豚角煮コンボ牛めし@松屋
松屋が2022年3月29日より期間限定発売中の「豚角煮コンボ牛めし(680円)」を試食。
「豚角煮コンボ牛めし」は、「松屋の定番『牛めし』と豚角煮、半熟玉子を一度にお召し上がりいただける欲張り丼です。豚角煮は、松屋特製"豚角煮ダレ"で時間をかけてじっくり煮込み、調理の最後に『追いタレ』でさらに美味しく仕上げた歯ごたえの柔らかい"とろとろ&しみしみ"な角煮です。『追いタレ』は豚角煮だけでなく牛肉、半熟玉子との相性も抜群。」というのが松屋のウリ文句。
豚角煮を使った丼ものはすき家やなか卯が割と頻繁に出していますが、松屋も2020年8月に「牛と味玉の豚角煮丼」を出したことがあって全くの新機軸ではありません。というか、「牛と味玉の豚角煮丼」のマイナーチェンジに過ぎない気も少々。味玉が半熟玉子に変わり、白髪ネギがなくなって10円値下げといったところでしょうか。
豚角煮と大きく出た割には些か厚みに欠ける気がしますし、それ以上に「とろとろ」というのはどう見ても誇張し過ぎですが、「しみしみ」は確かで味わいは十二分に豚角煮風。ただこれだけで丼を構成するとすぐにしつくて飽きてしまいそうなところ、定番というか松屋のラインナップで最も評価されていないであろう「牛めし」と組み合わせることで上手く変化をつけています。
これだけだとしつこく、くどくなってしまいそうなところ、半熟玉子を絡めて味わいをマイルドにしたり、刻み青ネギを箸休めとしたりと構成もなかなかよく考えられています。
ただ「追いタレ」が少々蛇足気味。豚角煮は「しみしみ」でこれだけで十分ご飯のおかずになるのに、追いタレで無駄に味を濃くしすぎているような気も。まぁやたら味を濃くしてしまうのは松屋の客層に合わせた結果なのでしょうが(苦笑)。
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