般人も利用可能な食堂(といっても朝早くから店を開け、昼過ぎには閉めるようなので基本的には市場関係者向け)が6軒ばかり軒を連ねています。

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 往訪したのは中ほどにある「しいはし食堂」。先客3、後客7。

 刺身あり、海鮮系の丼ものあり、各種フライあり、煮魚あり、焼魚ありと海鮮ものの定食メニューが豊富に用意されていて目移りしてしまいましたが、無難そうな「アジと帆立のフライ定食(1200円)」を注文。ご飯大盛無料サービスあり。
 
 店は4人卓×3にカウンターが4席と意外に小さめ。若夫婦で切り盛りしている様子。

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 アジフライが2尾にホタテフライが3個。さらに昆布の佃煮と御漬物、アオサの味噌汁といった構成。ホタテはいかにも首都圏サイズでかなり小さめ。正直川口や赤羽辺りの定食屋よりも安くもないのですが、さすがに魚のクォリティーは段違い!! アジのふっくら感、ホタテの弾力性、そして噛みしめた時の旨味はさすが市場隣接の店だけのことはあって大満足。

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2022.01.15

豚生姜焼き丼@吉野家

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 吉野家が2022年1月7日より販売中の「豚生姜焼き丼(511円)」を試食。「豚生姜焼き」をスキレットで提供する「豚生姜焼き定食」も同時発売。定食はご飯、みそ汁、ミニサラダ付き。

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 「豚生姜焼きは特製たれとトッピングの両方に生姜を使いました。醤油と生姜のスッキリとしたうまさが引き立つ特製たれを、豚肉と玉ねぎに絡めながら焼き上げた豚生姜焼きを丼のご飯の上に盛り付けて、仕上げにおろし生姜と白髪葱を添えて提供します。おろし生姜や白髪葱を適宜お好みの量をつまみながら、豚生姜焼きをお召し上がりください。」というのが吉野家のウリ文句。
 
 ウリ文句の通り、豚生姜焼き丼は単に従来からある「豚丼」に生姜を添えたものではなく、生姜に特製たれを合わせたものなので豚丼とは味わいはかなり違います。汁気はほとんどなく、しかも生姜が思いのほかがっつり効いているのは大いに結構なのですが、特製たれは個人的な好みよりはちょっと辛いというかしょっぱいかなあ。まぁ甘いたれに生姜は合わないでしょうから、辛いほうへベクトルを振ったのかもしれませんが。

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悠@三越前 ~ らぁめん

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 銀座線三越前駅を出て、中央通り「室町2丁目」交差点を東へ。店はさらにその通りを南へ折れた超狭い小路にあって非常に判りづらく、何かのついでに通りかかりそうなところではありません。神田駅の南にあった店が移転したと聞いて約1年ぶりに再訪。先客2、後客1。屋号は「はるか」と読みます。

 店内の券売機ボタンを見て「らぁめん(860円)」を注文。前回往訪時から10円値上げ。細麺or中太麺を聞かれたので中太麺で。さらに中盛無料サービスをやっているので中盛でお願いしました。

 メニューは他に「ざるらぁめん」や「納豆らぁめん」など。また往訪時には数量限定で「煮干らぁめん」「煮干つけめん」を出していました。

 店内は少々屈曲したくの字型カウンター11席。2Fへの階段が見えましたが2Fには単にトイレがあるだけなのかな?卓上には胡椒、醤油、ラー油。

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 大きめの丼にスープたっぷりで登場。鶏ガラベースのスープは総じてあっさり、すっきりした味わい。以前は若干醤油が正面に出た感じもしましたが、今回はその辺のバランスもぐっと改善された模様。そしてこの手のラーメンにはなぜか胡椒がよく合います。

 麺は平打ちっぽい並太麺で、いかにも水気の多そうなつるつる、もっちりした食感。スープはさっと絡む程度ですが、とにかくここの麺は文句なし。若干柔らかめの仕上がりですが、下手に硬めにするとスープに対して明らかに強すぎるのでその辺のバランスが難しいところ。

 全体が優しい味わいなのに豚肩ロースのチャーシューは意外に厚め、かつ程よく脂が差して食べ応え十分。他に太くてシャキシャキ感の強い小松菜、ナルト、メンマ、刻みネギ、海苔。

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2022.01.14

東京餃子軒@川口 ~ ランチセット:ギョーザ&唐揚げ

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 川口駅東口の正面に建つ「CASTY」の1F。但し店は駅から見るとビルの裏側にあるので案外見落としやすいかも。
 
 いかにもチェーン店然とした外観&内装どおり「ケンコーホールディングス」がいろんなブランドで手掛けて中華料理店の一つのようですが、店員は全員中華系。店内は大声で中国語が飛び交っており、その辺は川口にありがちな「ガチすぎる中華料理屋」と大差ありません(苦笑)。
 
 卓上のランチメニューを見ると、ギョーザと何かを組み合わせたものだらけで、なぜか一番シンプルな「餃子定食」がありません。やむを得ずランチセットで一番安い「ギョーザ&唐揚げ(759円)」を注文。ライス・スープ・漬物付き。
 
 店内はテーブル席主体で、超駅近の店の割にはかなりゆったりしているせいか、客はお年寄りが目立ちました。

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 先に羽根が目立つギョーザだけ登場。ビールのつまみじゃあるまいし、ギョーザだけ出てきてもなぁ・・・卓上に餃子のタレはなく、各自で醤油&酢&ラー油でタレを調合。飴はたっぷり入っていてパンパンに膨らんでいるのは嬉しいのですが、ジューシーさはあまり感じられず。飴もよく言えば野菜と肉のバランスが良い、悪く言えばあっさりでもなく肉肉しい訳でもなくなんだか中途半端。あと皮がやや厚めな気がしました。この出来だと個人的には「餃子の王将」や「ぎょうざの満洲」には遠く及ばないかと・・・
 

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 後から出てきた唐揚げは予想をはるかに上回るボリューム!! そして正直ギョーザより唐揚げのほうが出来が良いような・・・でもこちらも皮がやや硬いようで、終盤は結構な歯応えが(苦笑)。
 
 ご飯はおかわり1回無料だそうですが、最初から大きめの茶碗で出てくるので個人的にはおかわりの必要は全くなし。
 
 注文した「ギョーザ&唐揚げ」はともかく、それ以外のランチセットは全然安くないのもの難点。川口でこのクォリティーでこの値段ではしんどいことを店も判っているようで、帰りしなに川口店限定の「200円割引券」を配っていました。まぁそうなるでしょうなぁ・・・

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やぶ屋食堂 エスカ店@名古屋 ~ 味噌とんちゃん定食

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 味噌とんちゃんが名物の居酒屋を名古屋で幅広く展開している「やぶやグループ」が名古屋駅に隣接した地下街「エスカ」に定食中心の店を出したと聞いて早速往訪。エスカの北端、「矢場とん」の並びにあります。先客・後客ともゼロ。
 
 注文したのはランチタイムで提供されているライス・赤だし・小鉢・漬物付きの「味噌とんちゃん定食(1000円)」。
 
 他に平日のランチタイムの定食メニューとして「塩とんちゃん定食」「知多牛ハンバーグ定食」「知多牛味噌プルコギ定食」「知多塩プルコギ定食」「豚キムチ定食」「キム玉チーズ定食」を用意。
 
