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2022.04.30

【期間限定】東京ラーメンショーセレクション極み麺@池袋 ~ 黄金の塩

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 池袋駅東口、駅前のドンキホーテの裏あたり。池袋楽園タウン内。地方のラーメン屋が期間限定で入れ替わり立ち代わり出店していた「東京ラーメンショーセレクション極み麺」ですが、今回は大阪の人気店「彩色ラーメン きんせい」監修で「渡なべスタイル」が運営するというやや変則的なスタイルを取っています。先客ゼロ、後客6。
 
 店内の券売機ボタン先頭の「黄金の塩(880円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に「極みの醤油」「豚骨醤油」「濃厚味噌」と期間限定店の割にはバリエーション豊富。ちなみに豚骨醤油と濃厚味噌は「極み麺」なんだとか。また大阪の「きんせい」は高槻駅前店に往訪済ですが、その際に試食した「あわせあじ」はありませんでした。後客は醤油の注文が目立ちました。

 店内は何の変りもなく横長I字型カウンター9席のみ。もともと椅子の間隔が狭い店ゆえか、いつの間にか席間の衝立はなくなっていました。卓上にはおろしニンニク、豆板醤、胡椒。

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 スープは「鶏清湯をベースにいりこや鰺煮干しなどの魚介出汁を加えた無化調Wスープ」だそうで。塩ダレは妙にでしゃばらず、かといって出汁の旨味をじんわりと味わってもらう薄味志向でもなく、いかにも万人受けする、良い意味で中庸でありバランスが取れた仕上がり。多めに添えられた揚げネギが良いアクセントに。
 
 麺は三河屋製麺製の中太ストレートタイプ。つるつるした口当たりで、心持ち柔らかめの仕上がりながらもっちりした食感が楽しめます。
 
 チャーシューはやや濃い目に煮込まれたのと淡白なのと。他にメンマ、カイワレ、刻みネギ。

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2022.04.29

カットステーキのハッシュドビーフ@松屋

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 松屋が2022年4月26日より期間限定発売中の「カットステーキのハッシュドビーフ(790円)」を試食。
 
 「カットステーキのハッシュドビーフ」は、「鉄板でジューシーに焼き上げた牛肉のごろごろカットステーキと柔らか薄切りビーフを、たっぷりの濃厚ソースでお召し上がりいただく食べ応え抜群の新メニューです。"肉"感がたまらないだけでなく、牛肉の旨味を引き立てる松屋オリジナル濃厚ソースも主役級。ソースだけでごはんが進む罪深い味わいです。」というのが松屋のウリ文句。

 「ハッシュドビーフに鉄板で焼き上げたやわらかごろごろカットステーキがイン!」とも謳っているので、「カットステーキとハッシュドビーフ」というのが商品名としてより正しいだろうと思うのですが、そんな細かいことを気にする人は松屋にはまず来ません!!

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 それはともかくハッシュドビーフの中に無理やりぶち込まれた感があるカットステーキ。どうも「松屋オリジナル濃厚ソース」としっくり馴染んでいるような感じがしません。しかも悪いことにものによってはえらく堅いものも。なんだか育ちが全然違う兄弟が急に一つ屋根の下で暮らすことになったんだけれども、なんか上手く行かない。そんな感じ。
 
 この出来だと無理にカットステーキを入れず、フツーに「柔らか薄切りビーフ」増量マシマシのハッシュドビーフを出した方がはるかに良いような・・・カットステーキの食材が余ったので、難があるのは承知で作ったメニューなのではないかという疑惑が沸々と。


 ところでハッシュドビーフとハヤシライスってどう違うのだろう?

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ソースからあげ・合盛り定食@からやま

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 「からやま」が2022年4月22日より期間限定で販売中の「ソースからあげ」。こればかりだと最後は飽きるがミエミエなので今回は「ソースからあげ2個&カリッともも2個」の「合盛り定食(790円+税=869円)」で試食してみました。定食に添えられたキャベツは、焼きそばに無料で変更できるようですが、唐揚げにさらに焼きそばを付けるのはどう考えても重すぎるのでキャベツをチョイス。
 
 なお諸物価高騰のせいか、先月試食した「極・黒胡椒からあげ定食(690円+税=759円)」より税抜価格で100円値上がりしています。

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 「鶏もも肉をにんにくが香るウスターソースベースのタレに漬け込んで、さらに酸味がアクセントの中濃ソースをかけました。とことんソースなからあげに、仕上げのあおさがふわっと香る、気温が上昇するこの時期に食欲そそる一品です。」というのがからやまのウリ文句。
 
 「ウスターソースベースのタレに漬け込んで」とありますが、残念ながらウスターソースっぽいスパイシー感はあまりなく、あとがけの中濃ソースに上書きされてしまってちょっと濃厚かつ甘目な味わいに。ウスターソースって関西で好まれるもので、首都圏だと上手く活かせていないのが丸わかりというかなんというか・・・

 一方「カリッともも」用にはタレが2種類付いてきますが、ニンニク味噌だれっぽいのがなかなか美味。シンプルな醤油ダレのほうは甘くてイマイチ。唐揚げ自体の出来は上々で割と薄味。タレをほんのちょっと浸けて食べることを前提としているのかも。「からやま」はせっかく開発した新商品よりレギュラーの「カリッともも」のほうが概して美味く、今回もその例に漏れず。
 
 なお前回往訪時に着席時ないし配膳時に塩辛の壺が出てこなかったので「イカの不漁が長期化しているので、とうとうあのサービスを止めたのかな?」と思ったのですが、今回はちゃんと塩辛が出てきました。どうも前回は単なる出し忘れだった模様ですが、諸物価高騰のおり、いつこのサービスは無くなっても不思議はないかと。

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2022.04.28

みそ家@長野 ~ 味噌らぁめん

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 長野駅の正面、駅から良く見えるファミマや養老乃滝の裏辺り。飲み屋街の一角に立地。先客ゼロ、後客5。
 
 券売機はなくカウンターのメニュー先頭の「味噌らぁめん(730円)」を注文。後払い。
 
 メニューは基本味噌一本で、麺を変えた「石臼味噌」でバリエーションを付けています。

 店内はL字型カウンター10席強。卓上には七味、塩、ブラックペッパー、そしてぺースト状の辛味。紙おしぼりサービスあり。夕方のヒマヒマな時間帯のせいか、店長が最近入店したっぽいねーちゃんにせっせと麺茹でを指導中。

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 中華鍋でもやしなどを炒めていますが、スープはびっくりするくらいサラサラ。油っ気もあまり感じられず、ラーメンスープというよりまるで甘目の味噌汁のよう。超こってりの「純すみ系」とは真逆にベクトルを振った感じ。場所的に飲んだ後の一杯を意識したのかもしれません。優しい味わいと取るか、なんだか物足りないと取るかは微妙なところで、個人的には後者寄りなので早々に卓上の辛味を投入。
 
 麺は中太の緩い縮れいり。若干硬めの仕上がりで、これだとスープに対してやや強すぎ。

 炒め物はもやし主体にタマネギ、ニンジン。他に刻み青ネギ、白ゴマ。チャーシューは小さめのが一つ。

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【DAZN観戦記】ACL2022 GS MD5:浦和 6-0 ライオンシティ ~ ケチャップ、ドバドバでGS突破!!

 大量得点での勝利&イエローも怪我人もなしという100点満点の試合で、なんだかんだと無事グループステージ突破確定!!

《スタメン》

・浦和は彩艶→西川、酒井→馬渡、伊藤→平野。江坂→小泉とスタメン4名入れ替え。このタイミングでGKを代えたのはびっくり!!また前節出場停止の岩尾はスタメンではなくベンチスタートになり、大邱戦終盤に出場して数少ない光明だった平野と序列が入れ替わった格好に。

・なお岩尾は試合前日の記者会見に出席しながらもスタメンではないという珍しい形になりましたが、同じようなことはライオンシティとの初戦で西川も経験しており、この辺はリカらしくない情報戦の類なのかどうか。

・前節終盤に小破した酒井はともかく、前節ベンチ外だったユンカーが引き続きベンチ外なのにもびっくり。ユンカーは大邱との初戦で指を負傷したのが響いているのかも。また大畑も大邱との第2戦で味方同士が衝突して傷んだ影響かも。

・ライオンシティはキム・シンウク、ディエゴ・ロペス、レスティエンヌといったところは揃ってベンチスタート。この辺の意図は不明ですが、試合内容&結果からするとライオンシティは直接対決で圧倒的に不利な浦和戦を捨てて、直接対決の結果で圧倒的に優位に立つ最後の大邱戦で2位通過を狙っているのかも。

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《試合展開》

・前回対戦ではライオンシティは当初4-4-2の布陣で臨んで松尾に右サイドをボコボコにされ、後半5-4-1に布陣を変更してからゲームが落ち着いたという経験もあり、今回はハナから5-4-1。しかも前からたいしてプレッシャーをかけて来ず、自陣で専守防衛。浦和相手に2試合無失点で終えた大邱の戦いぶりも参考になったことでしょう。

・ところが浦和も浦和で大邱との2試合で5-4-1攻略の糸口を掴んだようで、2戦目のやり方=右サイド大外でぽつんと張っているモーベルグの破壊力を最大限に活用する手に打って出ました。

・具体的には攻撃時はCHの片方を最終ラインに下げる一方、両SB(特に馬渡)を高く押し上げ、左サイドに人数をかけて相手守備陣をそちらへ引き寄せてから右サイド大外のモーベルグへ大きく展開する、あるいは岩波から一気にモーべルグに大きく展開しての攻撃が目立ちました。そしてモーべルグが独力でそのまま右サイドを突破することもあれば、大外でモーベルグがタメて中を馬渡に突破させることも。

・試合開始早々岩波サイドチェンジ→モーベルグが右サイド深い位置からボールを下げて馬渡クロス→小泉へっぽこシュート、8分馬渡縦パス→モーベルグクロス→シャルク残念すぎるヘッド、11分岩波サイドチェンジ→モーベルグクロス→小泉撃てずとフィニッシュが浦和仕様すぎるアレながらも早速良い形を連発。

・そして14分モーベルグのスルーパスで馬渡が裏抜けに成功。馬渡のシュートは威力こそあったものの、どう見てもGK直撃コース。どころかこれをGKがキャッチも弾くことも出来ずにボールはゴールマウスの中へ。やや珍妙な形でしたが、何はともあれ浦和先制。

・その後15分小泉スルーパス→モーベルグ優しく中へ折り返し→シャルク不規則にバウンドするボールを合わせきれず、17分ショルツ縦パス→小泉がアーク付近でクルクル旋回してスルーパス→ボックス内で関根がシュートを放つもGKセーブ、19分センターライン付近からのショートカウンターでシャルクがボールを持ち運んでモーベルグへ展開→モーベルグは右足シュートに自信がないのかシャルクへ折り返したのが仇に、36分関根スルーパス→モーベルグが置きにいったようなシュートをGKセーブと、決定機はアホほど作るのにどうしても1点が取れないという浦和お馴染みのコースに。

・ところが39分ペナルティーエリアのわずかに外、左寄りの位置でボールを持ったシャルクが混戦でボールコントロールに苦労しながらわずかな隙間を突いて強引にミドルシュート!!これがGKのニアを破って見事にゴールマウスをこじ開け!!なんで組織的にきっちり崩した形では点が入らず、全く崩していないのに点が入ってしまうのか(苦笑)。

・浦和はボールを失っても攻守の切り替えが早くてライオンシティには全く何もやらせず。ライオンシティはなぜかハーフタイムを待たず、前半ATに切り札のキム・シンウク&ディエゴ・ロペスを投入。

・浦和は前節フルタイム出場だったモーベルグの疲労の色が濃かったものの、2点リードではまだまだ安心できないとばかりにハーフタイムでの選手交代はなし。そして48分小泉スルーパス→シャルクの決定機は決められなかったが、そこからの連続攻撃で小泉クロス→ファーでモーベルグヘッドが炸裂して3点目。

・さらに52分関根スルーパス→小泉が左足でGKのニアをぶち抜いて4点目。この場面GKの重心が完全にファーに寄っているのが不思議と言えば不思議でしたが、普段決定機でなかなかシュートを撃たない小泉には珍しいファインゴールでした。

・既に事実上試合が決しているにも関わらず、キム・ドフン監督はなぜかとって置きのレスティエンヌをここで投入。リカはリカで59分になってようやくモーベルグ&シャルクをお疲れ様とばかりに下げて松崎&松尾を投入。

・松尾は一応CFとして投入されたようですが、当然ながら最前線に張っている訳ではなくで事実上ゼロトップ状態。あるいは小泉と並んでの2トップ状態。いずれにせよ、最終的には自慢のスピードを活かして相手最終ライン裏へ抜け出ることを意図して投入された模様で、62分にはその狙い通りに関根のスルーパスで裏抜けに成功し、5点目をゲット!! ライオンシティから見れば松尾はもはや悪魔か何かでしょうなぁ、たぶん。

・リカは68分平野→岩尾、関根→大久保と交代。ここまでごっそり主力を外してしまうとさすがに浦和の攻撃も停滞気味に。そしてあろうことか松崎が個人アピールに走ってボックス内で撃ち切れずにボールロスト。そこからロングカウンターを食らって左サイドからレスティエンヌがクロス→キム・シンウクがどフリーでヘッドとライオンシティ必殺の形を作られてしまいましたが、ここまで守備機会がほとんどなかった西川は集中を切らさずにビッグセーブ!!

・途中投入の大久保も松崎同様良いところがなく、83分左サイドから単騎カットインしてアーク付近でほぼフリーになったにも関わらず、シュートは宇宙開発事業団。終了間際には松尾スルーパス→ボックス内で小泉折り返し→大久保どフリーなのにまたもや小型ロケットを打ち上げる内之浦宇宙空間観測所状態。

・そんなサイドアタッカーのライバル達を尻目に松尾は90分相手のクリアミスをボックス内で拾った松尾がGKを交わして6点目。最低限ライオンシティに勝つ。出来れば大量得点で勝つ。さらに言えばイエローカードや怪我人を出さすに勝つ。そんな諸々のタスクを完遂してのパーフェクトゲームでした。

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《総評》

・浦和がライオンシティに勝ち、同日大邱が山東に勝ったことで浦和と大邱が勝ち点10で並び、直接対戦結果で浦和より優位の大邱が5試合終了時点で首位に。しかし大邱は最終節にライオンシティ戦を残していて、ライオンシティに負けると3位に転落する可能性があり、現時点で2位の浦和が先にグループステージ突破が決まった模様。

・なにせ上海海港の出場辞退を受けて「4チームの組では最下位になったチームとの対戦成績を除外して2位チームの成績を比較する」というレギュレーションがグループステージ突破の条件をややこしくしています。浦和は2位以上が確定しているとはいえ、もはや自力で首位通過の可能性はなく、最終節山東戦に勝って大邱がライオンシティ相手に再度やらかすのを待つのみ。

・ラウンド16は中立地での一発勝負なので、他力本願状態ながらも一縷の望みをかけて首位通過に拘る必要もあまり感じられず、最終節は普段のベンチメンバーだらけで臨む可能性が高いと思います。よって今年ここまで出場機会がない牲川・工藤・木原の出番があるかも。ベンチ組にとって山東戦は絶好のアピールの場です。一方主力はリーグ戦へ向けてコンディションを整えるのが優先課題でしょう。最終節を待たずにグループステージ突破が決まったのはその点でも実に有意義。

・またライオンシティは大邱より守備強度が格段に落ちるのは確か(その割にはプレーの汚さはたいして変わらんか・・・)なので過大評価は禁物ですが、大邱戦よりも決定機の数というか質、「なんでそれが決まらんのか????」と不思議で仕方がないレベルの決定機を量産できたのは進歩といえば進歩でしょう。

・なお、この試合とは直接関係ありませんが、試合前日の記者会見で岩尾が「昨季見ていたゲーム展開では、縦にアグレッシブなスピード感のあるサッカーを展開していたイメージがあります。それはリカルド監督が志向するサッカーと多少ずれがあるように感じますが、今いる選手たちで勝利、ゴールに近づく方法はそういった形だということも学ばせていただきました。ここでゴールや勝利が求められる中で、ピッチに立つときには、自分が今の組織内でできる役割をしっかりと整理することが必要だと理解しています。今はそちらの方が勝つ確率が高いのではないかと思います」と語っていたのが気になったので、それについて思うことを記しておきます。

・浦和は徳島より補強が容易な反面、徳島ほど時間を与えてもらえない。昨年来リカがユンカーとか江坂とかがやりやすいサッカーで結果を出すことを優先していたら、徳島でリカがやっていたサッカーとは随分違うものになってしまい、遅れてやって来た岩尾が浦島太郎状態なんでしょう。もう時計は戻らない。そしてそのことに遅まきながら岩尾が気づいたのだと思います。

・浦和はミシャ時代のような監督のリクエストに応じて選手を集める方式をやめて、監督の意見は聞くが基本はフロント主導で選手を揃える方式に変わっています。だから西野TDが採った選手はリカが徳島でやってたスタイルにぴったり合うとは限りませんし、西野TDも別に徳島スタイルそのまんまをやりたいとは思ってないかも。

・だから今の浦和のスタイルが徳島でリカがやっていたスタイルとは違うのは当然といえば当然。リカが徳島スタイルしか出来ない、そのスタイルに選手を無理矢理はめる系だったら西野はたぶんリカを採ってないと思います。リカがある程度器用に、リアリスティックにやってくれると踏んで西野TDはリカを選び、リカに全幅の信頼を寄せているのでしょう。そしてリカは実際そんな感じで仕事をしています。リカが本当にやりたいこととは多少違っていたとしても。

《選手評等》

平野のズバズバ縦パス!!!これや、これを待ってたんや!!! そしてその縦パスを受けた小泉が前目で久しぶりにクルクル旋回!! この二人が何より良かった。特に平野は今季の浦和に決定的に欠けていたものが何だったのかを可視化してくれた感じ。

・上記の岩尾の話に即していえば、平野は浦和でのリカ流しか知らないから、徳島でのリカ流しか知らない岩尾より迷いがなくて使いやすいのは当たり前。故障明けの平野がACLで岩尾からいきなりスタメンを奪回し、後は岩尾が浦和でのリカ流にどう馴染んでゆくかが問われることになるでしょう。

・シャルクの習熟運転が実戦で出来たのも収穫。でもあんなに決定機を外しに外し、フツー決まらんものを決めるとはなぁ(苦笑) でも大邱戦ではそんなに決定機に絡めなかったシャルクがこの試合では決定機にやたら絡むところまでは習熟が進んだから今日はまあええか。

・モーベルグとの相性はおそらく酒井よりも馬渡のほうが良さげ。特に攻撃面で。この試合みたいに勝利以外に意味がない試合ならなおさら馬渡は使いやすかったかと。

・5試合連続でスタメンのショルツは明日からプーケットでリラックスしてても誰も文句言わんでしょう・・・

・坪井の解説はなんといっても声が落ち着いているのが良い。聞いていて一切不快感がない。もうACLはずっと坪井でお願いしたい。夜中にキンキンうるさいのはもう勘弁や!!

