【短感】21-22年第12節:浦和L 2-0 千葉L
・良いところなしで敗れた皇后杯決勝の試合内容を反省してか、立ちあがりから千葉は積極的に前に出てきましたが、それでも最初に決定機を掴んだのは浦和。5分高い位置でのボール奪取から猶本→水谷のシュートはわずかに枠外。
・これで千葉は怯んだのか、早々と浦和が安定的にボールを支配して千葉を押し込みがちに。10分細かくボールを繋ぐ過程でボックス内で猶本が後方から削られる一幕があり、猶本が傷んだにも関わらずなぜかPKなし。
・浦和は細かいパス回し&人数をかけた崩しに固執するわけでもなく、16分GK池田のロングキック一発で菅澤裏抜け&ループ気味にシュートという惜しい場面も。
・29分の先制点もそんなシンプルな攻撃が結実したもの。29分清家とポジションチェンジしてSBに下がっていた水谷からのロングパス一本で清家が右サイドを深々と抉り、清家のマイナスの折り返しを後方から走り込んだ菅澤が叩き込んで浦和先制!菅澤が2列目の選手のようなゴールを決めたのが不思議でしたが、最前列には菅澤に代わってゆずほが走りこんで千葉DFを二人も釣っていました。
・先制後の浦和はなぜかプレーが雑になり、かと言って千葉も敵失に付け入るだけの力はなくてしょっぱい試合内容に。しかしボールを支配する浦和の優位は後半になっても変わらず、56分左サイドから細かくボールを繋いでアーク手前から安藤ミドル、さらに59分千葉スローインを奪取して右サイドから猶本が菅澤とのワンツーでボックス内突入&シュートという良い形も。
・菅澤が70分という早い時間帯に島田と交代したのは、ポストプレーでのボールロストが目立ったところから察するにあまりコンディションが良くなかったのかも。そして72分千葉を自陣に押し込んだ状態で猶本が右サイドでどフリーの清家へ展開→清家クロスにボックス内でどフリーで飛び込んだゆずほヘッドで追加点。先制点同様、ゆずほは清家が右サイドでチャンスメークした際にCFと入れ替わって最前線に出るのがお仕事の一つになっているのかも。
・この得点の直前に千葉の監督が「ボールばかり見るな!相手見ろ!!」と絶叫していましたが、まさにその懸念通りの結果に。頭数は守備側有利なのに誰もゆずほを掴まえていませんでした。
・浦和は猶本や清家の疲労が顕著でしたが、安藤老師に全く電池切れの様子はなく、なんだかんだと浦和の中盤での素早いボール奪回能力が最後まで衰えず。千葉はサイド奥深くまでボールを運んでからのクロス攻撃に活路を見出しているっぽいのですが、如何せんロクにビルドアップさせてもらえないので千葉はとうとう最後まで何も出来ずに試合終了。浦和のピンチは9分千葉FKを池田が被った場面だけかも。
・浦和の選手交代は菅澤に続いて清家を代えただけ。割と長い時間をもらった島田の出来を見るとスタメン組と控え組の実力差がでかすぎるのでしょうが、世代交代が遅れに遅れている浦和としては気になるところです。
-----菅澤-----
塩越---猶本---水谷
---安藤--柴田---
佐々木-南--はな-清家
-----池田-----
(得点)
29分 菅澤
72分 塩越
(交代)
70分 菅澤→島田
80分 清家→遠藤
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