 このエリアの飲食店の中では小さいほうで、店内はL字型カウンター4席、窓際カウンター3席、4人卓×3といったところ。卓上の醤油、ニンニクはともかく「コチカル」と大書されたものが謎でしたが、何のことはない一味唐辛子でした。

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 「とんちゃん」とは豚のホルモン焼き。居酒屋で出しているのは七輪で焼いたものだそうですが、ここでは鉄板で焼いたものを提供。鉄板で焼くと蒸し焼きのようになりしっとりとした仕上がりになって、ご飯には鉄板焼きの方が合うんだとか。でも豚ホルモンに絡めるのは良くも悪くも何を食べても同じ味になってしまうあの名古屋独特の甘目の味噌(苦笑)。でも不思議と飽きないんだよなぁ、あの味噌味。もちろん卓上の「コチカル」や生ニンニクで変化をつけるのも良し。
 
 「味噌とんちゃん定食」はまずまずでしたが、気になったのはエスカ全体に活気がないこと。もちろん出張族の利用が多い立地ゆえコロナ禍の影響もあるでしょうが、名古屋駅構内や隣接する巨大ビルに飲食店がアホほど出来たので、古いエスカが相対的に地盤沈下しているのかも。

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2022.01.13

あんかけ太郎 名駅サンロード店@名古屋 ~ ミラカン

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 名古屋駅の古い地下街。名鉄バスセンターのほうへ向かって伸びる「サンロード」の端っこに立地。名古屋名物「あんかけスパゲティ」のチェーン店で、以前伏見駅近くの長者町店に行ったことがありますが、名駅サンロード店は初めて。

 この店でびっくりしたのは会計がセルフなどころか、発注も店内のQRコード化されたメニューをスマホで読み取って行うという徹底した省力化を図っていること。もちろん初めててまごつく客もいるので店員が説明してくれますが、人手不足も極まっているのか終始テンパリ気味で超早口なのが難儀。
 
 またメニューを電子化してしまうと一覧性に難があるせいか、一応卓上にメニューも置いてあります。あんかけ太郎はやたらメニューが多く、大別して「あんかけスパゲティー」以外にも「インディアン」と「焼きスパ」というカテゴリーがあり、前2者について野菜ベース/ウインナーベース/卵ベース/揚げ物ベースとカテゴライズされたトッピングの違う各メニューが選べる感じ。
 
 今回は無難な「ミラカン」を注文。量もあんかけスパゲティは基本的にオッサンの食い物なのでどの店に行っても量がやたら多く、400gの「レギュラー(960円)」で十分。一応S(250g)からM(1000g)まで選べます。

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 ミラカンは見た目通りウインナー、オニオン、ベーコン、ピーマン 、マッシュルーム、トウモロコシ、トマトなどの炒め物まみれで、脂っこいのが特徴。以前「チャオ」で食べた時はちょっとだけ混じっている生トマトがアクセントというにはちょっと個性が強すぎるという印象を受けましたが、ここはその弊を免れていました。
 
 麺はやや太めで、炒めたせいか心持ち硬め。店の能書きによると「あんかけスパの大きな特徴は極太2.2㎜のスパゲッティを茹で置きし、それをラードにくぐらせるという点です。特に太郎の麺はコシのある茹で方をしますのでモッチモチで噛み応えがありスパゲッティ本来の旨味とラードとの相性が抜群」とのこと。

 そしてその上にソースがたっぷり。大量の野菜とトマトソースから作られているんだとか。「あんかけ」と称してはいますが、ソースは甘いわけではなく、トマトの酸味からも程遠い。スパイスもあんまり強くはない。名古屋らしくやたら味が濃いわけでもない。オリジナリティー抜群だが、かといって際立った個性があるわけでもないというなんとも微妙な存在ですが飽きはが来ないのは確か。それゆえ、オッサン達がわらわら引き寄せられるのでしょう。

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西 大伍選手 契約満了

・昨日(1/12)西 大伍選手の契約満了が公式発表されました。

・西の移籍は出所不明の噂話こそ昨年末から燻っていたもののスポーツ紙等では全く表面化しなかったので2022シーズンも浦和にいるものと思っていたところ、昨朝になって急遽”機関紙”スポニチや報知から一斉に「契約満了に伴い昨季限りで退団」と報じられました。

・報道によると西は昨年末から移籍先を探してきたものの依然去就は未定。浦和は西の去就が決まってから契約満了を発表する腹だったと思われますが、残念ながら昨日は浦和の新体制発表日。新背番号に西の名前がないことは隠せないので、時間切れで各紙に情報をリリースしたものと思われます。

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・西は昨冬のオフにヴィッセル神戸から完全移籍加入したばかり。当時の浦和は何せ本職の右SB/WBがおらず、本職CBの橋岡やデンを転用して凌いている状態でしたし、さらに大卒2年目の岩武は結局使い物にならずに放出したばかり。おまけに橋岡がおいおい欧州へ流出するのも視野に入っていたでしょうから、即戦力=西を補強したのは非常に理に適っていました。

・ただ西は獲得時既に33歳のベテラン。そこでJ1での実績十分な西といえども単年契約に留める辺りがいかにも西野TD流。シュータンなら景気よく複数年契約を結んでいたでしょうなぁ・・・

・で、背番号8を与えられて獲得時は大いに期待された西でしたが、残念ながら西が期待通りの働きを見せた時期はあまり長くありませんでした。

・キャンプで故障して出遅れたのがケチのつけ始めで開幕時の右SBは宇賀神に譲り、西が浦和での初出場は3月末のルヴァン杯第2節柏戦から。しかし、リーグ戦初出場となった第7節鹿島戦でいきなりアシストを記録(ハーフライン付近からの西のアーリークロスが裏抜けに成功した明本に通る形)して以降は西がついに本領を発揮しはじめました。

・西はSBとしては極めて異例なくらい動かない選手で、走行距離はいつもCBと大差ないレベル。とにかくポジション取りの巧さ、攻守ともいて欲しいところにいてナンボの選手で、SBだけれどもタッチ際に張りっぱなしではなく、絞った位置でCHであるかのようにてビルドアップを助けることもしばしば。そして本当にヤバイ時だけ全力で走る。そんな変わったSBでした。タッチ際を激走する達也は西にとって一番相性が良かったSHでしょう。

・しかしキャンプでの出遅れが祟ったのか梅雨時になると西のパフォーマンスは次第に低調なものに。内容的に惨敗を喫したアウェー大分戦では西の失態が敗戦に直結してしまいましたし、また守備強度が足りないと思われる場面も目立つようになってしまいました。


・西にとって最大の不幸は酒井の加入。酒井は西と違ってタッチ際を盛んに上下動するタイプですが、タイプの違いなんでどうでも良くなるくらい攻守両面で西とは基本性能が違いすぎ、必然的にリカは右SBにはどんなにヘロヘロであろうとも酒井を重用しつづけました。