-----シャルク-----
関根---小泉--モベルグ
---柴戸--平野---
明本-岩波--ショルツ-馬渡
-----西川-----

(交代)
14分 馬渡
39分 シャルク
48分 モーベルグ
52分 小泉
62分 松尾
90分 松尾

(交代)
59分 モーベルグ→松崎
59分 シャルク→松尾
68分 平野→岩尾
68分 関根→大久保
81分 馬渡→宮本

 

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2022.04.27

はな火屋@新宿 ~ 醤油らーめん

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 新宿駅西口から新宿大ガード西交差点を渡って小滝橋通り「タリーズコーヒー」のある交差点を左へ入ってすぐ。ほぼ2年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。

 店内の券売機でボタン先頭の「醤油らーめん(700円)」を注文。普通、中盛、大盛まで無料ですが、今回は中盛で。メニューは他に味噌、つけ麺、味噌つけ麺、夜限定の背脂げんこつなど。

 店内はL字型カウンター9席のみ。卓上には自家製っぽい辛味調味料とブラックペッパー、酢、一味。カウンターを厨房の間の仕切り壁が高くて中の様子は伺えませんが、壁越しに頭上から配膳せず、ちゃんと客席まで持ってくるあたりは実に親切。水セルフ。

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 昔は広口で浅い丼で出していましたが今は中盛以上は普通の深めの丼で出すことにしたのかな? また大昔は必要以上にでかいレンゲが特徴的でしたが、それは止めて久しくなりました。

 スープは豚骨清湯ベース。スープの出汁にはあまり金をかけずに焦がしネギと表面の脂とかえしとでなんとか持たせているような気がしますが、それでも飽きさせない範囲内に仕上がっています。

 店外に菅野製麺所の麺箱が見えた麺は平たい並太ストレートで若干固め。量の明示はありませんでしたが、中盛は確かに一般的な麺量よりはやや多く、個人的にはこれで十分満足。大盛りだとスープとのバランスが崩れそう。単調に思えてきたところで卓上の辛味を投入。

 チャーシューは若干崩れやすいタイプながら旨味は十分。他にメンマ、九条ネギ、海苔。

 相変わらず場所の割には値段が安くてそれなりに満足が行くクォリティーで、コストパフォーマンスは抜群。メニューも豊富で駅近&中休みなしと非常に使い勝手のいい店です。もはやマニア受けには程遠いでしょうが、個人的には高く評価しています。

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2022.04.26

湯屋処 まつばら@獨協大学前

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 便宜上「温泉(埼玉・東京)」のカテゴリー内に掲げましたが、無理やり温泉を掘削したわけでもなく、何処から温泉を運んでくるわけもなく、一切温泉を利用していない純然たるスーパー銭湯です。

 東武伊勢崎線獨協大学前駅から高架沿いに南へ徒歩5分程度。いかにも鉄道高架化に伴う空き地の有効活用然とした立地で、実際このスーパー銭湯は東武鉄道の100%子会社が運営しています。
 
 平日600円/土日祝700円とこの手の施設としてはかなり安め。また平日は軽めの麺類がつく「お食事+入館セット券」を800円で売り出しています。下駄箱&脱衣所ロッカーとも100円リターン式。

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 外観はそうでもないのですが、ロッカーの傷み具合を見る限り老朽化は否めない様子。特に風呂は2階にあるのにバリアフリー対応のエレベーターがない辺りの設計の古さがいかにも・・・ただ清掃は行き届いていて特に不快に思うことはありませんでした。
 
 スーパー銭湯らしく浴室内には露天風呂、電気風呂、リラクゼーションバス、ジェツトバス、サウナ等々いろいろと設置。湯は概してやや温め。特に往訪した日は入浴剤で黄緑色を呈した湯舟がなぜか一際温く設定されていたのが不思議でした。
 
 食事処も広めですが、食事処の至るところに「ここで寝るな!!」と書いてあって事実上寝るところがないのが難といえば難。まぁそういうところも含めてスーパーな「銭湯」なんだと割り切るべきところなのかも。

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あばん@上尾 ~ (家系)ラーメン・太

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 上尾駅西口の駅前ロータリーから伸びる道を西へ。「上尾駅西口」交差点そば。先客3、後客4。なんと13年半ぶりの再訪。
 
 店内の券売機で「ラーメン・太(810円)を注文」。ランチサービスなし。
 
 屋号に「横浜ラーメン」を冠していることから察しがつくように横浜家系ラーメンがウリの店ですが、ここは店員が麺の硬さやアブラの多寡などお好みを積極的には聞いてきません。また家系で細麺を選べるのは珍しいかも。
 
 メニューは他につけ麺、中華そば等。家系の店には珍しくトッピング類が豊富。

 店内はカウンター3+2席にテーブルが4人卓×2と2人卓×1。卓上には紅生姜、おろしニンニク、醤油、ラー油、酢、特製スパイス、すりごま、ブラックペッパー。水セルフ。

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 「鶏の胴ガラ、豚の背ガラ、豚の関節の骨を大量に使用。新鮮な素材を使ってじっくり仕上げた、特注太麺にマッチする濃厚マイルドスープをお楽しみください。」というのが店のウリ文句。
 
 この手のラーメンは他店との差別化が難しくて不味いほうに転ぶことはあっても良いほうに突き抜けるのは難しいものですが、ここは家系にありがちなくどさや臭みを上手く抑えていました。出汁が濃厚な割には鶏の胴ガラを加えているのが効いているのか標準的な家系よりやや味わいが軽いかも。でもかえしもきつくないので出汁の旨味をじっくりと味わえて、これはこれで悪くありません。

 麺はもちもちっとした食感の中太緩い縮れ入り。デフォルトでもやや硬めといった感じで、噛み応えがしっかりしていてスープに良く合います。
 
 やや厚めのチャーシューは程よい味付け加減。家系には珍しくメンマが入っています。他に海苔、ほうれん草。
 
 このエリアで長続きしているのも納得の一杯でした。

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2022.04.25

ありがとう、モリモリサービス券@日高屋!!

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 2022年4月18日に日高屋から「店舗において、お会計時にお配りしている『モリモリサービス券 』につきまして、2022年4月30日をもって配布を終了とさせていただきます。」とのお知らせがありました。
 
 ちょうど手元に4月末期限の「モリモリサービス券」があったので、いそいそと日高屋へ出かけて「バクダン炒め定食(700円)」でモリモリサービス券を行使してご飯大盛に。

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 日高屋は毎回同じように割引券をくれる「かつや」と違って新商品開発にそんなに熱心ではないので、「新商品を試食→割引券をもらう→その割引券で次の新商品を試食→また割引券をもらう」という悪魔のサイクルにハマることはまずありません。
 
 また個人的には日高屋の麺類が概して好きではなく(チゲ味噌が唯一の例外)、餃子も「餃子の王将」に遠く及ばないと思っているので、大抵頼むのは炒めモノの定食類。近所にあるので雨の日とか他の店が閉まっている年末年始とかに出かける程度の位置づけで、そうこうしているうちに「モリモリサービス券」が期限切れになってしまうこともしばしば。

 従って「モリモリサービス券」が廃止されても特に困る訳ではなく、むしろ食いすぎ予防になってちょうどいいくらいなのかもしれませんが、今まで当たり前のように貰えたものが無くなるのはそれはそれで寂しいものです(貧乏性w)。
 
 なお、てっきり「モリモリサービス券」の利用自体も4月末で終了すると思い込んでいたのですが、あくまでも配布を終了するだけのようで、「バクダン炒め定食」の食後にもらった「モリモリサービス券」の有効期限はなんと7月末でした!!
 
 よってもう一回「モリモリサービス券」を使う機会がありそうです(^-^;

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【DAZN観戦記】ACL2022 GS MD4:浦和 0-0 大邱 ~ 終始優勢だが勝ち切れないお馴染みの光景

 終始浦和が優位に試合を進め、大邱にはほとんど何もやらせませんでしたが、最後の最後まで点は取れずにスコアレスドロー。今年のリーグ戦でもはやお馴染みとなった光景を繰り返しただけに。

《スタメン》

・浦和は出場停止の岩尾に代えて柴戸をスタメン起用した他、ユンカー→シャルク、小泉→モーベルグ、松尾→関根、大畑→明本とスタメン5名を入れ替え。

・外国人枠の関係でユンカーがメンバー外になったのはともかく、不振の小泉もいきなりベンチ外。代わって故障明けの平野がついにベンチ入り。

・大邱は驚いたことに前節と全く同じスタメン。ライオンシティ戦で一発退場となった韓国代表の33番はベンチにもおらず。

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《試合展開》

・大邱はやはり前回対戦時同様基本5-4-1の構え。さすがにリカはこの出方は予想通りと見え、前回対戦とは対照的にボール保持には拘らずに縦に速い攻めを繰り出して大邱が5-4-1でドン引きになる前にWBの裏を突く攻撃パターンが数多く見られました。

・2分この形で左サイドを突破して得たCKで、江坂CK→ファーで引いた位置にいたシャルクがアーク付近から走り込んでボレーシュートを放つもGKセーブ。5分カウンター気味に得たチャンスで江坂縦パス→モーベルグ折り返し→シャルクの決定機もGKセーブ、こぼれ玉を拾ったモーベルグシュートもDFを直撃して枠外へ。

・またサイドチェンジでモーベルグに預けてからの右サイド攻撃も効果的。11分、13分とモーベルグへの大きな展開からモーベルグ自らフィニッシュに持ち込むも、これまたいずれも決まらず。

・大邱は相当混乱しているのか、守備の破綻を覆い隠すように恒例のダーティーなファウルを連発して3分、9分と早くもイエローを頂戴。主審は大邱の汚いやり口をちゃんと見ていて実に頼もしいと思ったのですが、これが壮大な罠だったとはなぁ・・・

・20分を過ぎるとゲームは徐々に落ち着き出し、浦和の決定機も僅少に。35分江坂のコントロールショットもGKがセーブ。

・浦和の布陣は前回対戦時のような酒井を高く上げる形ではなく、むしろ明本をやや前に押し出す左肩上がり気味。大外にモーベルグが張って中を酒井が駆け抜けて大邱最終ラインを破る場面も何度か見られましたが、酒井のクロスは悲しいくらいに誰にも合わず、前半終了間際にクロスがシャルクにわずかに合わなかった場面があっただけ。右サイドからのクロス攻撃で最も可能性があったのは44分モーベルグ高速クロスがわずかに伊藤に合わなかった場面でしょうか。

・前半の大邱はほとんど何も出来ておらず、15分左サイドからクロス→ラマスヘッドがわずかにバーの上だったくらい。浦和は前回対戦時の教訓を生かして大邱にカウンターのチャンスすら与えず。

・ただ大邱は引き分けでも全く困らない立場なので、まずは後半頭から左WB鈴木やイエローをもらった7番の左CBを下げる等の3枚替えで前半モーベルグにやられまくった左サイドをテコ入れ。それでもモーベルグは53分酒井とのワンツーで強引に相手守備陣をこじ開けて際どいシュートを放つ場面がありましたが、さすがに消耗が激しくて60分くらいから急激にフェードアウト。酒井がモーベルグとの連携で最終ライン裏へ抜け出る場面は全く見受けられなくなりました。

・右サイド攻撃が停滞気味なので左サイド攻撃に期待がかかるものの、これがどうにも形にならず。関根は再三サイドを突破するところまでは良いものの、肝心なところでどうも持ちすぎてしまって結局潰されるの繰り返し。63分関根左サイドからの横パスを前に出てきたショルツがシュートを放つもGK正面。そのこぼれ玉に詰めようとしたシャルクが後方から倒されているように見えましたがPKはなし。

・この辺から主審はかなり怪しげになっており、61分32番の足裏を見せてのスライディングタックルという極めて悪質なプレーに対してレッドではなくイエロー止まりにしたかと思えば、75分大邱の繰り出すあれやこれやに比べれば悪質でもなんでもない柴戸のファウルに毅然としてイエローを出す迷走ぶり。後半開始早々ショルツがラグビー紛いのタックルを受けているのになぜかショルツのファウルになった場面は全く理解不能でしたし・・・・

・66分関根→松尾、シャルク→大畑と代えて左サイド攻撃の活性化を図るも、松尾はやはりスペースがない局面では活きないと見えて縦への突破はほとんどなく、あまり意味を感じられないカットインに終始。松尾が大外に張って、大畑に中を走らせるプレーのほうがまだ可能性を感じましたが決定打には至らず。

・そしてイエローをもらった柴戸をやむなく75分に平野に交代。ただこの交代がむしろ幸いして平野が後方からボールをワイドに散らすことで浦和がリズムを取り戻したかのように見えましたが、運が悪いことに酒井が故障して81分馬渡と交代。

・もっともビハインドの局面での馬渡投入はある程度理に適っていてモーベルグが完全に消えているにも関わらず右サイド攻撃が再活性化。82分右サイドから江坂のクロスはわずかに明本に合わず。そして85分スローインからの攻撃で江坂→伊藤が右サイドを深く抉っての横パスを明本が合わせきれず。この試合で浦和が最もゴールに近かった場面でしたが・・・

・残念ながら最後は高さのある相手に高さのない浦和がハイクロス攻撃を仕掛け続けるという何の可能性も感じられない虚無状態に。91分平野浮き球縦パスがボックス内の江坂に通り、最後は伊藤のシュートに繋がったのが唯一可能性があっただけで、それもバーの上。

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《総評》

・シュート数18対4、CK8対0というスタッツが示す通り、浦和が終始大邱を圧倒しており、大邱の決定機らしい決定機は15分の一回こっきり。どう考えても浦和が勝って然るべき試合内容でしたが、結果はスコアレスドロー。内容はともかく結果はドローでも全く問題ない大邱の思惑通りとなってしまいました。

・ライオンシティーにカウンターを食らいまくった大邱が強いチームとは全然思えないのですが、浦和もこれまた強くはない。終始優勢で勝って然るべき試合を勝ち切れないどころか、あまつさえ負けてしまうというのは今季のリーグ戦で何度も見た光景。最後の最後までフィニッシュが残念でした。シャルクはどう見てもCFタイプではなく、明本はCFで使えないこともないが点取り屋ではない。

・ただシュート数の割には「後は決めるだけ!!」「なんでそれが入らんのか!!」という場面は案外少なく、その前のラストパスの精度だとか、出し手と受け手の呼吸が合わないとかシュートを撃つ以前の場面で問題を抱えているようにも見え、これだとストライカータイプ、点取り屋タイプを最前線に置いてもさして問題は解決しない気も。

・さらに言えば、そもそも選手編成がACL仕様には程遠いチーム、ACLでは使い物にならない選手がゴロゴロいるチームが天皇杯優勝という「ごまめルート」でACLに出場し、今季もたった2勝しかしてないのにACLでいきなり好成績を上げられる訳がありません。とにかくACLは出続けることが大事。引き続きリーグ戦でのACL圏入り目指して頑張りましょう!!

・なおややこしいことに第4節消化時点では浦和がこのグループ首位。浦和・大邱・ライオンシティが勝ち点7で並んでいて、3チーム間の対戦成績では得失点差で浦和が首位になる勘定のようですが、今後浦和と大邱が共にライオンシティに勝つと、浦和は大邱に直接対戦で負けているのが響いて大邱が首位になるという星勘定。

・よって浦和は次節ライオンシティに勝って、大邱のやらかし待ちという立場に追い込まれました。最下位山東との対戦結果はノーカウントになるのは確実で最終節はいわば消化試合。次節にグループステージ突破がかかります。

《選手評等》

・シャルクをCFで使うとほぼゼロトップ状態に。これだと周囲との連携を深める時間がなかったのが仇に。使えないことはないと思いましたが、急場では無理があったようで。

・平野の復帰がこの試合最大の好材料。90分出来るコンディションではないかもしれませんが、岩尾より平野のほうがはるかに使いやすそうに見えました。もっとも平野は守備に回った時の軽さが目に余る系で、そんなにACL向きではない気も多々。


-----シャルク-----
関根---江坂--モベルグ
---柴戸--伊藤---
明本-ショルツ--岩波-酒井
-----彩艶-----

(交代)
66分 関根→松尾
66分 シャルク→大畑
75分 柴戸→平野
81分 酒井→馬渡

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2022.04.24

【観戦記】21-22年第18節:長野L 2-3 浦和L 

・超久しぶりに浦女のアウェーゲームを観戦。長野Uスタジアムに来たのは2回目。トップチームはACLでタイに長期遠征中のためか、メインスタンドにはびっくりするくらい多くの赤者が来ていました。

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・もう飽き飽きした全く新味のないスタメンで試合開始。浦和は試合開始早々から長野を自陣深く押し込み続け、4分安藤の豪快なミドルで先制するも、その後はただボールを握っているだけで20分清家の右サイド突破から菅澤に惜しい場面があったくらい。

・その直後に長野に浦和右サイドを何度か脅かされた上に、最後は柴田が瀧澤に裏を取られ、清家の対応も緩慢で瀧澤がボックス内突入。GK池田は瀧澤がシュートを撃ってくることを全く予想していなかったのか、角度のないところからニアをぶち抜かれるという代表クラスのGKとしてはどうかと思われる残念な対応で失点。

・28分猶本CK→ニアではながヘッドですらせたボールをを菅澤が押し込んで突き放したと思えば、35分中盤でのボールの失い方が悪く、ものの見事にカウンターを食らってまた同点に。記録ははなのオウンゴールのようですが、クロスは泊が詰めていたので已むを得ません。

・押し込んでいる時間は長いがたいして決定機は作れないチームが陥りがちな試合展開ですが、スコアレスならまだしも早々とリードしたチームがなんでわざわざ自分で試合をややこしくするかなぁ?しかも若いチームならともかくベテランが多いチームなのに。実に不思議というか珍妙なチームです、今の浦和は。

・55分柴田のスルーパスで長野最終ラインの裏へ抜けた清家をボックス内でGKが倒してしまいPK。PKキッカーは清家。しかし清家のシュートコースはGKに完全に読まれていたようでPK失敗!

・浦和は67分に水谷に代えて遠藤、塩越に代えて島田を投入し、菅澤&島田の2トップ気味にシフトしたものの、共に全く機能せず。遠藤はまだしも島田はここで出すレベルに達していないような・・・島田はなぜか毎試合出場機会を得ていますが、この出来では出場機会がない他メンバーが腐っても無理はないような・・・

・しかも、ボールを支配してる時間は圧倒的に長い浦和の方が先に足が止まるっていったいどうなっとるんや??? 特に安藤は見るからにヘロヘロなのに替えを用意する素振りもなし。そして当然のように終盤は長野が大攻勢。82分には中盤をぶち破られて一瞬数的不利に陥る大惨事に陥るも幸いシュートは池田の正面。84分にはスカスカのバイタルエリアを良いように使われてボックス内からどフリーでシュートを許すもここは池田ががっつりセーブ。

・危ない場面をなんとか凌ぎに凌いで試合終了直前に左サイド深い位置から佐々木スローイン→猶本クロス→ファーで菅澤が折り返し、はなが詰めてなんとか浦和逃げ切り勝ち!! はなはスローイン前のCKからの流れで前残りしていたのが最後に活きました。

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・興行的には非常に面白い試合で、長野にも十分見せ場があったせいか、帰りのシャトルバスでは長野サポの爺さん婆さんもそこそこ満足げ。

・しかし個人的にはただ勝っただけという悪い印象しか残りませんでした。終盤のズタボロ状態を見ると、ノジマに後半2点差を追いつかれ、AS埼玉にも後半一時2点差を追いつかれ、そしてあろうことか大宮には後半2点取られて逆転負けを喫するなど、中下位チームに勝ち点を落としまくっているのは間違いなく構造的な問題なんでしょう。

・浦女と長野の個人能力は段違いで、長野が根性プレスをかけて来ても浦女は足技で簡単に交わせますし、イーブンなボールでの競り合いも概して浦女が優位。でも試合内容は五分五分というのは個人能力より上位の次元で浦女が間違えているとしか思えません。

・攻撃時ですらやたらボールに集まる今の浦女のスタイルが個人的には全く評価できません。往々にして相手守備を引きつけるだけに終わっていますし、首尾よく相手の守備網を抜け出してもサイドで人数かけすぎて肝心なボックス内には菅澤しかいないことがしばしば。

・ボールを支配しているけどそのボールの回りにワラワラ寄ることで無駄足を使っているので、圧倒的にボールを支配しているのに先にバテるという自爆的構図なのかも。ボールを動かしているのではなく、人が動いてボールを支配しているだけというアホらしやの鐘がガンガン鳴り響く中でシーズンが終わりそうです。

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-----菅澤-----
塩越---猶本---水谷
---柴田--安藤---
佐々木-南--はな-清家
-----池田-----

(得点)
4分 安藤
21分 瀧澤(長野)、
28分 菅澤、
35分 オウンゴール(長野)、
90+2分 高橋はな

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【DAZN観戦記】ACL2022 GS MD3:大邱 1-0 浦和 ~ ACLらしいACLが始まった!!

