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2022.02.28

【短感】第43回皇后杯決勝:浦和L 1-0 千葉L ~ 6度目の決勝進出でついに戴冠!!

・過去6回(前身のさいたまレイナス時代も含めると7回)も決勝へ進出しながらも日テレ&INACの壁に阻まれ続けた浦和がついに皇后杯戴冠。NHK-BSの解説矢野はハーフタイムに過去皇后杯決勝でのPK失敗を2度も晒されるという仕打ちを受けたことも手伝ってか、優勝セレモニー時には感極まってかほぼ涙声。さすが浦和OG。先輩方が綿々と紡いできた歴史があってこそ今の浦和がある。本当にありがとうございました。

・浦和の基本フォーメーションはいつもの4-2-3-1。リーグ戦ではCH栗島の長期離脱が響いて首位INACとはかなり勝ち点差が開いてしまいましたが、安藤をCHへコンバートすることでようやくそれなりに安定してきた模様。

・一方千葉は3-4-2-1。守備時5バックを敷く堅陣を前に、浦和は前半からボール支配で優位に立ち、しかも高い位置でボールを奪う場面も多かったものの、そこからボックス内へはほとんど入れず、盛んにミドルシュートを放つばかり。多少なりとも可能性があったのは29分池田ロングキックの跳ね返りを拾ったゆずほがアーク付近から放った一発がわずかに枠を逸れた場面だけ。

・清家が何度か右サイドを抉るも、フィニッシュに繋がったのは18分柴田のミドルシュートで終わった場面くらい。

・30分くらいから清家をFWへ上げ、水谷を右SBに下げて4-4-2へ布陣を変更。ロングボール一発で清家に千葉最終ライン裏を突かせる狙いかと思いきやそのような様子はなく、却って手詰まり感がマシマシになった感じに。

・もっとも浦和以上に千葉は何も出来ておらず、非常に低調な内容で前半終了。リーグ戦は中断期間中。皇后杯も準決勝から2ヶ月近く間が開いているというマヌケな日程のため、試合内容がしょっぱいのは共に試合勘がないためかもしれません。

・浦和は後半頭から布陣を元の4-2-3-1へ再変更。これが案外効いて、後半頭からいきなり好位置でのFKやCKを立て続けにとれるようになりました。また高い位置でボールがよく回るようにもなって、60分右ペナ角辺りから猶本クロス→DFが被ったのが幸いしてファーでどフリーの菅澤に通る決定機を作りましたが、菅澤のシュートはなぜかバーの上。

・しかし、67分アーク手前から安藤が右サイドへ展開→清家クロスがファーでどフリーの菅澤に通り、菅澤がボールを地面に叩きつけるかのようなシュートを放ってついにゴール!! いやあ、さすがゆいかー様。だめんずでは見なくなって久しいCFらしいCF。実に頼もしい!! なお菅澤がフリーになったのはその前でなぜかボックス内に入ったまゆゆが菅澤の前で相手DFを巻き込んで倒れているのが効いています。こういう地味だが効果的な仕事がまゆゆには良く似合います。

・前半から全くといっていいほど攻め手がなかった千葉は、浦和にボールを回され続けて体力をがっつり削られたせいか先制されるともう反撃に転じる余力は残っていませんでした。終盤長身FW大滝を投入し、ひたすらハイボールを放り込んで混戦の中から一発という偶然頼みでしかない攻撃を試みたものの、南&はなとなでしこ代表レベルのCBが揃った浦和守備陣は全く揺るぐことなく、そのまま試合終了。

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-----菅澤-----
塩越---猶本---水谷
---安藤--柴田---
佐々木-南--はな-清家
-----池田-----

(得点)
67分 菅澤

(交代)
81分 水谷→遠藤
90+2分 安藤→上野

・御年39歳の安藤老師はフィジカルが強いからボールハント型のCHとしてはフツーに役に立っているのには改めて感嘆。捌き型CHのハナエスタとも相性がいい。がちゃがちゃした展開が続くと電池切れのリスクはありますが、この試合は後半一方的にボールを支配できたので電池切れも起こしませんでした。

・ただいつまでも老師に頼る訳にはいかず、2020年リーグ優勝、そして21-22年の皇后杯優勝を一つの区切りとして浦和は遅れに遅れている世代交代を進めるかもなぁ。CBだけは長船の長期離脱を受けて世代交代を強いられた格好になっていますが、この試合でも交代枠を余らせて終わったことに象徴されるように、概して下の突き上げが弱くてなぁ・・・

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