・酒井獲得時には「西を後方からの組み立て役としてCHに転用するのでは?」という観測も流れましたが、これまた夏に獲得した平野がその役目を担うCHとして早々とフィット。このため西の出番は非常に限られたものとなり、ルヴァン杯等酒井不在時にスタメン出場する以外は終盤での途中投入だらけになってしまいました。

・西が最後の輝きを放ったのは第36節横浜M戦。終盤全然ファウルを取らなくなった佐藤主審に対して酒井が2回ブチ切れていたのに対し、その傾向を見て取った西は後ろから手をかけて相手を止め、しかも西の思惑通りイエローなんて出ない。鹿島仕込みらしい西のしたたかさには感服させられました。

・出番は減っていたとはいえ西は天皇杯決勝までベンチ入りしているので来シーズンも浦和にいてもなんら不思議はないのですが、西が出場機会を求めて早々と移籍を探り始めたのかもしれませんし、浦和フロントも高給取りのベテランをベンチ要員として抱えておけるほど懐に余裕はないのでやむなく契約満了としたのかもしれません。そして西の契約満了が既定路線となった時点で馬渡獲得に動いたと考えれば色々辻褄が合います。

・残念ながら高給取りのベテランを抱える余裕がないのはいずこも同じなのか、西の移籍は難航している模様。10月になぜか神戸在籍時の女性スキャンダル問題が暴露されたのも移籍の支障になっている可能性も無きにしも非ずですが、序盤苦労したリカが4月以降急激に勝ち点を積み上げられるようになった一因は間違いなく西の活躍でしょう。たった一年の在籍でしたが、リカルド浦和の創業期を支えた功労者として西を記憶しておきたいものです。

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2022.01.12

ヒノブタスタミナ@新越谷 ~ ヒノスタ

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 東武伊勢崎線新越谷駅西口から徒歩2分程度。駅前の「カラオケBanBan」の裏辺り。「火の豚」のリニューアルのようで、リニューアル前の名残も少々。11時半の開店15分前に到着したところ先客1。開店までに10人ほどやって来て、後続もゾロゾロ。退店時に外待ち6。客層が体格の良い若年男性だらけなので回転は良さげ。

 店内の券売機ボタン先頭は「スタミナ」でしたが、屋号に敬意を表して「ヒノスタ(900円)」を注文。辛さを聞かれたので「2辛」で注文しました。辛さは1~5の5段階ある模様。さらに配膳前に無料トッピング(きざみニンニク・きざみしょうが・味付きあぶら)の要否を聞かれたのでしょうがだけ注文。

 メニューは他にスタミナと限定商品の3本立て。限定商品はTwitterで告知されているだけのようで店内に案内なし。スタまぜ、スタつけ、スタミナフュージョン、ヒノスタ、ヒノまぜ、ヒノつけ、ヒノスタフュージョンといったボタンもありましたが、往訪時は全て×印が点灯。
 
 なお「100円券」というボタンがあって、それでトッピング等を付けている客も結構いましたが、100円券でどういうトッピングを付けられるのか、どんなオプションがあるのか店内には案内がなく、一見さんにはハードルが高い店です。

 店内は厨房を囲むL字型カウンター9席。卓上には一味とかえし(?)。店は若い兄ちゃん&姉さんの二人で切り盛り。
 
 早くから並んでいる客は「限定」狙いが多い模様。しかも「限定」のほうを先にまとめて作り出したので「ヒノスタ」グループはしばし待たされる羽目に(´・ω・`)ショボーン また並んでいる客に早くから「限定」の注文の有無を聞いて注文総数を勘定していたので、開店から1時間も持たなさそうでした。

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 若干とろみがかったスープは豚骨ベースのわかりやすい旨辛風。「辛」といっても辛さはさしたることはなく、かなりしょっぱい方向へ寄っているので全く飲む気にならず。炒め物の玉ねぎがたっぷり入っている上に背脂も少々混じっていますが、デフォルトだとそんなに脂っぽくは感じず。この辺は生姜を加えた効果があったのかも。
 
 麺は太目の平打ち縮れ麺。食べ始めはかなり硬い印象を受けましたが、すぐにスープに馴染んでゆきました。濃厚すぎるスープにはこれくらい強い麺であって当然。

 粗めに刻まれた玉ねぎは少々炒め具合にばらつきがあって、甘く仕上がっているのもあれば生に近いのもあるといった塩梅。ニラも少々。ほぐした大きなサイコロ状の豚チャーシューも多めに入っていて嬉しいのですが、スープに合わせて濃い目の煮込み加減なのはともかく、後乗せのためか冬季は冷え冷えで周囲との調和を欠いているのが残念。総じてご飯を付けるのを前提としているような味わいですが、ボリュームはご飯無しでも十分すぎるくらい。

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2022.01.11

花田 池袋本店@池袋 ~ 味噌

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 池袋東口五差路を渡って、グリーン大通りを直進。損保ジャパンのビルのある角を左に曲がってすぐ。池袋駅東口からだと徒歩5分強。ほぼ4年半ぶり再訪。開店10分前に到着したところ先客1でしたが、開店までに8名やって来て、その後もゾロゾロ。すぐに満席になり、退店時には外待ちが20名ほど。サンシャイン通り近辺では近隣の「鬼金棒」と双璧をなす人気店です。

 超久しぶりなので定番の「味噌(910円)」を注文。野菜大盛、ニンニク増しの要否を聞かれ、野菜大盛り&ニンニク増しにしてみました。さらに平日のランチタイムは小ライス無料サービスもあるので、それも追加。

 メニューは他に「辛味噌」「味噌つけめん」「辛味噌つけめん」など。

 店内はコの字型カウンター15席くらい。席間がかなり狭いため衝立は2席毎にしかなくてほとんど無意味。卓上には一味、胡椒、酢。極太麺で茹で時間がかかる上に、よく言えば作りが丁寧なので着席してから品が出てくるまでの時間が長いのも相変わらず。また炒め物の油煙が少々店内にこもり気味なのも相変わらず。

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 深めの丼で登場。野菜増しといっても二郎系にありがちな、もやしをある程度片づけないと麺に辿り着けないというほどの量ではなく、これなら野菜増しにしないと損みたいな量です。炒め物の野菜はもやしがほとんどで若干玉ねぎやニラが見受けられる程度。他に笹切りネギ、メンマ。

 スープはドロドロの超濃厚タイプで、かなり甘め。かつ脂のこってり感が強めに出ているのはこれまた相変わらず。濃すぎてスープを飲む気にはなりませんが、麺を絡める分には濃さ、しょっぱさが気にならない程度にまとまっています。

 麺は三河屋製麺の極太で断面が丸いほぼストレートタイプ。このスープにはこれしかないという相性のよさ。もっちりとした食感も嬉しいもの。もやしが良い箸休めになって全く飽きません。

 チャーシューが一枚。柔らかめで、ぐだぐだになってスープの中に崩れゆくタイプ。小ライスは他店のものと比べてもかなり小さく、台湾まぜそばの追い飯よりちょっと多い程度。ニンニク増し分は小皿で出てくるので良い味変になります。最後は一味も投入しピリ辛にしてフィニッシュ。