 ガツガツ当たりに来る相手、しかもかなり汚い手段を弄してくる相手にはとことん弱いという昨年来の難点がACLの舞台でより一層顕わになった感じでしょうか。

《スタメン》

・浦和は山東戦から彩艶・ショルツ・小泉を除くスタメン8名入れ替え。ライオンシティ戦との対比ではモーベルグに代わって小泉がスタメンに。

・リカはACLのGKは彩艶で行く腹を固めたのかも。また切り札のモーベルグと汎用性がある明本がベンチスタート。この辺は第4戦でのスタメンを想定した出場時間調整を兼ねてなのかも。

・SHがだだ余り状態なので松崎がベンチ外となり、宮本がベンチメンバーを確保した格好。

・第1戦・第2戦とも全く同じスタメンだった大邱はここで7名入れ替え。元G大阪のイ・グノはベンチスタート。CB4番(チョン・テウク)は東京五輪代表のキャプテンで、兵役の絡みで合流が遅れたらしくこの試合からの出場。

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《試合展開》

・大邱は早々と5-4-1の布陣で自陣に撤退。ほとんど前からプレスはかけて来ず、コンパクトな布陣を維持して浦和が縦パスを入れてきたところで一気に絡めとる守備構え。そしてボールを奪ったら縦パス一本でシンプルなカウンターを発動するという単純極まりない作戦でこの大一番に臨んできました。

・浦和は基本的に酒井を高く押し上げて右肩上がりの3バックで攻撃。オプションとしてCHの片方を最終ラインに下げて両SBを上げる手も使っていましたが、いずれにせよ浦和はボールを一方的に保持しているだけで、相手を押し込んだ状態ではほとんど縦パスを入れられずに大邱守備ブロックの外周でボールを回すだけの典型的な攻め倦み状態。

・また大邱は守備網が破れそうになるとすぐに汚いファウルで止めてくるのにも閉口させられました。主審は19分、37分と早めにイエローカードを提示してはいましたが、イエロー相当のファウルにカードを出さないケースもままあって悪い意味で「ACLらしい試合」の様相を呈し、この辺はACL経験者が少なくなった浦和にはかなりのハンディキャップになったかも。

・とはいえ浦和はこの試合を引き分けで終えても別に構わない立場なので、大邱が前に出てこないならそれに合わせてだらだら時間を浪費しても良かったはずなのですが、「腰が引けた状態で中途半端に攻めに出る」というこれまた経験不足というか老獪さに欠けるというか、なんだか若葉マーク丸出し。

・そして、13分珍しく大邱が最終ラインをぐっと押し上げて前に出て来て、岩尾が自陣深い位置での緩い横パスを奪われたところから10番(ブルーノ・ラマス)に際どいシュートを撃たれ、さらに17分には10番の深い位置からの縦パス一本で32番(チョン・チイン)に浦和右サイドを抜け出され、角度は無いながらもこれまた際どいシュートを撃たれてしまいました。

・43分には浦和左サイドを破られそうになったところで、岩尾が足裏を見せてファウルで止めてしまってイエロー。これで岩尾は次節出場停止。

・前半の浦和は全く良いところなく、決定機どころかシュートすらロクに撃てなかったのでハーフタイムにリカが早速動くかと思いきや、超意外なことにハーフタイムでの選手交代はなし。良いところがないままイエローをもらった岩尾すら代えないのには驚きました。

・これでは大邱ペースの試合の流れは変わるはずもなく、早速46分またもや縦ポン攻撃からショルツの裏へ抜け出した32番に決定機を許すもここは彩艶がなんとかセーブ。しかし53分左WB鈴木がどフリーでクロス→岩波とショルツの間に上手く入ったゼカがどフリーでヘッドでついに大邱が先制。

・その後も63分CKから4番に際どいヘッドを許し、その直後には彩艶&岩波の連携が拙くてビルドアップに失敗するという惨状に。

・これでとうとうリカもブチ切れたのか、67分に岩尾→柴戸、松尾→関根、小泉→モーベルグ、大畑→明本と怒涛の4枚替えを敢行。右SHに入ったモーベルグの威力は絶大で、70分右サイドからカットイン&二人を交わしてボックス内に突入するもシュートはGK正面。75分CKでファーで岩波折り返しを酒井がヘッドで合わせるもバーの上。

・78分酒井に代えて馬渡を投入して右サイドの圧力を強め、すっかり運動量が落ちた大邱の守備網が緩んだ終盤は浦和が大攻勢に。89分馬渡FKから始まる一連の攻撃で、前残りしているショルツとのパス交換からユンカーに決定機が訪れるもGKが辛うじてセーブ。そのこぼれ玉にショルツが反応するもシュートはポストを直撃してゴールならず。

・最後は押せ押せになったものの、肝心なところで関根がファウルを連発してブレーキと化し、そのまま試合終了。この試合に出場していたメンバーでは最もACL経験があるはずの関根がこれじゃなぁ・・・

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《総評》

・端的に言ってしまえばリカの作戦負けでしょう。大邱が5-4-1の布陣でカウンター狙いに徹してきたのをリカは全く予想していなかったことが試合後判明。「相手が3-5-2以外の形で来ることは予想できていませんでした。」と良くも悪くもリカらしい、裏表全くなしの率直すぎるコメントには思わず苦笑。

・大邱は前節ライオンシティー戦にまさかの0-3の大敗を喫したため、浦和との連戦では是が非でも勝たないと2位すら怪しくなる立場なので、ハナから後ろが重い、重すぎる5-4-1の布陣を敷くとはリカは思わなかったのでしょうが、相手が3-5-2で来ると予想して組んだスタメンが全く機能せず。しかもハーフタイムを挟んでなおそれを修正しなかったのが敗戦に直結しました。

・超結果論ですが、4枚替え後の面子で最初から試合に臨んでいればもうちょっとマシな試合になったような気がしてなりません。

・普段のリーグ戦ですら鳥栖や札幌といったガツガツ当たりに来る相手は苦手な今の浦和。ACLだとそのガツガツ度が一段とマシマシになり、おまけに往々にしてイエロー上等の汚いファウルまで辞さない悪い意味での「鋼のメンタル」で相手はやってくる。そういう手合いに対して正直相対的に強度が落ちるメンバーをわざわざスタメンに並べ、びびって腰が引けたまま67分まで時間を徒過してしまいました。

・激しいを通り越した、相手の汚いプレーの連続があってナンボのACL。ACLらしいACLに向いていない選手が炙りだされたのがこの敗戦からの数少ない収穫でしょう。中2日で迎える大邱との再戦は勝利が必須。最初は相手が5-4-1で来る可能性は非常に高く、リカの修正力が問われることになります。

《選手評等》

・ACLでもなかなか調子が上がらないユンカー。そもそもボールがロクに回ってこない上に、序盤に指を負傷したのが微妙に響いたのかもしれませんが、数的優位のカウンターのチャンスでボールを失ったのにはがっかり。浦和加入直後の好調時なら間違いなくフィニッシュまでいったお得意の場面でしょうに。疲労度を考えれば次節はシャルクがスタメンでしょう。

・彩艶は失点場面こそノーチャンスですが、この試合ではクロスに対して被ってしまう場面が散見されました。必勝を求められる次節でスタメンを維持できるかどうか。

・酒井は故障で小休止したもののコンディションはあまり良くないようで、肝心なところでプレー精度欠きまくり。これではわざわざ高い位置に押し出した意味はなく、酒井右CBの3バックで守備に重きを置かせたほうがまだマシだった気が。

・松尾はスペースがないと活きないという意味で「痛がらない、転がらない、気まぐれでもないマルちゃん」疑惑がいよいよ本格化(つД`) かといって大久保も松崎もACLはフィジカル的にきつそうでなぁ・・・今の浦和には長澤のような相手の当たりには滅法強い「ACL専用機」が中盤にいないのが結構辛い。

-----ユンカー-----
松尾---江坂---小泉
---伊藤--岩尾---
大畑-岩波--ショルツ-酒井
-----彩艶-----

※ほとんどの時間帯で酒井が高く上がって小泉が中に絞る3-1-5-1状態に。

(交代)
67分 岩尾→柴戸
67分 松尾→関根
67分 小泉→モーベルグ
67分 大畑→明本
78分 酒井→馬渡


《大邱》
-----19-----
--14----32--
18-10--26--2
--7---4--66-
-----21-----

(得点)
53分 ゼカ


19:ゼカ
32:チョン チイン
10:ラマス
18:鈴木
4:チョン テウク

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2022.04.23

タマネギヘッドバッド@要町 ~ タマネギヘッドバット

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 有楽町線要町駅から至近距離ですが大きな通りには面しておらず、要町交差点角にあるセブンイレブンの裏辺りに立地。先客ゼロ、後客2。
 
 店内の券売機を見て基本と思しき「タマネギヘッドバッド(800円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは「つけそばスープレックス」との2トップ。「まぜそばラリアット」のボタンもありましたが、往訪時は×印が点灯していました。また夏季は「冷やしヘッドロック」を用意している模様。商品名が奇抜なので、フツーのラーメン屋だと思って入って来たっぽい後客の婆さんに対して店員が説明に四苦八苦(苦笑)。
 
 店内はカウンター7席と4人卓×1、2人卓×2。カウンター席の背後はやや狭小。さらに店外にテラス席らしきものがありましたが、実際に使っているかどうか不明。卓上にはミル入り粒黒胡椒と生姜酢。

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 フランスパンに赤いペースト状のものがべったり付いていますが、これは味変用のトマトペースト。
 
 店のウンチク書きによればスープは「淡路産玉ねぎをじっくりと炒めて鶏スープと合わせ」「要の塩ダレはモンゴル岩塩に貝出汁を合わせた」とのこと。玉ねぎを前面に打ち出しているせいか、スープの色合いもなんとなく洋風スープっぽい気が。案内に従ってまずはそのまま飲んでみましたが、炒めた玉ねぎからくる脂のせいか少々脂っぽいのはともかく、残念ながら塩ダレがかなりうるさくてしょっぱいのが気になりました。
 
 そこで「タマネギをよりもっと感じたい方は底の方からよくかき混ぜてください」との案内に従って天地返しを繰り返すと、玉ねぎの甘味が加わって塩ダレの妙な尖り、うるささがかき消される一方、旨味が増してぐっと食べやすくなります。というか、最初からかき混ぜてナンボじゃないかなぁ、これ。またかき混ぜ後も当然ながら味はやたら濃いままなので、せっかくのトマトペーストも味変としてはやや力不足。
 
 麺は村上朝日製麺所製の平たい中太ストレートタイプ。つるつるした口当たりともっちりとした食感、強いコシが嬉しい逸品です。濃い味のスープに全く負けていません。

 鶏チャーシューは厚切りで食べ応え十分。他に鶏ひき肉、揚げ玉ねぎ、紫玉ねぎ。「麩かな?」と思ったものはスープに浸かりっぱなしだったフランスパンの下半分でした(苦笑)。麺や具の量と比べてなぜか丼が小さいので、麺が泳がずに食べづらくて少々難儀。

 この感じだと「つけそば」のほうが良いかも。
 

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2022.04.22

味の大王 室蘭本店@室蘭 ~ カレーラーメン

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 室蘭駅からシャッター通りどころかほぼ廃墟と化した商店街を抜けて徒歩5分強。11時の開店10分前に到着したところ先客ゼロでしたが、開店時間が近づくと近隣の駐車場の車中で待機していたと思しき方々がゾロゾロやって来て、開店時には20名ほどの行列に!! 開店後ほどなくほぼ満席となり、退店時中待ち1と結構な人気店のようです。
 
 券売機はなく、店内のメニューを見てここの名物「カレーラーメン(830円)」を注文。全員がカレーラーメンないしその+αを頼んでいましたが、どういうわけか店内のメニュー先頭は塩ラーメン(爆笑)。

 店内は縦長カウンター8席と4人卓×2、小上がりに4人卓×4。小上がりは今時珍しいレベルでぎゅうぎゅう詰め(>_<) 卓上にはブラックペッパーと七味。そして何といってもエプロンを一枚10円で売っているのが目を惹きました。

 厨房内ではホール係兼アシスタントといった感じのオバチャンが4人もいて強烈な存在感を放っていますが、ラーメンを作っているのは兄ちゃん一人だけなので回転はあまり良くないかも。 

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 若干とろみがかったスープ。肝心のカレーは黄色いカレー粉まみれの昭和のカレースタンド風ではなく、カレー南蛮のような和風でもなく、「こくまろ」や「とろけるカレー」を使ったようないかにも家庭のカレー寄り。あまり辛くはないものの、とにかくコクと旨味たっぷり!!ベースとなるスープとの相性も非常に良いのか、ついつい飲み進んでしまいました。
 
 麺は中細の強い縮れ入り。少々玉になっているので、かき混ぜて麺をほぐし、スープをしっかり絡ませながら食べ進むのが吉。心持ち柔らかめのせいか、硬めを注文している客もいました。

 具は豚肩ロースのチャーシューともやし、タマネギが少々。正直ワカメには違和感が・・・ ご飯を注文している方が結構いましたが、ご飯のおかずには具は少ないかな? スープも特にご飯を欲するほど味が濃い訳でもありませんし。

 なおこの店は室蘭カレーラーメン発祥の店だそうですが、ややこしいことにカレーラーメンの元祖は苫小牧の「味の大王総本店」。室蘭本店はそののれん分けがルーツで、味は全然違うんだとか。

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2022.04.21

明太しらすおろしぶっかけうどん@丸亀製麺 アリオ川口店

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 丸亀製麺アリオ川口店で2022年3月15日から期間限定で売り出し中の「明太しらすおろしぶっかけうどん・大(710円)」を「冷」で試食。併売中の「春のあさりうどん」や「焼き立て肉うどん」が提供できないSC内店舗など小規模な店舗で提供されているメニューで、茹で上がったうどんの上に具材をちょんちょんと乗せてあっという間に出てきます。なお大根おろしはとろろに変更可能で、店の方からもどちらにするか聞いてきます。
 
 なお往訪したアリオ川口店は相変わらず独自に「トマトカレーうどん」を積極的に推していて、「明太しらすおろしぶっかけうどん」はその下に申し訳程度に記してあるだけ。

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 「ピリリとした辛みの効いた明太子、さっぱりとした大根おろしと大葉が相性抜群の一杯です。まずは、旨みたっぷりのしらすをひと口。口当たりがよくふんわりとした食感とあっさりとした味わいをお楽しみください。打ち立てもちちもちのうどんに具材が合わさることで、明太子のピリリとした辛さと大根おろしのさっぱりとした味わいを麺ののど越しとともに味わえます。さらに、仕上げにのせた大葉の爽やかな香りがさっぱりとした味わいをもたらしてくれます。」というのが丸亀製麺のウリ文句。

 天敵大葉をとっとと除染した後は、ぶっかけうどんなのでつい反射的にというか本能的にまぜそばよろしくぐじゃぐじゃにかき混ぜてから食べたのですが、上記のウリ文句を読む限り丸亀製麺は混ぜてから食べることを想定していないのかも。
 
 混ぜてもしらすは当然ながら原型を保っていてその旨味はしっかり味わえますし、大根おろしはじゃりじゃりとした食感が楽しめるので特に問題はないのですが、残念ながら明太子は出汁と渾然一体となってしまうと存在感が薄いのなんの。単に出汁がしょっぱくなっただけというか・・・ それでも全体としては悪くはないのですが、これではただの「しらす大根おろしぶっかけ」と大差がないかも。

 とはいえ併売中の「焼き立て肉うどん」とは真逆のさっぱりした味わいで、いかにも初夏向けらしい一品です。でも販売は4月下旬までの予定なのが不思議。

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2022.04.20

旬彩china口水@神田 ~ 口水担々麺

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 JR神田駅南口から神田金物通りを東へ。今川橋交差点を渡った先に立地。ただ外観が地味なので一度通り過ぎてしまいました(苦笑)先客ゼロ、後客3。
 
 店外に設置された券売機で「口水担々麺(880円)」を注文。辛さは「控えめ/普通/辛口」から選べるそうなので「辛口」にチャレンジしてみました。ランチサービスなし。

 メニューは「醤油雲呑麺」との二本立てで、単なる「中華そば」といったプレーンなメニューはありません。。
 
 店内は縦長L字型カウンター8席と店奥に2人卓×1。卓上にはホワイトペッパー、ラー油、花椒。カウンター背後のスペースが狭くて店奥へは少々入り辛いかと。

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 配膳されるや否やちょっと鼻がムズムズ。軽くとろみを感じるスープにはラー油が少々浮かんでいるものの、これ自体は全然辛くなくてむしろごまだれが卓越気味。辛さや痺れのもとは専ら肉味噌のほうに仕込んであるようで、それをちびちび崩しながら食べ進むと味わいが激変します。
 
 「辛口」を頼んではみたものの、辛さよりもむしろ痺れが強め。辛いというより舌を刺激し続ける力が強いといった感じでしょうか。でも個人的にはこの程度の刺激のほうがスープの旨味やコクも楽しめて実に良い塩梅。物足りなければ卓上のラー油や花椒で各自調整してくれということなのでしょう。
 
 麺は三河屋製麺の細目&ごく緩い縮れ入り。やや柔らかめの仕上がりで、このスープだとちょっと頼りなく感じました。
 
 肉味噌にナッツが少々混じっているのはいかにも今風の担々麺。その下にはもやしとニラが少々。カウンターに穴あきレンゲが置いてあるのは嬉しい配慮。
 
 ラーメン屋だらけの神田駅周辺ですが、今川橋交差点を渡った先はラーメン屋が急減するので近在の勤め人には重宝されるかも。

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2022.04.19

喜来登@すすきの ~ みそラーメン

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 札幌市地下鉄南北線大通駅ないしすすきの駅から狸小路のアーケード街を西へ。「狸小路6」のファミマの先、。夕方の中途半端な時間帯に往訪しましたが、先客8、後客5~6と結構賑わっていました。
 
 券売機はなく、卓上のメニューを見て「みそラーメン(800円)」を注文。後払い。
 
 メニューは他にしお、しょうゆと非常にシンプル。

 照明を落としているせいか、店はラーメン屋というより居酒屋に近い雰囲気ですが、ニンニクの臭いがきつく漂っている辺りはいかにもラーメン屋。店内はくの字型カウンター5席と4人卓×2、2人卓×2。卓上にはブラックペッパー、ホワイトペーパー、辛みスパイス、一味。

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 話には聞いていましたが、とにかくネギの盛りが凄い!!! G系のもやしと違ってネギは細かく刻んであるせいか高い積めるようです。ネギは辛味も臭みもなくて、そんなにネギ好きでもない私でも問題なし。
 
 スープは白味噌ベースでやや甘目の味わい。またもやし、挽肉や玉ねぎ等の炒めものも混じっているので食べ始めはやや脂っぽい感じがしました。ただネギの山が曲者。あまりにもネギが多すぎてスープがぬるくなってしまう上に、ネギの下にもやしもあるせいか、いわば「箸休め」だらけでスープは優しい味わいを通り越してなんだか物足りない感じに。ニンニクはがっつり効いているのに物足りないとは・・・やむなく卓上の辛みスパイスを早々と投入。
 
 麺は中細縮れ入り。最初は硬めと感じましたが、すぐに馴染んでゆきました。ネギの山のせいか、量は多めで場所柄飲んだ後の一杯を志向している訳でもなさげ。
 
 また炒め物の挽肉がばらけずに、なぜか団子状に固まっているのが不思議でした。他にメンマも少々。

 それでもアットホームな女将さんの接客態度には惹かれるものがありました。

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【DAZN観戦記】ACL2022 GS MD2:浦和 5-0 山東泰山 ~ ロケット2段目点火成功!!

