【祝】岩尾 憲選手 徳島ヴォルティスより期限付き移籍加入
・昨日(1/7)、岩尾 憲選手の徳島ヴォルティスからの期限付き移籍加入が公表されました。
・岩尾の移籍話は12/20に報知で報じられたのが嚆矢。その後”機関紙”スポニチから12/30に「決定的となった。複数の関係者によれば、この日までに条件面などで基本合意した。」とまで報じられながら年内どころか年が明けてもなかなか公式発表されないのが不可解でしたが、おそらく33歳という年齢を考えれば非常に不思議な「期限付き移籍加入」について両チームが揉めていたものと目されます。
・岩尾にとってリカは徳島で17年から4年間にわたって指導を受けた恩師。後方からのビルドアップに長け、広範にパスを散らせられるタイプのCHで、徳島でのリカのサッカーの要はまさに岩尾でした。
・そこでリカは昨夏に岩尾と同タイプの平野を水戸から獲得したばかり。にも関わらず、既に33歳になる岩尾を獲得するのはやや不思議ですが、来シーズンの過密日程を乗り切るにはこのタイプの選手が一枚では苦しいと考えたのかもしれません。また神戸や鹿島レベルの強度の強い相手では今の平野では少々心もとなく、ACLをも見据えて岩尾を加えたのかもしれません。
・一方岩尾も「年齢的に選手生命が長くない」という現実を踏まえて「場所もチャレンジする目的も変えた中で時間を使う」道を選んだようです。またもともと群馬県出身なので「できるだけ親の側でいたい」という意向もあったようです。
・ただ岩尾は長年にわたって徳島を支えたキャプテンであり、しかも単にチームのまとめ役ではなく、半ば以上フロント目線で「このクラブをどのようにしてサポーターや地域の皆様に支えてもらえるようにするか」というところまで気を回すレベルで「責任」を負っていた選手でした。よって徳島への恩義を踏まえて「契約再締結後の期限付き移籍」という形を取ったのかもしれません。ちょうど興梠と似たような感じですが。
・岩尾はおそらく浦和では鉄板のスタメンでもなんでもないので、「浦和でダメなら徳島へ戻ることを考えての期限付き移籍」という可能性もなくはないのですが、岩尾の徳島へのコメントを読む限りでは徳島へ戻るつもりは全くなさそう。
・徳島と違って浦和のサポーターは歴史的にも、また単に頭数的にも徳島とは段違いに面倒臭いので、岩尾にそんなところまで気を使わなくて済ませたいものです。
・これで昨年末に新聞辞令があった選手はIN&OUTとも全て公式リリース終了かな? 頭数的にもタイプのバリエーション的にもCHがやたら充実している一方、FWはどう見ても頭数すら足りないのは明白。そこを西野TDがどのように、どのタイミングで埋めてゆくのか楽しみです。
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