 スープを飲む気にならないといっても麺なりもやしなりにドロドロスープが相当量絡みつくので、自然体でも食べ終わりにはスープが相当減ってしまいます。濃すぎて体に悪い感は否めませんが、たまに食べたくなるタイプなのは確か。

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2022.01.10

むさし坊@武蔵浦和 ~ 八丁味噌らーめん

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 埼京線武蔵浦和駅の西側。図書館の北にある高層マンションの1F。1年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客9。

 今回も期間限定というかもはや冬の定番になっている「八丁味噌らーめん(900円)」を注文。通年販売の「むさし坊ラーメン」麺では太麺/細麺が選べるですが、こちらはそのようなオプションはありません。ただ麺の硬さを聞いてきたので「硬め」でお願いしました。

 期間限定メニューとして他に「辛味噌らーめん」も

 店内はL字型カウンター13席。マンションに同居した店舗にしてはびっくりするくらい天井が高いのが特徴。卓上にはミックスペッパーと塩昆布。昔は八丁味噌らーめん用に別に一味が出てきたのですが、いつの間にかなくなってしまいました。

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 名古屋名物味噌煮込みうどんを意識したような浅い土鍋で登場。土鍋効果のためか、らーめんは最後まで熱々なのが実に嬉しい。そして相変わらず思い切り八丁味噌の味わいが全面支配。味噌は「八丁味噌・信州味噌・京都の米味噌」のブレンドとのこと。香ばしさは焦がし味噌にしているところから来る模様。
 
 ベースは「むさし坊」同様鶏白湯かな? 豚骨ベースで脂コテコテで、さらにニンニクや生姜を効かせまくったような味噌ラーメンに慣れてしまうと少々物足りないかもしれませんが、個性の強い八丁味噌が特に嫌みにならず、さしてしょっぱくもないのが個人的には気に入っています。味噌らーめんには珍しいことに旨さにひかれてついついスープを飲み進んでしまいました。

 麺は平たい中太の緩い縮れ入り。前回試食時は「中細の細かい縮れ入り」で正直スープとの相性がイマイチと思ったのですが、昔の麺に戻したのかな? それはともかく「硬め」を注文したのに硬くないどころかむしろ若干柔らかめなのが不可解でした。配膳時に「硬めです」と言われなかったので、ひょっとすると「硬め」の注文が通っていなかったのかも。
 
 また「辛味噌」を注文した次客には誤って「八丁味噌」を出してしまい、作り直す始末。うーーーん、たいして混んでない時間帯に開店したばかりの店みたいなミスを連発するってどうしたんだろう???

 チャーシューは味噌漬け炙りで、適度に崩れゆく様が面白い逸品。太いきんぴらごぼうといい、もやしといい、それぞれに歯応えが楽しく、良い箸休めになります。他に刻み青ネギ、にんじん、糸唐辛子。さらに底のほうに揚げネギや揚げにんにく(?)が隠れていて、それらが自然と味変アイテムとして作用。

 遅まきながら「むさし坊」もTwitterでの情報発信を始め、予め期間限定商品の内容・発売開始日が判るようになったので、今後はさほど間を開けずに再訪したいと思います。

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2022.01.09

ラーメン東大 大道本店@徳島 ~ 徳島醤油ラーメン肉増し

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 「阿波おどり会館」近くの国道を南へ。徳島駅からだと徒歩15分くらい。約7年半ぶりの再訪。予定していた店が臨休だったためにこちらへ転進した次第。先客2、後客2。
 
 店外のタッチパネル式券売機で「徳島醤油ラーメン肉増し・中(850円)」を注文。にんにくの要否を聞かれたので「あり」で。
 
 大昔に往訪した際のメニューは「熟成とんこつ」と「搾りとんこつ」の2本立てでしたが、今は「徳島醤油」と「徳島背脂醤油」の2系統に整理したようです。
 
 店内は左右の壁沿いにカウンター5席ずつ。店中央に島式カウンター8席。卓上にはコショウ、しょうゆ、ラー油、餃子のタレ、そして無料の生卵が置いてあります。かつては店内のとんこつ臭がかなりきつかったのですが、換気が良くなったのかその点は大きく改善されていました。

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 若干とろみがかったスープは豚骨出汁が効きまくっている上にかなり甘じょっぱいのが特徴。ご飯が必須というほどではありませんが、味も濃いので飲むのは少々躊躇われるところ。でも西日本で幅広くチェーン展開している店だけあって食べ手を選ぶほど癖は強くありません。
 
 麺はやや細めのストレート麺で心持ちざらざら、ごわごわした食感。やや硬めの仕上がりで歯応えしっかり。「中」なら量的にもご飯は不要。
 
 豚バラ肉が砂糖入りのすき焼きのようにかなり甘ったるく煮込まれているのも特徴。スープ共々少々しつこいので、そこで活躍するのが卓上の無料の生卵。卵を絡めると豚バラ肉の味わいがぐっとマイルドになって食べやすくなります。ただ卵をスープに割り入れるとスープがぬるくなる弊があるので、すき焼きのように別皿があると嬉しいのですが・・・
 
 具は他に細もやし、メンマ、青ネギ。にんにくは卵とはベクトルが逆なので要らなかったかも(苦笑)。

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2022.01.08

おか泉@宇多津 ~ ひや天おろし

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 瀬戸大橋の南詰、予讃線宇多津駅の南を走る丸亀街道沿い。駅から徒歩10分強。ロードサイド店が並ぶ田舎らしい風景に溶け込んでいますが結構な有名店だそうで。往訪時はまだ11時過ぎだったにも関わらず店内はほぼ満席で、退店時には外待ちが10数人。店の裏に大きな駐車場があるので変なところから客がゾロゾロやってきます。県外のナンバーも結構見かけましたが、作業着姿や社員証ぶら下げたサラリーマン風の客もいて地元客もそれなりにいるのでしょう。
 
 外で注文を取ってから中へ案内。今回はここの名物「ひや天おろし(1000円)」を注文。
 
 店内は6人掛けの島式カウンターが2卓と4人卓×5。小上がりに4人卓×3といったところ。香川のうどん屋らしく店中央におでんが置いてあって、慣れた客はうどんが出来上がる前におでんを楽しんでいました。

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 ぶっかけ用のつゆは別容器で出てきます。最初からうどんにつゆをぶっかけてしまうと天ぷらのサクサク感が失われてしまうからなのかも。うどんの上には薬味として大根おろし、刻みネギ、生姜、白ごまが少々。つゆはやや甘め。
 
 店は「『ひや天おろし』は冷たい麺に徹底的にこだわりました。讃岐うどんの命は『なめらかなのど越し』と『弾力のある歯ごたえ』。この2つを最高に味わうには、水で締めた直後のできたての麺以外にありません。」とひや天おろしをガン推ししていますが、確かにその自信満々な口上も納得の出来。とにかく強靭なコシ!!それでいてつるつるとのど越しも良くて、いやはやこれには恐れ入りました。

 天ぷらは主役の海老が2本と脇役にさつまいも、かぼちゃ、しその葉。脇役ですがサクサクとした仕上がり。そしてそこに大きめの海老のプリプリ感が加わるのですから、もうケチのつけようがありません。良い油を使っているのか、大きな天ぷらなのに食後の胃もたれ感皆無。