 ショルツ以外は普段のベンチメンバーをゾロゾロ起用して臨みましたが、先制点を取るまでにやや時間がかかった嫌いがあったくらいで、終わってみれば文句なしの結果に。

《スタメン》

・浦和はショルツと彩艶以外の9名を入れ替え。大邱相手に0-7を大敗を喫して、力が落ちることが判っている山東泰山相手にリカは大胆なターンオーバーを敢行しました。第3節・第4節での大邱との連戦がグループステージ勝ち抜けをかけての大一番になることは明々白々なので、そこにベストメンバーを持って行くべく、ここでターンオーバーするのは当然でしょう。

・シャルクのベンチ入りに伴い、外国人選手でベンチ外になったのは前節フル出場だったユンカーではなくモーベルグだったのが意外でした。

・また前節ベンチ外だった宮本がいきなりスタメン入りした一方、江坂がいきなりベンチ外。普段なかなか休む機会がない江坂に珍しい配慮です。

・山東泰山は2021シーズンでリーグ優勝&カップ戦優勝の2冠を達成し、本来であれば中国勢最強と目されてしかるべきクラブ。しかしながら、今大会も前大会に続いて中国政府が厳しいコロナ対策を取っている(=今大会に出場すると新型コロナウイルスの影響で国内リーグ開幕までに帰国できない可能性がある)ので中国勢はACLには非常に消極的。

・従って出場を辞退した上海海港よりはマシとはいえ、山東もフェライニなど主力をごっそり欠いているどころか最年長が2000年生まれという若手だらけのチームでACLに臨むことに(監督もU-21の監督!)。

・ちなみに山東泰山は昔の山東魯能。クラブ名に会社名を入れないようにするサッカー協会の方針を受けて、2021年シーズンからクラブ名が山東泰山に変わっています。

・浦和とは山東魯能時代の2007年に「A3アジアチャンピオンズカップ」という今となっては謎の大会で対戦したことがあり、その際は3対4の敗戦。

・開催地山東省済南は当時「空気が見える」と岡野に評されるくらい大気汚染が酷かったとか城南一和との大乱闘とかはともかく、最終節で食らったワシントンのレッドカードがその後どこで消化されたのか判らないとか、3位になった浦和への賞金が未払いだとか、とにかく滅茶苦茶な大会で、その後大会自体が有耶無耶になったようです・・・

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《試合展開》

・山東はハナから5-4-1の布陣で自陣にドン引きの構え。全くプレッシャーをかけてこないので前半を通じて浦和が敵陣で一方的にボールを保持している状態。そこで浦和はCHの一枚を最終ライン左に落とす一方両SBを上げ、さらにショルツを高く押し出してショルツの縦パスを起点に攻撃を仕掛けました。

・右サイドでは関根と宮本が内・外のレーンを変えながらショルツの縦パスを受けて山東の左サイドを破る形は何度も作れていましたが、残念ながらこの面子だといかにもフィニッシャー不足。

・11分ショルツ縦パス→関根マイナスの折り返し→ボックス内で小泉シュートはバーの上。12分宮本クロスに対して珍しく柴戸が飛び込むも合わせきれずに枠外、15分大久保が左サイドから深く抉ってボックス内に突入するも小泉がヒールでの流し込めずと、「ボールは良く回るが点は入らない」という「J2オールスターズ」による浦和お馴染みの光景が広がることに。

・解説坪井の見立てではこれでも山東の守備は大邱戦よりずっと良くなっているそうで、見方によっては「外を少々破られても中で跳ね返せれば無問題」と割り切っている風でもあり、時間の経過と共に浦和右サイドで相手最終ラインの裏に抜ける場面も減って来て、ショルツが業を煮やしたかのように「モーゼ攻撃」を仕掛ける場面もしばしば。

・上手く行ってはいないものの妙に焦ることもなかったのが奏功したのか、26分ついに浦和が先制。関根が右サイドからカットイン→ボックス内に大久保との壁パスからシュートを放ち、そのこぼれ玉に反応した明本が泥臭く押し込んでゴール!!

・浦和はボールを失っても素早く攻守を切り替えていとも簡単に敵陣でボールを回収していましたし、山東がなんとか自陣を抜け出してもそこにはショルツが立ちはだかっているので全く得点の気配なし。よって先制点さえ取ってしまえば浦和は極めて楽チン。

・30分関根のクロスをボックス内で受けようとした明本を山東の13番がボールに全くチャレンジすることなく背後から押してしまいPKに。この試合のPKキッカーはショルツ。GKの飛んだ方向は合っていたものの、ショルツはGKの届かないところにスピードのあるボールを蹴り込んでおり、全く危なげなくゴール。

・その後も33分馬渡クロス→明本ヘッド、36分ショルツのモーゼ攻撃からの折り返しを大久保シュートと良い形を作りながらも追加点はならず。浦和は前半を通じて攻撃の全権をショルツに依存している状態。とにかくショルツが万能の神過ぎるせいか、この面子なら本来ゲームをコントロールして然るべき小泉がやや消え気味で、中央で相手に圧力をかけるにはショルツのモーゼ攻撃が最も可能性があるという笑うに笑えない状態で前半終了。

・そこでリカは後半頭からショルツ→岩波、小泉→シャルクと交代。犬飼長期離脱のためCBで計算が立つのは知念を含めた3枚しかいないので前者は試合展開には何の関係もない、グループステージでの総出場時間を睨んだ予定通りの交代でしょう。また後者は加入間もないシャルクの試運転的な意味合いが強いものと目されます。そしてシャルクが左SHに入って大久保がトップ下に。

・そして53分CKからの流れで大久保クロス→ファーで岩波が折り返したところにシャルクが詰めて3点目。シャルクはACLデビュー戦でいきなりゴール!!

・これでますます試運転なり主力に近い選手の早期交代がやりやすくなったのか、リカは57分大久保→松崎と早々と3枚目のカードを切ったのはともかく、66分馬渡に代えて前節フル出場しているユンカーを投入したのにはびっくり!!ユンカーとシャルクとの連携を深めたい趣旨なのか、バンバン試合に出してユンカーのコンディションを上げたいのか、ちょっと意図を図りかねる交代でした。

・ユンカー&シャルクとフィニッシャーが前目に揃った時にはズバッと縦パスを出せる選手が誰もいないというややチグハグな構成になってしまいましたが、山東も前半よりはやや前に出てきたこともあって守備網が明らかに緩んでしまい、浦和の攻撃は案外停滞せず。岩波も蛮勇を振るって「プチモーゼ攻撃」を仕掛けていましたし(苦笑)。

・そして遠目の位置からシャルクが豪快に直接FKを決めて4点目。絵に描いたような「名刺代わりの一発」でした。2点目ですが(笑)。

・最後に関根に代わってトップ下に投入された松尾が前節に引きつづいてキレキレで何度も決定機を演出。

・82分シャルク→ボックス内中央で松尾→ユンカー、86分松尾高速クロス→ユンカーヘッドと決定機がありながらも、わざわざ投入したユンカーのゴールがなかったのが残念でしたが、試合終了間際に右サイドから宮本の横パスを受けた安居がアーク手前から地を這うようなシュートをぶちこんで5点目!!ちょっとDFに当たってディフレクトしたのが幸いした感じでしたが、流経大新人コンビによる絵になるゴールでした。

Santou

《総評》

・第1節でこの組は「2強2弱」なのが明白となり、とにかく2弱からしっかり勝てればそれだけでミッション達成。1位2位は大邱との直接対戦の結果で決まる可能性が高く、2弱からの得失点差はあまり関係がないので大量得点を狙って焦る必要なんてまるでありません。それよりも大邱との決戦へ向けて主力を極力休ませることが2番目に重要なタスクで、出来れば普段ベンチ組の底上げを図るのがおまけ的なタスクと言っていいでしょう。

・そしてこの試合は山東からちゃんと勝ち点3をゲットし、しかも普段のベンチ組を大量に起用しての勝利なので2番目のタスクまで見事達成。シャルクの試運転こそ大成功だったがベンチ組の底上げになったかどうかはやや微妙という印象こそ残りましたが、それはあくまでも余禄。総じて100点満点の出来と評して差し支えないでしょう。

・2弱相手にきっちり勝ち点6を積み上げて大邱との決戦に臨もうとしたら、なんと直前の試合で大邱がライオンシティ相手に0-3の大敗!! しかも初戦の山東戦と同じメンバー(=おそらく主力)でライオンシティ戦に臨んだ上でのまさかの大敗なので、結果もさることながら浦和との決戦を前にコンディション面でもダメージ大でしょう。次節が楽しみです。

《選手評等》

・日本人選手間でのSHのポジション争いは松尾が頭二つくらい抜けだした感じ。関根は格下の相手と1対1になっても明らかな格の違いを見せつけるまでには至らず、ライオンシティ戦で無双状態だった松尾にかなり差を付けられたかなぁ?

・またCHの三番手は柴戸と安居でそんなに差はない感じ。悪く言えば今季の柴戸の停滞が著しい印象。

・途中投入のシャルクが左SHに入ったにも関わらず交代を命ぜられたのが大久保ではなく小泉だったのが驚き。ライオンシティ戦の出来とこの試合の前半の出来を合わせ、今の小泉にリカは満足していないかも?

・JリーグではなぜかほとんどPKを取ってもらえない明本がACLではちゃんとPKを取ってもらえるのは何かの巡り合わせでしょうか(苦笑)。でもこの試合の主審はどう見てもイエロー相当のファウルに対しても全然イエローを出さない、結構ヤバ目の主審だったのが皮肉と言えば皮肉でした。

・解説坪井がA3で浦和が山東魯能と対戦していることに触れなかったのが不思議でしたが、坪井はA3に出場していないので失念したのかなぁ???


-----明本-----
大久保--小泉---関根
---安居--柴戸---
馬渡-知念--ショルツ-宮本
-----彩艶-----

(得点)
26分 明本
31分 ショルツ
53分 シャルク
76分 シャルク
90+3分 安居

(交代)
HT 小泉→シャルク
HT ショルツ→岩波
57分 大久保→松崎
66分 馬渡→ユンカー
79分 関根→松尾

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2022.04.18

辛出汁チキンカツ定食@かつや

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 「かつや」が2022年3月25日から期間限定で発売中の「辛出汁チキンカツ定食(690円+税=759円)」を試食。これは全くの新商品ではなく、かつやファンの方に惜しまれつつ販売を終了した「赤辛カツ丼」の進化系だそうですが、「赤辛カツ丼」を試食した覚えはないので個人的には新商品も同然。
 
 「見た目に伝わる真っ赤なタレに、鶏ひき肉とにぼし粉を加えた辛い中にも出汁のうまみがしっかりと効いた旨辛メニューに仕立てました。」というのがかつやのウリ文句。

Karadasitikin001   

 真っ赤なタレの中にチキンカツがどっぷり。見た目通り結構このタレが辛くて、食後は身体がポカポカするレベル。しかも「出汁のうまみがしっかりと効いた」というウリ文句は伊達ではなく、単に辛いだけで単調な味わいになりがちなソースの類とは完全に一線を画しています。メニューにある「魚粉香る」という謳い文句はやや誇大表示だと思いますが、タレを舐めてみると煮干し系の魚粉が混じっているのはよく判ります。
 
 ただ「かつや」にはしょっちゅうあることですが、タレの量があまりにも多すぎ。チキンカツだけならまだしも千切りキャベツの下のほうまでタレにどっぷり浸かっているので箸休めになるものはありません。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という諺を知らないのが「かつや」の残念なところで、この辺の配慮はライバルの「松のや」に遠く及びません。 

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2022.04.17

Wソースのメガチキンかつ@松のや

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 「松のや」が2022年4月13日より期間限定発売中の「Wソースのメガチキンかつ(790円)」を試食。もっとも全くの新商品ではなく、「ジューシーな鶏モモ肉を丸ごと1枚使用したメガチキン」をタルタルソース&玉ネギソースの「Wソース」をまとった形で再投入した模様。ご飯は並盛(200g)でも大盛(350g)でも同値段。

 「松のや」はライバルの「かつや」と違ってボリューム自慢の商品はあまり出さない印象を抱いていましたが、多少路線変更するのかな?
  
 「風味豊かな香草をたっぷり使用した『タルタルソース』は松のや人気定番ソースでチキンとの相性抜群。玉ネギたっぷりの香味ソース『玉ネギソース』は、ボリューム満点のメガチキンかつを最後まで飽きずにお召し上がりいただけるよう、ピーナッツオイルを配合しまろやかな口当たりに。」というのが松のやのウリ文句。

Megachikin002  

 「メガ」チキンと大きく出ましたが、「かつや」の合い盛りシリーズのような正直げんなりするような圧倒的なボリューム感はありません。レギュラーサイズよりは確かに大きいなといった程度。その代わりに「かつや」の合い盛りシリーズのようにやたら味が濃いソースにどっぷり浸かって出てくる訳ではなく、Wソースが小さい容器で別添えになっている辺りに両社の決定的なセンスの差を感じます。

 ただせっかくのWソースが美味いかとなると、これがなんとも微妙。定番のタルタルソースは個人的には海老や牡蠣、白身魚等の海鮮もののフライにはぴったりと思うのですが、チキンカツなど動物系との相性はとなるとちょっと疑問符がつきます。また玉ネギソースのほうは酸味が妙にうるさい上に脂っぽくて正直イマイチ。チキンカツに浸けるより千切りキャベツのドレッシング代わりにするのが最適かと。
 
 チキンカツ自体は悪くないので、これを醤油とかさらっとしたウスターソースとかで頂くのが一番マシのような・・・(苦笑)。

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2022.04.16

一粒庵@札幌 ~ 元気のでるみそラーメン

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 札幌駅横「ESTA」の裏辺りにあるホクレンビルの地下1階飲食店街内。地下鉄東豊線さっぽろ駅の23番出口にも通じています。
 
 11時の開店15分前に到着したところさすがに先客ゼロでしたが、開店までに後客5。退店時には外待ち7となかなかの人気店のようです。

 店外に置かれたメニューや店内の券売機ボタンを見て、一番人気の「元気のでるみそラーメン【並(中太麺)】(950円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他にみそラーメン、しおラーメン、しょうゆラーメン、マーボーラーメン、魚介豚骨みそラーメン、新しょうゆラーメン、醤辣辛味噌ラーメン、季節の海鮮塩ラーメンなど結構多彩。元気の出ない「みそラーメン」と「元気のでるみそラーメン」の違いは判然とせず。
 
 店内は縦長カウンター5席と4人卓×2と割とこじんまりした店です。卓上には昆布しょうゆとブラックペッパー、鷹の爪主体の辛味。また黒七味、にんにくみそ、O.Hot(粗挽きトウガラシ)は頼めば出してくれるようです。

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 若干とろみがかったスープは赤味噌ベースなのかやや辛めの味わい。ラーメンには珍しくスクランブルエッグが乗っているので洋風スープに寄せたのかな?と思いましたが特にそんな感じはせず、フツーの味噌ラーメンの範囲内。スクランブルエッグの上には行者ニンニクと豚のひき肉を炒めたものが乗っていますが、良くも悪くもニンニク臭くないので「元気がでる」かどうかは微妙。でもしょっぱくはないし、脂っこくもないので美味さに釣られてぐいぐいと飲み進んでしまいました。

 麺は並太で緩い縮れ入り。つるつるとした口当たりで、味噌ラーメンにしては若干柔らかい仕上がり。やや飽きが来たところで卓上の辛味を入れて見ましたが、これが実によく合う!!ただ少量でも結構辛いので入れすぎに注意。

 具は他にもやし、チャーシュー、青ネギ、水菜といったところ。

 早い時間帯から行列が出来ているのも納得の一杯。北海道産の食材に拘っているせいか、内容からすればちょっと高いのが玉に瑕

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【DAZN観戦記】ACL2022 GS MD1:ライオンシティ 1-4 浦和 ~ まずは上々の船出

 3年ぶりにACLの舞台に帰って来た浦和。グループリーグ初戦でやや力が劣ると思われる相手に対してどんな形であれ勝つことが最大かつ唯一の目標でしたが、難なくそのタスクを果たしてますはひと安心。

《スタメン》

・浦和は直近のFC東京戦から小泉→松尾、柴戸→伊藤、明本→大畑、西川→彩艶とスタメン4名入れ替え。

・ACLはベンチに10人も入れられるのでリーグ戦でベンチ入り経験のある面子はおしなべてベンチ入りしており、強いて言えば宮本がベンチにもいないくらい。故障中の平野は練習に参加している姿こそ確認できたものの、ベンチ入りはならず。

・なお今大会からACLの外国人枠は若干緩和され、前大会までは3人+アジア枠1人しか登録できなかったのが、今大会からは登録自体は制限がなく、試合に出場出来るのが3人+アジア枠1という形に。浦和はアジア枠に相当する選手がいないので外国人は3名のみ出場可能で、この試合ではシャルクがベンチ外に。

・ライオンシティはシンガポールプレミアリーグの優勝チームでACL初挑戦。監督キム・ドフンとかつて蔚山現代や全北現代にいた長身FWキム・シンウクくらいしか馴染みのある選手はいませんでした。

Acl2022

《試合展開》

・ライオンシティの基本布陣は4-4-2。立ち上がりこそ長身FWキム・シンウク目掛けてロングボールを多用して、結構面倒臭い相手という感じがしましたが、3分大畑の縦パスを左サイドタッチ際で松尾がどフリーで受けたことに象徴されるように、ライオンシティの右サイドの守備がお話にならないことが早々と露呈。前半の浦和は主に左サイドからの攻撃で決定機を量産しました。

・8分左サイドで松尾のパスを受けた江坂クロス→ニアサイドに走り込んだユンカーが得意ではないはずのヘディングで合わせていきなり先制!! さらに15分左サイドで松尾からのゴロパスをボックス内で受けた江坂がワンタッチで合わせて2点目。

・ライオンシティは右SBがなぜか随分中へ絞るので対面の松尾はしょっちゅうフリーになりがち。ライオンシティの右SHが仕方なく松尾に対応していたものの、往々にして対応が後手に回っていましたし、やむなく右SHが早めに下がって松尾をケアすると、右SH前のスペースを大畑や江坂に使われてしまう。前半を通じてずっとそんな感じでした。

・浦和の左サイドは江坂・松尾・大畑のコンビネーションがとにかく秀麗。松尾は清水戦では中へ絞ったポジションを盛んに取っていたものの有効とは言い難い状態でしたが、この試合では松尾は基本タッチ際にいて大畑が中へ絞る形に変更。これが上手くハマりました。

・右サイドが大炎上したためか、ライオンシティは怪我でもないのに24分という極めて早い時間帯に右SHを代えましたが、右SBがやたら中へ絞るがために構造的に松尾にやられているという問題は人を代えてどうなる問題でもなく、しかも投入された11番が松尾を後方から削っていきなりイエローをもらってしまって火に油を注ぐ結果に。

・左サイドと比べると右サイドのモーベルグ&酒井のコンビネーションはいかにも「個人能力だけでゴリゴリやっています!!」という感じでさほど有効でもなかったのですが、何だかんだとその個人能力はとんでもない脅威であることを示したのがモーベルグのゴール。

・36分高い位置でのボール奪取からモーベルグがカットイン&アーク付近から強烈なシュートを放つもここはGKがセーブ。39分岩尾の縦パスをモーベルグが右サイドタッチ際で受けて遠目から巻いたシュートはわずかに枠外。そして43分酒井の縦パスを受けたモーベルグがいきなり反転して強烈なミドルシュート。これがGKのニアをぶち抜いて3点目。シュートもさることながら酒井の強い縦パスをびしっと止めて反転したのがとにかく凄い!!

