タマネギヘッドバッド@要町 ~ タマネギヘッドバット
有楽町線要町駅から至近距離ですが大きな通りには面しておらず、要町交差点角にあるセブンイレブンの裏辺りに立地。先客ゼロ、後客2。
店内の券売機を見て基本と思しき「タマネギヘッドバッド(800円)」を注文。ランチサービスなし。
メニューは「つけそばスープレックス」との2トップ。「まぜそばラリアット」のボタンもありましたが、往訪時は×印が点灯していました。また夏季は「冷やしヘッドロック」を用意している模様。商品名が奇抜なので、フツーのラーメン屋だと思って入って来たっぽい後客の婆さんに対して店員が説明に四苦八苦(苦笑)。
店内はカウンター7席と4人卓×1、2人卓×2。カウンター席の背後はやや狭小。さらに店外にテラス席らしきものがありましたが、実際に使っているかどうか不明。卓上にはミル入り粒黒胡椒と生姜酢。
フランスパンに赤いペースト状のものがべったり付いていますが、これは味変用のトマトペースト。
店のウンチク書きによればスープは「淡路産玉ねぎをじっくりと炒めて鶏スープと合わせ」「要の塩ダレはモンゴル岩塩に貝出汁を合わせた」とのこと。玉ねぎを前面に打ち出しているせいか、スープの色合いもなんとなく洋風スープっぽい気が。案内に従ってまずはそのまま飲んでみましたが、炒めた玉ねぎからくる脂のせいか少々脂っぽいのはともかく、残念ながら塩ダレがかなりうるさくてしょっぱいのが気になりました。
そこで「タマネギをよりもっと感じたい方は底の方からよくかき混ぜてください」との案内に従って天地返しを繰り返すと、玉ねぎの甘味が加わって塩ダレの妙な尖り、うるささがかき消される一方、旨味が増してぐっと食べやすくなります。というか、最初からかき混ぜてナンボじゃないかなぁ、これ。またかき混ぜ後も当然ながら味はやたら濃いままなので、せっかくのトマトペーストも味変としてはやや力不足。
麺は村上朝日製麺所製の平たい中太ストレートタイプ。つるつるした口当たりともっちりとした食感、強いコシが嬉しい逸品です。濃い味のスープに全く負けていません。
鶏チャーシューは厚切りで食べ応え十分。他に鶏ひき肉、揚げ玉ねぎ、紫玉ねぎ。「麩かな?」と思ったものはスープに浸かりっぱなしだったフランスパンの下半分でした(苦笑)。麺や具の量と比べてなぜか丼が小さいので、麺が泳がずに食べづらくて少々難儀。
この感じだと「つけそば」のほうが良いかも。
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