馥@獨協大学前 ~ 山形辛味噌らーめん
東武伊勢崎線獨協大学前駅東口から高架沿いに南へ。斜向かいにスーパー銭湯あり。約1年半ぶりの再訪。商業地から離れたところにぽつんと建っています。屋号は読めないどころか、他で使っているのを見たことがない漢字ですが、「かおる」と読みます。
11時の開店5分前に到着したところ、定時より早く店を開けていたようでなんと店内は既に満席で外待ち1に接続。中で食べている様子はなかったので必然的に長期戦を強いられ、結局配膳まで30分ほどかかりました。退店時外待ち4。相変わらず結構な人気店のようです。
いつの間にか店内に導入された券売機で「山形辛味噌らーめん(880円)」を注文。ランチタイム(なんと17時まで!)はごはんor肉めしor海苔or味付玉子orパンナコッタor韓国風明太ごはん無料とのことなので韓国風明太ごはんを付けてもらいました。ランチサービスの内容は微妙に見直されているようで、前回あった「大盛」や「杏仁豆腐」がなくなって「パンナコッタ」が追加されていました。
メニューは他に「中華そば」「ねぎそば」「肉そば」「煮干し中華そば」季節限定の「生姜らーめん」等。「中華そば」は麺の種類を選べるようですが、「山形辛味噌」は何も聞いてきませんでした。
店内はL字型カウンター5席と2人掛けテーブル2卓。卓上には胡椒、酢、唐辛子、白ごま、豆板醤、ガーリックチップ。あまり大きくない店なのにコロナ対策で席間に間仕切りを設けたり、ビニール幕を張ったりしているので一層手狭に感じます。
辛味噌の赤と青海苔の緑が映える、赤湯の「龍上海」と良く似た外観が特徴。赤味噌を溶かす前にベースとなるスープを味わってみましたが、ベースは豚骨など動物系の出汁が主体かな? 白味噌仕立てでかなり甘めの味わいです。
そこでちびちびと赤味噌を溶かしてゆくとピリ辛風味となり、さらににんにく効果で格段に味に深みとこってり感が増してきます。全部溶かしたところで辛さはたいしたことありません。また以前は全部溶かすとちょっとしょっぱくなりすぎる嫌いがあると思いましたが今回はそれほどでもなく。たっぷり目に添えられた刻みネギが良い箸休めに。
麺は並太平打ち縮れ麺。つるつるとした口当たりですが、やや柔らかめの仕上がりでスープにたいして少々負け気味の印象。
チャーシューは濃い目にしっかり煮込まれながら肉肉しい噛み応えもちゃんと残っていて気に入りました。前回は「やや脂身が多目ながら脂臭くならないぎりぎりの範囲内で、とろっとした味わい」という印象だったので、芸風を変えたのかな? 他にメンマ、ナルト、海苔。
韓国風明太ごはんは無料なのが不思議なくらい明太子がたっぷり。チャーシューが絶好のおかずに。
スープ・麺・チャーシューとも前回と印象が違う面が多々あって結構味にブレがある可能性があるものの、ランチサービスを合わせ考えるとコストパフォーマンスは抜群で、味も十分満足できる出来。これなら早い時間帯から繁盛しているのも納得。
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