・モーベルグショーはこれで終わらない。43分右サイド深い位置にいたモーベルグのバックパスはやたら強く、角度のないところから自ゴールに突き刺してしまう大椿事が発生。モーベルグはほぼノープレッシャーだったので、なんでこんなオウンゴールが生まれたのか全く意味不明。

・とはいえ、浦和がほぼ一方的にボールを支配しているのでライオンシティが狙いとするFWキム・シンウクへの放り込みもままならずに前半終了。

・ライオンシティは右サイドをボコボコにされたのを気に病んでか、後半頭から5バックへ変更。しかし、その効果が表れる暇もなく47分酒井のロングパスを右サイド高い位置受けたモーベルグがなぜかボックス内へ突入していた伊藤へパス→伊藤がファーへ送ったパスを松尾が押し込んで4点目。松尾はどう見てもオフサイド臭いのですが、ACLグループステージではVARは採用されていないので判定は覆りようがありません。

・後半はライオンシティも多少反撃を見せ、51分浦和右サイドの裏を取られて危険なクロスを入れられる場面がありましたが、ショルツが戻って辛うじてインターセプト。54分にはキム・シンウクにどフリーでミドルシュートを撃たれる一幕あありましたが、ここはGK彩艶が難なくセーブ。

・56分左サイドを大畑が深く抉って松尾に折り返すも、ニアを突いた松尾のシュートはGKセーブ。

・3点差がついたためか、リカは中2日での6連戦に備えて主力を休ませるべく64分に伊藤→柴戸、江坂→小泉、モーベルグ→関根と3枚替え。関根は投入直後に酒井の縦パスを受けて右サイドから単騎カットインして積極的にシュートを放つものの惜しくもポストを直撃。

・68分につまらないイエローをもらった岩尾を71分に下げて明本を投入した辺りは、リーグ戦で突然の退場者発生に泣かされまくった経験から来るものでしょう。

・キックオフ時には気温30度以上もあり、湿度も高くて過酷な環境だったはずなのになぜか給水タイムはなし。双方選手を入れ替えたとはいえ消耗は免れずに試合内容は急速にグダグダに。

・81分小泉浮き玉パスに反応して左サイドから裏抜けに成功した松尾が5点目を決めたか!!と思いきや、これはオフサイドの判定。こちらはオンサイドのように見えるのですが・・・VARの登場で失われた「帳尻合わせ」という懐かしい言葉が脳裏にチラチラ。


・最後は松尾に代えて大久保を投入。そして浦和の交代選手数を数えられない実況&解説・・・見るからにヘロヘロのユンカーを最後まで使ったのは、次節シャルクがスタメンでユンカーお休みという腹積もりなのでしょう。

Lioncity

《総評》

・2019年以来3年ぶりのACL。浦和はこの2年間で選手が劇的に入れ替わったのでACL経験者が激減しており、ACL経験者よりEL経験者のほうが多いのではないかという噂が出るくらい。またACLどころかそもそも海外での公式戦自体が初めてという選手すらいるかも。大畑のような世代別代表経験者はともかくとして。

・また浦和はクラブとしてはACL経験が豊富と言っても、グループステージ全試合を同じ会場で戦うセントラル開催方式は初めて。しかも高温多湿という過酷な環境下で半月で中2日で6試合をこなす超過密スケジュールを強いられるので、コンディション調整が非常に難しいことは容易に想像できます。リカがタイのクラブで3年間やった経験があるのは多少救いでしょうが。

・さらに厄介なことに今大会のグループステージ勝ち抜け条件は少々複雑、ACL参加チームが東西合計32チームから40チームに増えており、東西各グループステージも4組から5組に増えたので、グループ1位が無条件突破のは当然としてもグループ2位は無条件突破ではなく各組2位の中で上位3チームしか突破できなくなりました。

・そしてややこしいことに、今大会はJ組の上海海港が出場辞退したためこの組だけ3チームでの争いに。他の4チームで争う組との公平を期すために、4チームの組では最終的に最下位になったチームとの対戦成績を除外して2位チーム同士の成績を比較します。

・「最終的に」というのがミソで最終節までどのチームが最下位になるのか判らない状態だと結果的にノーカウントになってしまう勝ち点の数も最後まで判らないので、2位通過!!と思っていたら他会場の結果で突然3位と4位が入れ替わって4位から稼いだ勝ち点がパーになって他の組との比較で及ばないという笑うに笑えない事態も起こりえます。

・いろいろと面倒な大会ですが、リカが試合後会見で強調したように「最初のゲームは勝つことが非常に大事」で、その最大かつ唯一のタスクを完遂できた以上、この試合は100点満点!! 

・また早い時間帯に点差もついて、主力選手を早めに交代できたことを考えれば120点を上げても良いくらい。相手の守備の欠陥を執拗に突いて、人数をかけ相手を押し込んでから再現性のある攻撃をアホほど仕掛けたは実にリカ保守本流でしたし(その割に左サイド攻撃で2点しか取れなかったのはさておき)。

・しいて言えばCKを山のように得たにも関わらず、3分その流れから松尾クロス→ファーで酒井ヘッド、11分江坂のヘッドがいずれもGKの好セーブに阻まれたのが惜しかったくらいで、しかも時間の経過と共に決定機から遠ざかっていったのがこの試合の反省材料でしょうか。徹底してファーに蹴っていましたが・・・

・なお先に行われた試合で大邱は山東を7-0と軽く一蹴しており、この組は「2強2弱」なことは確実。従って2弱から確実に勝ち点6ずつを取っておけばどちらが最下位になっても最低勝ち点6を確保できるので、どう見ても神戸1強のJ組や混戦になりそうな組よりは2位争いで有利で勝ち抜けの可能性が高いような気がします。もちろん大邱にも直接対戦で勝ち越して首位通過となれば文句なしですが。

《選手評等》

・彩艶がACLの舞台でいきなり今季初スタメン!! その意図は図りかねますが、キム・シンウクの高さを警戒したのかなぁ? 守備機会がほとんどないので彩艶は集中を保つのが大変だったと思いますが、前半目測を誤って、あるいはバウンドを読み損ねてオウンゴールになりかかる一幕もあれば、後半強烈なFKを安易にパンチングで逃れずに見事にキャッチする場面もあって、その辺を監督なりGKコーチなりがどう評価するか。

・MOMは松尾だった模様。誰が見ても妥当な評価ですが、DAZNの中継は試合が終了するとすぐに終わってしまうので青島ビールのねーちゃんorオッサンが出てくるのかどうか確認できず(苦笑)。

・個人的には松尾と絶妙のコンビネーションを見せた大畑が次点。ただ大畑はいかにも鳥栖育ちらしい荒っぽさも散見され、主審によっては早々とイエローをもらってしまう可能性が無きにしも非ず。

・ブリーラムに響き渡る赤者の声援とチャントの数々!! これぞ精鋭中の精鋭!!そしてどう見ても頭数と釣り合わない、サイドスタンドを埋め尽くしたダンマク&ビッグフラッグ。いやはや、お疲れ様でした。

-----ユンカー-----
松尾---江坂--モベルグ
---伊藤--岩尾---
大畑-岩波--ショルツ-酒井
-----彩艶-----

(得点)
8分 ユンカー
15分 江坂
42分 モーベルグ
47分 松尾

(失点)
43分 OWN GOAL(モーベルグ)

(交代)
65分 伊藤→柴戸
65分 江坂→小泉
65分 モーベルグ→関根
71分 岩尾→明本
86分 松尾→大久保

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2022.04.15

江むら@谷塚 ~ 鶏白湯ラーメン・ダイブめしセット

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 東武伊勢崎線谷塚駅東口から北へ歩いて2分ほど。飲食店街も尽きようとするエリアに立地。11時の開店直前に往訪したところなんと先客6。退店時外待ち7と早くも人気店になっていました。

 店内の券売機で「名物」とされる「鶏白湯ラーメン・ダイブめしセット(940円)」を注文。

 メニューは他に「味噌鶏白湯」「魚介鶏白湯そば」など。サイドメニューとしてからあげを推しています。
 
 席は縦長カウンター6席と2人卓×1。卓上にはオレンジ酢、煮干し酢、エキゾチック酢となぜか酢だらけ。おしぼりサービスあり。
 
 最初に味変用のレモン片と「鶏白湯ラーメンの食べ方」という指南書きが出てきます。口調が少々機械的ながらも店員があれこれ細かく説明してくれるのは良いのですが、「ダイブめし」の配膳を忘れてしまい実に本末転倒。

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 とろみ強めのスープは「鹿児島産の鶏メインに少しの宮崎・大分産豚骨を強火で煮込んだ濃厚鶏豚スープに、国産醤油ダレのキレがうま味をアップデート。1杯ずつブレンダーで『強制乳化』する事で、コク増し」というのが店のウリ文句。スープを泡立たせるのは関西でよくみかけるパターン。
 
 「鶏白湯」と謳っているけれども鶏100%ではないのはともかく、醤油が少々うるさくてせっかくの出汁の旨味をかき消しがちなのが残念。しょっぱく感じるほどではありませんが・・・ 味変用のレモンを絞り入れるとそのうるささが多少緩和されてマイルドに。
 
 麺は平打ちに近い形状の中太緩い縮れ入り。つるつるした口当たり、かつ噛み応えがしっかりしており、濃厚スープに良く合っています。
 
 鶏チャーシューは兵庫但馬鶏のムネ胸肉。レアタイプなので早めに食ってくれとアドバイスあり。他に味玉半個、アーリーレッド(赤玉ねぎ)、水菜、刻みネギ。
 
 ダイブめしとは要するに最後にスープに投入することを前提とした豆ごはん。なぜか梅干しが乗っている上に、ややごわついた炊きあがりなのが残念。またご飯を投入することが前提ならなおさら醤油ダレが少々うるさいのが惜しまれます。
 
 細かい難点はあるものの、谷塚駅周辺にはこれといったラーメン屋がないのでこの店が人気店になっているのは納得。

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2022.04.14

良二@獨協大学前 ~ しょうゆらーめん

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 東武伊勢崎線獨協大学前駅の北西にある「栄小学校」の北の通り沿い。旧松原団地は来るたびに再開発がガンガン進んでいて、スラム然とした建物はすっかりなくなってしまいました。再開発は周辺の商店街にも及んでいるようで、外観が真新しいこの店もその一環なのかな?団地内の店にしては大きめの駐車場を併設しているのが特徴。2年半ぶりの再訪。先客1、後客1。
 
 店内の券売機ボタンを見て「しょうゆらーめん(750円)」を注文。ランチサービスなし。

 以前は「みそらーめん」との二本立てでしたが、いつの間にか「塩らーめん」も用意。獨協大学の学生をを当て込んでか、学生向けの格安メニューをやたらアピールしていますが、同時に「学生らーめんの取り分けは禁止」「一人一杯でお願いします」と学生がやらかしがちな行為についての注意書きも。

 店内は横長カウンター6席と4人卓×2、2人卓×2。卓上にはおろしニンニク、酢、醤油、ラー油、コショウ、一味、ラーメンのたれ。

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 驚いたことに前回試食時よりも明らかに生姜の効きが強くなっていて、長岡生姜醤油ラーメンを意識したような感じに。見た目通り醤油がやや前面に出た感じですが、動物系出汁をかき消してしまうほどではなく、ありがちな「ただ醤油飲ませているだけじゃね?」系の弊を辛うじて免れています。「らーめんの味が濃いようでしたらスープをご用意いたします」との貼り紙がありましたが、割りスープの必要は全く感じず。

 麺は心持ち太目の縮れ麺でつるつるとした口当たり。噛み応えもしっかりしており、スープとの相性も文句なし。

 チャーシューは崩れる寸前のところまでしっかり煮込まれていてまずまず。他に細メンマ、ほうれん草、ナルト、海苔、刻みネギ。
 近所の方々の普段使いに徹したような店としては破格の美味さ。次回は味噌にチャレンジ。

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2022.04.13

かんだ橋@神田 ~ 担々麺P

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 神田駅北口から神田警察通りを西へ。「天下一品 神田店」の裏あたり。先客ゼロ、後客2。
 
 店内の券売機で「担々麺P(900円)」を注文。ランチサービスはありませんが、このメニューにはデフォルトで小ライス付き。担々麺専門店ですが、辛さ等のレベルは聞かれず。
 
 「P」はプレミアムの略のようですが、Pではないスタンダードなメニューがないどころかメニューはこれ一本のみ。往訪時はサイドメニューどころかトッピングすらありませんでした。
 
 店内はコの字型カウンター8席のみ。卓上にはラー油とザーサイ。

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 店の公式サイトによれば「麻辣より胡麻を感じる。痺れ辛いより香ばしい甘さを味わう。そういった、子供でも食べられるような、でも奥深い。懐かしさと旨味で満ちた『優しい担々麺』」を理想としたものだそうで。とろみ強めのスープは確かにごまだれが支配的ですが甘ったるく感じるほどではなく、わずかに舌を刺激する程度に辛さやスパイシーさで担々麺らしさを醸し出しています。香辛料にはわずかにカレーの顔も。辛さが物足りない方は卓上のラー油で各自調整してくれとのことでしょう。
 
 麺は菅野製麺製の中細ストレートタイプ。水気の少なそうな、心持ちざらつき&ごわつきを感じる麺ですが、スープの絡みは上々で濃厚スープに全く負けていません。
 
 具は肉味噌と水菜、ピーナッツと至ってシンプル。底に溜まったひき肉をサルベージしながら食べ進みましたが、スープが飲みやすいので穴あきレンゲはあってもなくても可。
 
 近所の「鬼金棒」のような辛さや痺れを追求したタイプとはベクトルが真逆、優しさを追求した担々麺としてはなかなかの完成度で気に入りました。ただご飯を欲するタイプでもなく、ご飯のおかずになるほど具が多い訳でもないので、ご飯はオプションにして値段を下げてくれた方が正直ありがたいかと。

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2022.04.12

天国麺飯@上板橋 ~ 魚介醤油ラー麺+ミニカレーライス

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 東武東上線上板橋駅北口を出て「蒙古タンメン中本本店」の北、ときわ通りを渡った先にある住宅街に飲食店が散在するエリアにに立地。先客、後客ともゼロ。
 
 券売機はなく卓上のメニューを見て無難そうな「魚介醤油ラー麺(800円)」を注文。またこの店はラーメンとカレーが2枚看板のようなので「ミニカレーライス(250円)」を付けて見ました。後払い。
 
 麺類メニューは他に海老塩があるだけでトッピングであれこれバリエーションを付けている感じ。カレーもルーがいろいろあるわけではなさげ。
 
 店内は縦長カウンター5+2席と2人掛け長椅子×4。卓上にはミル入りブラックペッパーと白ごま。

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 スープは「鶏、豚などの動物系と、煮干し、鯖節などの魚介系のWスープ」ですが、「”節”感の強い醤油ダレ」を使っていることもあってか節系の味わいが前面に出ています。粘り気はあまりなく、魚粉のざらつきもほとんど感じませんが表面の脂がかなり多く、ちょっと放っておくと表面に油膜が張るくらい。少々旨味過多で味が濃すぎる点も含めてふた昔前の「またお前か」っぽい点が多々。


 麺は並太ストレートタイプで表面の脂も手伝ってかつるつるした口あたり。麺の密度の高そうなしっかりした噛み応えが気に入りました。

 チャーシューは本来バラチャーシューのところ、食材を切らしていてレアチャーシューに変更。でも長らくスープの中に沈んでいたせいかレアチャーシューの割には若干硬めに。具は他に三つ葉、粗めに刻まれた白ネギ、海苔。

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 カレーは「ラーメン用の鶏、豚などの動物系スープを使用。煮詰めた野菜の旨味、フルーティーな甘さとシャープな辛味。12種類のスパイスをふんだんに使用した」のこと。エスニック寄りのスパイスの癖はなく、あまり辛くもなく、どちらからと言えば旨味で押すタイプ。フルーティーな甘さというより個人的には酸味強めに感じました。
 
 ライスの粒が小さくて妙だと思っていたところ「インド産のバスマティライスをメインに秋田産あきたこまち、もち米、スパイスを混ぜて炊いた」とのこと。量は100gでサイドメニューとして十分。
 
 この感じだとどちらかと言えばカレーの方に力を入れているのかも。

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2022.04.11

天津麺@日高屋

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 日高屋で2020年3月25日から期間限定で発売中の「天津麺(530円)」を試食。

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 「天津麺」は、「日高屋」の前身である「来来軒」の創業当時の味を再現ものだそうで、「絶妙な火加減に調整した中華鍋で1人前ずつ丁寧に調理されたふんわり玉子のコクが、スープに溶け込み麺をやさしく包み込みます。スープは、日高屋定番の中華そばのスープを使用。具材には肉そぼろ、薬味ネギ、カニカマを使用し、食べ応えも抜群です。」というのが日高屋のウリ文句。
 
 天津飯の麺バージョンかと思いきや、あんかけの要素が全くないので見た目はともかく味わい上は天津飯とはほぼ何の関係もないといっても差し支えないくらい。わずかに肉そぼろ(というより、カップヌードルの謎肉に近い感じ)や刻みネギが混じった玉子焼きがでーーーんと超シンプルな中華そばの上に乗っているだけといったほうが正鵠を得ていると思います。全然「ふんわり」してませんし・・・
 
 でもこの玉子焼きを突き崩して中華そばに合わせながら食べるとその相性は意外に良いことに驚かされます。卓上の胡椒をふりかけるとなお良し。これで500円台ならまあええか・・・

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【DAZN観戦記】22年第8節:F東京 0-0 浦和 ~ またしても勝てそうで勝てず

 浦和優勢の時間帯のほうが長かったものの決定機を量産したとまでは言えず、また数少ない決定機も決められず。ユンカー不調が響いてドロー沼にどっぷり。

《スタメン》

・浦和は出場停止の伊藤に代えて柴戸をスタメン復帰させた他、大畑→明本、馬渡→酒井、松尾→小泉とスタメン4名入れ替え。

・前節柴戸&小泉が共にベンチ外だったのはここでのスタメン起用が念頭にあったのかも。

・磐田戦後に「右足第5中足骨骨挫傷」が判明して日本代表を辞退し、札幌戦・清水戦もベンチ外だった酒井。大原で練習に参加しているものの、てっきりACLから復帰と思い込んでいたところ、ここで復帰するとは少々意外でした。前節大畑の消耗が激しかったのでこの試合はベンチ外となり、代わって故障明けの酒井をACLを待たずに無理使いしたのかも。

・加入したばかりのシャルクがいきなりベンチ入りして、このところ不調の関根がとうとうベンチ外に。

・F東京は前節出場停止の松木が東に代わってスタメンに復帰した他、アダイウトン→紺野、木本→トレヴィザンとこちらもスタメン3枚入れ替え。

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《試合展開》

・先に試合のペースを掴んだのはF東京。アルベル監督を招聘した効果ははっきりと出ていて、後方からしっかりボールを繋ぐF東京の姿は結構新鮮でした。またF東京は球際にも厳しく、浦和は中盤、特に柴戸にミスが目立ったこともあって、序盤はF東京がボールを支配。5分右サイドタッチ際から永井→ボックス内の渡邊に決定機。

