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2022.04.25

【DAZN観戦記】ACL2022 GS MD4:浦和 0-0 大邱 ~ 終始優勢だが勝ち切れないお馴染みの光景

 終始浦和が優位に試合を進め、大邱にはほとんど何もやらせませんでしたが、最後の最後まで点は取れずにスコアレスドロー。今年のリーグ戦でもはやお馴染みとなった光景を繰り返しただけに。

《スタメン》

・浦和は出場停止の岩尾に代えて柴戸をスタメン起用した他、ユンカー→シャルク、小泉→モーベルグ、松尾→関根、大畑→明本とスタメン5名を入れ替え。

・外国人枠の関係でユンカーがメンバー外になったのはともかく、不振の小泉もいきなりベンチ外。代わって故障明けの平野がついにベンチ入り。

・大邱は驚いたことに前節と全く同じスタメン。ライオンシティ戦で一発退場となった韓国代表の33番はベンチにもおらず。

Nicene

《試合展開》

・大邱はやはり前回対戦時同様基本5-4-1の構え。さすがにリカはこの出方は予想通りと見え、前回対戦とは対照的にボール保持には拘らずに縦に速い攻めを繰り出して大邱が5-4-1でドン引きになる前にWBの裏を突く攻撃パターンが数多く見られました。

・2分この形で左サイドを突破して得たCKで、江坂CK→ファーで引いた位置にいたシャルクがアーク付近から走り込んでボレーシュートを放つもGKセーブ。5分カウンター気味に得たチャンスで江坂縦パス→モーベルグ折り返し→シャルクの決定機もGKセーブ、こぼれ玉を拾ったモーベルグシュートもDFを直撃して枠外へ。

・またサイドチェンジでモーベルグに預けてからの右サイド攻撃も効果的。11分、13分とモーベルグへの大きな展開からモーベルグ自らフィニッシュに持ち込むも、これまたいずれも決まらず。

・大邱は相当混乱しているのか、守備の破綻を覆い隠すように恒例のダーティーなファウルを連発して3分、9分と早くもイエローを頂戴。主審は大邱の汚いやり口をちゃんと見ていて実に頼もしいと思ったのですが、これが壮大な罠だったとはなぁ・・・

・20分を過ぎるとゲームは徐々に落ち着き出し、浦和の決定機も僅少に。35分江坂のコントロールショットもGKがセーブ。

・浦和の布陣は前回対戦時のような酒井を高く上げる形ではなく、むしろ明本をやや前に押し出す左肩上がり気味。大外にモーベルグが張って中を酒井が駆け抜けて大邱最終ラインを破る場面も何度か見られましたが、酒井のクロスは悲しいくらいに誰にも合わず、前半終了間際にクロスがシャルクにわずかに合わなかった場面があっただけ。右サイドからのクロス攻撃で最も可能性があったのは44分モーベルグ高速クロスがわずかに伊藤に合わなかった場面でしょうか。

・前半の大邱はほとんど何も出来ておらず、15分左サイドからクロス→ラマスヘッドがわずかにバーの上だったくらい。浦和は前回対戦時の教訓を生かして大邱にカウンターのチャンスすら与えず。

・ただ大邱は引き分けでも全く困らない立場なので、まずは後半頭から左WB鈴木やイエローをもらった7番の左CBを下げる等の3枚替えで前半モーベルグにやられまくった左サイドをテコ入れ。それでもモーベルグは53分酒井とのワンツーで強引に相手守備陣をこじ開けて際どいシュートを放つ場面がありましたが、さすがに消耗が激しくて60分くらいから急激にフェードアウト。酒井がモーベルグとの連携で最終ライン裏へ抜け出る場面は全く見受けられなくなりました。

・右サイド攻撃が停滞気味なので左サイド攻撃に期待がかかるものの、これがどうにも形にならず。関根は再三サイドを突破するところまでは良いものの、肝心なところでどうも持ちすぎてしまって結局潰されるの繰り返し。63分関根左サイドからの横パスを前に出てきたショルツがシュートを放つもGK正面。そのこぼれ玉に詰めようとしたシャルクが後方から倒されているように見えましたがPKはなし。

・この辺から主審はかなり怪しげになっており、61分32番の足裏を見せてのスライディングタックルという極めて悪質なプレーに対してレッドではなくイエロー止まりにしたかと思えば、75分大邱の繰り出すあれやこれやに比べれば悪質でもなんでもない柴戸のファウルに毅然としてイエローを出す迷走ぶり。後半開始早々ショルツがラグビー紛いのタックルを受けているのになぜかショルツのファウルになった場面は全く理解不能でしたし・・・・