 セルフのうどん屋に慣れてしまうと、フルサービス店とはいえ1000円というのはうどん屋にしては随分高く感じますが、この天ぷらならその価値は十分。天ぷら屋での食事と思えばむしろ安いくらいでしょう。

 なおこの店のすぐ近くに78番札所「郷照寺」がありますが、「水曜どうでしょう」でここに立ち寄ったのかどうか。ぱっと見サイン色紙は見当たりませんでした。

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【祝】岩尾 憲選手 徳島ヴォルティスより期限付き移籍加入

・昨日(1/7)、岩尾 憲選手の徳島ヴォルティスからの期限付き移籍加入が公表されました。

・岩尾の移籍話は12/20に報知で報じられたのが嚆矢。その後”機関紙”スポニチから12/30に「決定的となった。複数の関係者によれば、この日までに条件面などで基本合意した。」とまで報じられながら年内どころか年が明けてもなかなか公式発表されないのが不可解でしたが、おそらく33歳という年齢を考えれば非常に不思議な「期限付き移籍加入」について両チームが揉めていたものと目されます。

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・岩尾にとってリカは徳島で17年から4年間にわたって指導を受けた恩師。後方からのビルドアップに長け、広範にパスを散らせられるタイプのCHで、徳島でのリカのサッカーの要はまさに岩尾でした。

・そこでリカは昨夏に岩尾と同タイプの平野を水戸から獲得したばかり。にも関わらず、既に33歳になる岩尾を獲得するのはやや不思議ですが、来シーズンの過密日程を乗り切るにはこのタイプの選手が一枚では苦しいと考えたのかもしれません。また神戸や鹿島レベルの強度の強い相手では今の平野では少々心もとなく、ACLをも見据えて岩尾を加えたのかもしれません。

・一方岩尾も「年齢的に選手生命が長くない」という現実を踏まえて「場所もチャレンジする目的も変えた中で時間を使う」道を選んだようです。またもともと群馬県出身なので「できるだけ親の側でいたい」という意向もあったようです。

・ただ岩尾は長年にわたって徳島を支えたキャプテンであり、しかも単にチームのまとめ役ではなく、半ば以上フロント目線で「このクラブをどのようにしてサポーターや地域の皆様に支えてもらえるようにするか」というところまで気を回すレベルで「責任」を負っていた選手でした。よって徳島への恩義を踏まえて「契約再締結後の期限付き移籍」という形を取ったのかもしれません。ちょうど興梠と似たような感じですが。

・岩尾はおそらく浦和では鉄板のスタメンでもなんでもないので、「浦和でダメなら徳島へ戻ることを考えての期限付き移籍」という可能性もなくはないのですが、岩尾の徳島へのコメントを読む限りでは徳島へ戻るつもりは全くなさそう。

・徳島と違って浦和のサポーターは歴史的にも、また単に頭数的にも徳島とは段違いに面倒臭いので、岩尾にそんなところまで気を使わなくて済ませたいものです。

・これで昨年末に新聞辞令があった選手はIN&OUTとも全て公式リリース終了かな? 頭数的にもタイプのバリエーション的にもCHがやたら充実している一方、FWはどう見ても頭数すら足りないのは明白。そこを西野TDがどのように、どのタイミングで埋めてゆくのか楽しみです。

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2022.01.07

明神丸 ひろめ市場店@大橋通 ~ 鰹たたき中・生ビールセット+どろめ

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 とさでん大橋通電停から大橋通商店街を北へ。高知随一の繁華街帯屋町の西端と交わる「ひろめ市場」内。
 
 「ひろめ市場」は端的に言えば「飲み屋しかないフードコート」みたいなもので、往訪した「明神丸」は東京にも店舗展開しているわら焼き鰹たたき専門店です。とりあえず「鰹たたき中・生ビールセット(1430円)」と「本日朝とれ・数量限定」の「どろめ(480円)」を注文。
 
 なお鰹たたきは「塩」と「タレ」が選べますが明神丸のお勧めは「塩」。

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 明神丸は注文後に藁で焼き始める「焼き切り」にこだわっており、目の前で豪快に焼き上げてくれます!!「藁は火力が非常に強く、燃焼温度は約1000度まで達するため瞬時に鰹の表面をムラなく焼き上げます。しかも藁の煙や香りはより一層風味を引き立てます。」とのこと。

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 とにかくカツオが分厚い!! そして塩だと当然ながらカツオの旨味がダイレクトに楽しめます。というか、カツオ自体がかなり美味くないと成り立たない食べ方。また焦げが絶妙なアクセントに。さらにたまにあたる塩の粒々がぐぐっと旨味を加速。ちょっとだけ皿に添えてある刻み青ネギとスライスニンニクで変化をつけるのもまた良し。

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 「どろめ」とは要するにイワシの稚魚(生シラス)。皿に添えてある酢にちょんと浸けて食べましたが、カツオとケンカしないので組み合わせとしては最適。下手に揚げ物なんて付けた日には「ビールおかわり!!」になってしまいますし、この辺で大人しく切り上げるのがベストかと。

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2022.01.06

珍味堂@大橋通 ~ 四万十鶏チキンナンバン定食

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 とさでん大橋通電停から大橋通商店街を北へ。高知随一の繁華街帯屋町の西端と交わる「ひろめ市場」内。
 
 「ひろめ市場」は端的に言えば「飲み屋しかないフードコート」みたいなもので、往訪した「珍味堂」は屋号通り酒飲みのための揚げ物や惣菜、海鮮系の珍味を出している店です。もちろん各種酒類も出しています。 

 ここに来たのは先日「ケンミンショー」で紹介されていた高知固有の「チキンナンバン」の試食。食堂が本業ではない店で食べるのも何ですが(苦笑)、車がないと行きづらい店まで行くほどのこともあるまいと思ってここで妥協。早速「四万十鶏チキンナンバン定食(1000円)」を注文。「オーロラソース」と「酢だれ」が選べますが、ここはもちろんオーロラソースで。
 
 注文を受けてから揚げはじめるので出来上がりまで15分くらいかかり、番号札を渡されて近所で待機。

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 先述のように高知のチキンナンバンは、一般的なチキン南蛮(=衣をつけた鶏肉を揚げて甘酢のタレにからめ、タルタルソースをかける)と違って、ケチャップとマヨネーズで作るオーロラソースをかけるのが最大の特徴。オーロラソースにプラスアルファする調味料によって店毎に味が少々異なるんだとか。珍味堂のはかなり酸味きつめでした。

 それはともかく、チキンカツがとにかくでかい!!ご飯との量的バランスが正直かなり悪く、店のオバハンがサンプルを見せて「ハーフサイズ」をそれとなく勧めていたのも納得。でもカツの出来が相当良いのか最後まで全く胃もたれぜず、箸も止まらずに一気に完食。
 
 なお「ひろめ市場」の面白いところは下膳口がなく、食べ終わった皿などを片付けて回る係が巡回していること。たぶん酔っ払いにダラダラと居座られては困るからでしょうけど(苦笑)。