・しかし21分江坂縦パスを契機にモーベルグ→ユンカー→モーベルグで決定機を作りかかった辺りから一転して浦和ペースに。

・22分押し込んだ状態から柴戸シュートのこぼれ玉を拾ったユンカーが浮き球で右へ展開→モーベルグが角度のないところからゴール!!と思われたが、モーベルグの前で浮き球に反応した酒井がわずかにオフサイド。

・この辺りから浦和が一方的にボールを支配。まだ4月だというのにいきなり夏日になったせいかF東京の前プレは全然ハマらず、序盤の勢いは雲散霧消。ただF東京のコンパクトな守備陣形は維持されているせいか、浦和はボール保持&遅攻には拘らず、ロングボールでF東京の最終ライン裏を狙う攻撃も案外目立ちました。

・またGKスウォビィクは足元が怪しいのか、浦和は相手がGKへ下げた時だけ強めにプレス。これが結構効いていて、F東京のビルドアップを阻害しただけでなく、高い位置でボールを奪うことも。

・33分小泉クロス→酒井ヘッドで折り返し→森重のヘッドでクリアが小さかったこぼれ玉を江坂がバイシクル気味にシュートも枠外。42分明本左サイドから横パス→アーク付近で江坂→ボックス内でユンカーがどフリーになるもなんとシュートは力なく枠外(つД`)

・ボールを全く持てなくなってからのF東京の決定機は40分永井が右サイド長い距離を走っての折り返しをオリヴェイラが撃ち切れなかった場面だけ。

・そこでアルベル監督は完全に消えていた紺野に代わって後半頭からアダイウトンを投入。さらに64分松木に代えて中村を投入し、中村を右SB、渡邊トップ下の4-2-3-1へ布陣変更。

・試合後のアルベル監督会見によれば「中盤の中央で数的優位をつくろうという意図を彼らは持っていました。そこをうまく対応するためにダブルボランチ気味に守備をした、というところがあります。」とその意図を述べていますが、64分モーベルグに代わって投入された松尾が再左サイドを突いてアルベル監督の狙いをいきなり粉砕。66分江坂の縦パスを受けて左サイドを激走した松尾がそのままカットイン。しかし残念ながら松尾のシュートは中村がスライディングで辛うじてブロック。

・70分好位置から岩尾FKもGKスウォビィクが好セーブ。F東京は昨年GKの失態に泣かされ続けただけに、まともなGKを採った甲斐があった場面でした(苦笑)。しかし、不運なことに74分渡邊が負傷。本来永井に代えて投入する予定だった三田を渡邊の代わりに投入。

・77分右サイド高い位置での酒井のボール奪取を契機に岩尾→江坂→松尾とボックス前で右から左へボールを繋いで松尾がコントロールショットを放つもののわずかに枠外。そして浦和は満を持して81分小泉に代えてシャルクを投入。

・松尾投入後浦和がF東京を押し込んでいる時間が長いものの決めきれないでいるうちに終盤は酒井の疲労が顕著になり、対面のアダイウトンが80分過ぎから突如覚醒。83分ペナ角から放ったミドルシュートがゴールマウスを襲い、85分には酒井をぶち抜いて決定的なクロスを供給。しかしこれを途中投入の山下が決められず。

・シャルクはボックス内外で盛んに絡んでくるものの、決定機は92分柴戸縦パスを契機にシャルク→松尾→シャルクでボックス内に突入した場面だけ。しかもシュートは角度が無くてDFにブロックされた上にGKの元へ。

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《総評》

・結果はスコアレスドローでしたが双方に見せ場があり、しかも季節を先取りしたかのような暑い中での試合だったにも関わらず90分間全くダレることなく緊張感を維持した好ゲームだったと思います、おそらく第三者的には。

・ただ赤者的には「優勢で試合を進めているものの一つとして決められない」いつもの光景を繰り返し繰り返し見せられたようなもので実にモヤモヤ感が残る試合でした。またしても勝てそうな試合で勝てず。リカの「相手のゴールに迫る回数も相手よりも多くつくれていたので、そのどれかをしっかり決められれば、というところでした」というコメントも正直聞き飽きました。

・決定機を決められないのが「内山田洋とクールファイブ」ならぬ「江坂任とJ2オールスターズ」という昭和歌謡グループみたいな面々だったら諦めもつくのですが、よりによってユンカーが磐田戦以来決定機を外しまくってこの結果なのでなんともやるせない。この試合でユンカーはついにフル出場を果たし、コンディションは良くなってきたのでしょうが、得点感覚は未だ戻らず。これが実に辛い。

・ドロー沼に腰までずっぽり浸かって、試合数と同じだけの勝ち点しか稼いでいない状態(=確実に残留争いコース)からは依然抜け出せず。「リーグ優勝?? なにそれ???」と苦笑せざるを得ませんが、降格を本気で心配しなければならないほど酷い試合内容でもありませんし、何かのきっかけで爆発的に点が取れるようになることを待つしか無さげ。そのきっかけがACLになることを祈りたいものです。

・正直今年のACLグループステージは「練習試合だらけのキャンプ」と割り切ってもらって全く構わないと思います。幸い中国勢はコロナ禍のために2軍仕様でACLに臨むようですし、シンガポールのライオン・シティとはさすがにかなり力量差がありましょう。参加チームが増えたためにグループ2位だと勝ち抜けできない場合があるので、大邱に連敗だけは避けなければなりませんが。

・一方アルベル監督を招聘したF東京の変化が感じられたのは序盤だけ。途中から浦和にボールを支配されっぱなしになって、結局永井とかアダイウトンとかの激走カウンター頼みに先祖帰りしていたのには思わず苦笑。でも浦和的にはそれが一番面倒でした。守備が堅いのは長谷川前監督の名残かなぁ?

・今日の試合内容だとF東京より浦和のほうがチーム作りで先行しているのは明らかでF東京がなんでこんなに勝ち点積めているのかは謎という印象。でも浦和も浦和で選手を入れ替えまくって事実上新チームを組成しているような状態なので、1年ほどの差はないという感じでした。次回対戦が楽しみです。

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《選手評等》

・小泉の復調が今日の良かった探しかな。相手のプレスが緩いことが幸いしてこの試合では不用意なボールロスは見受けられず、そしてそれ以上に妙なコネコネ癖が顔を覗かせなかったのが良かったかと。試合後の会見では今年の浦和の攻撃がやたら縦に速いことについて「それは対戦相手による」「出ている選手にもよる」と特に気に病んでいる風ではなかったのもちょっと嬉しいところ。

・ボールをしっかり握っている試合展開で小泉の復調が垣間見られた反面、岩尾に拘る必然性がますます不明瞭に。良い感じでボール散らしている時間帯はあるにはありましたが決定的な縦パスが出ずじまい。平野復帰せんかのう・・・

・松尾って転がらない、痛がらないマルちゃんという気がしないでもない、結局のところ。モーベルグ共々ACLで場数を踏んでチームにフィットするのを待つしかなさげ。

・酒井は終盤ヘロヘロでアダイウトンにぶっこ抜かれたり、シュートがあさっての方向へ飛んだりしたのを見ると、やっぱり90分使うのはコンディション的に無理があったような・・・勝ちに行くなら馬渡に代えるべきだと思いましたが、アダイウトン相手に馬渡では守備がやばすぎると思ったのかなぁ?

・NHKはアニメ「アオアシ」の番宣を兼ねてピッチ全体を俯瞰できる「鳥の目」カメラを設置。てっきりハーフタイムなど試合が切れたタイミングでその視点から解説するものだと思っていたら、その視点からの中継がメインだとは!! これでは埼スタのアッパーで試合を見ているのと大差なくて細かいところが判らず。おまけにサイドバックに焦点を当てた映像や情報もてんこ盛りで画面がうるさいのなんの。

・よってテレビで試合を見る意味が全然ないと思ったので即座にDAZNに切り替え。信頼と実績の解説水沼パパでほっこり。

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-----ユンカー-----
小泉---江坂--モベルグ
---柴戸--岩尾---
明本-ショルツ--岩波-酒井
-----西川-----

(交代)
64分 モーベルグ→松尾
81分 小泉→シャルク


紺野--オリヴエイラ---永井
--松木----安部--
-----青木-----
長友-トレヴィ--森重-渡邊
-----スウォビィク----

(交代)
HT 紺野→アダイウトン
64分 松木→中村帆
74分 渡邊→三田(故障による交代)
81分 永井→山下

※写真は試合とは全く関係ありません。

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2022.04.10

~ガツンとニンニク~やみつき豚キャベ定食@やよい軒

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 「やよい軒」が2022年4月5日から期間限定発売中の「~ガツンとニンニク~やみつき豚キャベ定食(790円)」を試食。なおアプリのクーポンを利用すると30円引きになります。
 
 「~ガツンとニンニク~やみつき豚キャベ定食」は、「細切りの豚バラ肉におろしニンニクを絡めて炒め、キャベツ・にんじん・ニンニクの芽を加えて、さらにニンニクがガツンと効いた甘めの醤油だれを絡めました。強火で一気に炒めることで、野菜のシャキシャキとした食感も楽しめる仕上がりです。醤油の香ばしい香りと食欲をそそるニンニクの風味が“やみつき”になり、思わずごはんのおかわりが止まらなくなる一品です。」というのがやよい軒のウリ文句。辛味噌がちょこんと付いて良い味変になります。

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 熱々の鉄板がやってくるとニンニクの香りがどっと押し寄せてきます。わざわざ「~ガツンとニンニク~」と冠しているのは伊達ではありません。見た目通り脂もきつく、いかにもやよい軒の主要顧客である若年~中年男性向けの一品で、これを注文している後客も結構いました。
 
 ただ「同商品は、1日に必要な野菜量の1/2が入っており」と謳っている通り、キャベツ主体に野菜の量が多いのでニンニク臭がきつい割にはあんまりスタミナがっつりという感じは受けませんでした。従って「やみつき」にはならんような・・・ また野菜多めの割にはこの手の炒めものにつき物の玉ねぎがないのは最近の玉ねぎ高騰のせいかも。
 
 さらに豚肉をわざわざ細切りにしているのが謎で、そんなに量が多くない豚肉を多く見せようとした工夫なのかなぁ??
 
 細かい難点は多々ありますが、「とにかくご飯を目一杯食べたい」というやよい軒主力顧客のニーズに真正面から向き合ったやよい軒保守本流らしい商品だと思います。

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2022.04.09

焼きたて肉ぶっかけうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺で2022年3月15日から期間限定で売り出し中の「焼きたて肉ぶっかけうどん・大(790円)」を「冷」で試食。「焼きたて肉ぶっかけうどん」は「温」も「冷」も楽しめますが、おすすめは「冷」とのこと。
 
 なお期間限定モノにありがちな、麺だけ先にもらって、その後にレジ横で調理したものを麺にのせるオペレーションのためか、アリオ川口やララガーデン川口などのフードコート店で取り扱っていませんでした。「牛肉をもっと熱々のできたてを味わっていただきたく、ご注文をいただいてから一杯ずつ焼きたてをご提供」するのをウリにしているので出来上がりに少々時間がかかり、レジ横ではなく座席で待つことに。

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 「つるつるとしたのど越しと噛みごたえのあるコシが特徴の締めたてうどんを焼きたての牛肉とたまねぎと一緒に、噛むほどにうまさを感じていただける一杯です。焼きたての牛肉とたまねぎの旨みと甘みが濃厚な味わいのぶっかけだしと相まってよりコク深い味わいに。」というのが丸亀製麺のウリ文句。
 
 「焼きたての牛肉とたまねぎの旨みと甘みが濃厚な味わい」とありますが、「味付けは、醤油ベースにだしの風味を感じるすっきりとした甘さが特徴の特製の割り下」が曲者で、少々甘すぎかつ味が濃すぎなのが難。もっともこれは丸亀製麺の肉うどんではいつものこと。よって大量に刻み青ネギを投入して食べやすいようにアレンジ。実際丸亀製麺も「爽やかな『青ねぎ』の食感で新鮮な味わいに」と青ねぎを薬味として勧めています。

 それでもしつこさは少々残り、個人的には夏に発売された類似商品「鬼おろし肉ぶっかけ」のほうが「ぶっかけ・冷」ならより食べやすくて好きかなぁ。

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流。@十条 ~ 油そば

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 十条駅北側の踏切を東へ渡って、線路沿いの路地を南へ。ほぼ1年ぶりの再訪。11時の開店直前に到着したところ既に先客2。後客6(退店時外待ち2)。前回往訪時は「朝ラー」をやっていましたが、いつの間にか止めてしまったようです。

 人気No.1の「煮干そば」は何度か試食済なので、今回は趣向を変えて「油そば・大(930円)」を注文。「並(830円:170g)」だと油そばとしては少々少ないかと思って「大」にしてみました。

 メニューは他にアブラ煮干そば、つけそば、アブラつけそば、辛つけそばなど。また時々限定メニューを出していますが、往訪時にはなし。

 店内は縦長L字型カウンター7席。席数も元に戻したのかな?。卓上にはラー油、酢、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、一味。水セルフ。

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 麺の上にチャーシュー、メンマ、ナルト、刻みネギ、刻み玉ねぎ、かいわれといった構成。タレは底に溜まっているだけで、しかもその量が多くはないのでしっかりかき混ぜないと麺になかなか味が乗りません。でもこの店らしい煮干しがしっかり効いた和風の味わいが楽しめて悪くありません。
 
 こういう味は薄味であってナンボという気がしないでもないので、ここまま最後まで頂いても別に不都合はないのですが、やっぱり卓上の酢なりラー油なりで変化を加えたくなるのが人情というもの。

 麺は自家製で中太ストレートタイプ。つるつる&もっちりとした食感としい、しっかりとしたコシといい、これは大いに気に入りました。なお口直し用に中華スープが付いてきます。

 夏季にはつけそばを試してみます。

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2022.04.08

ごろごろ煮込みチキンカレー@松屋

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 松屋が2022年4月5日より発売中の「ごろごろ煮込みチキンカレー(630円)」を試食。苦しい時の「ごろチキ」頼み。「チキンを入れてゴロゴロ感のあるカレーを作って欲しい。」という創業者の一言がきっかけで開発された松屋の大人気メニュー「ごろごろ煮込みチキンカレー」が1年ぶりに復活しました。値段も昨年から据え置き。
 
 「根強いファンも多い松屋特製オリジナルカレーソースを使用しており、鉄板でジューシーに焼き上げたチキンがごろごろ入った至高の逸品です。」というのが松屋のウリ文句。

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 相変わらず「ごろごろ」の形容は誇大表示ではなく、確かにカレーの中に鶏もも肉がごろごろ。何か下味がついているわけではなく鶏肉自体はいたって淡白な味わい。また「ジューシーに焼き上げた」と形容するものもどうかと思いますが、これがなぜかカレーにはよくあっています。

 松屋のカレーは変なアレンジを加えて自爆さえしなければいつ食っても美味い。客層に合わせてかかなりスパイスを効かせて辛めの仕上がりで、ややとろみがあってコクもそれなり。これならカレーチェーン店と比べても遜色なく、しかもコストパフォーマンスは圧倒的に上。正直松屋は牛めしよりカレーのほうが断然美味く、松屋からスピンアウトしたようなカレー専門店「マイカリー食堂」が出来たのも至極当然だと思います(苦笑)

 その評価は松屋にもちゃんと伝わっているようで、「カレー好きによる、カレー好きのための『松屋カレー部』」がせっせと新商品を開発し、「マイカリー食堂」ともコラボして頑張っているようです。

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馥@獨協大学前 ~ 山形辛味噌らーめん

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 東武伊勢崎線獨協大学前駅東口から高架沿いに南へ。斜向かいにスーパー銭湯あり。約1年半ぶりの再訪。商業地から離れたところにぽつんと建っています。屋号は読めないどころか、他で使っているのを見たことがない漢字ですが、「かおる」と読みます。

 11時の開店5分前に到着したところ、定時より早く店を開けていたようでなんと店内は既に満席で外待ち1に接続。中で食べている様子はなかったので必然的に長期戦を強いられ、結局配膳まで30分ほどかかりました。退店時外待ち4。相変わらず結構な人気店のようです。
 
 いつの間にか店内に導入された券売機で「山形辛味噌らーめん(880円)」を注文。ランチタイム(なんと17時まで!)はごはんor肉めしor海苔or味付玉子orパンナコッタor韓国風明太ごはん無料とのことなので韓国風明太ごはんを付けてもらいました。ランチサービスの内容は微妙に見直されているようで、前回あった「大盛」や「杏仁豆腐」がなくなって「パンナコッタ」が追加されていました。

 メニューは他に「中華そば」「ねぎそば」「肉そば」「煮干し中華そば」季節限定の「生姜らーめん」等。「中華そば」は麺の種類を選べるようですが、「山形辛味噌」は何も聞いてきませんでした。

 店内はL字型カウンター5席と2人掛けテーブル2卓。卓上には胡椒、酢、唐辛子、白ごま、豆板醤、ガーリックチップ。あまり大きくない店なのにコロナ対策で席間に間仕切りを設けたり、ビニール幕を張ったりしているので一層手狭に感じます。

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 辛味噌の赤と青海苔の緑が映える、赤湯の「龍上海」と良く似た外観が特徴。赤味噌を溶かす前にベースとなるスープを味わってみましたが、ベースは豚骨など動物系の出汁が主体かな? 白味噌仕立てでかなり甘めの味わいです。

 そこでちびちびと赤味噌を溶かしてゆくとピリ辛風味となり、さらににんにく効果で格段に味に深みとこってり感が増してきます。全部溶かしたところで辛さはたいしたことありません。また以前は全部溶かすとちょっとしょっぱくなりすぎる嫌いがあると思いましたが今回はそれほどでもなく。たっぷり目に添えられた刻みネギが良い箸休めに。

 麺は並太平打ち縮れ麺。つるつるとした口当たりですが、やや柔らかめの仕上がりでスープにたいして少々負け気味の印象。
 
 チャーシューは濃い目にしっかり煮込まれながら肉肉しい噛み応えもちゃんと残っていて気に入りました。前回は「やや脂身が多目ながら脂臭くならないぎりぎりの範囲内で、とろっとした味わい」という印象だったので、芸風を変えたのかな? 他にメンマ、ナルト、海苔。

 韓国風明太ごはんは無料なのが不思議なくらい明太子がたっぷり。チャーシューが絶好のおかずに。

 スープ・麺・チャーシューとも前回と印象が違う面が多々あって結構味にブレがある可能性があるものの、ランチサービスを合わせ考えるとコストパフォーマンスは抜群で、味も十分満足できる出来。これなら早い時間帯から繁盛しているのも納得。

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2022.04.07

肉だく牛黒カレー@吉野家

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 吉野家が2022年2月21日より販売中の「肉だく牛黒カレー(657円)」を試食。「肉だく牛黒カレー」はプレーンな「黒カレー」に「牛丼」並盛と同量の肉・玉ねぎを盛り付けたものです。 

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 「黒カレー」は、「あめ色玉ねぎ、トマトペースト、りんご果汁など野菜と果物をベースに 15種類のスパイスをバランス良く配合しました。さらにカレールーのベースにオニオンソテーを追加し、奥行きのあるコク深い味わいと辛さ、香り豊かなスパイスを楽しめる商品です。」というのが吉野家のウリ文句。ウリ文句は饒舌ですが、コク重視型で少々スパイシーだがあんまり辛くない、非常にプレーンで良くも悪くも癖なり個性なりに乏しく、ひたすら万人受けを狙ったような印象。
 
