元祖長浜屋@赤坂(福岡) ~ ラーメン
福岡市地下鉄赤坂駅から海へ向かって徒歩10分程度。浜の町公園の北辺り。大昔に一度来たことがあり、鮮魚市場がすぐ近くにあってかつては少々殺風景なところだったはずですが、すっかり再開発が進んでただの臨海エリアに。昼飯時を外して往訪したにも関わらず先客7、後客20人以上と相変わらずの人気ぶり。しかし店の性格上回転は頗る良いので行列も苦になりません。
店外の券売機で「ラーメン(550円)」を注文。というか、メニューはこれしかありません。着席すると麺の硬さを聞かれたので「硬め」でお願いしました。
店内は6~8人掛けのテーブルが4卓のみ。テーブルの間隔が広いので「子供が走り回らないように」と注意書きがあるのも納得。卓上には紅生姜、白ごま、コショウ。テーブル中央には山積み状態の湯のみ茶碗とぬるいお茶が入ったバカでかいヤカンがあるのが邪魔で、座った場所によっては調味料類が取り辛いのが困りもの。またレンゲも店の片隅にある給水器横に固めて置いてあり、デフォルトでは出てきませんでした。
ラーメンしかメニューがないので「座るや否やラーメンが出てくる」という話を聞いたことがありますが、さすがにそれは都市伝説だったようで(苦笑)。
スープはとにかく超あっさり&サラサラ系で豚骨臭皆無。豚骨臭はともかく、濃厚豚骨出汁タイプの博多ラーメンに慣れると甚だ物足りないかも。それでも食べ進むとじんわり美味さが伝わってきます。
麺は極細ストレートタイプ。硬めだと個人的にはすこし粉っぽく感じたので「普通」で良かったかなぁ。でも食べ進むうちに急速にスープに馴染んで実に良い感じに。なおこの店は「替玉発祥の店」と言われていますが、意外なことに替玉前提と言えるほど麺量が少ない訳ではありません。
チャーシューはなぜかフレーク状。チャーシューの塩気であっさり過ぎるスープの味わいを補完しているのかも。他に青ネギが入っているだけでキクラゲや海苔はありません。
なお近くに非常に似た屋号の店があって、かつては裁判沙汰になったそうですが、その類似店も結構賑わっていたのが印象的でした。
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