« くにまつ@上野広小路 ~ 汁なし担担麺・新味KUNIMAX | トップページ | がブリチキン@アリオ川口 ~ からあげ定食 »

2022.03.03

【DAZN観戦記】22年第10節:川崎 2-1 浦和 ~ 「情けない試合内容ではないのでまあええか」と志をおもっきり下げるの巻

 前半の内容は上々で先制点も奪取しましたが、スタメンの疲弊が顕著になった時間帯にきっちり逆転され、途中投入された選手は何の見せ場もなく試合終了。結果が出ない原因ははっきりしており、ここは我慢するしかありませんが、もはや目標は修正せざるを得ないかと。

《スタメン》

・ACLの関係で前倒し開催となった第10節。共に前節から中3日。浦和は前節から宮本→酒井、大畑→馬渡、岩尾→柴戸、松崎→明本とスタメン4名入れ替え。スーパーカップのスタメンと比較すると岩尾に代わって小泉が入っただけで、この試合にベストメンバーを揃えることから逆算してそれまでの3試合のスタメンローテーションを考えていたところにコロナ禍が襲ったような気も。

・明るい材料は今季一度もベンチ入りしていなかったユンカーと大久保がついにベンチに復帰したこと。これで動向が全く判らないのは松尾だけに。

・川崎は佐々木→登里、遠野→小林、知念→ダミアンとスタメン3名入れ替え。

・前節スタメンの佐々木と知念がベンチにも入らなかったのは体調不良とのこと。川崎はCBジェジェウに続いて車屋も故障離脱中で、浦和よりはマシとはいえ川崎もそれなりに選手繰りには苦労している模様。

Kawasakidaishi003

《試合内容》

・スタメンから浦和の基本フォーメーションは4-1-4-1も4-2-3-1も想定されましたが、蓋を開けてみれば小泉を左SHに出した4-4-2でした。もっとも小泉は攻撃時にサイドに張る選手ではないので守備時にしか4-4-2にしか見ませんが。川崎がいつもの4-1-2-3。

・様子見で試合に入ったスーパーカップとは一転して、立ち上がりは川崎が強く前からプレッシャーをかけてきて浦和はビルドアップに苦しみ、浦和は早々と自陣に押し込まれてしまいましたが、それでも最初に決定機を掴んだのは浦和。5分小泉が高い位置でボールを奪って明本ミドルがポストを直撃。さらに8分馬渡CKを岩波が頭で落とし、ファーで江坂が詰めるものの枠をとらえられず。

・また21分川崎の前プレを交わしてボールを持ち上がった酒井のアーリークロスが高い位置にいた馬渡シュートに繋がる場面も(山村がなんとかブロック)。そしてそこで得た馬渡CK→ファーで酒井が折り返して伊藤のフィニッシュに繋がるも枠外。この時間帯辺りから浦和がボールを支配して川崎を自陣に押し込む展開に。

・しかも川崎は運悪く26分左SB登里が故障してやむなく塚川を投入。

・序盤からCKや好位置でのFKを数多く取っていた浦和は33分ついにセットプレーで先制。馬渡FK→下がって相手のマークを上手く外した岩波ヘッドが炸裂して浦和先制!!

・川崎の決定機は39分久しぶりに浦和を押し込んだ展開から山根クロス→西川パンチングのこぼれ玉を拾ってからの二次攻撃で脇坂が際どいシュートを撃った場面くらい。浦和の前プレがそれなりにハマってか、前半半ばからは川崎らしくないビルドアップでのパスミスが目立ちました。

・そして52分江坂のスルーパスから右サイドを上手く抜け出した関根のクロスがボックス内に突入した明本に通るも、明本シュートをGKチョン・ソンリョンがわずかに指先で触れて枠外へ。そして終わってみれば後半の浦和の決定機はこれが最初で最後になってしまいました。

・試合後リカが「我々の強度がだんだん落ちてきたところを相手に突かれてしまった」と嘆く通り、浦和は前半と比べるとプレス強度がガタ落ちになって自陣に押し込まれる時間が長くなり、川崎の猛攻を最終ラインでシュートプロックで凌ぎに凌ぎ続けましたが、62分この試合川崎が初めて得たCK(脇坂)でファーの家長がヘッドで同点に。

・リカはすかさず伊藤に代えて平野を投入するも、64分柴戸が脇坂に簡単に振り切られたのが契機となって脇坂に中央を蹂躙され、最後は右サイドでフリーになった山根に叩きこまれてしまいました。いくらなんでも浦和守備陣は脇坂に吸い寄せられすぎて左サイドはがら空き・・・

・リカは76分小泉→松崎、関根→ユンカー、江坂→大久保と怒涛の3枚替えで反撃を試みるも、平野を含めて誰一人としてまともに稼働している様子はなし。

・82分好位置で得たFKを珍しく大久保が蹴るも場外ホームラン。馬渡がヘロヘロなのは明らかで、ずっと馬渡にプレースキックを任せるのは無理があるだろうと思いましたが、あれを見ると馬渡が蹴るしかなさげ。そして86分好位置で得た馬渡FKは威力こそ凄まじかったもののGK正面。