・66分関根→松尾、シャルク→大畑と代えて左サイド攻撃の活性化を図るも、松尾はやはりスペースがない局面では活きないと見えて縦への突破はほとんどなく、あまり意味を感じられないカットインに終始。松尾が大外に張って、大畑に中を走らせるプレーのほうがまだ可能性を感じましたが決定打には至らず。

・そしてイエローをもらった柴戸をやむなく75分に平野に交代。ただこの交代がむしろ幸いして平野が後方からボールをワイドに散らすことで浦和がリズムを取り戻したかのように見えましたが、運が悪いことに酒井が故障して81分馬渡と交代。

・もっともビハインドの局面での馬渡投入はある程度理に適っていてモーベルグが完全に消えているにも関わらず右サイド攻撃が再活性化。82分右サイドから江坂のクロスはわずかに明本に合わず。そして85分スローインからの攻撃で江坂→伊藤が右サイドを深く抉っての横パスを明本が合わせきれず。この試合で浦和が最もゴールに近かった場面でしたが・・・

・残念ながら最後は高さのある相手に高さのない浦和がハイクロス攻撃を仕掛け続けるという何の可能性も感じられない虚無状態に。91分平野浮き球縦パスがボックス内の江坂に通り、最後は伊藤のシュートに繋がったのが唯一可能性があっただけで、それもバーの上。

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《総評》

・シュート数18対4、CK8対0というスタッツが示す通り、浦和が終始大邱を圧倒しており、大邱の決定機らしい決定機は15分の一回こっきり。どう考えても浦和が勝って然るべき試合内容でしたが、結果はスコアレスドロー。内容はともかく結果はドローでも全く問題ない大邱の思惑通りとなってしまいました。

・ライオンシティーにカウンターを食らいまくった大邱が強いチームとは全然思えないのですが、浦和もこれまた強くはない。終始優勢で勝って然るべき試合を勝ち切れないどころか、あまつさえ負けてしまうというのは今季のリーグ戦で何度も見た光景。最後の最後までフィニッシュが残念でした。シャルクはどう見てもCFタイプではなく、明本はCFで使えないこともないが点取り屋ではない。

・ただシュート数の割には「後は決めるだけ!!」「なんでそれが入らんのか!!」という場面は案外少なく、その前のラストパスの精度だとか、出し手と受け手の呼吸が合わないとかシュートを撃つ以前の場面で問題を抱えているようにも見え、これだとストライカータイプ、点取り屋タイプを最前線に置いてもさして問題は解決しない気も。

・さらに言えば、そもそも選手編成がACL仕様には程遠いチーム、ACLでは使い物にならない選手がゴロゴロいるチームが天皇杯優勝という「ごまめルート」でACLに出場し、今季もたった2勝しかしてないのにACLでいきなり好成績を上げられる訳がありません。とにかくACLは出続けることが大事。引き続きリーグ戦でのACL圏入り目指して頑張りましょう!!

・なおややこしいことに第4節消化時点では浦和がこのグループ首位。浦和・大邱・ライオンシティが勝ち点7で並んでいて、3チーム間の対戦成績では得失点差で浦和が首位になる勘定のようですが、今後浦和と大邱が共にライオンシティに勝つと、浦和は大邱に直接対戦で負けているのが響いて大邱が首位になるという星勘定。

・よって浦和は次節ライオンシティに勝って、大邱のやらかし待ちという立場に追い込まれました。最下位山東との対戦結果はノーカウントになるのは確実で最終節はいわば消化試合。次節にグループステージ突破がかかります。

《選手評等》

・シャルクをCFで使うとほぼゼロトップ状態に。これだと周囲との連携を深める時間がなかったのが仇に。使えないことはないと思いましたが、急場では無理があったようで。

・平野の復帰がこの試合最大の好材料。90分出来るコンディションではないかもしれませんが、岩尾より平野のほうがはるかに使いやすそうに見えました。もっとも平野は守備に回った時の軽さが目に余る系で、そんなにACL向きではない気も多々。


-----シャルク-----
関根---江坂--モベルグ
---柴戸--伊藤---
明本-ショルツ--岩波-酒井
-----彩艶-----

(交代)
66分 関根→松尾
66分 シャルク→大畑
75分 柴戸→平野
81分 酒井→馬渡

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