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木下康介選手、水戸ホーリーホックへ完全移籍

・昨日(1/5)、木下康介選手の水戸ホーリーホックへの完全移籍が公表されました。

・木下は昨年8月に獲得したばかり。獲得当時は直前に所属していたノルウェー1部のスターベクIFとの契約が解除され無所属で、”機関紙”スポニチからの事前報道すらない、全くのノーマークの移籍劇でしたが、出てゆく際もこれまた事前に何の報道もありませんでした。

・浦和は昨夏に武藤・杉本・武田と前目を続々放出。リカは札幌戦前の定例記者会見で「武藤選手、杉本選手、さらにヒデ(武田英寿)が出て行ったことは、後半戦はチームの層の厚さが大事だと思っていた私にとっては少し予想外でした」と語っており、これらの移籍は西野TD主導であることが伺われます。

・ただ同時にリカは「夏の移籍市場はまだ開いていますので、武藤選手や杉本選手が出ていった穴を埋める補強ができるかどうかということもあります」とも語っていて、その期待に応えたのが木下獲得だったのでしょう。年棒が高くてコスパが悪すぎる武藤&杉本を放出して、移籍金のかからない、かつ有名とは言い難い選手を獲得と、人件費圧縮の色合いが強く滲み出た選手の入れ替えです。

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・木下は横浜FCの下部組織育ちで、その後ドイツ・スウェーデン・ベルギー・ノルウェーのクラブを渡り歩いていますが、各国1部リーグではたいした実績は残せておらず、それなりに活躍したといえるのはスウェーデン2部在籍時だけ。どういう経緯で獲得に至ったのか全く判りませんが、スターベクIFではユンカーと一緒だったので、ユンカーを調査しているうちに西野TDの目に留まったのかも。

・西野TDは知名度は低くとも浦和にジャストフィットする選手の発掘では赫々たる実績がありますが、残念ながら木下は大外れ。獲得直後の広島戦&湘南戦に終盤短時間出場しただけでその後はベンチ入りもままならず。獲得にほとんど金がかかっていないので「パニックバイだった」という評価は当たらず、もともと「当たればラッキー」くらいのノリでの獲得だったと思いますが・・・

・広島戦は勝っている局面での投入だったのでタスクは簡単で「意外にスピードがあってカウンターで相手に脅威を与え、かといって無理目なシュート等で相手にカウンターのチャンスを与えるような具は犯さず、守っては広島の最終ラインに盛んにプレッシャーをかけ、ボールをキープして時間を潰す等、勝っているチームが終盤に投入するFWとしては十分な仕事をしていた」という印象を受けましたが、続く湘南戦はスコアレスでの投入だったせいか露骨に練習不足=戦術理解不足が祟って明後日の方向に動き続けてそのまま試合終了。これがリカの著しく心証を害したのかも。

・また悪くはなかった広島戦でも空中戦だとかポストプレーとか「電柱型FW」っぽい見せ場はありませんでした。よって最終局面でのパワープレー要員としてはFW槙野にも及ばないという評価を受け、全く出番がないままシーズンを終えてしまいました。

・今オフに興梠も槙野も移籍して極端にCFが不足している浦和で、来シーズンは木下に出番が回って来てもおかしくはなかったのですが、西野TDは木下を完全に戦力外と見切ったかのようになんとたった半年で放出。しかも完全移籍という形で!!水戸がわざわざ移籍金を払って木下を獲得するとは思えないので、木下とはもともと半年契約だったのか、水戸から浦和へ完全移籍する松崎の移籍金と一部相殺したのか、何か特殊な事情がありそうです。

・もともと戦力になっていなかった選手なので、木下放出が直ちに浦和の戦力に影響を及ぼす訳ではありませんが、ユンカー・江坂、そして転用された明本くらいしかFWがいない(モーベルクをFWとして使う可能性あり)となると、さすがに過密日程をこなすには些か心もとないような・・・

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2022.01.05

かけはし@松山 ~ じゃこ天うどん

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 松山駅改札口脇のうどん屋「かけはし」。宇和島の老舗「安岡蒲鉾」の直売店を兼ねたうどん屋で、ここの「じゃこ天うどん(550円)」がワシ的にはお気に入り。昼間だと実演販売している揚げたてのじゃこ天が出てくるはずですが、往訪したのは夕方で実演販売はおしまい。それでも出来上がりには少々待たされました。
 
 なお「かけはし」はかつては一応座席もある程度の立ち食いうどん屋だったはずですが、いつの間にか座席だらけに。壁沿いに、島式に座席がずらずらっと20数席くらい。

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 じゃこ天は愛媛県の特産品。魚肉のすり身を成形した揚げ物でさつま揚げと似ていますが、さつま揚げよりやや黒っぽくて、味もさま揚げと違って甘くなく、むしろ魚っぽさが残る苦みがほんのり。そしてさつま揚げよりや格段に噛み応えが強い感じでしょうか。
 
 安岡のじゃこ天は、冷凍のすり身は一切使用せず鮮度のよい宇和海で漁獲される「ほたるじゃこ」を主原料とし、「おいひらぎ」「アジ」等近海小魚100%を一匹一匹手作業で丁寧に解体し、昔ながらに石臼で練り上げ菜種油で揚げて作る伝統製法にこだわっているんだとか。
 
 どうしてもじゃこ天メインの取り上げ方になってしまいますが、うどん自体も駅併設のうどん屋としてはかなり美味いほう。讃岐うどん風のコシの強い、つるつるっとした麺、そしてだしが良く効いた汁が楽しめます。やっぱりうどんはこうじゃなくっちゃ! 

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 気になるのは松山駅は現在高架化工事の真っ最中で、おいおい大きな三角屋根が目立つこの駅舎もなくなってしまうこと。新駅舎にも「かけはし」は引き継がれるのかなぁ??

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2022.01.04

カリガリ牛カレー@吉野家

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 吉野家が2021年12月7日より販売開始の「カリガリ牛カレー(547円)」を大盛(+55円)で試食。他に「カリガリ吉野家カレー」「カリガリ肉だく牛カレー」「カリガリ牛カルビカレー」「カリガリ牛×牛カルビカレー」「カリガリから揚げカレー」「カリガリチーズカレー」の計7商品をラインナップ。
 
 本商品は日本最大級のカレーの祭典「神田カレーグランプリ」で 2019年にグランプリを獲得した「カリガリ」に監修を依頼したとのこと。

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 「カリガリ牛カレー」はや「コショーといった粗挽きスパイスやクミン、コリアンダー、クローブ、ナツメグなど31種ものスパイスを絶妙なバランスで配合しました。カレールーのベースには牛丼の牛肉・玉ねぎに合わせて鰹節の風味をきかせ、乳製品やりんご濃縮果汁、マンゴーピューレも使用しています。特製スパイスと和のやさしい風味、フルーティーなおいしさが溶け合ったことにより、コク深い味わいの中に優しいスパイスの香りが楽しめるカレーに仕上がりました。辛さは辛すぎない程の爽やかな辛さです。」というのが吉野家のウリ文句。
 
 吉野家のカレーってほとんど食べないので従来製品との差は全く判りませんが、複雑なスパイシーさとコク深さを巧く両立させた、牛丼屋のカレーとしては上々の出来。あまり辛くないのは万人受けを狙ったせいかな?
 
