かんだ橋@神田 ~ 担々麺P
神田駅北口から神田警察通りを西へ。「天下一品 神田店」の裏あたり。先客ゼロ、後客2。
店内の券売機で「担々麺P(900円)」を注文。ランチサービスはありませんが、このメニューにはデフォルトで小ライス付き。担々麺専門店ですが、辛さ等のレベルは聞かれず。
「P」はプレミアムの略のようですが、Pではないスタンダードなメニューがないどころかメニューはこれ一本のみ。往訪時はサイドメニューどころかトッピングすらありませんでした。
店内はコの字型カウンター8席のみ。卓上にはラー油とザーサイ。
店の公式サイトによれば「麻辣より胡麻を感じる。痺れ辛いより香ばしい甘さを味わう。そういった、子供でも食べられるような、でも奥深い。懐かしさと旨味で満ちた『優しい担々麺』」を理想としたものだそうで。とろみ強めのスープは確かにごまだれが支配的ですが甘ったるく感じるほどではなく、わずかに舌を刺激する程度に辛さやスパイシーさで担々麺らしさを醸し出しています。香辛料にはわずかにカレーの顔も。辛さが物足りない方は卓上のラー油で各自調整してくれとのことでしょう。
麺は菅野製麺製の中細ストレートタイプ。水気の少なそうな、心持ちざらつき&ごわつきを感じる麺ですが、スープの絡みは上々で濃厚スープに全く負けていません。
具は肉味噌と水菜、ピーナッツと至ってシンプル。底に溜まったひき肉をサルベージしながら食べ進みましたが、スープが飲みやすいので穴あきレンゲはあってもなくても可。
近所の「鬼金棒」のような辛さや痺れを追求したタイプとはベクトルが真逆、優しさを追求した担々麺としてはなかなかの完成度で気に入りました。ただご飯を欲するタイプでもなく、ご飯のおかずになるほど具が多い訳でもないので、ご飯はオプションにして値段を下げてくれた方が正直ありがたいかと。
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