 「肉だく牛黒カレー」は単に牛丼のアタマに、牛丼の汁の代わりに黒カレーをかけたような感じ。肉をカレーと一緒に煮込んだわけでもなんでもないのでビーフカレーのような味わいを想定していると完全に肩透かしに遭います。それはともかく牛丼のアタマと黒カレーの相性は良いとは言い難いような・・・
 
 また牛肉は小間切れなのでビロビローーンと細長いのも結構あり、スプーンだけでは食べにくいという問題点も。
 
 やっぱカレーに関しては吉野家は松屋に遠く及ばないようで。

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【観戦記】22年第7節:浦和 1-1 清水 ~ 自滅の刃・浦和レッズ編

 間違いなく勝てた試合だったにも関わらず、愚かすぎる退場で長い時間数的不利に陥った挙句に同点に追いつかれるって完全に神戸戦の繰り返し。優勢なうちに2点目が取れないのも何度も見た光景。

《スタメン》

・札幌戦終盤に負傷退場した犬飼は残念ながら「左膝蓋骨骨折、膝蓋腱部分断裂」との診断で全治約6ヵ月間の重傷。代わりに岩波がスタメンに復帰。さらに柴戸→伊藤、明本→松尾と前節から3枚入れ替え。

・犬飼負傷を受けて知念がついにベンチ入り。大久保がベンチ復帰。札幌戦で完全にブレーキだった不振の小泉がとうとうベンチ外になったのはともかく、前節欠場の伊藤がスタメンに復帰してベンチからも押し出されるのが安居ではなく、柴戸だったのはサプライズでした。

・清水は前節からコロリ→後藤、白崎→宮本とスタメン2枚入れ替え。

・清水は故障者が多くて、昨年の主力だったサンタナ、松岡、西澤、井林は今季未だリーグ戦出場なし。本職左SBの片山が右SHに入っている辺りにを人繰りの苦しさが感じられます。

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《試合展開》

・浦和の基本布陣はかなりはっきりした4-2-3-1。攻撃時に江坂がいつもよりも中盤に下がってくるのが目につきました。

・また松尾を絞り気味の位置に立たせて大畑をかなり高い位置に押し出す3バック気味の形をつくる時間帯もかなりありました。それが有効だったかどうか微妙でしたが、浦和デビュー戦だった札幌戦での空回り状態、誰とも噛み合わないポポ状態から松尾が早々と抜け出したのは好材料と言っていいでしょう。

・清水はいったん4-4-2の守備ブロックをしっかり作ってから前に圧力をかけてくるスタイル、鳥栖や札幌のような「一人一殺」とは真逆。この手合いはやはり浦和は得意なようで、清水のプレスはことごとく空回りに終わって浦和が早々とボールを支配して相手を自陣に押し込む格好に。

・6分敵陣深い位置からスローインからの流れで馬渡クロス→ファーで松尾がシュート。さらに7分大畑が左サイドを抉ってクロス→ユンカーが難しい体勢からゴールへ捻じ込もうとするも、シュートはCBヴァウドに当たって枠外へ。さらに14分は伊藤が高い位置で片山からボールを奪取してそのまま放ったミドルシュートがポストを直撃。

・20分過ぎには攻めきれずにカウンターをくらいかかる場面もありましたが大過はなく、31分カウンターのチャンスで江坂のスルーパスを受けたユンカーに対してGK権田が無理に飛び込んで倒してしまいPK。ユンカーはゴールに背を向けた体勢だったので権田が無理をする必要は全くなかったのですが(苦笑)。

・PKキッカーは日替わりなのか、この試合は江坂。江坂は権田の逆を突いて難なく浦和先制!!

・しかし浦和も中盤のミスが案外多くて、41分自陣深い位置での伊藤のトラップミスを後藤に突かれ、ボックス内で鈴木唯のフィニッシュを許してしまいましたが、ここは岩尾が辛うじてブロック。さらに前半終了間際には右サイドから右SB原がクロス→鈴木唯にどフリーでヘッドを撃たれてしまう場面もありましたが、幸いシュートは枠外。

・53分カウンターの絶好機でユンカースルーパス→松尾シュートのこぼれ玉に伊藤が詰めたところまでは良かったものの、CH竹内に対してスライディングで足を上げて削ったような格好となり、危険な行為と判断されたのかこの試合2枚目のイエローをもらって退場。どう考えても既に一枚イエローをもらっている選手がやるプレーではありませんし、点を取られそうになってやむなくやってしまったプレーでもありません。複数試合出場停止でも不思議ではなかった明本@神戸戦の愚行「のど輪攻撃」よりはマシですが、頭が悪いと言われても仕方がない残念なプレーでした。

・やむなくリカは58分馬渡→宮本、ユンカー→安居と代えて江坂1トップの4-4-1へシフト。数的優位となった清水が前がかりになってかえって浦和のカウンターの切れ味が増したようで、59分右サイドからモーベルグクロス→竹内に当たってコースが変わったボールに反応した松尾がヘッド、60分江坂スルーパスを受けて宮本が右サイドを激走→モーベルグと立て続けに決定機を掴むもいずれもシュートは枠外。

・浦和の反撃はこれでいったん沙汰止み。清水が61分に鈴木唯→オ・セフン、竹内→ホナウド、後藤→中山と3枚替えを敢行して以降は自陣深い位置に押し込まれっぱなしに。そして68分ショートコーナーから山原クロス→ファーでヴァウドのヘッドが炸裂してて同点に。ゾーン守備で宮本は然るべき位置に立ってはいましたが、後方から走りこんできたヴァウドに高さでも勢いでも及ばず。

・全く攻め手がない浦和は81分モーベルグ→明本、松尾→関根の2枚替えでようやく反撃開始。84分右サイド明本クロスが関根に通るも関根は上手くミート出来ずにボールは力なく権田の下へ。そして浦和の反撃らしい反撃はこれが最後。

・清水も浦和の守備ブロックを両サイドに振り回すところまでは良かったものの、結局単調なクロス攻撃に頼るだけ。最後はヴァウドを最前線に上げてパワープレーに転じるも、浦和も知念を入れて対応。清水の決定機らしい決定機は終了直前の山原シュートを西川がセーブした場面だけだったかも。

・世が世なら間違いなくブーイングが鳴り響いたであろう試合内容。といっても、最もブーイングされるべき選手はピッチにいないのですが(苦笑)。そしてあろうことか試合終了後はゴール裏と選手との言い争いが発生。こんな格好で宇賀神の後継者を作らんでも・・・ 一方清水は清水で数的優位でもたいして決定機を作れなかったという残念な試合内容だったにも関わらず、ビジター席ではなぜか勝ったかのようにどんちゃん騒ぎ(さらに苦笑)。

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《総評》

・9試合で早くも3人目の退場者。札幌のような個々人が無理をしがちな「一人一殺型」の守備だとか、組織的な守備が全く機能していないので特定の選手に負担がかかってしまうとか、そういうある程度合理的な説明がつく退場者多発ではなく、「なんでそんなところで2枚目のイエローをもらわなアカンのや???」という監督が頭を抱えたくなる形で退場者を出しているだけに始末が悪い。昨年は一発レッドどころかイエロー累積での出場停止すらなかったチームがなんでこうなるの???(昭和脳)

・リカも「我々の選手の退場が頻繁に起こっているので、そこを今後どうしていくべきかはもう一度考え直さないといけません。」と退場者が多発している理由とその対策を考えるのでしょうが、一枚イエローをもらった選手を早めに代えたら代えたでその選手がいなくなる弊害とも向き合わざるを得ず、頭が痛いところ。

・お気持ち論になりますが、今年の浦和がやたら忙しい、落ち着きがないサッカーをする(特にビハインドになった際に顕著)ようになったのと根っこが似ていて、開幕前に「勝利への飢え」を全面に打ち出したのが悪い方へ転んでいる気が少々。選手個人であれ、集団であれ、メンタルコントロールは難しいものです。

・監督は当然のことながら、チームがどうも上手く行かない、選手が同じ方向を向いているような気がしない際にはチームキャプテンがビシっと締めてほしいもの。

・試合後ショルツが「もちろんチームの一体感は大事ですが、お互いに対する要求をさらに高めていく必要があると思います。今シーズン勝利を必要としていますから、そうした姿も必要だと思います。」と語っているところから察するに、なんか上手く行ってないことは誰もが判っているけれども、イライラ&モヤモヤがチーム内で燻っているだけで、誰かが音頭を取って解決の方向へ踏み出そうとはしていないんじゃないかなぁ??? たぶん徳島ではそういう役回りだったであろう岩尾は今のところ自分のことだけで精一杯っぽいし。

・伊藤退場で試合がぶち壊れるまでは、浦和は悪くはなかったものの決定機をアホほど作った訳でもなく、それでも清水の状態が浦和以上に芳しくないので勝てた試合だったという感想。総じてユンカーが復帰し、モーベルグや松尾と新戦力が加わってまたまたチーム作りを一から始めた印象を受けました。

・ユンカーはもちろん、松尾もモーベルグも縦に速い、縦に仕掛けたがる選手のせいか、浦和の攻撃はボールをしっかり保持している時ですらスルーパスだとか後方から裏抜け狙い縦パスを多用しがち。ボールをしっかり保持しながら相手の嫌なところ、嫌なところを着実に突き続けるような攻めが少なくなっており、そんな傾向ゆえに「リカ保守本流」的な攻撃に向いた岩尾がほとんど輝かないような・・・たぶん今の浦和のスタイルなら後方から意表を突いたような縦パスが出せる平野のほうが適任かと。

・松尾を中へ絞った位置に立たせたのは松尾を「リカ保守本流」的な攻撃に組み込む意図なのでしょうが、昨年の汰木同様モノになるのはちょっと時間がかかるかも。

・端的にいえば今の浦和は「3年計画の3年目」どころか「3年計画の実質2年目」ですらなく、「3年計画の1.5年目」くらいの出来。この試合のスタメンで5人が新加入選手で、ここまで極端に選手を入れ替えると「二歩前進するための一歩後退」に見えてしまうのも仕方ないかなぁ。

・そしてまたまたセットプレーで失点。昨年のこぼれ玉を蹴りこまれるパターンから、今年は単にファーに蹴ってやられるパターンに変わってはいるけど、セットプレーでやられやすいこと自体は全然変わってないような・・・なんなんやろ、これ??

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《選手評等》

・突然の投入にも関わらず宮本&安居はよくやったと思いました。特に安居は初めて本来のポジションで起用されて本領発揮。宮本も酒井の控えとして馬渡の座を脅かすには十分な出来でしょう。共に小さくまとまろうとしない、やれることを目一杯やろうとしようとしていた辺りに好印象を抱きました。

・柴戸が安居に序列抜かれたのはびっくり!次節伊藤の代わりに誰が起用されるかが見ものです。

・札幌戦の出来を見たら小泉ベンチ外は仕方ないと思いますが、小泉がいないと江坂が下がってビルドアップに関与さぜるをえないのはちょっと辛かった。これも「リカ保守本流」的な攻撃が上手く行かない一因でしょう。

・松尾よりモーベルグのほうがリカ流に馴染むのは時間かかりそう。まあ故障離脱の松尾と違ってキャンプにすらいないのだから仕方ありません。この試合ではユンカーとモーベルグのパスが相互にわずかに合わずに決定機になり損ねた場面が序盤散見されましたが、あれがバシバシ通りだしたら相手には脅威だろうなぁ。もっともそうなったらなったて、浦和の攻撃はますます「リカ保守本流」から離れそうですが。

・知念は最終盤の高々度迎撃要員=ヴァウド対策として浦和デビュー。どんな形であれ、まずはおめでとう!! 大怪我と伝えられて帯同していること自体が不思議だった開幕京都戦での大畑浦和デビューほどの衝撃はないけど(苦笑)。

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-----ユンカー-----
松尾---江坂--モベルグ
---岩尾--伊藤---
大畑-ショルツ--岩波-馬渡
-----西川-----

(得点)
33分 江坂(PK)

(交代)
58分 ユンカー→安居(江坂CFで4-4-1へ)
58分 馬渡→宮本
81分 モーベルグ→明本
81分 松尾→関根
90+4分 大畑→知念

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---後藤--鈴木唯--
神谷--------片山
---竹内--宮本---
山原-鈴木義-ヴァウド-原
-----権田-----

(得点)
69分 ヴァウド

(交代)
61分 鈴木唯→オ セフン
61分 竹内→ホナウド
61分 後藤→中山
75分 神谷→滝
90+2分 片山→立田

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2022.04.06

Chu-Ru-Ri(ちゅるり)@十条 ~ 芳醇塩ラーメン

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 埼京線十条駅の南にあるバス通りを西へ500mほど。あるいは「雨ニモマケズ」や「讃岐うどん いわい」のある十条仲通り商店街を抜けた先。3年ぶりの再訪。先客3、後客5。

 店内の券売機ボタン左端の「芳醇塩ラーメン(850円)」を注文。ランチサービスはありませんが、ラーメン屋としては非常に珍しいことにおちょこサイズのアイスコーヒーのサービス付き。さらに卓上の漬物(白菜中心の浅漬け)が食べ放題。。
 
 メニューは他に「ちゅるり醤油ラーメン」「濃厚味噌ラーメン」「MAZE油そば」「ちゅる次郎」「濃厚魚介牛骨つけ麺」など。また「月変わり限定」の存在を伺わせる掲示板がありましたが、往訪時は提供なし。他客の注文は濃厚味噌とつけ麺とではっきり分かれていて、塩の注文はゼロ。

 店内は縦長L字型カウンター6席と4人卓×1。卓上には柚子七味、ミル入り胡椒、ラー油、オレンジビネガー。

Chururi2203001

 スープは動物系出汁がベースであることは判るものの、それ以上は判然とせず。塩ダレがちょっとうるさめですが、しょっぱくて嫌気が差すほどでもなく、飲み進むにつれて旨味がはっきりと判る塩梅。表面の脂がちょっと目立つものの味わいの上ではコクを加える程度に抑えられています。

 麺は中細ストレート。麺に黒い粒々が目立つ全粒粉入りで、心持ち水気が少なそうな蕎麦っぽい食感ながらも啜り心地は至って良好。

 チャーシューはしっとりとした仕上がりで淡白な味わい。具は他に大ぶりのメンマ、ほうれん草、白髪ネギ、なると、海苔。以前あった三つ葉&ラディッシュがなくなってチャーシューも一枚だけになり、その代わりになるとと海苔が加わったようで、値段を抑えるのに苦心している様子が伺えます。その甲斐あってか、このエリアではやや高いと思われた難点もすっかり目立たなくなりました。

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2022.04.05

第一滝本館@登別温泉

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 登別温泉バスターミナルから「極楽通り」を登って5分強。地獄谷の手前、大型温泉旅館だらけの登別温泉の中でもひときわ大きいので非常に目立ちます。ただ日帰り入浴客と宿泊客と完全に動線を分けているのが特徴で、日帰り入浴客は勝手口みたいな小さな裏口から入ることに。
 
 入浴料金は2,250円と高め(フェイスタオル&バスタオル付き)ですが、とにかく大浴場がバカでかい上に多種多様な泉質が楽しめることを考えると全くリーゾナブルと言っていいでしょう。
 
 大浴場は2階に分かれており、湯舟は35もあるんだとか。さらに水着着用で入るプールまで備えています。また泉質は硫黄泉・芒硝泉・酸性緑ばん泉・食塩泉・重曹泉と5種類もあって、いろんな湯舟をぐるぐる回るインセンティブに!! しかも風呂はいずれも概してややぬるめ(酸性緑ばん泉は一際ぬるい)なのでついつい長風呂に。

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 また大浴場からは地獄谷が一望できるのも嬉しいポイント(写真は屋外で撮影)。眺望の良さは登別温泉の旅館の中ではぶっちぎりかも。

 日帰り入浴目線での難点は、日帰り入浴客用に大広間等を開放しているわけではないので風呂上りに寝転がる場所がないこと。休憩できる椅子も一応あることはあるといった程度で、この辺は日帰り入浴専用施設ではないどころか登別温泉を代表する巨大旅館ゆえ仕方ないかなぁ。

 でもそんな難点が些細なことに思えるくらい大満足でした。

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豚角煮コンボ牛めし@松屋

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 松屋が2022年3月29日より期間限定発売中の「豚角煮コンボ牛めし(680円)」を試食。
 
 「豚角煮コンボ牛めし」は、「松屋の定番『牛めし』と豚角煮、半熟玉子を一度にお召し上がりいただける欲張り丼です。豚角煮は、松屋特製"豚角煮ダレ"で時間をかけてじっくり煮込み、調理の最後に『追いタレ』でさらに美味しく仕上げた歯ごたえの柔らかい"とろとろ&しみしみ"な角煮です。『追いタレ』は豚角煮だけでなく牛肉、半熟玉子との相性も抜群。」というのが松屋のウリ文句。

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 豚角煮を使った丼ものはすき家やなか卯が割と頻繁に出していますが、松屋も2020年8月に「牛と味玉の豚角煮丼」を出したことがあって全くの新機軸ではありません。というか、「牛と味玉の豚角煮丼」のマイナーチェンジに過ぎない気も少々。味玉が半熟玉子に変わり、白髪ネギがなくなって10円値下げといったところでしょうか。

 豚角煮と大きく出た割には些か厚みに欠ける気がしますし、それ以上に「とろとろ」というのはどう見ても誇張し過ぎですが、「しみしみ」は確かで味わいは十二分に豚角煮風。ただこれだけで丼を構成するとすぐにしつくて飽きてしまいそうなところ、定番というか松屋のラインナップで最も評価されていないであろう「牛めし」と組み合わせることで上手く変化をつけています。
 
 これだけだとしつこく、くどくなってしまいそうなところ、半熟玉子を絡めて味わいをマイルドにしたり、刻み青ネギを箸休めとしたりと構成もなかなかよく考えられています。
 
 ただ「追いタレ」が少々蛇足気味。豚角煮は「しみしみ」でこれだけで十分ご飯のおかずになるのに、追いタレで無駄に味を濃くしすぎているような気も。まぁやたら味を濃くしてしまうのは松屋の客層に合わせた結果なのでしょうが(苦笑)。

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2022.04.04

元祖長浜屋@赤坂(福岡) ~ ラーメン

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 福岡市地下鉄赤坂駅から海へ向かって徒歩10分程度。浜の町公園の北辺り。大昔に一度来たことがあり、鮮魚市場がすぐ近くにあってかつては少々殺風景なところだったはずですが、すっかり再開発が進んでただの臨海エリアに。昼飯時を外して往訪したにも関わらず先客7、後客20人以上と相変わらずの人気ぶり。しかし店の性格上回転は頗る良いので行列も苦になりません。
 
 店外の券売機で「ラーメン(550円)」を注文。というか、メニューはこれしかありません。着席すると麺の硬さを聞かれたので「硬め」でお願いしました。
 
 店内は6~8人掛けのテーブルが4卓のみ。テーブルの間隔が広いので「子供が走り回らないように」と注意書きがあるのも納得。卓上には紅生姜、白ごま、コショウ。テーブル中央には山積み状態の湯のみ茶碗とぬるいお茶が入ったバカでかいヤカンがあるのが邪魔で、座った場所によっては調味料類が取り辛いのが困りもの。またレンゲも店の片隅にある給水器横に固めて置いてあり、デフォルトでは出てきませんでした。

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 ラーメンしかメニューがないので「座るや否やラーメンが出てくる」という話を聞いたことがありますが、さすがにそれは都市伝説だったようで(苦笑)。
 