・川崎は高さ対策を兼ねてか、最後は脇坂に代えてシミッチを投入。橘田&シミッチの2ボランチで4-2-1-3へシフトする念の入れようで楽々逃げ切り勝ち。

Kawasakidaishi004

《総評》

・シュート数は共に8本ずつ。枠内シュート、ボックス内からのシュートも大差がなく、CKだけは2vs9で浦和が圧倒的に上。スタッツを見る限り、試合内容は互角ないし浦和わずかに優勢。JSTATsのゴール期待値なんてほぼ90分を通じて浦和が川崎を大きく上回っており、またしても決定力の差で負けてしまいました。端的に言えば52分明本の決定機逸。あれが勝敗を分けました。

・そしてスタメンが元気なうちに2点目を取って悠々逃げ切り態勢に持ち込めないと、後詰がないに等しい浦和は実に辛い。いやリカが試合後「違和感がある選手や出ずっぱりの選手、伊藤敦樹、江坂といった選手たち、小泉にしても復帰してきたばかりというところもありますので、そういったところの難しさも一つある」と嘆くように、スタメンで出ている選手ですら相当無理をしているようです。53分に江坂がどフリーで左サイド深い位置からワロスを上げた場面に象徴されるように、江坂なんてスタメンで出ているのが不思議なレベル。

・それにも関わらず強敵川崎相手に五分五分の試合内容。4試合で1分3敗と全く結果は出ていませんが、全く見所がない情けない試合は一つもないことだけは自信を持っていいと思います。

・ただこの「開幕ロケットスタート」ならぬ「開幕逆噴射」を本当にコロナ禍という強烈な不運で片付けてしまっていいものかどうか?ぶっちゃけ、リカ体制1年目でACL出場という無理目な目標をリーグ戦3位入りではなく天皇杯優勝という迂回ルートで早々と達成したがゆえに、2年目で早くもACLとリーグ戦の併走に挑む羽目になったのが今日の苦戦の遠因かと。しかも戦力を大幅に入れ替えて(しかも金がないので相変わらずのJ2オールスターズ方式で)いきなり過密日程を迎えたところにコロナ禍が直撃!!

・よってコロナ禍直撃がなくても「案の定今の浦和のチーム力&体力ではACLとリーグ戦の両立は無理でした!!」というコースに陥った可能性は極めて高く、その無理にコロナ禍が追い打ちをかけただけの話かも。背伸びし過ぎた奴がやっぱりこけたと。

・従って後は「3年計画の最終年度!」という謎の命題をどこで引っ込めるか。全然結果が出てなくても強烈な不運に見舞われている現状では十分許容できる試合内容ですし、正直「今年は何が何でもリーグ優勝や!!Vやねん!!」みたいなアホなことに拘りさえしなければ全く焦る必要はなく、攻撃陣を中心にコンディションが整うのを待って反撃に転じればリーグ戦でのACL圏入りくらいはまだまだ十分狙えるでしょうし、それが今年の妥当な目標だと思います。

Kawasakidaishi002

《選手評等》

・今日の川崎みたいに前プレがきつい相手にはGKのロングキック一発で裏返すのがめっちゃ有効ですが、そんな中で西川のキック精度が落ちているのは確かに難儀。よって彩艶待望論が巻き起こるのも頷けますが、この試合のキック精度は京都戦よりは今日はだいぶマシと思いました。

・前半ホイホイとイエローカード出していた佐藤主審。敦樹が「なんでだよ!!!」と声を荒げる等、謎のファウル判定にも不満を露わにする選手にちゃんと説明していて途中までは好印象だったのですが、後半ダミアンの再三再四のラフプレーはなぜか徹頭徹尾不問に付すのは謎過ぎました。そうかと思えば倒れたらたまたま手に当たっただけに見える小林にイエローを出す迷走ぶり。

Kawasakidaishi001

---明本--江坂---
小泉--------関根
---柴戸--伊藤---
馬渡-ショルツ--岩波-酒井
-----西川-----

(得点)
33分 岩波

(交代)
63分 伊藤→平野
76分 小泉→松崎(右SHへ)
76分 関根→ユンカー(FWへ)
76分 江坂→大久保(左SHへ)


遠野---ダミアン---家長
--チャナ-----脇坂--
-----橘田-----
登里-谷口--山村-山根
-----ソンリョン-----

(得点)
62分 家長
64分 山根

(交代)
26分 登里→塚川
76分 チャナティップ→小塚
76分 遠野→小林
88分 脇坂→シミッチ(橘田&シミッチの2ボランチで4-2-1-3へ)

|

« くにまつ@上野広小路 ~ 汁なし担担麺・新味KUNIMAX | トップページ | がブリチキン@アリオ川口 ~ からあげ定食 »