 ただ「牛カレー」といっても「牛」は完全にトッピング扱い。しかも牛丼のアタマをそのまま転用したような。ゆえに牛肉の旨味がカレーにも乗り移ったような一体感は生まれようがありません。松屋の「ゴロゴロ」シリーズ等と比べるとその辺がだいぶ劣るかなぁ。まあ、それが値段の違いと言ってしまえばそれまでですが。

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讃岐ロック@瓦町 ~ 醤油ラーメン

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 ことでん瓦町駅の西、南新町商店街に続く田町商店街の北端近く。「スーパーホテル高松・田町」の向かい辺りの路地をちょっと入ったところに立地。11時半の開店10分前に到着したところ先客ゼロ、開店までに後客1。開店後4。

 券売機はなく、卓上のメニュー先頭の「醤油ラーメン(800円)」を注文。ランチタイムは大盛サービスをやっていましたが、当方はうどん屋からのハシゴだったので自粛(苦笑)。
 
 メニューは基本塩ラーメンとの二本立て。
 
 店内はL字型カウンター7~8席。卓上にはホワイトペッパーのみ。

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 スープは鶏ベースに煮干しを合わせた感じでしょうか。かえしも控えめで優しい味わい。ぱっと見鶏油がやや目立ちますが、それもコクを加える程度。ただ優しすぎて飽きが来るのも早いので、途中でコショウを投入。
 
 麺は中太の平打ちストレートタイプ。全粒粉入りらしく麺につぶつぶが確認できますが口当たりにざらつきを感じるほどではなく、つるつるとした啜り心地、そして程よい噛み応えを楽しめます。スープの絡みもいたって良好。
 
 チャーシューは大判ですが薄め。穂先メンマはかなり甘いのが特徴。他に刻み紫玉ねぎ、刻みネギ、海苔。

 値段の割に具がやや寂しく、後客がことごとくチャーシューや卵をトッピングしていたのも納得。

 悪くはないのですが香川に来ると否が応でもラーメンの割高感が目立ち、この地では「マニアの食いもん」でしかないことを思い知らされます。

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2022.01.03

五目あんかけラーメン@餃子の王将

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 「餃子の王将」が12~1月限定メニューとして販売中の「五目あんかけラーメン(700円)」を試食。「月替りメニュー販売数第1位」の人気商品で、昨年の正月にも試食済。

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 ただ内容は前回バーションと変わったようで、昨年のウリ文句は「ふんわり玉子入りでたっぷりの生姜が効いたあったかとろみスープ!!」だったのに対し、今回は「国産生姜たっぷり!!オイスターソースのコクと野菜の旨みが溶け込んだあったかとろみスープ!!」となり、「ふんわり玉子」がなくなってしまいました。値段を抑えるためにカットしたのかも。
 
 また「たっぷりの生姜」といってもあんかけの上に他の具材と一緒に刻む生姜をたっぷり乗せているだけの話で、生姜をスープのほうにも溶かし込んでいる訳ではないので、生姜を効かせたラーメンとはかなり勝手が違って、配膳時は生姜が強く香るものの食べ進んで行くうちに生姜が混ざって徐々に刺激が強まる感じに。スープもチェーン店にしては旨味たっぷりでコク深くて悪くありません。

 麺が具やあんの下で玉になっていて、しかもスープが少なめなこともあってか、少々食べづらいのが困りもの。麺を掘り出すのに苦労しました。

 しかし具材はエビ、椎茸、うずらの卵、きくらげ、白菜、キャベツ、ニンジン、玉ネギ、ネギ、わずかに豚肉ととにかく豊富。特に椎茸の厚みには恐れ入りました。値段を考えればこの具材の豊富さは王将の弱点=麺のしょぼさを補って余りあり、このコスパの良さが人気の秘訣なのかも。

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綿谷 高松店@瓦町 ~ 牛肉ぶっかけ

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 ことでん瓦町駅の西、南新町商店街の南端近く。10年以上前に丸亀店で試食済ですが、高松店は初めて。高松のうどん屋らしく朝8時半から営業していて、ランチにはまだ少々早い時間帯にも関わらずオッサン達で賑わっていました。なぜかオッサンだらけで女性客はほとんど見かけず。

 ここは「肉ぶっかけ」が有名。牛肉と豚肉があるとのことで、「牛肉ぶっかけ・小(450円)」の「あつあつ」を注文。本来は麺をぎゅっと締めた「ひや」ないし「あつ」で食べるのが好みですが、さすがに厳冬期なので「あつあつ」で。
 
 麺を注文して、具は自分で適当に取って、最後に清算するいわゆる「セルフ」の店ですが、「肉ぶっかけ」はその旨を注文すれば受け取り口でそのまんま出てきます。無料の薬味がいくつか置いてあるのでちょっとだけ天かすを足してみました。
 
 随分と奥行きが深い店で、6~10人掛けのテーブルが10卓ほどずらずらっと並んでおり、さらに壁沿いにカウンター20席ほど。

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 ぱっと見はどう見ても牛丼です(笑) 「小」でもボリューム的には十分。丸亀店で試食した際には讃岐うどんにしてはかなり柔らかめの仕上がりで不満だったのですが、今回は「あつあつ」でももっちりとしたコシをしっかり残していて大満足。噛み切るには少々力を要する粘りが讃岐うどんの讃岐うどんたるところ。
 
 一方牛肉はかなり甘めの味付け。ただ丸亀製麺の「すき焼き風牛肉」ほど味が濃くないのが幸い。これだとつゆの味わいをぶち壊さずに済んでいるようです。
 
 このクォリティーで450円は超割安。オッサン達が大挙して朝飯、あるいはブランチとしてわらわらこの店にやってくるのは頷けます。

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2022.01.02

チゲ味噌ラーメン@日高屋

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 日高屋の冬の定番、そして日高屋の麺類では傑作中の傑作「チゲ味噌ラーメン(640円)」。日高屋に来るのは超久しぶりなのでサービス券もとっくの昔に有効期限切れ。
 
 一応期間限定との位置付けですが、なんだかんだと冬場を挟んで半年近く売り出しているような気がします。また「チゲ」は本来鍋料理の意味なのに、鍋の要素が一切ないこの一品をなぜ「チゲ味噌」と呼ぶのかは謎です。

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 具は白菜を主体にニラと豚肉をたっぷりの卵で閉じたみたいな感じ。キムチもそこそこ入っていますが、漬物のキムチと比較すると酸味はほとんどなく、ただの白菜とあまり変わりありません。そして見た目通り結構辛い!! といっても麺を食べる分にはその辛さがさして苦にはならず、スープは塩分高過ぎでハナから飲む気がしないので辛くても一向に差し支えありません。また出汁の薄さを調味料(辛味噌)で思いっきしゴマカシしているのはいちいち気にしない方向で。

 日高屋の難点だった麺もいつの間にやら大幅に改善。やや平たい中太麺で縮れ入りですが、つるつるとした口当たりといい、割としっかりした噛み応えといい、この手のチェーン店の麺としては十分すぎるくらいの出来に。スープがさっと絡む程度なのは麺をすすった際に味が濃くなり過ぎないので却って良いくらい。