 スープはとにかく超あっさり&サラサラ系で豚骨臭皆無。豚骨臭はともかく、濃厚豚骨出汁タイプの博多ラーメンに慣れると甚だ物足りないかも。それでも食べ進むとじんわり美味さが伝わってきます。

 麺は極細ストレートタイプ。硬めだと個人的にはすこし粉っぽく感じたので「普通」で良かったかなぁ。でも食べ進むうちに急速にスープに馴染んで実に良い感じに。なおこの店は「替玉発祥の店」と言われていますが、意外なことに替玉前提と言えるほど麺量が少ない訳ではありません。

 チャーシューはなぜかフレーク状。チャーシューの塩気であっさり過ぎるスープの味わいを補完しているのかも。他に青ネギが入っているだけでキクラゲや海苔はありません。

 なお近くに非常に似た屋号の店があって、かつては裁判沙汰になったそうですが、その類似店も結構賑わっていたのが印象的でした。

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【観戦記】22年第6節:札幌 1-1 浦和 ~ うーん、またしても勝てる試合を勝ち切れず

 浦和ペースだったかどうかは微妙な試合内容でしたが、優勢だった時間帯に浦和は2点目が取れず。さらに終盤ラフプレー連発が祟ってとうとう退場者を出してしまった札幌を攻めきれずと、結局同じことの繰り返しのような気も。

《スタメン》

・浦和は前節磐田戦直後に酒井と大畑の故障が判明。酒井はベンチ外となって代わりに馬渡がスタメン入り。さらに関根→モーベルグ、伊藤→柴戸、小泉→明本と前節からスタメンを4名入れ替え。大畑は何事もなかったかのようにスタメン入り(苦笑)

・酒井の故障に伴って宮本がベンチ入りした他、敦樹&平野とCHが2枚故障したため安居が久しぶりにベンチ入り。さらに練習試合で好調が伝えられた松尾がついにベンチ入り。

・札幌はコロナ陽性判定を受けた選手が大量に発生して前節C大阪戦ではレギュラー陣を大幅に欠いて闘わざるを得ませんでしたが、代表ウィークで2週間空いたのが幸いして前節欠場した菅野、宮澤、福森、菅がスタメン復帰。また小柏が故障中&興梠が契約上出場できないため、CFにシャビエルを起用。

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《試合展開》

・この試合で目を惹いたのが浦和がボール非保持時にかなりはっきりした4-3-3の形で相手にプレスをかけにいったこと。しかし序盤これが全くハマらず、7分サイドチェンジを高い位置にいる右WB金子に通され、金子に浦和左サイドを抉られてシャビエルに決定機を許してしまいました。

・シャビエルのはバーの上で事なきを得ましたが、傍目にはその後も浦和の前ハメはハマりそうでハマっているようには見えず、札幌らしいサイドの高い位置にいる選手への大きな展開を何度も許してしまいました。ただ、そうなってしまうのはある程度織り込み済みなのか、サイドに展開された後の折り返しを浦和両CBがことごとく弾き返してなんとか防戦。最初のシャビエルの決定機以降は札幌にチャンスらしいチャンスを作らせませんでした。

・逆に浦和はマンツーマン気味にガンガン前からプレスをかけてくる札幌のいつもの手口に苦戦。おまけに札幌が次々と繰り出しラフプレーに対して井上主審がイエローカードを全く出さないので札幌のやりたい放題になってしまい、浦和はチャンスになりかかったところで往々にして試合はぶつ切りに。

・浦和が初めて良い形を作ったのは20分犬飼が柴戸へパスを付け、柴戸ががら空きの中盤を単騎突進してユンカーへスルーパスを出した場面。惜しくもオフサイドになってしまいましたが、札幌の「総員前プレ」を逆用してその背後に出来る広大なスペースを上手く活用した場面だったと思いました。

・この辺りからようやく浦和が攻勢に転じ、26分馬渡のクロスに対して福森がバンザイハンド。浦和FKで再開しようとしていたところでやおらVARが介入し、ハンドがボックス内だったことが判って井上主審はPKを宣告。30分モーベルグがGKの逆を突くような形でPKを決めて浦和が先制。

・一方38分金子のシュートがボックス内で岩尾の手に当たるも、これはVARと交信の末にハンドなしとの判定。

・39分ロングボールを契機に左サイドからユンカー→江坂→モーベルグと繋がり、モーベルグがボックス内で反転シュートを放つものの、強いシュートが撃てずにGK正面。

・そして浦和がなんとか出口を見つけ、モーベルグが前を向いた時のカウンターの威力は凄まじいのなんの。44分ロングカウンターでモーベルグが右サイドを単騎疾走し、ドリブルの緩急で対面の福森を難なく剥がしてボックス内のユンカーに折り返したものの、ユンカーのシュートを菅野がビッグセーブ。続くCKからの流れで2度シュートを放ったものの、札幌の人垣に当たってゴールならず。

・浦和は56分ユンカー→関根、モーベルグ→松尾を早めの交代。しかも江坂ではなく松尾がCFに入っているのには心底驚きました。

・共に90分出来るコンディションではないのでしょうが、リカは試合後「1-0で勝っていた中で、少しずつインテンシティーを保つことが難しくなってきていました。特に我々の右サイドで、相手の攻撃で押し込まれる場面が増えてきたので、そこでモーベルグやキャスパー ユンカーが少し落ちてきたのかなと思いました。」と説明。

・確かにこの交代でプレス強度は格段に上がったものの、有効だったかどうかはかなり微妙。そのせいか、結局撤退を強いられて5-4-1で守っている場面が増えてきたように感じました。

・一方札幌は60分シャビエル→中島、福森→フェルナンデスと交代。中島を入れて前線に高さを加えると同時に、金子をシャドーに上げる形に。

・坊主頭の中島はもう投入直後からラフプレー全開。65分荒野の浮き球パスで裏抜けしたところまでは良かったもののトラップが流れ、捕球体制に入った西川に対して明らかに間に合わないタイミングで足で突っ込むご乱行。これにはさすがの井上主審もたまらずイエローを提示。ただ西川が暴行を受けた直後に中島の頭を小突いたのは不問に付したみたいで。

・そして72分左サイドからの高嶺のクロスがボックス内の金子に通り、金子が大畑を背負いながら反転シュート。これが見事に決まって同点に。金子の位置はオフサイド臭かったのですが、VARと交信した末にゴール認定。前半からサイドからの放り込みの形は何度も作っていましたし、そこにターゲットとして中島を入れ、かつ金子をシャドーに上げたミシャの采配が当たった格好です。一方大畑はこの試合を通じて金子にやられっ放し(つД`)

・ところが77分ラフプレー連発の札幌に対して、ついに厳罰が!!! 荒野が後方から足の裏で松尾のふくらはぎにアタックするというあんまりな乱行についてVARが介入して当然ながら一発レッドに。

・数的優位になった浦和はすかさず小泉を投入して大攻勢を仕掛けるも、この小泉が大プレーキ。5-3-1でドン引きにならざるを得ない札幌を攻め倦むどころかしょーもないボールロストでカウンターを食らいかかる始末。松尾のドリブル自体はキレがあるものの、周囲とは全くかみ合わずにまさに孤軍奮闘状態。クロスを入れても中にいるのは明本では限界ありすぎ。

・ATにはミシャがなぜか激昂、大暴れする一幕があってもともと7分もあったATがさらに延長。その延長された時間中、犬飼を上げてパワープレーに転じたところで犬飼が負傷。最後の最後に小泉→江坂の決定機を作ったものの、江坂のシュートはわずかに枠を逸れて試合終了。

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《総評》

・DAZNのスタッツだとシュート数は9対14で浦和のほうが多く、おまけに札幌のはシュートブロックされているものが多くて枠内シュートは得点になったあの一本しかなかった一方、浦和は6本。またボックス内からのシュートも浦和がずっと多かったようで、スタッツ上は浦和が優位。しかし、決定機の数でも浦和が札幌を凌駕していた印象はなく、勝てる試合だったが間違いなく勝てた試合だったというほどでもなく、残念ながらドローは妥当な範囲内だと思います。

・前半は6割方札幌がボールを支配したもののシュート数は浦和の方が多いという試合内容。中断期間中にリカが札幌対策として仕込みに仕込んだと思しき4-3-3の布陣の成果は、上記のように個人的にはなんとも微妙と感じたのですが、試合後のリカは「我々は前半、非常にいいプレーができたと思います。攻撃だけではなく、前からプレスもかかっていましたし、自陣のゴール前でのディフェンスもしっかりやれていたと思います。」と予想外に上機嫌。

・リカが指摘するように「間で受けるプレーだったりコンビネーションだったり、そういったところが少し欠けてしまった」のは確かで、カウンター主体のやたら忙しい試合になったのはリカ的に不本意なのは間違いないでしょうし、「おもてたんとちゃう!!」みたいなボヤキが試合後もうちょっと入ると思ったのですが(苦笑)。

・前半の決定機を決められなかったのを嘆いたところで、最も決定的なのを決められなかったのが「J2オールスターズ」の面々ではなく、よりによって44分ユンカーなので怒りのやり場もありませんし。ユンカーは磐田戦でも決定機逸が多く、まだまだ本調子にはほど遠いのかも。

・守っては何だかんだと言ってもサイドチェンジで高い位置にいるWBへ展開するミシャ得意の形を何度も作られており、一つは決められても別に不思議はなかったかと。結果論ですが、選手交代はミシャの方が上手くハマった(=クロスへのターゲットを増やした)ようですし。

・そしてこの試合の最大の反省点は終盤数的優位になったにも関わらずロクに決定機を作れなかったこと。この点についてリカも「小泉の投入もあり、その中で4-3-3での崩し、内側や外側をうまく使っていく、そういった狙いを持ちながらやっていきました。」と語ってはいるものの全然上手く行っているようには見えず。結局のところドン引きの相手に対しては数的優位であっても「J2オールスターズ」では崩しきれないという昨年来の課題は残ったままのようで。

・そこで強力な替え駒としてショルクが待たれる訳ですが、こんな試合を見るとなんで電柱型CFを取らなかったのかという気も。

・そしてこの試合の印象が良くないのは浦和の出来よりもむしろ札幌がラフプレー三昧のチームになり下がったことかも。マンツーマン気味の守備なので一対一で負けたら終わり。そこから守備が連鎖的に破綻するので相手に強く当たり勝ちなのは別に構わないのですが、後方からのファウルがやたら多いのにはとにかく参りました。もともと守備の構築には全く定評がないミシャですが、札幌でも長期政権の末にとうとう煮詰まるところまで煮詰まってしまって、あとは焦げるばかりのようで。とにかく極めて残念でした。

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《選手評等》

・岩尾はこの試合みたいなカウンター主体の展開だとスタメンで出す意味がないかも。こんな試合こそフィジカルが強い敦樹向きだと思いましたが、残念ながら中断期間中に小破して欠場。岩尾は「ボールをしっかり握る」、そして「相手の嫌がるポジションを取る」というリカ本家本流向きの選手で、リカがあれこれバリエーションを付け出すと途端に機能しなくなるみたいな。

・松尾がついに浦和デビュー。松尾個人のドリブルのキレはあり、今後に大いに期待できる出来でしたが、残念ながら誰とも噛み合わないポポ状態。もっともこの点については松尾自身も「今日の試合では味方とあまり連係できませんでしたので、僕の特長を分かってくれれば、もっといいプレーができると思いますし、チームとしても脅威になれると思います。」と連携不足を認めており、時間が解決する問題でしょう。

・また交代直後にCFへ投入されたことについて松尾は「トレーニングでもやっていました。僕自身として違和感はありませんでした」と意外な答え。でも「チームの状況や組み合わせでサイドの方がいいということで、途中からサイドになりました」と誰が見てもそうなるだろうという結果に(笑)

・札幌ドームでの観戦は2017年以来5年ぶり。そう、ミシャの首が飛んだあの試合以来。札幌ドームは「ドームと称する何か」と違って外気が全く入らないので外出時に合わせて厚着していったらドーム内は暑いのなんの。

・今回はバックスタンドでステルス観戦。でも札幌ドームのバックスタンドって後方だとピッチが遠く、前方だと高さがないという結構なクソ席なんですなぁ・・・しかもやたらファウルで試合はぶつ切りになり、さらにしょっちゅうVARが介入するという、どう見ても「クソは細部に宿る」としか言いようがないクソ試合で、現地ではわからんことだらけでしたヽ(*`ェ´*)ノ

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江坂---ユンカー--モベルグ
--明本----柴戸--
-----岩尾-----
大畑-犬飼--ショルツ-馬渡
-----西川-----

(得点)
30分 モーベルグ(PK)

(交代)
56分 ユンカー→関根
56分 モーベルグ→松尾
78分 柴戸→小泉
90+11分 犬飼→岩波(負傷による交代)

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-----シャビエル----
--荒野----駒井--
菅--高嶺--深井-金子
-福森--宮澤--田中-
-----菅野-----

(得点)
72分 金子

(交代)
60分 シャビエル→中島
60分 福森→フェルナンデス
70分 宮澤→岡村
90+2分 駒井→青木

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2022.04.03

金太@川口芝 ~ 熟成ランチ

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 産業道路「芝宮根」交差点の北。最寄り駅は一応蕨ですが、かなり距離があります。ほぼ2年ぶりの再訪。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機を見ると、店お勧めは「熟成鶏そば(780円)」で、それに「本日のまかない飯」が付いた「熟成ランチ(950円)」を注文。往訪時の「本日のまかない飯」は「丸鶏スープのカレー丼 or ローストポーク丼」で、ローストポーク丼を選択。でも前回往訪時の「本日のまかない飯」も同内容だったので日替わりではないのかも。なお「熟成鶏そば」は醤油か塩を選べるそうなので、醤油にしました。

 他にメニューは鶏そば(醤油・塩)、蟹つけ麺、金太のまぜそば、渡りガニつけ麺(20食限定)。また往訪時は期間限定で「味噌ラーメン」を販売していました。さらにどういうわけか「揚げパン」も販売。

 店内はL字型カウンター8席と2人卓×2。但し、カウンター席は一席置きにしか座れないように配慮。卓上にはブラックペッパー、醤油、酢、自家製の「食べるラー油」。店はご夫婦で切り盛りしているのかな?

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 とろみが強めのスープは「赤鶏の丸鶏、モミジ、ぼんじりを長時間煮込んだ鶏白湯に羅臼昆布、焼きアゴ、フランス産ゲランド塩を使った塩ダレを合わせた」とのこと。よく言えば鶏白湯の旨味が前面に出まくった、悪く言えば鶏臭さが少々残る一杯です。「醤油」が若干うるさいというか味が濃すぎるきらいがなくもないので、「塩」のほうがベターだったかも。
 
 麺は中細ストレートタイプ。若干硬めの仕上がりで、しっかりした噛み応えがあってまずまず。

 具は超淡白な鶏チャーシューが3枚と小さな鶏団子、さらに青菜、白髪ネギ。

 店では「食べるラー油」を勧めていましたが、前回ラー油の脂臭さがシンプルな鶏白湯スープの旨味を欠き消してしまう感じだったので今回は割愛。というか、デフォルトのスープの出来が良く、飽きも来ないので特に味変の必要はないかと。

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 「ローストポーク丼」は薄くて柔らかくて赤みが強いハム状で、これ自体は割と淡白な味わいですが、ウズラ卵に添えられた和風寄りのタレが絶品で、サイドメニューとしては上々の出来。
 
 「ランチセット」には替玉サービスも付くようですが、さすがに替玉には手が伸びず。というか、このスープに替え玉は不向きかと。

 次は「まぜそば」を試してみます。

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2022.04.02

笑樂 博多駅店@博多 ~ もつ鍋定食

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 JR博多シティ・アミュプラザ博多の10F。西中洲に本店があるもつ鍋専門店ですが、博多駅店を往訪したのはランチタイムに一人用のもつ鍋「もつ鍋定食(1450円)」を出していることを知ったため。行列が出来るほどではありませんが、早い時間帯から店は賑わっていました。
 
 しょうゆ味、みそ味、塩味を選べるのでしょうゆ味をチョイス。

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 卓上には予めIHコンロが設置されており、もつ鍋のニラに火が通るまでしばし我慢。もつ鍋以外には酢もつ、辛子明太子、もやしナムル、ちゃんぽん麺が付いてきます。辛子明太子があるのにご飯が出てこないのが少々不可解でしたが、残念ながらご飯は別料金(+200円)でした。

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 もつ鍋の具材は、国産牛ミックスホルモン、キャベツ、ニラ、ごぼう、鷹の爪といったところでしょうか。もつの臭み消しを兼ねてかニンニクがかなりきつめ。でもその甲斐あってかホルモンの臭みや癖は全く感じず。また鷹の爪混じりということもあってピリ辛仕様。でもスープが濃すぎる、辛すぎるというほどもないのでスープも美味しくいただけました。
 
 最後はちゃんぽん麺を投入してフィニッシュ。脂が結構多いのでご飯を入れて雑炊にするよりちゃんぽん麺のほうがよさげ。
 
 気軽な「ひとりもつ鍋」に大満足でした。

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2022.04.01

担々まぜ釜玉うどん@丸亀製麺

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 2021年10月に試食したばかりの「担々まぜ釜玉うどん」。完売店舗が出るほどの大人気だったようで、それから半年も経たずに2022年3月15日から販売再開!! 早速「担々まぜ釜玉うどん・大(790円)」を試食。但し、「ひと口ごはん」がついた代わりに90円値上げ。また販売店もSC内店舗など小さめの店に限られているようで、ララガーデン川口店まで出かける羽目に。

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 「担々まぜ釜玉うどん」は、「茹で釜から直接どんぶりに盛り付けるもちもち食感の『釜抜き麺』に、だしの風味香る濃厚なごまだれを加えた和風仕立て。カイエンペッパーのシビれる辛さが加わったかつお粉と味噌のコクと花椒油のキレのある辛みの麻辣担々肉味噌、ラー油を絡めたシャキシャキ食感の白髪ねぎが食欲を刺激しクセになる味わいです。仕上げに、温泉玉子を添えてまろやかさを加えました。」というのが丸亀製麺のウリ文句。とりあえず何度もまぜまぜしてから試食。
 
 ウリ文句は昨年から微妙に変わっていて、ザーサイがなくなったのと肉味噌に「本場四川の」という修飾を止めたのが目を惹きました。前回試食時にも感じたのですが、「担々」という割にはあんまり辛くないんですなぁ・・・どうしてもごまだれが卓越しがちな上に、温泉玉子が担々ミンチの辛さを包み込んでマイルドにしてしまうようで。だから「本場四川」という修飾を止めたんでしょう。「カイエンペッパーのシビれる辛さが加わったかつお粉」もただの魚粉と大差ない様子。なんとなく「台湾まぜそば」をインスパイアした商品のように見受けられますが、如何せんうどんであることに引っ張られてめっちゃ和風の味わいです。

 また総じて味が濃すぎて飽きが来るのが早いので、箸休め代わりに青ネギをたっぷりと加えるのが吉。天かすでコクを加えるのもまた良し。うどんを食べ終わっても丼の中にはネギやら肉味噌やらが大量に余るので、値上げして「ひと口ごはん」を付けたのは実にGJです。
  
 辛さに過大な期待さえしなければ、これはこれで食べ手を選ばないバランスの良い一品であることも確か。温泉玉子と濃厚ごまだれ、そして担々ミンチがなんらケンカしないどころか見事に絡み合って旨味は抜群! 「安くてそれなりに美味く、それなりにお腹一杯になる。しかも老若男女一切食べ手を選ばない」という丸亀製麺らしい一品だと思います。

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