 日高屋らしくコストパフォーマンスは抜群。ラーメン専門店と称する何かでこれに相当するものを頼んだら今時900円くらい取られそう・・・

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秀佳樓@川口 ~ 肉うまにセット

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 川口駅西口から「コモディイイダ」のある角を南へ。「リプレ二番街」の一角で「リリア」の裏辺りで「とん喜亭」の並び。先客2、後客ゼロ。

 見た目通り典型的な町中華で、店先に出ていた「肉うまにセット(700円)」を注文。日替わりメニューにしては写真も紙もずいぶん色褪せているのが気になりました。ライス大盛サービス等はない模様。

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 卓上のメニュー先頭は各種定食類でしたが、チャーハン、丼もの、ラーメン類、焼きそば等々バランスよく揃っていて、さらに壁にはラーメン
+チャーハンなどのセットものがずらずらっと。定食類の値段は800~950円といったところで「肉うまにセット」は明らかに格安。店内は4人卓×5とカウンター5席で割とこじんまりした店です。

 ミニサラダと玉子スープ、たくあん付きで登場。豚肉や玉ねぎ、ニンジン、ピーマン等が大量の餡に包まれていますが、餡は旨辛ではなく、ちょっと酢豚寄りの甘辛系。いたずらに味が濃いわけでもなく、変な癖もなく、誠に日本人向けの万人受けする町中華らしい一品です。ご飯も含めてボリュームは食べ過ぎない程度というのもある意味嬉しい配慮。

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2022.01.01

セアブラノ神 壬生本店@四条大宮 ~ 背脂煮干そば

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 嵐電四条大宮駅の西南、高辻通り沿い。駅からは徒歩10分弱程度。マンションの付属施設の一階に立地。先客ゼロ、後客8。

 店内のタッチパネル式券売機を見て基本と思しき「背脂煮干そば(800円)」を注文。ランチサービスなし。麺は中太麺or太麺、チャーシューはレアor煮豚が選べるようなので「太麺&レア」でお願いしました。

 メニューは他にまぜそば、つけ麺など。また往訪時は「イベリコ豚スタミナラーメン」を期間限定で出していました。

 店内は屈曲したカウンター6席と島式カウンター6席、さらに4人卓×1。席間は割とゆったり目。卓上には黒七味、一味、黒ばら海苔、まぜそば用にりんご酢、食べるラー油、刻みニンニク。

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 「新潟のご当地ラーメンである燕三条系ラーメンを、当店流にアレンジ。背脂がスープ一面を覆うビジュアルからこってりそうに見えますが、食べるとあっさり。」というのが店のウリ文句。メニューに煮干しを冠しているもののガツンと効かせるタイプではなく、動物系出汁をベースにやり過ぎ感が出ない程度にふんわりと効かせた風。

 背脂がやたら目立つ割には脂っぽくなく、かえしも割と控えめで、首都圏で出てくる「燕三条系」よりは概して良くも悪くもおとなしい気がしました。従って多めに添えられた生の刻み紫玉ねぎの刺激が少々きつすぎて蛇足感が少々。

 麺は幅広の中太縮れ麺でしっかりした噛み応え。後客が「硬め」を頼んでいましたが、個人的にはその必要は全く感じず。

 チャーシューは色合い的にはあんまりレアっぽくないような・・・他に刻み青ネギ、メンマ。途中で黒ばら海苔を加えて見ましたが、磯の香がふわっと立ち上がって実に良い感じに。

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石井 僚選手 Y.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍のお知らせ

・先日(12/30)、Y.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍していた石井 僚選手が、2022シーズンもY.S.C.C.横浜へ育成型期限付き移籍することとなりました旨が公表されました。

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・石井は浦和ユース卒の20歳と若いGKで、2018年にトップチーム登録されたもののこの3年間出場試合なし。昨年は消化試合だった最終盤の2試合にようやくベンチ入りを果たしましたが、年間を通じて見れば第2GKの座は石井よりさらに若い鈴木彩艶に奪われた格好になってしまいました。

・その彩艶は世代別代表の活動でちょろちょろチームを離脱しがちなことも踏まえてか、浦和は昨年末に大ベテランGK塩田を獲得。その時点で石井をどこかへ育成型期限付き移籍に出す構想はあったのでしょう。案の定石井は1月にJ2山口へ育成型期限付き移籍となりました。

・ところが山口はGKの補強を進め、仙台や横浜Cで実績がある関を獲得したのが石井にとって不運といえば不運。石井は山口ではベンチ入りもままなりませんでした。

・そこで石井は7月にJ3のY.S.C.C.横浜へレンタル先を変更。10月からコンスタントにベンチに入れるようになり、リーグ戦最後の3試合でついにピッチに立ちました。最終節藤枝戦は見事完封勝ちで、これまでの辛い日々を思えば石井も感慨深かったかもしれません。

・石井がようやく公式戦出場の目途が立ったクラブにそのまま在籍するのは極めて自然なこと。より一層の精進を!!

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【祝】ダヴィド モーベルグ選手 完全移籍加入クラブ間合意

・先日(12/30)、ダヴィド モーベルグ選手のACスパルタ・プラハ(チェコ1部)からの完全移籍加入がクラブ間で合意したと公表されました。

・モーベルグはスウェーデン国籍でU-17.U-19、U-21と世代別代表に選ばれた後、スウェーデン代表としてもAマッチ3試合に出場。直近所属のACスパルタ・プラハはチェコの名門でヨーロッパリーグにはコンスタントに出てくるくらいのレベルです。

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・浦和のコメントによると「スピードに乗ったドリブルで相手DFを翻弄する、左利きのウインガータイプのMF。アシストはもちろん、左足から繰り出される鋭いシュートやセットプレー時のフリーキックでの得点力、そしてペナルティエリア付近での高いクオリティーのプレーに期待。」とのこと。

・浦和はただでさえ薄いCFの層が興梠移籍でさらに薄くなったので、新外国人はてっきりCF、特にユンカーが得意ではないポストプレーや空中戦が得意なCFを採ってくるものと思っていたのですが、サイドアタッカーを採るとは意外でした。サイドアタッカーは松崎&松尾と将来有望な若手を獲得済なだけに。やはりリーグ優勝を狙うには「点が取れる2列目」の一層の充実が欠かせないと西野TDは判断したのかも。

・懸念材料はコロナ禍により「入国日は未定」なこと。よってキャンプ合流はもちろん、リーグ開幕時に浦和に来ているかどうかも怪しく、ひょっとすると4~5月に集中開催されるACLグループステージに間に合えばいいくらいの腹積もりで獲得したのかも。

・それにしてもユンカー然り、ショルツ然り、浦和が出所不明の噂にすら上らない全くのノーマーク状態で立て続けに外国人選手を獲得できるようになるとは!! ビッグネームだが完全にピークは過ぎていて引退寸前の選手でもなく、Jリーグで実績のある選手でもなく、怪しげな代理人が持ちかけた案件を言い値で買った選手でもない。「俺たちの浦和を返せ!!」と他サポが嘆くのも納得(苦笑)。

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